2024年04月20日
タナカモデルガン レミントン ニューモデル アーミー 後編
タナカのモデルガン、レミントン ニューモデル アーミーの後編です。
前編はこちら
完成してみるとピーメ(コルトシングルアクションアーミー)とはまた違う存在感に圧倒されます。
フレームなど金属の塊だし、ノンフルートのシリンダーもみっちり身が詰まっていて何よりデカい。
ハンマーの腐食部分など、思いがけずにビンテージ感が醸し出されて良い雰囲気…。
下からの眺めも伸びやかでメカメカしいのが魅力。
木製グリップはデフォルトで装備されていたみたいです。
5年ぐらい前にアキバの中古店で入手済みだったCMC純正アルミ缶入りニップルキャップ、確か3Kほどでした。
ニップルからシリンダー内は貫通しており、ニップルキャップに火薬を仕込んで発火させればガスはシリンダー前面に抜けます。
力強くキャップを叩く、ソリッドなハンマー。
ローディングレバーはこの角度で止まってしまい、弾込め用のプランジャーがシリンダー穴に収まることはありません。
安全対策なんでしょうね。
通常のリボルバーと違いシリンダー前面に52年規制用のスリットが入っています。
ローディングレバーを降ろし、シリンダーピンを前方に引けばシリンダーを素早くリリースできるのはアーミーならではの楽しいギミック。
映画ペイルライダーでイーストウッドがアーミー(金属薬莢モデルでしたが)のリロード場面でシリンダーごと手早く交換していました。
ピーメにはできない芸当です。
もう一つピーメに出来ない芸当、シリンダーにセフティノッチが刻まれており、ハンマーノーズをそこに落としておけば装填したままでも安全にキャリーすることができます。
ピーメはキャリー時には安全対策として一発抜く必要があるので、フル装填のままキャリーできるのは大きなメリット。
またグリップまで一体式の高剛性ソリッドフレームなので、弾が尽きた後こん棒替わりに使うシチュエーションではピーメより頼りになるかもです。
ピーメ(上、タナカガスガン)って、アーミーに比べると工業製品としてとてもシンプルで洗練されています。
逆に云えば、そんな扱い辛くて野暮ったいところがアーミーの大きな魅力ですね。
前編はこちら
完成してみるとピーメ(コルトシングルアクションアーミー)とはまた違う存在感に圧倒されます。
フレームなど金属の塊だし、ノンフルートのシリンダーもみっちり身が詰まっていて何よりデカい。
ハンマーの腐食部分など、思いがけずにビンテージ感が醸し出されて良い雰囲気…。
下からの眺めも伸びやかでメカメカしいのが魅力。
木製グリップはデフォルトで装備されていたみたいです。
5年ぐらい前にアキバの中古店で入手済みだったCMC純正アルミ缶入りニップルキャップ、確か3Kほどでした。
ニップルからシリンダー内は貫通しており、ニップルキャップに火薬を仕込んで発火させればガスはシリンダー前面に抜けます。
力強くキャップを叩く、ソリッドなハンマー。
ローディングレバーはこの角度で止まってしまい、弾込め用のプランジャーがシリンダー穴に収まることはありません。
安全対策なんでしょうね。
通常のリボルバーと違いシリンダー前面に52年規制用のスリットが入っています。
ローディングレバーを降ろし、シリンダーピンを前方に引けばシリンダーを素早くリリースできるのはアーミーならではの楽しいギミック。
映画ペイルライダーでイーストウッドがアーミー(金属薬莢モデルでしたが)のリロード場面でシリンダーごと手早く交換していました。
ピーメにはできない芸当です。
もう一つピーメに出来ない芸当、シリンダーにセフティノッチが刻まれており、ハンマーノーズをそこに落としておけば装填したままでも安全にキャリーすることができます。
ピーメはキャリー時には安全対策として一発抜く必要があるので、フル装填のままキャリーできるのは大きなメリット。
またグリップまで一体式の高剛性ソリッドフレームなので、弾が尽きた後こん棒替わりに使うシチュエーションではピーメより頼りになるかもです。
ピーメ(上、タナカガスガン)って、アーミーに比べると工業製品としてとてもシンプルで洗練されています。
逆に云えば、そんな扱い辛くて野暮ったいところがアーミーの大きな魅力ですね。
2024年04月10日
本日の獲物(2024’ 春の竹芝ブラックホール 2024/ 4/ 7)
2024年4月7日に開催された2024’ 春の竹芝ブラックホールに行ってきました。
会場は例によって東京都立産業貿易センター浜松町館の2階。
10:30開場の30分前に到着、屋内ロビーで開場までまったり待機するのもいつも通り。
入場早々、忘れないうちにとクジを引くと珍しく当たりが出てSASの解説本を頂戴いたしました。
パラパラ捲っただけですが結構興味深い内容で、床井さん監修なので期待できそう。
中田商店ブースで蛍光イエローのレイドジャケット(未開封)を自転車用に2Kで。
フランスの自治体警察用みたいです。
良心的な値付けのいつものお店にコクサイのリボルバーがたくさん積み上げてありました。
その中から今回はメガヘビーウエイトのM10 2インチのオールドタイプ(15K)をチョイス。
この時期(2010年代)のコクサイ製品はあまり馴染みがないんですが、重くて仕上げも良いしシリンダーも38スペシャル用になっているしで良く出来てます。
しかし周辺の一切の会話を不可能にしてしまう爆音〇ンド…、どうにかなりませんかねぇ。
会場は例によって東京都立産業貿易センター浜松町館の2階。
10:30開場の30分前に到着、屋内ロビーで開場までまったり待機するのもいつも通り。
入場早々、忘れないうちにとクジを引くと珍しく当たりが出てSASの解説本を頂戴いたしました。
パラパラ捲っただけですが結構興味深い内容で、床井さん監修なので期待できそう。
中田商店ブースで蛍光イエローのレイドジャケット(未開封)を自転車用に2Kで。
フランスの自治体警察用みたいです。
良心的な値付けのいつものお店にコクサイのリボルバーがたくさん積み上げてありました。
その中から今回はメガヘビーウエイトのM10 2インチのオールドタイプ(15K)をチョイス。
この時期(2010年代)のコクサイ製品はあまり馴染みがないんですが、重くて仕上げも良いしシリンダーも38スペシャル用になっているしで良く出来てます。
しかし周辺の一切の会話を不可能にしてしまう爆音〇ンド…、どうにかなりませんかねぇ。
2024年04月01日
タナカモデルガン レミントン ニューモデル アーミー 前編
タナカのモデルガン、レミントン ニューモデル アーミーの前編です。
元箱はHWSのもので、タナカオリジナルではありません。
9年ほど前のVショーで、当時良くイベントに出店されていたグリップ職人さんのお店で購入。
確か付属品一切なしで15K程で、パーカッションに興味があったので買った記憶があります。
保存用にHWSの元箱をオクで落としたところキットモデルの取説が同梱されていて、分解組立てする上でとても参考になりました。
金属アーミーは元々CMCから販売されていた物を、同社が廃業後にタナカに受け継がれて22Kめっき仕様としてリメイクされたものです。
バレル上面に刻印が入っていますが、CMC版ではバレルの側面に入っていました。
購入したものの、結構な金めっきのハゲ落ちっぷり(下画像)に金色化を構想すること幾年月…。
管理人的にちょっと前まで金色化は塗装一択だったんですが、最近筆めっきという選択肢ができたのでそちらを採用。
例によってめっき工房を使用して金めっきを施工。
対象物をクリップで挟んで、めっき液を含ませた筆先をぬりぬりすると通電し、めっき成分が定着する仕組み。
筆めっきの施工は塗装と違って臭いが発生しないので、家人の白い目(汗…)を気にしなくて良いのは助かります。
また、寒い日でも自分の部屋でぬくぬくと作業できるのが良いですね。
タナカのアーミーは金属部の仕上げが良く、下地のニッケルめっきも分厚いです。
ニッケルの成分に因るものか、金めっきの定着性はコクサイより良い印象です。
ただ数ヵ所めっき剥がれがあったので、金粉でタッチアップしました。
ハンマー等の亜鉛製のショートパーツは結構表面が荒れてて、一部腐食している個所もあったので仕上げ直しました。
ニッケルめっき液を購入したので、ショートパーツはクロームシルバー化しようと画策。
しかしポリッシュ後、亜鉛の地肌に筆めっきするとダークシルバーになってしまいましたが、これはこれでシブい色合いなのでこのままに。
後編に続きます。
元箱はHWSのもので、タナカオリジナルではありません。
9年ほど前のVショーで、当時良くイベントに出店されていたグリップ職人さんのお店で購入。
確か付属品一切なしで15K程で、パーカッションに興味があったので買った記憶があります。
保存用にHWSの元箱をオクで落としたところキットモデルの取説が同梱されていて、分解組立てする上でとても参考になりました。
金属アーミーは元々CMCから販売されていた物を、同社が廃業後にタナカに受け継がれて22Kめっき仕様としてリメイクされたものです。
バレル上面に刻印が入っていますが、CMC版ではバレルの側面に入っていました。
購入したものの、結構な金めっきのハゲ落ちっぷり(下画像)に金色化を構想すること幾年月…。
管理人的にちょっと前まで金色化は塗装一択だったんですが、最近筆めっきという選択肢ができたのでそちらを採用。
例によってめっき工房を使用して金めっきを施工。
対象物をクリップで挟んで、めっき液を含ませた筆先をぬりぬりすると通電し、めっき成分が定着する仕組み。
筆めっきの施工は塗装と違って臭いが発生しないので、家人の白い目(汗…)を気にしなくて良いのは助かります。
また、寒い日でも自分の部屋でぬくぬくと作業できるのが良いですね。
タナカのアーミーは金属部の仕上げが良く、下地のニッケルめっきも分厚いです。
ニッケルの成分に因るものか、金めっきの定着性はコクサイより良い印象です。
ただ数ヵ所めっき剥がれがあったので、金粉でタッチアップしました。
ハンマー等の亜鉛製のショートパーツは結構表面が荒れてて、一部腐食している個所もあったので仕上げ直しました。
ニッケルめっき液を購入したので、ショートパーツはクロームシルバー化しようと画策。
しかしポリッシュ後、亜鉛の地肌に筆めっきするとダークシルバーになってしまいましたが、これはこれでシブい色合いなのでこのままに。
後編に続きます。
2024年03月20日
JACガスガン コルトAR15A2 スポーターⅡ
JACのガスガン、コルトAR15A2 スポーターⅡです。
メタル外装のガスブローバック(セミオートオンリー)で、当時のJACのAR系ラインナップ中ハイエンド的な存在だったようです。
発売はJAC終末期の1993~4年頃らしく、94年版のガンダイジェストに新製品として掲載されています。
当時ショップの展示品を見てその金属外装のド迫力に圧倒されましたが、価格が価格だけに指をくわえて見ているだけだったのは云うまでもありません。
JAC製品については詳しくないんですが、フロントラインとあるので直営店(渋谷 or 郡山)限定商品だったんですかね。
Gun誌1993年7月号の広告によるとバリアントとしてカービンレングス(14.5インチ)のショーティも存在した模様。
ある日リサイクルショップのWeb店舗でマルイの中古ガスブロハンドガンぐらいの値段で出品されてるのを発見。
手も足も出なかった当時に想いを馳せながらポチりました…。
どこかの倉庫に長年眠ってでもいたのか中々の程度の良さ。
何より、製造から30年近く経っているにも拘らずマガジンのガス漏れがありません。
しかしガス漏れはないもののどこかに不具合があるようでブローバックの調子が今一つ。
でもイイんです、デコガンとして金属外装のフルレングスA2を堪能するのが目的だったので…。
再仕上げはショートパーツのみ行うつもりでしたが、あまりに気に入ったので全バラして外装も仕上げ直し。
内部は数ヵ所トルクススクリューが使われていましたが、いにしえのマッキントッシュ(PC)の筐体分解用に持っていたドライバーが役に立ちました。
約30年前の製品ですが外観の再現度については申し分ありません。
約3.2Kgの重量(マガジンなし)、そしてひんやりした感触や剛性感と相まってA2ライフルの迫力を存分に味わえます。
レシーバーはアルミ合金ですが、A2を象徴するマッシブなバレルはカッチカチのスチール製で適度なフロントへビー感を実現しています。
特に防錆処理をしていないのか、よく真っ赤に錆びてしまっている個体を見かけますね。
A2特有のハイダーとバレルの間のシムワッシャーが付いてなかったので、車のドレンボルト用のパッキンを付けてワンポイントに…。
民生仕様でセミオートオンリーのAR15をモデルアップしており、セレクター刻印も実銃通りSAFEとFIREのみです。
(刻印が無いだけでセレクターはFULLのポジションにも回ってしまいますが…)
この製品自体がセミオートのみなので民生タイプとしたのは納得できます。
コルトのモノグラムもバッチリで、これだけで管理人的にはご飯3杯いけ 購入動機になりますね。
細かい事を云えば、スポーター系のロアレシーバーはマグキャッチ周りにリブがないフラット(スラブ)サイドになっています。
流石に金属のリブやストッパーを(アルミ合金とは云え…)削り落とすのは難儀なので見て見ぬフリ…。
バットプレートのトラップドアはモールドで開閉しませんが、実感たっぷりです。
ハンドガード内のヒートシールド再現も嬉しいところ…。
スレンダーなA1以前のM16(上、MGCモデルガン)と比べて、より力強い印象のA2。
エレベーション調整付きとなったリアサイト、アタッチメントの装着を考慮して上下分割とされたハンドガードや延長されたバットストックにより筋肉質な装いです。
昔からMGCのレシーバーは少しサイズが小さいのでは?と云う噂がありましたが、実際見比べてもそんな感じです。
A2(下)の最も重要な変更点、強化された5.56㎜NATO標準弾薬(SS109)に対応させるため一回り太くされたバレル。
12.5インチバレルのショーティ、コマンド‐モデル733(MGCモデルガン)と。
映画「ブラックホークダウン」ではモデル733を主にデルタが、フルレングスのA2(モデル645)をレンジャーが使っていました。
JACのXM177用に穴加工した実物マガジン(左)も同様に装着可能です。
もう一つ持っている実物マガジン(右)にも同様の穴加工を施したいんですが、どうやって開けたか忘れてしまいました。
う~む…(油汗)。
チャージングハンドルを引く感触はXM177同様適度な抵抗感があり小気味良いです。
そしてエジェクションポートから現われるJAC製のブローバックモデルではお馴染みの光景。
一瞬であればサブリミナル効果でカートリッジのブラスっぽく見えなくもない?
