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2015年05月10日

WAモデルガン ワルサーPPK/Sサテンシルバー 後編

WAのモデルガン、ワルサーPPK/S サテンシルバー 後編です。
前編はこちら

発火方式は安心安全なブリーチタイプですが、スライド後端はファイアリングピンらしく見えるようにひと工夫されています。


ローディングインジケーターは突出し量も程良く、先端も丁重に丸められています。
この丸め加工は結構手間が掛っているんではないでしょうか。
エキストラクターは一見独立パーツに見えますがブリーチと一体で、鉄板を折り曲げ加工してそれらしく再現されたものです。
コスト、リアルさ(当時としては…)、強靭さを兼ね備えた巧妙な設計と云えますね。


バレルは分厚いめっきが掛けられており、マズルの表現も9ミリクルツ(.380ACP)らしい迫力です。
デトネーターは抜いて、ダミーカートモデルにしています。


マガジンはマルシンとは違う、左側穴一個タイプなのがコレクターにはうれしいところ…。


WA純正品らしき木製グリップが装着されていました。
ちょっと厚めだなと思ったら、裏にウエイトが仕込まれているタイプでした。
左側のウエイトが失われていたので、鉛板を切り出して作成。


ネットでも散見されたトラブル、トリガーガードピボット部の割れは、幸いにしてこの個体は無い事を確認。
ですが予防措置として、ローテンションのスプリングに変更しておきました。


WAのPPK/Sは、サブフレームの採用など凝った構造なので、分解組み立てが思いのほか難航。
ネットでパーツリストを公開している方がいらっしゃったので、ホントに助かりました…。


分解すると、バレルの裏に手彫りで謎の数字 “54” が…。
WAファクトリーで?はたまた前オーナーが?


今回初めて手にしたWAのPPK/S、凝りに凝った構造の為かマルシンに比べて若干太めに感じましたが、十分に許容範囲です。
ほぼ同時期に発売されたライバルのマルシンのPPK/Sより1000円程高かったらしいですが、センターファイア以前のマルシンに対しては十分に競争力があったのではないでしょうか…。
WAで一つ気になるのは、トリガーガードの厚みが一定ではないと云うことです。
この点は発売当初から(買ってもいないのに…)気になっていました。


マルシンのセンターファイアーPPK/Sの完成度に十分満足していた為、今までWAのPPK/Sを入手しようなどと考えた事は無かったのですが、実際に手にして見るとまた違った良さがあり
モデルガンに賭ける当時の造り手の情熱が伝わってくるような一品でありました。


一人PPK祭り第2弾、現在進行中の北米生産タイプのインターアームス刻印入りマルシンPPK/Sです。
完成したら対決させます。


一人PPK祭り第3弾も秘かにネタ仕込み中ですので、ご期待下さい…(笑)。  

Posted by BOたぬき at 00:30Comments(0)モデルガンWA