この製品の発売後、程なくして消滅してしまったJAC。
その気合の入った造りと、飛距離100m以上!の堂々アピールは最後に咲かせた徒花とでも申しましょうか…。
メタル外装のガスブローバック(セミオートオンリー)で、当時のJACのAR系ラインナップ中ハイエンド的な存在だったようです。
発売はJAC終末期の1993~4年頃らしく、94年版のガンダイジェストに新製品として掲載されています。
当時ショップの展示品を見てその金属外装のド迫力に圧倒されましたが、価格が価格だけに指をくわえて見ているだけだったのは云うまでもありません。
JAC製品については詳しくないんですが、フロントラインとあるので直営店(渋谷 or 郡山)限定商品だったんですかね。
Gun誌1993年7月号の広告によるとバリアントとしてカービンレングス(14.5インチ)のショーティも存在した模様。
ある日リサイクルショップのWeb店舗でマルイの中古ガスブロハンドガンぐらいの値段で出品されてるのを発見。
手も足も出なかった当時に想いを馳せながらポチりました…。
どこかの倉庫に長年眠ってでもいたのか中々の程度の良さ。
何より、製造から30年近く経っているにも拘らずマガジンのガス漏れがありません。
しかしガス漏れはないもののどこかに不具合があるようでブローバックの調子が今一つ。
でもイイんです、デコガンとして金属外装のフルレングスA2を堪能するのが目的だったので…。
再仕上げはショートパーツのみ行うつもりでしたが、あまりに気に入ったので全バラして外装も仕上げ直し。
内部は数ヵ所トルクススクリューが使われていましたが、いにしえのマッキントッシュ(PC)の筐体分解用に持っていたドライバーが役に立ちました。
約30年前の製品ですが外観の再現度については申し分ありません。
約3.2Kgの重量(マガジンなし)、そしてひんやりした感触や剛性感と相まってA2ライフルの迫力を存分に味わえます。
レシーバーはアルミ合金ですが、A2を象徴するマッシブなバレルはカッチカチのスチール製で適度なフロントへビー感を実現しています。
特に防錆処理をしていないのか、よく真っ赤に錆びてしまっている個体を見かけますね。
A2特有のハイダーとバレルの間のシムワッシャーが付いてなかったので、車のドレンボルト用のパッキンを付けてワンポイントに…。
民生仕様でセミオートオンリーのAR15をモデルアップしており、セレクター刻印も実銃通りSAFEとFIREのみです。
(刻印が無いだけでセレクターはFULLのポジションにも回ってしまいますが…)
この製品自体がセミオートのみなので民生タイプとしたのは納得できます。
コルトのモノグラムもバッチリで、これだけで管理人的には
細かい事を云えば、スポーター系のロアレシーバーはマグキャッチ周りにリブがないフラット(スラブ)サイドになっています。
流石に金属のリブやストッパーを(アルミ合金とは云え…)削り落とすのは難儀なので見て見ぬフリ…。
バットプレートのトラップドアはモールドで開閉しませんが、実感たっぷりです。
ハンドガード内のヒートシールド再現も嬉しいところ…。
スレンダーなA1以前のM16(上、MGCモデルガン)と比べて、より力強い印象のA2。
エレベーション調整付きとなったリアサイト、アタッチメントの装着を考慮して上下分割とされたハンドガードや延長されたバットストックにより筋肉質な装いです。
昔からMGCのレシーバーは少しサイズが小さいのでは?と云う噂がありましたが、実際見比べてもそんな感じです。
A2(下)の最も重要な変更点、強化された5.56㎜NATO標準弾薬(SS109)に対応させるため一回り太くされたバレル。
12.5インチバレルのショーティ、コマンド‐モデル733(MGCモデルガン)と。
映画「ブラックホークダウン」ではモデル733を主にデルタが、フルレングスのA2(モデル645)をレンジャーが使っていました。
JACのXM177用に穴加工した実物マガジン(左)も同様に装着可能です。
もう一つ持っている実物マガジン(右)にも同様の穴加工を施したいんですが、どうやって開けたか忘れてしまいました。
う~む…(油汗)。
チャージングハンドルを引く感触はXM177同様適度な抵抗感があり小気味良いです。
そしてエジェクションポートから現われるJAC製のブローバックモデルではお馴染みの光景。
一瞬であればサブリミナル効果でカートリッジのブラスっぽく見えなくもない?
この製品の発売後、程なくして消滅してしまったJAC。
その気合の入った造りと、飛距離100m以上!の堂々アピールは最後に咲かせた徒花とでも申しましょうか…。
2024年03月09日
本を読みましょう!温故知新 ガン関連出版物「洋酒天国43号」、「ヒッチコックマガジン」
洋酒天国43号:
去年の6月頃、戦後の日本においてガンブームの火付け役になったとされている洋酒天国の43号(1960年1月発行)を入手。
なんとなく存在は知っていましたが、ふと興味本位でググってみたところ、とある古書店のHP店舗で1.5K+税で売りに出されているのを発見。
思わずポチってしまいました。
洋酒天国とは1956年から7年ほどサントリーが発行していた企業PR誌で、当時の最先端の文化や流行を発信したトレンディな(笑)小冊子だったようです。
メインの特集の他にお酒に関するコラムやちょっと色っぽいピンナップもあったりして、オトナ向きの内容なのは間違いありません。
紳士淑女がお酒の席でグラス片手にページを捲りながら会話の端緒としたんでしょうかね。
巻末に頒価30円とありますが、サントリーバーやトリスバーに行けば無料で貰えるフリーペーパー的な冊子だったようです。
(30円と云うのはお店で品切れだった時、郵送で取り寄せる場合の送料みたいです)
フリーペーパーというには40ページものボリュームや読み応えのある記事群、折り込みのカラーピンナップまである非常に充実した内容。
本号のカラーピンナップは、当時のマニアの方々のトイガンコレクションが披露されています。
皆さん苦労して収集されたようで、右端のグループは永六輔氏のコレクションだそう。
そしてこのピンナップの裏面は、キレイなおねいさんがグラス片手にほのかなお色気を振りまいています。
手元に来た洋酒天国は、1960年(管理人はまだ生まれてません…)製とは思えない程度の良さ。
僅かな擦れがあるのみで破れや黄ばみなどの経年劣化は一切なく、長年大切に保管されてきたことが伺えます。
表2(表紙ウラ)にはブラックホークのアップ写真と銃刀法のついての解説があります。
ブラックホークは1955年の発売なので、当時はまだ登場から5年程しか経っていない新鋭機種ですね。
43号のメイン特集で取り上げられたガンの記事は大変な評判となり、この手の情報に飢えていた人々に熱狂的に支持されたとか。
その結果、紹介されたアメリカ製トイガンなどは引く手あまたになり、後年のモデルガンの隆盛につながっていくようです。
そんな伝説の本がこんなにもた易く(しかも安価に)入手できるとは正直思いませんでした。
大らかなタッチのウッズマン マッチターゲットとブラックホークの分解図なども載っており、このようなものも当時貴重な情報だったんでしょうね。
ヒッチコックマガジン:
一昨年正月のBHで、6冊まとめて3Kで購入したガンの特集が掲載されたヒッチコックマガジン。
ヒッチコックマガジンとは1959年から4年ほど発行された、推理小説やショートショートなどで構成されたミステリー専門誌です。
手元にあるのは1960~61年に発行されたもので、一大ガンブームを巻き起こした洋酒天国43号から8ヵ月ほど遅れての登場となります。
左上から時計回りに、14号(1960年9月)、17号(1960年12月)、18号(1961年1月)、21号(1961年4月)、20号(1961年3月)、19号(1961年2月)。
同じく裏表紙。
セドリックは初代、ブルーバードは310の頃ですね…(しつこいようですが、まだ生まれていません)。
しかし数ヶ月の間に、ほぼ毎号のように固め打ちでガン特集が組まれるとは、如何に当時のマニアにこの手の情報が渇望されていたかが伺えます。
またそれが売り上げ増にも直結したんでしょうね。
大藪春彦氏によるGUN相談室なんて連載もあり、氏の的確な回答を見るとやはり銃に関して相当な知識をお持ちだったんだなと思いますね。
また質問も高度なものが多く、当時のマニアのレベルを窺い知ることができます。
去年の6月頃、戦後の日本においてガンブームの火付け役になったとされている洋酒天国の43号(1960年1月発行)を入手。
なんとなく存在は知っていましたが、ふと興味本位でググってみたところ、とある古書店のHP店舗で1.5K+税で売りに出されているのを発見。
思わずポチってしまいました。
洋酒天国とは1956年から7年ほどサントリーが発行していた企業PR誌で、当時の最先端の文化や流行を発信したトレンディな(笑)小冊子だったようです。
メインの特集の他にお酒に関するコラムやちょっと色っぽいピンナップもあったりして、オトナ向きの内容なのは間違いありません。
紳士淑女がお酒の席でグラス片手にページを捲りながら会話の端緒としたんでしょうかね。
巻末に頒価30円とありますが、サントリーバーやトリスバーに行けば無料で貰えるフリーペーパー的な冊子だったようです。
(30円と云うのはお店で品切れだった時、郵送で取り寄せる場合の送料みたいです)
フリーペーパーというには40ページものボリュームや読み応えのある記事群、折り込みのカラーピンナップまである非常に充実した内容。
本号のカラーピンナップは、当時のマニアの方々のトイガンコレクションが披露されています。
皆さん苦労して収集されたようで、右端のグループは永六輔氏のコレクションだそう。
そしてこのピンナップの裏面は、キレイなおねいさんがグラス片手にほのかなお色気を振りまいています。
手元に来た洋酒天国は、1960年(管理人はまだ生まれてません…)製とは思えない程度の良さ。
僅かな擦れがあるのみで破れや黄ばみなどの経年劣化は一切なく、長年大切に保管されてきたことが伺えます。
表2(表紙ウラ)にはブラックホークのアップ写真と銃刀法のついての解説があります。
ブラックホークは1955年の発売なので、当時はまだ登場から5年程しか経っていない新鋭機種ですね。
43号のメイン特集で取り上げられたガンの記事は大変な評判となり、この手の情報に飢えていた人々に熱狂的に支持されたとか。
その結果、紹介されたアメリカ製トイガンなどは引く手あまたになり、後年のモデルガンの隆盛につながっていくようです。
そんな伝説の本がこんなにもた易く(しかも安価に)入手できるとは正直思いませんでした。
大らかなタッチのウッズマン マッチターゲットとブラックホークの分解図なども載っており、このようなものも当時貴重な情報だったんでしょうね。
ヒッチコックマガジン:
一昨年正月のBHで、6冊まとめて3Kで購入したガンの特集が掲載されたヒッチコックマガジン。
ヒッチコックマガジンとは1959年から4年ほど発行された、推理小説やショートショートなどで構成されたミステリー専門誌です。
手元にあるのは1960~61年に発行されたもので、一大ガンブームを巻き起こした洋酒天国43号から8ヵ月ほど遅れての登場となります。
左上から時計回りに、14号(1960年9月)、17号(1960年12月)、18号(1961年1月)、21号(1961年4月)、20号(1961年3月)、19号(1961年2月)。
同じく裏表紙。
セドリックは初代、ブルーバードは310の頃ですね…(しつこいようですが、まだ生まれていません)。
しかし数ヶ月の間に、ほぼ毎号のように固め打ちでガン特集が組まれるとは、如何に当時のマニアにこの手の情報が渇望されていたかが伺えます。
またそれが売り上げ増にも直結したんでしょうね。
大藪春彦氏によるGUN相談室なんて連載もあり、氏の的確な回答を見るとやはり銃に関して相当な知識をお持ちだったんだなと思いますね。
また質問も高度なものが多く、当時のマニアのレベルを窺い知ることができます。
2024年03月01日
やってみた!コクサイモデルガン M36チーフスペシャル 再めっき
金めっきがハゲ気味だったコクサイの金属モデルガンM36チーフを、筆めっきで金色化しました。
このチーフは、2000年代初頭にコクサイが金属リボルバーを24Kめっきで精力的にリニューアルしていた頃に、今は亡きマルゴーで購入したもの。
20数年も経過しているので金めっきも薄っすらとハゲ気味になり、何らかの対策が必要です。
金色スプレー塗装も考えたんですが、それも芸がないし…。
つべでめっき工房を使って金属モデルガンを金色化している人たちがいて、皆さん上手にめっきされているのは以前より気になっていました。
めっき工房とは、メーカーの説明によると「乾電池を電源として筆めっきができる簡易めっき用具」だそうです。
ある日めっき工房の本体がメルカリで3K+税で出品されていたので、これ幸いとポチりました。
フルセットではないものの、作業に必要なものは一通り付属していてお試しで使うにはおあつらえ向きな内容。
めっき工房の基本セットは要らない付属品が多く、価格もそれなりに高価なので中々購入に踏み切れませんでした。
購入後、ふたを開けてみると電源である9Vの6P電池が充電タイプに替えられているのを発見、この電池だけでも2Kぐらいするのでラッキーでした。
充電器だけを近所の家電量販店で購入。
めっき液の付属がなかったのもむしろ好都合で、使う物だけをメーカーHPから直接購入しました。
今回使用するのは金めっきの"厚付けタイプ"で、ネット情報だと標準タイプより厚付けタイプの方がめっきのノリが段違いに良いみたいです。
値段も段違いですが…。
コクサイの24Kめっき仕様のモデルガンは、金属部の入念な仕上げに加えて分厚いニッケルめっきが丁重にかかっています。
なので、脱脂さえしっかりやれば金めっきのノリも良いのでは…、と踏んで作業開始。
以下の画像は再めっき完了したチーフです。
つべを参考に作業を開始したものの、最初のうちはなかなかめっきが定着せずに苦戦…。
(作業に夢中になっていたので作業中の写真はありません…汗)
何度かやり直し、ある程度コツを掴んでくるうちに「まあまあじゃない?」と自己満足に浸れるぐらいにはめっき定着に成功。
客観的に見て、「これはゴールドです!」と胸を張れるぐらいには金色化(笑)。
元の24Kめっきみたいにキラキラしたまばゆさはないですが、雰囲気は往年のコクサイの真鍮めっき(の新品の時)みたいなイメージですかねぇ。
管理人的に、24Kめっきは傷(スクラッチ)が付き易かったりボテッとした感じがあまり好きではなかったんですが、筆めっきはすっきりとして傷も付き難いようです。
ニッケルの下地にあらかじめヘアラインを付けておくとシャープな感じに仕上がります。
慣れないのでめっき液を半分近く消費してしまいましたが、慣れればチーフのサイズだったら1/3ぐらいの使用量で済むのではないでしょうか。
コクサイの金属チーフはカッコいいので大のお気に入り。
リアルさから云えばタナカ(下、M60モデルガン)なんでしょうが、コクサイはデフォルメのさじ加減が絶妙です。
めっき工房は中々使えることは分かったんですが、めっき液の賞味期限(メーカー推奨は開封から一ヶ月)があり、ちょっとせわしないのが難点でしょうか。
そんな訳で、期限内に使い切るために怒涛の勢いで金色化に邁進しています(笑)。
このチーフは、2000年代初頭にコクサイが金属リボルバーを24Kめっきで精力的にリニューアルしていた頃に、今は亡きマルゴーで購入したもの。
20数年も経過しているので金めっきも薄っすらとハゲ気味になり、何らかの対策が必要です。
金色スプレー塗装も考えたんですが、それも芸がないし…。
つべでめっき工房を使って金属モデルガンを金色化している人たちがいて、皆さん上手にめっきされているのは以前より気になっていました。
めっき工房とは、メーカーの説明によると「乾電池を電源として筆めっきができる簡易めっき用具」だそうです。
ある日めっき工房の本体がメルカリで3K+税で出品されていたので、これ幸いとポチりました。
フルセットではないものの、作業に必要なものは一通り付属していてお試しで使うにはおあつらえ向きな内容。
めっき工房の基本セットは要らない付属品が多く、価格もそれなりに高価なので中々購入に踏み切れませんでした。
購入後、ふたを開けてみると電源である9Vの6P電池が充電タイプに替えられているのを発見、この電池だけでも2Kぐらいするのでラッキーでした。
充電器だけを近所の家電量販店で購入。
めっき液の付属がなかったのもむしろ好都合で、使う物だけをメーカーHPから直接購入しました。
今回使用するのは金めっきの"厚付けタイプ"で、ネット情報だと標準タイプより厚付けタイプの方がめっきのノリが段違いに良いみたいです。
値段も段違いですが…。
コクサイの24Kめっき仕様のモデルガンは、金属部の入念な仕上げに加えて分厚いニッケルめっきが丁重にかかっています。
なので、脱脂さえしっかりやれば金めっきのノリも良いのでは…、と踏んで作業開始。
以下の画像は再めっき完了したチーフです。
つべを参考に作業を開始したものの、最初のうちはなかなかめっきが定着せずに苦戦…。
(作業に夢中になっていたので作業中の写真はありません…汗)
何度かやり直し、ある程度コツを掴んでくるうちに「まあまあじゃない?」と自己満足に浸れるぐらいにはめっき定着に成功。
客観的に見て、「これはゴールドです!」と胸を張れるぐらいには金色化(笑)。
元の24Kめっきみたいにキラキラしたまばゆさはないですが、雰囲気は往年のコクサイの真鍮めっき(の新品の時)みたいなイメージですかねぇ。
管理人的に、24Kめっきは傷(スクラッチ)が付き易かったりボテッとした感じがあまり好きではなかったんですが、筆めっきはすっきりとして傷も付き難いようです。
ニッケルの下地にあらかじめヘアラインを付けておくとシャープな感じに仕上がります。
慣れないのでめっき液を半分近く消費してしまいましたが、慣れればチーフのサイズだったら1/3ぐらいの使用量で済むのではないでしょうか。
コクサイの金属チーフはカッコいいので大のお気に入り。
リアルさから云えばタナカ(下、M60モデルガン)なんでしょうが、コクサイはデフォルメのさじ加減が絶妙です。
めっき工房は中々使えることは分かったんですが、めっき液の賞味期限(メーカー推奨は開封から一ヶ月)があり、ちょっとせわしないのが難点でしょうか。
そんな訳で、期限内に使い切るために怒涛の勢いで金色化に邁進しています(笑)。
2024年02月19日
コクサイモデルガン S&W M19コンバットマグナム 6インチ
コクサイの金属モデルガン、S&W M19コンバットマグナム 6インチです。
去年夏のBHで購入。
真鍮めっき時代の物で、元箱に印刷された価格(¥8800)を見ると80年代後半の比較的初期のロット品のようです。
(90年代に入ると¥1000ほど値上げします)
幸いな事に、最初期のロットにデカデカと入っていたサイドプレートのSMG刻印はありません。
めっきの金色が落ちてしまったためか、前オーナーの手でクリアーイエローが塗りたくってありました。
まずはIPAにドブ付けしてクリアーイエローを剥離。
金色化にあたり、今回はクリアーイエローでの再塗装を決断。
初期ロットで金属表面の仕上げが比較的良好なので、どうせならそれを生かします。
初挑戦のクリアーイエロー仕上げですが、ゴールド塗装よりは手間がかからなくてお手軽ですね。
但し、下のM19 2.5インチのゴールド塗装より塗膜が薄いので耐久性は劣るかもしれません。
ゴールド塗装はなにげに丈夫で、リボルバーの泣き所であるシリンダーストップの筋傷(ドラッグマーク)も今のところ付きません。
まあ、でも少々ポッテリしてしまうゴールド塗装よりシャープな風合いだし、見た目もオリジナルの真鍮めっきに近い感じです。
ちょっと黄色味が強くて安っぽく感じるところもありますが…。
グリップはふた昔ぐらい前に蒲田のお店で買った、CMC製(と値札に書いてあった)コンバットグリップ。
確か2Kぐらいだったと思います。
CMCのKフレ用だからかバックストラップのラインが微妙に合ってませんが気にしない…。
メダリオンは一度外してグリップとツライチにしてあります。
トリガーとハンマーは例によってコクサイ特有の分厚いめっきで覆われていました。
さらにツールマークも深々と入っており、#180ぐらいの粗目のペーパーで腕も折れよと削りまくりましたがどちらも完全には落とせてません。
なのでケースハードンもキレが悪いです(笑)。
ついでに形状もシャープにしてメリハリを付けました。
若い頃は、無駄に長い6インチのリボルバーなぞ眼中になかった管理人…。
近ごろ魅力的に思えるようになって来たのは「長い物には巻かれろ」と云う人生訓のおかげでしょうか。
去年夏のBHで購入。
真鍮めっき時代の物で、元箱に印刷された価格(¥8800)を見ると80年代後半の比較的初期のロット品のようです。
(90年代に入ると¥1000ほど値上げします)
幸いな事に、最初期のロットにデカデカと入っていたサイドプレートのSMG刻印はありません。
めっきの金色が落ちてしまったためか、前オーナーの手でクリアーイエローが塗りたくってありました。
まずはIPAにドブ付けしてクリアーイエローを剥離。
金色化にあたり、今回はクリアーイエローでの再塗装を決断。
初期ロットで金属表面の仕上げが比較的良好なので、どうせならそれを生かします。
初挑戦のクリアーイエロー仕上げですが、ゴールド塗装よりは手間がかからなくてお手軽ですね。
但し、下のM19 2.5インチのゴールド塗装より塗膜が薄いので耐久性は劣るかもしれません。
ゴールド塗装はなにげに丈夫で、リボルバーの泣き所であるシリンダーストップの筋傷(ドラッグマーク)も今のところ付きません。
まあ、でも少々ポッテリしてしまうゴールド塗装よりシャープな風合いだし、見た目もオリジナルの真鍮めっきに近い感じです。
ちょっと黄色味が強くて安っぽく感じるところもありますが…。
グリップはふた昔ぐらい前に蒲田のお店で買った、CMC製(と値札に書いてあった)コンバットグリップ。
確か2Kぐらいだったと思います。
CMCのKフレ用だからかバックストラップのラインが微妙に合ってませんが気にしない…。
メダリオンは一度外してグリップとツライチにしてあります。
トリガーとハンマーは例によってコクサイ特有の分厚いめっきで覆われていました。
さらにツールマークも深々と入っており、#180ぐらいの粗目のペーパーで腕も折れよと削りまくりましたがどちらも完全には落とせてません。
なのでケースハードンもキレが悪いです(笑)。
ついでに形状もシャープにしてメリハリを付けました。
若い頃は、無駄に長い6インチのリボルバーなぞ眼中になかった管理人…。
近ごろ魅力的に思えるようになって来たのは「長い物には巻かれろ」と云う人生訓のおかげでしょうか。
2024年02月09日
カートリッジあれこれ
最近入手した珍品カートリッジについてあれこれ。
まずは先日リサイクルショップにて¥300+税で入手したMGCのモデルガン、ヘビーデューティ44マグナム用の純正カートリッジ。
全く痛みのない元箱(これだけで300円の価値あり?)に収められた、紙火薬(平玉)で容赦なく発火されまくった挙句、放置された6発の真っ黒けなカートリッジ。
未発火の平玉がそのまま残っていたり(汗)、汚れも一部石化しちゃってます。
発火後数十年は経ってそう…。
管理人もローティーンの頃ハイパト改ヘビーデューティー44マグナムを発火しまくっていたので馴染みのあるカートです。
最大で平玉を10粒ぐらい詰めるんですが(滝汗)、たまに押し込み過ぎて火薬を「ブシューッ」ってバーニングさせちゃったり…。
平玉は強いショックを与えなければ爆発せずに燃え上がるだけですが、当然指はアッチッチです(笑)。
それはさて置き、いつもならカート洗浄にはサンポールを使うところですが、今回は手元にあったカートリッジクリーナーなるものを使ってみました。
容器に表示が無いので成分は不明ですが、キャップ火薬の汚れなら数分漬けるだけでキレイになるらしいし、酸性ではないのでカート素材や環境にも優しそう。
紙火薬のハードな汚れにどれぐらい効くのか興味がありました。
左の2発が約30分漬け込んだ状態で、石化した部分以外の汚れは概ね落ちているようです。
右の2発はそれをスチールウールで軽く磨いた状態。
カートリッジクリーナーは素材に対して攻撃性がないので漬け込めるのがメリットですね。
酸性でそれをやると溶けちゃうんで…。
更に一晩漬け込んで、スチールウールで磨くとまあまあキレイになりました。
6個のOリングはまだゴム感があって使用可能だったのは驚き。
真鍮素材から亜鉛成分が失われる真鍮腐食のため、若干表面が荒れてしまっているのは仕方ありません。
お次は去年5月のBHで入手したCMCのP38ブローバック用カートリッジ。
7発の内2発に軽微な発火痕があったので、同様にカートリッジクリーナーに10分程くぐらせてみました。
この時点で発火汚れはほぼ落ちています。
古い物ですが真鍮腐食もなく、この後スポンジ研磨剤で軽くポリッシュして数十年ぶりに定位置に収めました。
然るべき所に、然るべき物があるのはイイもんだ(笑)。
最後はメルカリで購入したエレ―の40グレイン.22LRカートリッジ用の容器。
パカッと蓋を開けるとエンプティケースが50発。
何に使うとか全く考えず、ただひたすら面白そうだったのでポチりました(笑)。
リムの打痕以外変形や汚れは全くないし、このボリュームで送料コミで1K。
ネタとしても安い!
スモールボアライフル競技にでも使ったんでしょうか。
50発を容器に戻すのがなにげに大変でした…。
手持ちの.22LRダミーカートおよびコクサイのモデルガン、ウッズマンマッチターゲット4.5inと。
まずは先日リサイクルショップにて¥300+税で入手したMGCのモデルガン、ヘビーデューティ44マグナム用の純正カートリッジ。
全く痛みのない元箱(これだけで300円の価値あり?)に収められた、紙火薬(平玉)で容赦なく発火されまくった挙句、放置された6発の真っ黒けなカートリッジ。
未発火の平玉がそのまま残っていたり(汗)、汚れも一部石化しちゃってます。
発火後数十年は経ってそう…。
管理人もローティーンの頃ハイパト改ヘビーデューティー44マグナムを発火しまくっていたので馴染みのあるカートです。
最大で平玉を10粒ぐらい詰めるんですが(滝汗)、たまに押し込み過ぎて火薬を「ブシューッ」ってバーニングさせちゃったり…。
平玉は強いショックを与えなければ爆発せずに燃え上がるだけですが、当然指はアッチッチです(笑)。
それはさて置き、いつもならカート洗浄にはサンポールを使うところですが、今回は手元にあったカートリッジクリーナーなるものを使ってみました。
容器に表示が無いので成分は不明ですが、キャップ火薬の汚れなら数分漬けるだけでキレイになるらしいし、酸性ではないのでカート素材や環境にも優しそう。
紙火薬のハードな汚れにどれぐらい効くのか興味がありました。
左の2発が約30分漬け込んだ状態で、石化した部分以外の汚れは概ね落ちているようです。
右の2発はそれをスチールウールで軽く磨いた状態。
カートリッジクリーナーは素材に対して攻撃性がないので漬け込めるのがメリットですね。
酸性でそれをやると溶けちゃうんで…。
更に一晩漬け込んで、スチールウールで磨くとまあまあキレイになりました。
6個のOリングはまだゴム感があって使用可能だったのは驚き。
真鍮素材から亜鉛成分が失われる真鍮腐食のため、若干表面が荒れてしまっているのは仕方ありません。
お次は去年5月のBHで入手したCMCのP38ブローバック用カートリッジ。
7発の内2発に軽微な発火痕があったので、同様にカートリッジクリーナーに10分程くぐらせてみました。
この時点で発火汚れはほぼ落ちています。
古い物ですが真鍮腐食もなく、この後スポンジ研磨剤で軽くポリッシュして数十年ぶりに定位置に収めました。
然るべき所に、然るべき物があるのはイイもんだ(笑)。
最後はメルカリで購入したエレ―の40グレイン.22LRカートリッジ用の容器。
パカッと蓋を開けるとエンプティケースが50発。
何に使うとか全く考えず、ただひたすら面白そうだったのでポチりました(笑)。
リムの打痕以外変形や汚れは全くないし、このボリュームで送料コミで1K。
ネタとしても安い!
スモールボアライフル競技にでも使ったんでしょうか。
50発を容器に戻すのがなにげに大変でした…。
手持ちの.22LRダミーカートおよびコクサイのモデルガン、ウッズマンマッチターゲット4.5inと。
2024年02月01日
タナカモデルガン S&W M40センチ二アル
タナカのモデルガン、S&W M40センチ二アルです。
初回ロットのABS樹脂バージョンを2022年夏のBHで入手。
いきなり話は飛びますが、画像は70年代の中ごろに入手した日本高級玩具小売商組合(NKG)発行のモデルガンカタログVol.7。
NKGとはMGCが直営店以外にモデルガンを卸さなくなった為、それに対抗するためMGC以外のモデルガンメーカーが集結した組合だそう。
この頃のトイガン業界はMGCとNKG勢に二分され、仁義なき戦いを繰り広げていたみたいですね。
そのカタログに掲載された国際産業のセンチ二アルは、中学生だった管理人にとって憧れの一品でした。
しかし一度も見かけることなく今に至ります。
今考えると目黒にあったらしい直営店に行けば買えたのかもしれませんが…。
モノ自体はMGCのデッドコピーだったらしいことを大人になって知りました。
これは1976年頃の国際産業のカタログですが、眩いばかりに光り輝くこがね色のセンチが掲載されています。
そんな中坊時代の甘酸っぱい思い出に浸りつつ手にしたタナカのセンチ。
相変わらず完璧なプロポーションと確実なアクションで、文句の付けようがありません。
タナカセンチのモデルガンは初回ロットからリアル(USA)刻印だったみたいで得した気分。
リコイルシールドにハンマーノーズブッシングっぽい表現(丸モールド)がされてるのも素晴らしい。
ハンマーノーズが突き出る穴が円形だったら完璧でした。
5発同梱されているカートリッジは3ピースタイプでヘッドスタンプ(R-P 38SPL)入りです。
仕上げ直しにあたってパーティングラインは僅かしかなかったし、ABS製にも拘らず平面もバッチリ出ていたので面出し作業は楽でした。
ABS材は粘りがあって削りにくいのでこれは助かります。
2015年のVショーであまりの安さ(2K!)に取り敢えず押さえておいたタナカ純正のロングホーングリップが生きる時が来ました。
タナカの腕っこきの木工職人が手掛けたのか、息を飲む仕上がり…。
しかし純正プラグリに仕込まれていたウエイトが使えなくなってしまったので、ABS故スカスカだった重量がさらに45gも軽くなってしまいました(涙)。
実銃のM40(スチール製)は595g、M42(軽合金製)は408gと実銃自体が軽いのでここは気にしないことにしましょう…。
レモン搾りと仇名されるセンチの最大の特徴、バックストラップのグリップセフティ。
ダブルアクションオンリーのリボルバーにグリップセフティが必要かは?ですが、そう思った人のために押し込んだ状態(キャンセル状態)にセットすることも可能。
いずれにせよ、これが無いとビジュアル的に物足りないのは間違いありません。
S&Wとしては、いにしえの.38セフティ ハンマーレスをオマージュしたんでしょうけど。
センチはチーフス・スペシャル(右、タナカモデルガンM60)に比べてバックストラップが上方に延長されています。
これによって、よりハイグリップできることで反動も抑え込め、連射時のコントロールに有利な気がします。
センチのハンマーレスフレームはM442等に引き継がれ、未だS&Wの現行商品としてラインナップされていますが上記のような特性も評価されているんではないかと。
お戯れにロングホーングリップをチーフに付けてみました。
これだけで一応ノーマルグリップよりハイグリップ可能。
可愛いチーフが怒り肩になって勇ましく見えます(笑)。
ただホーン先端はどこかに引っ掛かりそうなので丸めておいた方が良いかと思います(笑)。
ハンマースパーがないセンチはホルスターを選びます。
鋼鉄と木で構成されたセンチにはオールドスクールな革製のホルスターこそ相応しい…。
そうなると手持ちのホルスターではガルコのスピードマスター一択ですね。
初回ロットのABS樹脂バージョンを2022年夏のBHで入手。
いきなり話は飛びますが、画像は70年代の中ごろに入手した日本高級玩具小売商組合(NKG)発行のモデルガンカタログVol.7。
NKGとはMGCが直営店以外にモデルガンを卸さなくなった為、それに対抗するためMGC以外のモデルガンメーカーが集結した組合だそう。
この頃のトイガン業界はMGCとNKG勢に二分され、仁義なき戦いを繰り広げていたみたいですね。
そのカタログに掲載された国際産業のセンチ二アルは、中学生だった管理人にとって憧れの一品でした。
しかし一度も見かけることなく今に至ります。
今考えると目黒にあったらしい直営店に行けば買えたのかもしれませんが…。
モノ自体はMGCのデッドコピーだったらしいことを大人になって知りました。
これは1976年頃の国際産業のカタログですが、眩いばかりに光り輝くこがね色のセンチが掲載されています。
そんな中坊時代の甘酸っぱい思い出に浸りつつ手にしたタナカのセンチ。
相変わらず完璧なプロポーションと確実なアクションで、文句の付けようがありません。
タナカセンチのモデルガンは初回ロットからリアル(USA)刻印だったみたいで得した気分。
リコイルシールドにハンマーノーズブッシングっぽい表現(丸モールド)がされてるのも素晴らしい。
ハンマーノーズが突き出る穴が円形だったら完璧でした。
5発同梱されているカートリッジは3ピースタイプでヘッドスタンプ(R-P 38SPL)入りです。
仕上げ直しにあたってパーティングラインは僅かしかなかったし、ABS製にも拘らず平面もバッチリ出ていたので面出し作業は楽でした。
ABS材は粘りがあって削りにくいのでこれは助かります。
2015年のVショーであまりの安さ(2K!)に取り敢えず押さえておいたタナカ純正のロングホーングリップが生きる時が来ました。
タナカの腕っこきの木工職人が手掛けたのか、息を飲む仕上がり…。
しかし純正プラグリに仕込まれていたウエイトが使えなくなってしまったので、ABS故スカスカだった重量がさらに45gも軽くなってしまいました(涙)。
実銃のM40(スチール製)は595g、M42(軽合金製)は408gと実銃自体が軽いのでここは気にしないことにしましょう…。
レモン搾りと仇名されるセンチの最大の特徴、バックストラップのグリップセフティ。
ダブルアクションオンリーのリボルバーにグリップセフティが必要かは?ですが、そう思った人のために押し込んだ状態(キャンセル状態)にセットすることも可能。
いずれにせよ、これが無いとビジュアル的に物足りないのは間違いありません。
S&Wとしては、いにしえの.38セフティ ハンマーレスをオマージュしたんでしょうけど。
センチはチーフス・スペシャル(右、タナカモデルガンM60)に比べてバックストラップが上方に延長されています。
これによって、よりハイグリップできることで反動も抑え込め、連射時のコントロールに有利な気がします。
センチのハンマーレスフレームはM442等に引き継がれ、未だS&Wの現行商品としてラインナップされていますが上記のような特性も評価されているんではないかと。
お戯れにロングホーングリップをチーフに付けてみました。
これだけで一応ノーマルグリップよりハイグリップ可能。
可愛いチーフが怒り肩になって勇ましく見えます(笑)。
ただホーン先端はどこかに引っ掛かりそうなので丸めておいた方が良いかと思います(笑)。
ハンマースパーがないセンチはホルスターを選びます。
鋼鉄と木で構成されたセンチにはオールドスクールな革製のホルスターこそ相応しい…。
そうなると手持ちのホルスターではガルコのスピードマスター一択ですね。
2024年01月20日
本日の獲物(2024’ 新春竹芝ブラックホール2024/1/6&第104回ビクトリーショー2024/1/13)
2024年1月6日に開催された2024’ 新春竹芝ブラックホールに行ってきました。
会場は例によって東京都立産業貿易センター浜松町館の2階です。
10:30開場の30分前に到着、BHは寒さ知らずの快適な屋内ロビーで開場まで待機できるので助かります。
会場をぐるっと回ってもコレと云うものは無く、タニコバブースで見つけたハドソントカレフのバレルを0.5Kにて。
(御大から直接お釣りをいただきました…)
そのあとは、例によって発火ブースでGM7を華麗に5連射。
14時からのオークションに出品される商品を確認しましたが、特に気になるものもなかったのでそのまま帰路につきました。
そして1月16、17日に開催された第104回ビクトリーショーにも16日に行ってきました。
会場はBHと同じく東京都立産業貿易センター浜松町館の3、4階です。
10:30開場ですが、例によってランチ後の12:30頃に余裕をこいて会場入り。
まあ経験上、珍品は逃げやしないので…。
まずは4階のテーブル下からサーチすると出てきたのがマルシンのグロック21デュアルマキシ用のスペアマガジンで、1.5K。
本体には中々出会えませんが、こちらは取り敢えず押さえておきました。
最近気になっていたゼータ6というメーカーのラバー製スピードローダーで、これはチーフ用です。
新品で2.6Kでした。
手頃な価格でガバ系のパーツを数多く置いていたブースで、WAマグナのシリーズ70用ステンレスアウターバレルが300円。
そして同じブースで(売主さんは違いましたが…)あのエドブラウン製のパートリッジフロントサイトを発見。
固定用のロールピン付き、もちろんモノホンで2Kでした。
何に付けたろかな~。
むげんブースに展示されていたZEKEのモデル19 4インチをお触りさせていただきました。
(画像はHPより拝借)
実銃にはないワイドトリガー / ハンマーが装着されていますが、これは70年代のGUN誌の表紙にインスパイアされたとの事。
つまり当時ライターで所有者だったイチローナガタ スペシャルと云うことになりますね。
試作品とのことですが、こだわりのディテール、精度は高く操作も滑らかでコクサイ製との格の違いを肌で感じました。
管理人的にトリガーガート上前方のラインに僅かに違和感を覚えましたが、想定価格(200K程だとか)はリーズナブルと感じます。
そして3階に降りて帰り際に見つけたのがウィンドラスのM7バヨネットで13K。
近頃中々見かけない上、程度も良かったので買っちゃいました。
昼頃は晴れていたのに帰る頃には何故か夏の嵐のような横殴りの雨になっていた浜松町(汗)。
天上の遊歩道のおかげで駅までほとんど濡れずに済んだのは幸いでした。
会場は例によって東京都立産業貿易センター浜松町館の2階です。
10:30開場の30分前に到着、BHは寒さ知らずの快適な屋内ロビーで開場まで待機できるので助かります。
会場をぐるっと回ってもコレと云うものは無く、タニコバブースで見つけたハドソントカレフのバレルを0.5Kにて。
(御大から直接お釣りをいただきました…)
そのあとは、例によって発火ブースでGM7を華麗に5連射。
14時からのオークションに出品される商品を確認しましたが、特に気になるものもなかったのでそのまま帰路につきました。
そして1月16、17日に開催された第104回ビクトリーショーにも16日に行ってきました。
会場はBHと同じく東京都立産業貿易センター浜松町館の3、4階です。
10:30開場ですが、例によってランチ後の12:30頃に余裕をこいて会場入り。
まあ経験上、珍品は逃げやしないので…。
まずは4階のテーブル下からサーチすると出てきたのがマルシンのグロック21デュアルマキシ用のスペアマガジンで、1.5K。
本体には中々出会えませんが、こちらは取り敢えず押さえておきました。
最近気になっていたゼータ6というメーカーのラバー製スピードローダーで、これはチーフ用です。
新品で2.6Kでした。
手頃な価格でガバ系のパーツを数多く置いていたブースで、WAマグナのシリーズ70用ステンレスアウターバレルが300円。
そして同じブースで(売主さんは違いましたが…)あのエドブラウン製のパートリッジフロントサイトを発見。
固定用のロールピン付き、もちろんモノホンで2Kでした。
何に付けたろかな~。
むげんブースに展示されていたZEKEのモデル19 4インチをお触りさせていただきました。
(画像はHPより拝借)
実銃にはないワイドトリガー / ハンマーが装着されていますが、これは70年代のGUN誌の表紙にインスパイアされたとの事。
つまり当時ライターで所有者だったイチローナガタ スペシャルと云うことになりますね。
試作品とのことですが、こだわりのディテール、精度は高く操作も滑らかでコクサイ製との格の違いを肌で感じました。
管理人的にトリガーガート上前方のラインに僅かに違和感を覚えましたが、想定価格(200K程だとか)はリーズナブルと感じます。
そして3階に降りて帰り際に見つけたのがウィンドラスのM7バヨネットで13K。
近頃中々見かけない上、程度も良かったので買っちゃいました。
昼頃は晴れていたのに帰る頃には何故か夏の嵐のような横殴りの雨になっていた浜松町(汗)。
天上の遊歩道のおかげで駅までほとんど濡れずに済んだのは幸いでした。
2024年01月10日
タナカモデルガン 三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュ 後編
タナカのモデルガン、三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュ後編です。
前編はこちら。
フリップアップタイプのリアサイトは、ショートバレル化に併せて小振りなものに変えられています。
バレルが300㎜短縮されたことによる影響なんでしょうが、低伸性はそれなりに悪化しているようです。
バットプレートは芸術的な三次曲面を描く手間のかかった初期型を再現。
ストックは実物同様の上下合わせタイプです。
実銃では上下はアリミゾで結合されていますが、流石のタナカでも接着で済ませています。
結合加工が精緻過ぎて横から見た結合線が分かりにくいですが、目を凝らすと確かに木目の方向が違います。
レシーバー後部のラッチ操作により秒でボルトを引き抜くことができます。
ボルト右側のエキストラクターを兼ねたばね性のある長いプレートはボルトのガタ取りの機能も備えていて、操作感の向上に貢献しています。
惜しいのはラッチ用リーフスプリングを留めている無粋なねじで、これは実銃にはないものなのでちょっと残念。
前端の2つのロッキングラグでがっちりレシーバーと締結されるボルト。
(後ろにあるもう一つのラグはレールガイド用)
仮にその2つのラグが破損しても、レシーバーの後端でハンドル部分をガッチリ受け止めているのでボルトが射手を目掛けてブローバック(!)してくることはありません。
そしてタナカのボルトは強度も十分で仕上げも手抜き無し。
ボルトエンドに刻まれたゴージャスなローレット加工ですが、三八式の場合はダテではありません。
この部分は安全子(マニュアルセフティ)となっており、掌で30°ほど押し回す時のすべり止めとして機能します。
同様のボルトエンドを持つ南部式自動拳銃 大型乙(CAWモデルガン)と。
トリガーガードは九九式の鉄板プレス製と違い、端正かつ優美なラインを描く削り出しタイプ。
管理人的に萌えポイントです。
トリガーガード前端に仕込まれたラッチを押してやると、弾倉部下のカバーがカパーンとリリースされます。
こんな操作もいちいち楽しい。
残念ながらさく杖は先端がねじこんであるだけのダミー。
反面、マズルのクラウンなどは後加工で丁寧に面取りされています。
プロポーション的には、ハンドガードの真ん中あたりが少しポッチャリ気味なのが気になると云えば気になるポイント…。
あと、ハンドガードから先のバレルが僅かに長い印象ですが、リアルサイズの銃剣が付かないようにするための配慮という噂も。
旧軍のサービスピストル達(九四式自動拳銃:HWSモデルガン、十四年式自動拳銃:ハドソンモデルガン)と。
小柄でメカメカしく、操作も楽しいのでついつい手に取って愛でてしまう管理人…(汗)。
常に部屋の片隅に(こっそりと…)立て掛けて置きたくなる、そんな味わい深い一本です。
前編はこちら。
フリップアップタイプのリアサイトは、ショートバレル化に併せて小振りなものに変えられています。
バレルが300㎜短縮されたことによる影響なんでしょうが、低伸性はそれなりに悪化しているようです。
バットプレートは芸術的な三次曲面を描く手間のかかった初期型を再現。
ストックは実物同様の上下合わせタイプです。
実銃では上下はアリミゾで結合されていますが、流石のタナカでも接着で済ませています。
結合加工が精緻過ぎて横から見た結合線が分かりにくいですが、目を凝らすと確かに木目の方向が違います。
レシーバー後部のラッチ操作により秒でボルトを引き抜くことができます。
ボルト右側のエキストラクターを兼ねたばね性のある長いプレートはボルトのガタ取りの機能も備えていて、操作感の向上に貢献しています。
惜しいのはラッチ用リーフスプリングを留めている無粋なねじで、これは実銃にはないものなのでちょっと残念。
前端の2つのロッキングラグでがっちりレシーバーと締結されるボルト。
(後ろにあるもう一つのラグはレールガイド用)
仮にその2つのラグが破損しても、レシーバーの後端でハンドル部分をガッチリ受け止めているのでボルトが射手を目掛けてブローバック(!)してくることはありません。
そしてタナカのボルトは強度も十分で仕上げも手抜き無し。
ボルトエンドに刻まれたゴージャスなローレット加工ですが、三八式の場合はダテではありません。
この部分は安全子(マニュアルセフティ)となっており、掌で30°ほど押し回す時のすべり止めとして機能します。
同様のボルトエンドを持つ南部式自動拳銃 大型乙(CAWモデルガン)と。
トリガーガードは九九式の鉄板プレス製と違い、端正かつ優美なラインを描く削り出しタイプ。
管理人的に萌えポイントです。
トリガーガード前端に仕込まれたラッチを押してやると、弾倉部下のカバーがカパーンとリリースされます。
こんな操作もいちいち楽しい。
残念ながらさく杖は先端がねじこんであるだけのダミー。
反面、マズルのクラウンなどは後加工で丁寧に面取りされています。
プロポーション的には、ハンドガードの真ん中あたりが少しポッチャリ気味なのが気になると云えば気になるポイント…。
あと、ハンドガードから先のバレルが僅かに長い印象ですが、リアルサイズの銃剣が付かないようにするための配慮という噂も。
旧軍のサービスピストル達(九四式自動拳銃:HWSモデルガン、十四年式自動拳銃:ハドソンモデルガン)と。
小柄でメカメカしく、操作も楽しいのでついつい手に取って愛でてしまう管理人…(汗)。
常に部屋の片隅に(こっそりと…)立て掛けて置きたくなる、そんな味わい深い一本です。
2024年01月01日
タナカモデルガン 三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュ 前編
明けましておめでとうございます。
年の初めはタナカのモデルガン、三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュの前編です。
旧軍の正式名は騎銃らしいですが、機銃と紛らわしいので騎兵銃と呼ばれることもあったとか。
金属外装のモデルガンで、金属部はグレースチールフィニッシュと呼ばれるダークシルバーのめっき仕上げです。
屋外ではかなりシルバーっぽく映りますが、屋内だともう少し黒ずんで見えます。
その表面仕上げが「実物っぽいか?」と問われると言葉に詰まりますが、仕上げの丁重さも相まって工芸品の様な佇まい。
良く研磨された金属部には上品なヘアラインが残されており、その如何にも「手仕上げしました!」的なテイストに所有欲が満たされます。
ボルトアクションライフルのモデルガンを持っていなかったので、タナカのアリサカ系とKar98kは常々出物がないかサーチしておりました。
アリサカ系の希望としてはコストダウンされた九九式よりは製造に手間のかかっている三八式、そしてショーティ好きの管理人としては竹やりのように長い歩兵銃よりは短い騎兵銃。
仕上げの良いビンテージブルーフィニッシュかグレースチールフィニッシュだったら文句なし…。
ある日、そんなわがままな条件をすべて満たしたブツがオクに登場、特に競り合うこともなく落札できました。
中古でしたが程度は限りなく新品に近く、タナカ純正のスリングが付いていたのも嬉しいポイント。
三八式カービンとも云える騎兵銃。
フルサイズの歩兵銃より300㎜ほど切り詰められ、手の内に収まるサイズ感です。
ライフルのショーティ化(カービン化)の多くはバランスを悪化させますが、もともと三八年式実包が弱装弾っぽかったこともあり騎兵銃は特に問題なかったとか。
ここら辺はM16をショーティ化したM4カービンに通じるものがありますが、フルレングスのM16や歩兵銃は無駄に長かったってことにもなりますね。
カチッとした仕上げと滑らかなアクション、ストリッパークリップによる装填もスムーズそのもの。
本来この状態でボルトを閉鎖するとクリップが弾け飛ぶらしいんですが、結構固くて傷が付くのも何なので試せていません。
5発付属する発火タイプのカートリッジは、6.5x50アリサカ(三八年式実包)の実物大写真に比べると形状がだいぶ違いますね。
むしろ下の7x57マウザーに近い形状です。
左と中央は後日入手した三八年式実包のダミーカート。
意外なことに、中央のように弾頭を5mm程沈めれば(シーティングさせれば)、モデルガンのダミカとして使え、ストリッパークリップによるチャージや装填・排莢もOKです。
(左からオリジナルダミカ、5mmシーティングさせたダミカ、タナカ純正カート)
スピッツァ―(尖鋭)弾頭を持ち、弾頭の長さに比べて薬莢部が短い独特なプロポーションを持つ三八年式実包は、やはりタナカの同梱カートリッジと比べると格段にスマートですね。
三八式はコックオン クロージング(閉鎖時に撃針をコック)なので、モデルガンでもボルトが完全閉鎖する10㎜ぐらい前からグッと手応えが増す感覚が味わえます。
チャンバー上面の菊の御紋と三八式の刻印が良い感じ。
もちろん菊の花びらは自主規制の15枚になっています。
(オリジナルは16枚)
またその両脇のガスベントの小穴も再現。
ベント穴はチャンバー内での異常腔圧発生時に圧力を逃がすためのものですが、タナカの三八式はチャンバーまでリアルに貫通。
過去のロットではレシーバー上面で悪目立ちしていたタナカのマークとSMG刻印は、側面の目立たない箇所に移設されています。
後編に続きます。
年の初めはタナカのモデルガン、三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュの前編です。
旧軍の正式名は騎銃らしいですが、機銃と紛らわしいので騎兵銃と呼ばれることもあったとか。
金属外装のモデルガンで、金属部はグレースチールフィニッシュと呼ばれるダークシルバーのめっき仕上げです。
屋外ではかなりシルバーっぽく映りますが、屋内だともう少し黒ずんで見えます。
その表面仕上げが「実物っぽいか?」と問われると言葉に詰まりますが、仕上げの丁重さも相まって工芸品の様な佇まい。
良く研磨された金属部には上品なヘアラインが残されており、その如何にも「手仕上げしました!」的なテイストに所有欲が満たされます。
ボルトアクションライフルのモデルガンを持っていなかったので、タナカのアリサカ系とKar98kは常々出物がないかサーチしておりました。
アリサカ系の希望としてはコストダウンされた九九式よりは製造に手間のかかっている三八式、そしてショーティ好きの管理人としては竹やりのように長い歩兵銃よりは短い騎兵銃。
仕上げの良いビンテージブルーフィニッシュかグレースチールフィニッシュだったら文句なし…。
ある日、そんなわがままな条件をすべて満たしたブツがオクに登場、特に競り合うこともなく落札できました。
中古でしたが程度は限りなく新品に近く、タナカ純正のスリングが付いていたのも嬉しいポイント。
三八式カービンとも云える騎兵銃。
フルサイズの歩兵銃より300㎜ほど切り詰められ、手の内に収まるサイズ感です。
ライフルのショーティ化(カービン化)の多くはバランスを悪化させますが、もともと三八年式実包が弱装弾っぽかったこともあり騎兵銃は特に問題なかったとか。
ここら辺はM16をショーティ化したM4カービンに通じるものがありますが、フルレングスのM16や歩兵銃は無駄に長かったってことにもなりますね。
カチッとした仕上げと滑らかなアクション、ストリッパークリップによる装填もスムーズそのもの。
本来この状態でボルトを閉鎖するとクリップが弾け飛ぶらしいんですが、結構固くて傷が付くのも何なので試せていません。
5発付属する発火タイプのカートリッジは、6.5x50アリサカ(三八年式実包)の実物大写真に比べると形状がだいぶ違いますね。
むしろ下の7x57マウザーに近い形状です。
左と中央は後日入手した三八年式実包のダミーカート。
意外なことに、中央のように弾頭を5mm程沈めれば(シーティングさせれば)、モデルガンのダミカとして使え、ストリッパークリップによるチャージや装填・排莢もOKです。
(左からオリジナルダミカ、5mmシーティングさせたダミカ、タナカ純正カート)
スピッツァ―(尖鋭)弾頭を持ち、弾頭の長さに比べて薬莢部が短い独特なプロポーションを持つ三八年式実包は、やはりタナカの同梱カートリッジと比べると格段にスマートですね。
三八式はコックオン クロージング(閉鎖時に撃針をコック)なので、モデルガンでもボルトが完全閉鎖する10㎜ぐらい前からグッと手応えが増す感覚が味わえます。
チャンバー上面の菊の御紋と三八式の刻印が良い感じ。
もちろん菊の花びらは自主規制の15枚になっています。
(オリジナルは16枚)
またその両脇のガスベントの小穴も再現。
ベント穴はチャンバー内での異常腔圧発生時に圧力を逃がすためのものですが、タナカの三八式はチャンバーまでリアルに貫通。
過去のロットではレシーバー上面で悪目立ちしていたタナカのマークとSMG刻印は、側面の目立たない箇所に移設されています。
後編に続きます。
2023年12月20日
WAモデルガン コマンダーカスタム(Aタイプ) レストモッド編
WAのモデルガン、コマンダーカスタムです。
近所のホビー系リサイクルショップで発見しましたが、発火済みで、ちょっと汚れていたのでレストア前提で購入。
画像はコンプ付けちゃってますが、デフォルトはAタイプと呼ばれる仕様でした。
デフォルトの状態を写真に撮っておくのを忘れました(汗)。
Aタイプとは、幾多のバリエーションを持つWAコマンダーカスタムの中では比較的ベーシックなタイプ。
WAの1985年度版カタログに掲載されています。
ノーマルのままってのも芸がないので、マスターモデルに付けてたコンプを移植。
ついでにショートパーツもアップデートして、今流行りのレストモッド(レストア+モデファイ)って奴を目指します。
マスターモデル(下)は元の状態に戻しましたが、フロントサイトだけはAタイプに付いていたセミターゲットタイプを移植。
Aタイプはフレームにもあちこち小傷があったので、この際ロアーASSYもまるまる手持ちのパーツと差し替えてレストモッドを断行!
溜まりに溜まったガバのストックパーツの消費の促進を図ります…。
核となるフレームは〇ュール流れのMGCコマンダーのめっきフレームを使用。
多分MGC(タイトー)終末期の頃の物と思われる一品で、傷もなくめっきの状態も良好です。
フロントストラップにチェッカリングが入り、ビーバーテールにも対応したセミカスタム的な仕様なのも好都合。
難点は、グリップスクリュー用のブッシュが付いていないこと。
高校生の時に買ったタップツールをグリングリンして、去年夏のBHで入手していたBWC製のブッシュをインストール。
他にもストック箱から使えそうなショートパーツをかき集めます。
ハンマーは今年GWのVショーで1Kで買った、メーカー不明、超絶仕上げのイカしたスケルトンハンマー。
実は軸受け部分が別部品のカラーになっているスゴいヤツなんです…。
トリガーはコレと云うのがなかったのでシェリフのアルミ製のスリーホールを投入。
いつ買ったかは記憶にないのですが、多分どこぞのイベントのジャンク箱で拾ったものかと…。
WAマグナのナショナルマッチ用で少々大きかったので、幅と上下を数ミリ削りました。
つ、遂にこのグリップを使う日がやって来た!
グリップは悩んだ挙句10年ほど前の夏のVショーで2Kで買ったチタン製(!)のグリップを満を持して投入~。
マグウェルカットになっているので見た目収まりが良いし、何となく近未来感が出るかなと思って…(謎)。
コンプとバランスを取るため、4年ぐらい前のVショーで買った大き目のマグウェルファンネルを付けて下方向にもボリューム感を持たせました。
グリップセフティはハンプ付きで抑揚多めのヤツを白磨き。
マガジンはスモールカート対応と云うことで、今年GWのBHでタニコバさんから直に購入した(箱にサインまでいただいた…)ウィルソンのステンレスマガジンを…。
謎のスケルトンハンマーは、買うときにWAマグナRタイプ用と云われていて多少の加工は覚悟していたんですが、無加工で付いちゃいましたね。
WAコマンダーカスタムのお約束アイテム、ステンレス製のエクステンデットスライドストップは純正の物を仕上げ直しました。
スライド側面は面出しして、無塗装ポリッシュ仕上げにしました。
ガバはスライド側面が完全フラットなので、(刻印が消えるのさえ気を付ければ)ポリッシュし易いのが良いですね。
スライド前端のフロントサイト痕の穴はプラバンで塞ぎました。
アンビセフティは7年ぐらい前のBHで購入した、メーカー不明(〇ェリフ?)のステンレス製ワイドタイプでグレーの色味が精悍な一品。
そしてWAコマンダーカスタムのアイコンとも云えるリアルな金属製ファイアリングピン(前半部は樹脂)に激萌えする管理人。
レストモッドにあたって、他の部分をGM5系パーツに置換えてもスライドASSYだけは他と替えがたいです。
レストモッド後は当然元箱には収まらないので、余っていた箱(アキバの中古店で買ったMGCハードボーラー用)に収納。
使わなくなったAタイプのパーツ類は元箱に入れて保管します。
今年はここまで!
よいお年を~。
近所のホビー系リサイクルショップで発見しましたが、発火済みで、ちょっと汚れていたのでレストア前提で購入。
画像はコンプ付けちゃってますが、デフォルトはAタイプと呼ばれる仕様でした。
デフォルトの状態を写真に撮っておくのを忘れました(汗)。
Aタイプとは、幾多のバリエーションを持つWAコマンダーカスタムの中では比較的ベーシックなタイプ。
WAの1985年度版カタログに掲載されています。
ノーマルのままってのも芸がないので、マスターモデルに付けてたコンプを移植。
ついでにショートパーツもアップデートして、今流行りのレストモッド(レストア+モデファイ)って奴を目指します。
マスターモデル(下)は元の状態に戻しましたが、フロントサイトだけはAタイプに付いていたセミターゲットタイプを移植。
Aタイプはフレームにもあちこち小傷があったので、この際ロアーASSYもまるまる手持ちのパーツと差し替えてレストモッドを断行!
溜まりに溜まったガバのストックパーツの消費の促進を図ります…。
核となるフレームは〇ュール流れのMGCコマンダーのめっきフレームを使用。
多分MGC(タイトー)終末期の頃の物と思われる一品で、傷もなくめっきの状態も良好です。
フロントストラップにチェッカリングが入り、ビーバーテールにも対応したセミカスタム的な仕様なのも好都合。
難点は、グリップスクリュー用のブッシュが付いていないこと。
高校生の時に買ったタップツールをグリングリンして、去年夏のBHで入手していたBWC製のブッシュをインストール。
他にもストック箱から使えそうなショートパーツをかき集めます。
ハンマーは今年GWのVショーで1Kで買った、メーカー不明、超絶仕上げのイカしたスケルトンハンマー。
実は軸受け部分が別部品のカラーになっているスゴいヤツなんです…。
トリガーはコレと云うのがなかったのでシェリフのアルミ製のスリーホールを投入。
いつ買ったかは記憶にないのですが、多分どこぞのイベントのジャンク箱で拾ったものかと…。
WAマグナのナショナルマッチ用で少々大きかったので、幅と上下を数ミリ削りました。
つ、遂にこのグリップを使う日がやって来た!
グリップは悩んだ挙句10年ほど前の夏のVショーで2Kで買ったチタン製(!)のグリップを満を持して投入~。
マグウェルカットになっているので見た目収まりが良いし、何となく近未来感が出るかなと思って…(謎)。
コンプとバランスを取るため、4年ぐらい前のVショーで買った大き目のマグウェルファンネルを付けて下方向にもボリューム感を持たせました。
グリップセフティはハンプ付きで抑揚多めのヤツを白磨き。
マガジンはスモールカート対応と云うことで、今年GWのBHでタニコバさんから直に購入した(箱にサインまでいただいた…)ウィルソンのステンレスマガジンを…。
謎のスケルトンハンマーは、買うときにWAマグナRタイプ用と云われていて多少の加工は覚悟していたんですが、無加工で付いちゃいましたね。
WAコマンダーカスタムのお約束アイテム、ステンレス製のエクステンデットスライドストップは純正の物を仕上げ直しました。
スライド側面は面出しして、無塗装ポリッシュ仕上げにしました。
ガバはスライド側面が完全フラットなので、(刻印が消えるのさえ気を付ければ)ポリッシュし易いのが良いですね。
スライド前端のフロントサイト痕の穴はプラバンで塞ぎました。
アンビセフティは7年ぐらい前のBHで購入した、メーカー不明(〇ェリフ?)のステンレス製ワイドタイプでグレーの色味が精悍な一品。
そしてWAコマンダーカスタムのアイコンとも云えるリアルな金属製ファイアリングピン(前半部は樹脂)に激萌えする管理人。
レストモッドにあたって、他の部分をGM5系パーツに置換えてもスライドASSYだけは他と替えがたいです。
レストモッド後は当然元箱には収まらないので、余っていた箱(アキバの中古店で買ったMGCハードボーラー用)に収納。
使わなくなったAタイプのパーツ類は元箱に入れて保管します。
今年はここまで!
よいお年を~。
2023年12月09日
ピーメ沼!その4 ハドソンモデルガン コルト バントライン・スペシャル 後編
ハドソンのコルトSAA 1st、バントライン・スペシャルの後編です。
前編はこちら。
だいぶ前になりますが、使う当てもないのにホビー系リサイクルショップのHP店舗から2K+税でゲットしたランパントの1stピーメのショートパーツ類。
ハンマーノーズの形状から察するに黒色火薬タイプのようです。
ハドソンのピーメに使える部品はないかと試してみたところ、トリガーのみ使えることが分かりました。
左がランパントのトリガー。
更にランパントのトリガーを付けると未コッキング状態のトリガーの位置が改善されることが判明。
画像はノーマルトリガーのレスト位置で、管理人的には些か前に出過ぎのような印象。
ランパントのトリガーだと、やや後ろ寄りのイメージ通りの位置になります。
再仕上げにあたりHW樹脂の成型状態は非常に良好で、平面も良く出ていたので下地を整えるのは楽でした。
GW中だったし、無塗装なのを良いことにヒマに任せてブルーイング(ケースハードン風)にチャレンジ…、などと大それた考えが頭をよぎりましたが…。
当然そんな根性は持ち合わせていないので、いつも通りの塗装仕上げとなったのは云うまでもありません。
その際グリップフレーム底部の社名の刻印は、今は亡きハドソン産業株式会社に敬意を表し敢えて残しました。
カッコ良いハンマーノーズは真鍮製で、無煙火薬タイプを再現しています。
ピーメ沼第三弾の極端に短い奴、バードヘッド シェリフズ(MULEモデルガン)と。
しかし贈られたのが実話だとしたら、ワイアット・アープ氏はこんなに長いのを日常業務に使ったんでしょうか…。
バントラインのバレル長は12インチ、そしてコルトM16A2コマンド - モデル733(MGCモデルガン)は12.5インチ…。
如何にバントラインのバレルが無駄に長いかが分かります(笑)。
そしてずっと探していたハドソン純正のSAA用ダミーカートリッジ、正式名「.45ダミーセパレートカートリッジ」を最近リサイクルショップのHP店舗で発見。
3K+税でしたがマッハでポチりました。
専用のシリンダーに対応した非常に凝った構造のダミカで、Oリング付きのブレット、スペーサー、ケースの3つのパーツで構成されています。
シリンダーに仕込む時は真ん中のスペーサーは使用せずに、ブレットとケースだけをシリンダーの前後から装着します。
見た目の迫力に加え、合計で163gと結構な重量が稼げるのも魅力です。
難点はOリングで結合されているため、ケースが簡単に排莢できないのことですかね。
でも、気の効いた楽しいアクセサリーです。
前編はこちら。
だいぶ前になりますが、使う当てもないのにホビー系リサイクルショップのHP店舗から2K+税でゲットしたランパントの1stピーメのショートパーツ類。
ハンマーノーズの形状から察するに黒色火薬タイプのようです。
ハドソンのピーメに使える部品はないかと試してみたところ、トリガーのみ使えることが分かりました。
左がランパントのトリガー。
更にランパントのトリガーを付けると未コッキング状態のトリガーの位置が改善されることが判明。
画像はノーマルトリガーのレスト位置で、管理人的には些か前に出過ぎのような印象。
ランパントのトリガーだと、やや後ろ寄りのイメージ通りの位置になります。
再仕上げにあたりHW樹脂の成型状態は非常に良好で、平面も良く出ていたので下地を整えるのは楽でした。
GW中だったし、無塗装なのを良いことにヒマに任せてブルーイング(ケースハードン風)にチャレンジ…、などと大それた考えが頭をよぎりましたが…。
当然そんな根性は持ち合わせていないので、いつも通りの塗装仕上げとなったのは云うまでもありません。
その際グリップフレーム底部の社名の刻印は、今は亡きハドソン産業株式会社に敬意を表し敢えて残しました。
カッコ良いハンマーノーズは真鍮製で、無煙火薬タイプを再現しています。
ピーメ沼第三弾の極端に短い奴、バードヘッド シェリフズ(MULEモデルガン)と。
しかし贈られたのが実話だとしたら、ワイアット・アープ氏はこんなに長いのを日常業務に使ったんでしょうか…。
バントラインのバレル長は12インチ、そしてコルトM16A2コマンド - モデル733(MGCモデルガン)は12.5インチ…。
如何にバントラインのバレルが無駄に長いかが分かります(笑)。
そしてずっと探していたハドソン純正のSAA用ダミーカートリッジ、正式名「.45ダミーセパレートカートリッジ」を最近リサイクルショップのHP店舗で発見。
3K+税でしたがマッハでポチりました。
専用のシリンダーに対応した非常に凝った構造のダミカで、Oリング付きのブレット、スペーサー、ケースの3つのパーツで構成されています。
シリンダーに仕込む時は真ん中のスペーサーは使用せずに、ブレットとケースだけをシリンダーの前後から装着します。
見た目の迫力に加え、合計で163gと結構な重量が稼げるのも魅力です。
難点はOリングで結合されているため、ケースが簡単に排莢できないのことですかね。
でも、気の効いた楽しいアクセサリーです。
2023年12月01日
行ってみた!タミヤフェア2023
2023年11月18日、19日の両日に静岡市のツインメッセ静岡で開催されたタミヤフェア2023へ、19日に行ってきました。
タミヤフェアとは株式会社タミヤが主催する企業イベントで、模型製品の展示 / 物販のみならず、模型の元ネタである実物の展示もあります。
9:30に静岡駅に到着し、駅から2Kmほどのツインメッセ静岡に向かいます。
今まで静岡にはあまり縁が無く、土地勘もありません。
(幼少の頃、登呂遺跡に行った記憶がおぼろげにありますが…)
静岡駅周辺にはこのようなランナータイプの看板が数ヵ所設置されていて、官民挙げてプラモが特産品であることをアピールしてますね。
会場に一歩足を踏み入れるや、屋外ブースに展示された軍用車群がお出迎え。
展示協力は日本ミリタリーヴィークル協会(NMVA)で、アニメーターの故大塚康生さんも所属されていましたね。
ハンビーはターレットリングにマウントされたM2重機関銃がド迫力で、ターレットを回転させるデモもやってました。
そして今回のお目当ては、ずばりコレっ!
最近Kar98kやMP44などのドイツ軍小銃について検索する機会が多かった管理人。
そこで辿り着いたのが「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ と云うHPでした。
基本的に適法処理された実物(一部を除く)を用いてドイツ国防軍時代の小火器やアクセサリー類が、目の覚めるような鮮明な画像と共に紹介されています。
また、深い造詣に裏打ちされた解説や構造説明も充実しており、そこには管理人が求める全てがありました。
その情報量、クオリティたるやその筋の専門書に匹敵します…、いや超えてるかも。
そしてある日、そのトップページに "「タミヤフェア 2023」独軍小火器や光学機器を展示します。" とお知らせがあるのを見逃さなかった管理人。
それによると展示する小火器やアクセサリー類は各部の操作もできますとのことで、マッハで静岡行きを決断。
MG34やMG42が触り放題と云う体験もなかなか出来ませんしねぇ。
到着後、ブースにいらっしゃった方にご挨拶すると、上記のHPを主宰されている方でした。
展示物はHPでも紹介されている適法処理を施した実物で、そのような貴重なものを前に「好きなように弄ってください」とのありがたいお言葉。
またMG系はあまり馴染みがありませんとお伝えすると、非常に丁寧にいろいろと解説までしていただけました。
さっそく持参した軍手を装着。
(上野のシカゴ連隊で身に付けた作法です…笑)
ラフェッテMGは高、低と二種類の姿勢が用意されており、更に光学照準器まで装着されたフルコンプ状態。
照準器を覗くと明るい視野と鮮明なレチクルで、当時この手の光学機器はドイツのお家芸だったことを納得せざるを得ません。
ブース主様はとても気さくに取扱い方などのレクチャーをしてくださり、のみならず撮影の協力までしていただけました。
(ありがとうございますっ!)
そして長年の夢…、MG34/42のバレル交換を行います。
MG34はラッチを解除して後部をクルリと回して行いますが、その際に感じる削り出しレシーバーの精度の高さは鳥肌モノです。
続けてMG42のバレル交換にも挑戦しますが、ほどんどワンアクションで交換が可能。
アッパーレシーバーがモノコック化(?)されているので、銃を自立させたままバレル交換ができるようにカイゼンされています。
MG3と名を変え、複数の国で今なお現役なのが分かる気がします。
弾帯のフィーディングもご指導いただき、チャレンジ。
フィーディング操作一つとっても、ドイツ軍は使い易いように常にカイゼンを行っていたことも理解できました。
(手のモデルはブース主様です、ご協力感謝!)
新旧MG揃い踏みの図ですが、比べるとMG42は34の使い勝手を更に進化・洗練させ、同時に高度なプレス技術でコストダウンを図っているのが理解できます。
当時、プレス加工で削り出し加工のMG34と同等以上の機能を実現できたドイツの技術は空恐ろしいものがあります。
そして絶対に体験したかったのが、パイポッドを握った腰だめでの射撃ポジション。
これが体験できただけで静岡まで来た甲斐があろうと云うもの。
13Kgもの重さがあるMG42ですが、スリングを併用すればショルダーウェポンとして一人運用やコントロールも十分可能な印象でした。
ちなみに後ろのキューベルワーゲンは登録車で公道走行もOK、(ブース主様ではない方が)通勤にも使用されているそうです。
運搬形態のラフェッテを背負えると云う、ある意味貴重な体験もできました。
約20Kgあるそうでそれなりに肩に喰い込みますが、展開した状態で正面に現れる2つのパッドが背中にクッションとして当たるので意外と快適な背負い心地です。
マシンガンチームの運搬係の兵士はこの他に10Kgぐらいある弾薬箱を二つ持ったりするから重労働ですね…、とブース主様と意見が一致しました(笑)。
その後ブース主様にご挨拶して後ろ髪を引かれる想いでその場を辞去し、屋内会場へ向かいました。
屋内ブースは北と南館に分かれており、北館は実車のレーシングカーや模型クラブの完成品の展示、物販コーナーで賑わっていました。
プラモを作らなくなって久しい管理人ですが、レベルの高い展示品の鑑賞は目の保養になると同時に、脳も活性化してくれるような気がしました(笑)。
そして栄光のマツダ787B、強きものは美しい…。
南館はミニ四駆や電動RCなど動く模型の楽しさを追求したブースのようで、楽しそうな親子連れでこれまた大賑わい。
電動RCも相変わらずの人気で、それを見ているうちに電動RCの第一世代であるポルシェ934で遊んだことが脳裏に甦ってきました。
934はデフォルトが乾電池仕様だったので、ランニングコスト的にお小遣いがいくらあっても足りません。
そこで2次電池化を図るべくスイッチそのまま(!)で、電池だけニッカドに改造したらケースが溶けて煙が出たのもいい思い出です…(汗)。
一角には陸上自衛隊もブースを構えており、やはりMMシリーズの取材などで協力関係もあるんでしょうからタミヤとは切っても切れない縁を感じさせますね。
物販コーナーでお土産を購入したら、10年以上前の古いタミヤニュースと2023年度版のタミヤカタログをいただいて得した気分。
タミヤカタログは1975年から20年ぐらい買ってました。
久しぶりに手にして何か高級感あるな…、と思ったら中綴じから無線綴じ製本になってますね。
タミヤニュースも中、高ぐらいの時に買ってたんで懐かしかったです。
その後は登呂遺跡(半世紀以上ぶり!)まで歩いたり、〇ングス静岡店に寄ったりでそれなりに疲れました(笑)。
でも、どこからでも見える富士山には疲れも吹き飛びます。
海とか富士山とかでっかい物を見ると感動してしまうのは埼〇県人の習性です…(諸説あり)。
模型業界のイベントに伺ったのは初めてですが、この規模を一社で賄えてしまうのは流石タミヤ、コンテンツの多様さに圧倒されました。
しかし決してそれだけではなく、タミヤ社員の方とお話ししてもプロダクトの元ネタたる実物への造詣の深さと強い思い入れが印象的でした。
なのでモデルアップに際しても、形をなぞるだけでない説得力のある造形、厚みのある表現に繋がって行くんだろうな…、と妄想してしまいました。
タミヤフェアとは株式会社タミヤが主催する企業イベントで、模型製品の展示 / 物販のみならず、模型の元ネタである実物の展示もあります。
9:30に静岡駅に到着し、駅から2Kmほどのツインメッセ静岡に向かいます。
今まで静岡にはあまり縁が無く、土地勘もありません。
(幼少の頃、登呂遺跡に行った記憶がおぼろげにありますが…)
静岡駅周辺にはこのようなランナータイプの看板が数ヵ所設置されていて、官民挙げてプラモが特産品であることをアピールしてますね。
会場に一歩足を踏み入れるや、屋外ブースに展示された軍用車群がお出迎え。
展示協力は日本ミリタリーヴィークル協会(NMVA)で、アニメーターの故大塚康生さんも所属されていましたね。
ハンビーはターレットリングにマウントされたM2重機関銃がド迫力で、ターレットを回転させるデモもやってました。
そして今回のお目当ては、ずばりコレっ!
最近Kar98kやMP44などのドイツ軍小銃について検索する機会が多かった管理人。
そこで辿り着いたのが「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ と云うHPでした。
基本的に適法処理された実物(一部を除く)を用いてドイツ国防軍時代の小火器やアクセサリー類が、目の覚めるような鮮明な画像と共に紹介されています。
また、深い造詣に裏打ちされた解説や構造説明も充実しており、そこには管理人が求める全てがありました。
その情報量、クオリティたるやその筋の専門書に匹敵します…、いや超えてるかも。
そしてある日、そのトップページに "「タミヤフェア 2023」独軍小火器や光学機器を展示します。" とお知らせがあるのを見逃さなかった管理人。
それによると展示する小火器やアクセサリー類は各部の操作もできますとのことで、マッハで静岡行きを決断。
MG34やMG42が触り放題と云う体験もなかなか出来ませんしねぇ。
到着後、ブースにいらっしゃった方にご挨拶すると、上記のHPを主宰されている方でした。
展示物はHPでも紹介されている適法処理を施した実物で、そのような貴重なものを前に「好きなように弄ってください」とのありがたいお言葉。
またMG系はあまり馴染みがありませんとお伝えすると、非常に丁寧にいろいろと解説までしていただけました。
さっそく持参した軍手を装着。
(上野のシカゴ連隊で身に付けた作法です…笑)
ラフェッテMGは高、低と二種類の姿勢が用意されており、更に光学照準器まで装着されたフルコンプ状態。
照準器を覗くと明るい視野と鮮明なレチクルで、当時この手の光学機器はドイツのお家芸だったことを納得せざるを得ません。
ブース主様はとても気さくに取扱い方などのレクチャーをしてくださり、のみならず撮影の協力までしていただけました。
(ありがとうございますっ!)
そして長年の夢…、MG34/42のバレル交換を行います。
MG34はラッチを解除して後部をクルリと回して行いますが、その際に感じる削り出しレシーバーの精度の高さは鳥肌モノです。
続けてMG42のバレル交換にも挑戦しますが、ほどんどワンアクションで交換が可能。
アッパーレシーバーがモノコック化(?)されているので、銃を自立させたままバレル交換ができるようにカイゼンされています。
MG3と名を変え、複数の国で今なお現役なのが分かる気がします。
弾帯のフィーディングもご指導いただき、チャレンジ。
フィーディング操作一つとっても、ドイツ軍は使い易いように常にカイゼンを行っていたことも理解できました。
(手のモデルはブース主様です、ご協力感謝!)
新旧MG揃い踏みの図ですが、比べるとMG42は34の使い勝手を更に進化・洗練させ、同時に高度なプレス技術でコストダウンを図っているのが理解できます。
当時、プレス加工で削り出し加工のMG34と同等以上の機能を実現できたドイツの技術は空恐ろしいものがあります。
そして絶対に体験したかったのが、パイポッドを握った腰だめでの射撃ポジション。
これが体験できただけで静岡まで来た甲斐があろうと云うもの。
13Kgもの重さがあるMG42ですが、スリングを併用すればショルダーウェポンとして一人運用やコントロールも十分可能な印象でした。
ちなみに後ろのキューベルワーゲンは登録車で公道走行もOK、(ブース主様ではない方が)通勤にも使用されているそうです。
運搬形態のラフェッテを背負えると云う、ある意味貴重な体験もできました。
約20Kgあるそうでそれなりに肩に喰い込みますが、展開した状態で正面に現れる2つのパッドが背中にクッションとして当たるので意外と快適な背負い心地です。
マシンガンチームの運搬係の兵士はこの他に10Kgぐらいある弾薬箱を二つ持ったりするから重労働ですね…、とブース主様と意見が一致しました(笑)。
その後ブース主様にご挨拶して後ろ髪を引かれる想いでその場を辞去し、屋内会場へ向かいました。
屋内ブースは北と南館に分かれており、北館は実車のレーシングカーや模型クラブの完成品の展示、物販コーナーで賑わっていました。
プラモを作らなくなって久しい管理人ですが、レベルの高い展示品の鑑賞は目の保養になると同時に、脳も活性化してくれるような気がしました(笑)。
そして栄光のマツダ787B、強きものは美しい…。
南館はミニ四駆や電動RCなど動く模型の楽しさを追求したブースのようで、楽しそうな親子連れでこれまた大賑わい。
電動RCも相変わらずの人気で、それを見ているうちに電動RCの第一世代であるポルシェ934で遊んだことが脳裏に甦ってきました。
934はデフォルトが乾電池仕様だったので、ランニングコスト的にお小遣いがいくらあっても足りません。
そこで2次電池化を図るべくスイッチそのまま(!)で、電池だけニッカドに改造したらケースが溶けて煙が出たのもいい思い出です…(汗)。
一角には陸上自衛隊もブースを構えており、やはりMMシリーズの取材などで協力関係もあるんでしょうからタミヤとは切っても切れない縁を感じさせますね。
物販コーナーでお土産を購入したら、10年以上前の古いタミヤニュースと2023年度版のタミヤカタログをいただいて得した気分。
タミヤカタログは1975年から20年ぐらい買ってました。
久しぶりに手にして何か高級感あるな…、と思ったら中綴じから無線綴じ製本になってますね。
タミヤニュースも中、高ぐらいの時に買ってたんで懐かしかったです。
その後は登呂遺跡(半世紀以上ぶり!)まで歩いたり、〇ングス静岡店に寄ったりでそれなりに疲れました(笑)。
でも、どこからでも見える富士山には疲れも吹き飛びます。
海とか富士山とかでっかい物を見ると感動してしまうのは埼〇県人の習性です…(諸説あり)。
模型業界のイベントに伺ったのは初めてですが、この規模を一社で賄えてしまうのは流石タミヤ、コンテンツの多様さに圧倒されました。
しかし決してそれだけではなく、タミヤ社員の方とお話ししてもプロダクトの元ネタたる実物への造詣の深さと強い思い入れが印象的でした。
なのでモデルアップに際しても、形をなぞるだけでない説得力のある造形、厚みのある表現に繋がって行くんだろうな…、と妄想してしまいました。
2023年11月19日
KSCガスガン ステアーTMP
KSCのガスガン、ステアーTMPです。
映画トゥームレイダーのバイクスタント場面でアンジー姐御の得物としてご活躍、コンパクトさが際立っていた一丁です。
そう云えば持ってたよな~、と久しぶりに引き出しの奥から引っ張り出してみました。
ちょうど20年前のトイガンフェスタ(浅草のAPSカップ東京本大会で併催されていた物販イベント)のKSCブースにて購入。
ハードキック版としてマイナーチェンジされたバージョンです。
その後はB&T MP9としてモデルチェンジされ、TMPの方は生産終了となったようですね。
管理人も旧型となったTMPはなんとなくいらない子状態になってしまって、長年ホカしたままになってました。
しかし久しぶりに手に取るTMPは、レシーバー表面のシボや、リアルなステアー・マンリッカー刻印(ホットスタンプ?)が何ともホンモノっぽい味わい。
こないだ久しぶりに行った上野のシカゴ連隊に置いてあったモノホンと瓜二つで、並べて置いたら区別がつかないんでは…。
重さも実銃がエンプティ状態で1.3Kgなのに対して、KSCのカタログデータは1.5Kgなので実銃にフル装填したのと同等かと。
もちろん(禁断の…)メイド・イン・オーストリア刻印。
露出部分はほぼ樹脂に覆われているので仕上げ直しするような箇所もありませんが、金属製のボルトキャリアのみ面出し後黒染め。
その際、刻印の文字は一部シルバーの金属下地を出してアクセントを付けました。
KSCは昔から脇を固める良質なアクセサリー類が豊富です。
サプレッサー(量産タイプ)、レシーバー上のマウント、ショートマガジン、タクティカルスリングは後から買い足したもの。
これらのアクセサリーは、全て元箱内に本体と一緒に収められるようになっているのも気が利いています。
少量生産だったらしいタクティカルスリングは初回生産時に買い逃してしまい、一度だけあった再販時に入手。
ストックレスのTMPには必需品ですね。
7~8年ぶりに撃ってみましたが、ガス漏れも含めてどこにも不具合が発生していないのにも感心。
フル・セミともめっちゃ快調で、キックも小気味よし。
TMP購入当時に入手したモッジ・ムーブスター45と云うドットサイト。
ストックレスでアイリリーフの長いSMGには、大径のドットサイトが相応しいと思って買ったものです。
バトラーキャップは、後日買い足したもの。
ムーブスターの造りは今のレベルで見ても不満はなく、ドットも鮮やか。
タクティカルスリングを使えばストックなしでも良く当たり(5mですが…)、改めてTMPを惚れ直す管理人…。
MP9を買ってTMPはオクで売り飛ばす計画でしたが、その後もMP9とは縁が無く何となくそのままに…。
今回、TMPの持ち味はコンパクトさを極めるためにストックをも省いた潔さだし、そこがプロっぽくてイカしてるんだってことに今更ながら気が付きました。
横着者で幸いでした…(笑)。
映画トゥームレイダーのバイクスタント場面でアンジー姐御の得物としてご活躍、コンパクトさが際立っていた一丁です。
そう云えば持ってたよな~、と久しぶりに引き出しの奥から引っ張り出してみました。
ちょうど20年前のトイガンフェスタ(浅草のAPSカップ東京本大会で併催されていた物販イベント)のKSCブースにて購入。
ハードキック版としてマイナーチェンジされたバージョンです。
その後はB&T MP9としてモデルチェンジされ、TMPの方は生産終了となったようですね。
管理人も旧型となったTMPはなんとなくいらない子状態になってしまって、長年ホカしたままになってました。
しかし久しぶりに手に取るTMPは、レシーバー表面のシボや、リアルなステアー・マンリッカー刻印(ホットスタンプ?)が何ともホンモノっぽい味わい。
こないだ久しぶりに行った上野のシカゴ連隊に置いてあったモノホンと瓜二つで、並べて置いたら区別がつかないんでは…。
重さも実銃がエンプティ状態で1.3Kgなのに対して、KSCのカタログデータは1.5Kgなので実銃にフル装填したのと同等かと。
もちろん(禁断の…)メイド・イン・オーストリア刻印。
露出部分はほぼ樹脂に覆われているので仕上げ直しするような箇所もありませんが、金属製のボルトキャリアのみ面出し後黒染め。
その際、刻印の文字は一部シルバーの金属下地を出してアクセントを付けました。
KSCは昔から脇を固める良質なアクセサリー類が豊富です。
サプレッサー(量産タイプ)、レシーバー上のマウント、ショートマガジン、タクティカルスリングは後から買い足したもの。
これらのアクセサリーは、全て元箱内に本体と一緒に収められるようになっているのも気が利いています。
少量生産だったらしいタクティカルスリングは初回生産時に買い逃してしまい、一度だけあった再販時に入手。
ストックレスのTMPには必需品ですね。
7~8年ぶりに撃ってみましたが、ガス漏れも含めてどこにも不具合が発生していないのにも感心。
フル・セミともめっちゃ快調で、キックも小気味よし。
TMP購入当時に入手したモッジ・ムーブスター45と云うドットサイト。
ストックレスでアイリリーフの長いSMGには、大径のドットサイトが相応しいと思って買ったものです。
バトラーキャップは、後日買い足したもの。
ムーブスターの造りは今のレベルで見ても不満はなく、ドットも鮮やか。
タクティカルスリングを使えばストックなしでも良く当たり(5mですが…)、改めてTMPを惚れ直す管理人…。
MP9を買ってTMPはオクで売り飛ばす計画でしたが、その後もMP9とは縁が無く何となくそのままに…。
今回、TMPの持ち味はコンパクトさを極めるためにストックをも省いた潔さだし、そこがプロっぽくてイカしてるんだってことに今更ながら気が付きました。
横着者で幸いでした…(笑)。
2023年11月10日
お色直し!MGCモデルガン キンバーエリートキャリー
今回はMGCのモデルガン、キンバーエリートキャリーをお色直し。
お気に入りのハンサム君、MGCのキンバーエリートキャリーですが、見る度に気になる箇所が一点。
それはグリップセフティの握り込む部分の貧弱さで、キンバーはもっと独特のボリューム感があります。
これはお色直しをする前の画像。
お色直し後の画像。
その部分に肉盛りして、ボリューミーにしてみました。
まずグリップセフティにプラバンと瞬着で大まかな肉盛りをします。
瞬着が固まったらガリゴリと削りますが、この時に出来上がりの明確なイメージを掴んでおかないと…。
コレジャナイ感たっぷりの仕上がりになります(号泣)。
さらに肉を盛り、削る!を数回繰り返し…。
まあまあじゃない?とがんばった自分に言い聞かせる管理人。
まだラインがぎこちない気がするんですが、「ここら辺が潮時だ!」の心の声に素直に従いました…。
実物はもっと大らかかつ繊細なラインを描いているんですが、今回はいま一つ追いきれませんでした。
ふと思ったんですが、WAのウルトラCDPⅡのグリップセフティを入手すればこんな苦労は…、以下略。
お気に入りのハンサム君、MGCのキンバーエリートキャリーですが、見る度に気になる箇所が一点。
それはグリップセフティの握り込む部分の貧弱さで、キンバーはもっと独特のボリューム感があります。
これはお色直しをする前の画像。
お色直し後の画像。
その部分に肉盛りして、ボリューミーにしてみました。
まずグリップセフティにプラバンと瞬着で大まかな肉盛りをします。
瞬着が固まったらガリゴリと削りますが、この時に出来上がりの明確なイメージを掴んでおかないと…。
コレジャナイ感たっぷりの仕上がりになります(号泣)。
さらに肉を盛り、削る!を数回繰り返し…。
まあまあじゃない?とがんばった自分に言い聞かせる管理人。
まだラインがぎこちない気がするんですが、「ここら辺が潮時だ!」の心の声に素直に従いました…。
実物はもっと大らかかつ繊細なラインを描いているんですが、今回はいま一つ追いきれませんでした。
ふと思ったんですが、WAのウルトラCDPⅡのグリップセフティを入手すればこんな苦労は…、以下略。
2023年11月01日
ハドソンモデルガン USライフルCal.30 M1(M1ガーランド) 後編
ハドソンのモデルガン、USライフルCal.30 M1、通称M1ガーランド 後編です。
前編はこちら。
手動ボルト操作により長大な06弾がチャンバーに吸い込まれ、またダイナミックにエジェクトする様は一見の価値あり。
ショートパーツの多くはロストワックスのスチール製らしいですが、そうじゃないとこんな負荷が掛かるアクションに耐えられないでしょうね。
クリップは最終弾のエジェクトと同時に排出されることになっていますが、この個体は飛びが今一つで残尿感が拭えません(爆)。
(弾頭が付いたままだと、実銃でもそうみたいです)
そんな時、最終弾をエンプティケースにしておくと吉とのネット情報が。
5年ほど前のVショーでおまけで貰っていたエンプティケースを最終弾に仕込んでみると「チキィーン」と元気一杯にクリップがはじき出されました。
「スーっ」とした瞬間…(笑)。
木製ストックは上品過ぎると云う声もあるようですが、まるで高級家具のような仕上げには目を見張ります。
またこの個体は前部ハンドガードの木目がトラ杢(虎目)になっていて悶絶ものの美しさ…。
バットプレートのトラップドアもカッチリと再現され、実物メンテツールが収納可能。
トリガーガードを押し下げるだけでトリガーグループが外れ、秒でここまで分解可能です。
セルフローディングライフルは泥や砂などの汚れに対して神経質だと思いますが、ガーランドの場合は日常的なメンテのし易さでカバーできますね。
トリガーハウジングが見るからに華奢そうなので、メインスプリングを手持ちの低ばねレートのスプリング(下)と置換え、負荷を軽減させました。
トリガープルは軽くなっちゃいますが、他の作動には特に影響もないみたいだし…。
64式小銃が導入されるまで、自衛隊の主力ライフルだったこともあるガーランド。
いまだ防衛大学校儀仗隊では現役で使用されているようです。
以前なんかのTVで見てド肝を抜かれた儀仗隊のファンシードリル、つべで再見しても一糸乱れぬ離れ業の連続に息を飲む管理人。
あまりに軽々と扱うのでもしかして軽量化したデコガンでは?などと思っちゃいましたが、ドリルの最中にブランクの発砲があるので実銃なのは間違いありませんね。
疑ってすいません…。
敬礼しながらシレッと4Kg越えのライフルを片手でブンブン振り回すって…。
隊員の皆さんも特にごっつい体型と云う訳ではないので、力任せではなく重心を上手くコントロールしてるんでしょうね。
その点ガーランドは余計な出っ張りがないとか、長すぎず、短かすぎずのバランスの良さも一役買ってそう…。
ハドソンのモデルガンを握って「デカくて重っ!」と思った時点で、ファンシードリルが如何に凄い事をやっているかが分かります。
下はガーランドが飛び交う中を絶妙の間合いで行進する指揮官ですが、一歩間違えれば大ケガするだろうし仲間を信頼していないと出来ないことですね。
でも、隊員の皆さんも慣れない頃はあらぬ方向にガーランドを飛ばしちゃったりしたんでしょうか…。
この状態でレシーバー左側面のラッチを押すと、クリップがアモごと強制排出されますがこれがまた楽しい。
見て良し、操作して楽しでお値段以上の満足感を与えてくれる、今は亡きハドソンの名作モデルガンでした。
前編はこちら。
手動ボルト操作により長大な06弾がチャンバーに吸い込まれ、またダイナミックにエジェクトする様は一見の価値あり。
ショートパーツの多くはロストワックスのスチール製らしいですが、そうじゃないとこんな負荷が掛かるアクションに耐えられないでしょうね。
クリップは最終弾のエジェクトと同時に排出されることになっていますが、この個体は飛びが今一つで残尿感が拭えません(爆)。
(弾頭が付いたままだと、実銃でもそうみたいです)
そんな時、最終弾をエンプティケースにしておくと吉とのネット情報が。
5年ほど前のVショーでおまけで貰っていたエンプティケースを最終弾に仕込んでみると「チキィーン」と元気一杯にクリップがはじき出されました。
「スーっ」とした瞬間…(笑)。
木製ストックは上品過ぎると云う声もあるようですが、まるで高級家具のような仕上げには目を見張ります。
またこの個体は前部ハンドガードの木目がトラ杢(虎目)になっていて悶絶ものの美しさ…。
バットプレートのトラップドアもカッチリと再現され、実物メンテツールが収納可能。
トリガーガードを押し下げるだけでトリガーグループが外れ、秒でここまで分解可能です。
セルフローディングライフルは泥や砂などの汚れに対して神経質だと思いますが、ガーランドの場合は日常的なメンテのし易さでカバーできますね。
トリガーハウジングが見るからに華奢そうなので、メインスプリングを手持ちの低ばねレートのスプリング(下)と置換え、負荷を軽減させました。
トリガープルは軽くなっちゃいますが、他の作動には特に影響もないみたいだし…。
64式小銃が導入されるまで、自衛隊の主力ライフルだったこともあるガーランド。
いまだ防衛大学校儀仗隊では現役で使用されているようです。
以前なんかのTVで見てド肝を抜かれた儀仗隊のファンシードリル、つべで再見しても一糸乱れぬ離れ業の連続に息を飲む管理人。
あまりに軽々と扱うのでもしかして軽量化したデコガンでは?などと思っちゃいましたが、ドリルの最中にブランクの発砲があるので実銃なのは間違いありませんね。
疑ってすいません…。
敬礼しながらシレッと4Kg越えのライフルを片手でブンブン振り回すって…。
隊員の皆さんも特にごっつい体型と云う訳ではないので、力任せではなく重心を上手くコントロールしてるんでしょうね。
その点ガーランドは余計な出っ張りがないとか、長すぎず、短かすぎずのバランスの良さも一役買ってそう…。
ハドソンのモデルガンを握って「デカくて重っ!」と思った時点で、ファンシードリルが如何に凄い事をやっているかが分かります。
下はガーランドが飛び交う中を絶妙の間合いで行進する指揮官ですが、一歩間違えれば大ケガするだろうし仲間を信頼していないと出来ないことですね。
でも、隊員の皆さんも慣れない頃はあらぬ方向にガーランドを飛ばしちゃったりしたんでしょうか…。
この状態でレシーバー左側面のラッチを押すと、クリップがアモごと強制排出されますがこれがまた楽しい。
見て良し、操作して楽しでお値段以上の満足感を与えてくれる、今は亡きハドソンの名作モデルガンでした。
2023年10月20日
KSCモデルガン ベレッタ93R セカンドバージョン
KSCのモデルガン、ベレッタ93Rのセカンド(以下2nd)バージョンです。
以前紹介済みのABS製ファースト(以下1st)バージョン(下)、気に入っていたのでそのバリアントたるセカンド(以下2nd)バージョンもそれとなく物色しておりました。
しかし注文が「HW製のリアル刻印、もち未発火でリーズナブルな価格の中古」と多目だったこともありなかなか良縁にめぐり会えず…。
そんな2nd探しの旅も、5年ほど前にホビー系のリサイクルショップでHW製の初期ロット(恐らく90年代製)との出会いによって終止符が打たれました。
取説とカートは付属、元箱は無しという個体でしたが、幸いなことにベレッタ表記の元箱(右、1stバージョン用ですが)は後日大雄にて入手。
左の1st用の元箱はベレッタ表記の上から「KSC Mod.93R」と云うシールが貼られており、90年代後半の風雲急を告げる世相が偲ばれます…(笑)。
刻印はと云えば、左側面は1st(上)、2nd共通です。
スライド右側面はちょっと差別化されており、2nd(下)はイタリア刻印ですが、1stはそれにベレッタUSAのテキストが追加されています。
フレームのプルーフマークの位置も異なっていますね。
実銃のシリアルNo.のルールは1st(左)が「Bで始まり数字5桁、そして最後はZ」で、2ndが「Cで始まり以下同様」だそうですが、KSCはどちらもルール通りに再現。
刻印以外の1st(右)、2ndの差異はコンペンセイターのスリット形状ぐらいですかね。
それだけ最初からよく練られた設計だったんでしょう。
これはABSバージョンとHWバージョンの違いと思いますが、ファイアリングピン後端の形状が違います。
小振りな1st(左)に比べてマッシブな形状の2ndですが、これは2ndの形状が実物に近いです。
フルHW製だけに流石の重さ(カート含まず)を誇る2nd。
ABS製の1stは773gなので150gほど重いです。
念願だった1st(下)、2ndの揃い踏み。
KSCは便宜上1st、2ndと称していますが、実銃では1stでも初期のチェッカリングのないスムーズグリップが付いたものが第一期生産品となるそうです。
なのでチェッカードグリップが付いたKSCの1stは第二期、2ndは第三期生産品に当たります。
それを知ってしまうと、「もう一丁1stとスムーズ木グリを入手して第一期生産品を…」と考えてしまうのがマニアの性(汗)。
それはともかく相変わらずフルストロークのホールドオープン姿が絵になる~。
一時大人の事情でKSC刻印だった93Rモデルガンも、近年の再販版では再びリアル刻印に戻ったようで喜ばしい限りです。
HW製グリップは近年の再販版が地味目な塗装仕上げなのに対して、画像の初期ロットは水圧転写の木目調で見た目が華やかですね。
発火しない派なので売りの3連バーストは体感できませんが、昔(25年ぐらい前?)、まだイベントに出店していた頃のKSCブースで試射させてもらったのが思い出されます…。
以前紹介済みのABS製ファースト(以下1st)バージョン(下)、気に入っていたのでそのバリアントたるセカンド(以下2nd)バージョンもそれとなく物色しておりました。
しかし注文が「HW製のリアル刻印、もち未発火でリーズナブルな価格の中古」と多目だったこともありなかなか良縁にめぐり会えず…。
そんな2nd探しの旅も、5年ほど前にホビー系のリサイクルショップでHW製の初期ロット(恐らく90年代製)との出会いによって終止符が打たれました。
取説とカートは付属、元箱は無しという個体でしたが、幸いなことにベレッタ表記の元箱(右、1stバージョン用ですが)は後日大雄にて入手。
左の1st用の元箱はベレッタ表記の上から「KSC Mod.93R」と云うシールが貼られており、90年代後半の風雲急を告げる世相が偲ばれます…(笑)。
刻印はと云えば、左側面は1st(上)、2nd共通です。
スライド右側面はちょっと差別化されており、2nd(下)はイタリア刻印ですが、1stはそれにベレッタUSAのテキストが追加されています。
フレームのプルーフマークの位置も異なっていますね。
実銃のシリアルNo.のルールは1st(左)が「Bで始まり数字5桁、そして最後はZ」で、2ndが「Cで始まり以下同様」だそうですが、KSCはどちらもルール通りに再現。
刻印以外の1st(右)、2ndの差異はコンペンセイターのスリット形状ぐらいですかね。
それだけ最初からよく練られた設計だったんでしょう。
これはABSバージョンとHWバージョンの違いと思いますが、ファイアリングピン後端の形状が違います。
小振りな1st(左)に比べてマッシブな形状の2ndですが、これは2ndの形状が実物に近いです。
フルHW製だけに流石の重さ(カート含まず)を誇る2nd。
ABS製の1stは773gなので150gほど重いです。
念願だった1st(下)、2ndの揃い踏み。
KSCは便宜上1st、2ndと称していますが、実銃では1stでも初期のチェッカリングのないスムーズグリップが付いたものが第一期生産品となるそうです。
なのでチェッカードグリップが付いたKSCの1stは第二期、2ndは第三期生産品に当たります。
それを知ってしまうと、「もう一丁1stとスムーズ木グリを入手して第一期生産品を…」と考えてしまうのがマニアの性(汗)。
それはともかく相変わらずフルストロークのホールドオープン姿が絵になる~。
一時大人の事情でKSC刻印だった93Rモデルガンも、近年の再販版では再びリアル刻印に戻ったようで喜ばしい限りです。
HW製グリップは近年の再販版が地味目な塗装仕上げなのに対して、画像の初期ロットは水圧転写の木目調で見た目が華やかですね。
発火しない派なので売りの3連バーストは体感できませんが、昔(25年ぐらい前?)、まだイベントに出店していた頃のKSCブースで試射させてもらったのが思い出されます…。
2023年10月09日
換えてみた!MGC S&W M645 AJAX木製グリップ
MGCのガスガン、S&W M645のグリップをAJAX(エイジャックス)の木製グリップと替えてみました。
ウォールナット製でS&Wのメダリオン付きです。
30年前は13Kぐらいで売っていた高級品ですが、メルカリで3.5Kでした。
木部は綺麗でしたが、メダリオンが少しくすんでいたので取り外して…。
磨き直してしてスッキリさせました。
グリップ取り付けはポン付けとはいかず、ブッシュ穴径を1mm程拡げる必要がありました。
ここは実物プラグリップ取り付けでも苦労した部分です。
貫通させてしまうと取り返しがつかなくなるため、ドリルビットは手回しで慎重にグリグリと…。
他は特に問題もなく取り付け完了。
ネット上ではポン付けOKと云う情報もチラホラあるんですが、個体差ですかね。
それともMGCのM645に対応するように販売元で予め加工した個体だったのか…。
このM645(下)自体、最近近所のアニメ系リサイクルショップでほぼ傷なしの完品が3K+税だったので衝動買いしてしまった代物。
今回買い足した方はフロントサイトを同梱されていたイエローインサートに変えて従来持っていたM645(レッドインサート)と識別。
それぞれイエローくん、レッドちゃんと命名しました(嘘)。
相変わらず仕上げの良さは国宝級…。
M645はグリップによって表情を変えるので最低でも2丁は欲しい所です(笑)。
ウォールナット製でS&Wのメダリオン付きです。
30年前は13Kぐらいで売っていた高級品ですが、メルカリで3.5Kでした。
木部は綺麗でしたが、メダリオンが少しくすんでいたので取り外して…。
磨き直してしてスッキリさせました。
グリップ取り付けはポン付けとはいかず、ブッシュ穴径を1mm程拡げる必要がありました。
ここは実物プラグリップ取り付けでも苦労した部分です。
貫通させてしまうと取り返しがつかなくなるため、ドリルビットは手回しで慎重にグリグリと…。
他は特に問題もなく取り付け完了。
ネット上ではポン付けOKと云う情報もチラホラあるんですが、個体差ですかね。
それともMGCのM645に対応するように販売元で予め加工した個体だったのか…。
このM645(下)自体、最近近所のアニメ系リサイクルショップでほぼ傷なしの完品が3K+税だったので衝動買いしてしまった代物。
今回買い足した方はフロントサイトを同梱されていたイエローインサートに変えて従来持っていたM645(レッドインサート)と識別。
それぞれイエローくん、レッドちゃんと命名しました(嘘)。
相変わらず仕上げの良さは国宝級…。
M645はグリップによって表情を変えるので最低でも2丁は欲しい所です(笑)。