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2023年12月09日

ピーメ沼!その4 ハドソンモデルガン コルト バントライン・スペシャル 後編

ハドソンのコルトSAA 1st、バントライン・スペシャルの後編です。
前編はこちら


だいぶ前になりますが、使う当てもないのにホビー系リサイクルショップのHP店舗から2K+税でゲットしたランパントの1stピーメのショートパーツ類。
ハンマーノーズの形状から察するに黒色火薬タイプのようです。


ハドソンのピーメに使える部品はないかと試してみたところ、トリガーのみ使えることが分かりました。
左がランパントのトリガー。


更にランパントのトリガーを付けると未コッキング状態のトリガーの位置が改善されることが判明。
画像はノーマルトリガーのレスト位置で、管理人的には些か前に出過ぎのような印象。


ランパントのトリガーだと、やや後ろ寄りのイメージ通りの位置になります。


再仕上げにあたりHW樹脂の成型状態は非常に良好で、平面も良く出ていたので下地を整えるのは楽でした。
GW中だったし、無塗装なのを良いことにヒマに任せてブルーイング(ケースハードン風)にチャレンジ…、などと大それた考えが頭をよぎりましたが…。


当然そんな根性は持ち合わせていないので、いつも通りの塗装仕上げとなったのは云うまでもありません。
その際グリップフレーム底部の社名の刻印は、今は亡きハドソン産業株式会社に敬意を表し敢えて残しました。


カッコ良いハンマーノーズは真鍮製で、無煙火薬タイプを再現しています。


ピーメ沼第三弾の極端に短い奴、バードヘッド シェリフズ(MULEモデルガン)と。
しかし贈られたのが実話だとしたら、ワイアット・アープ氏はこんなに長いのを日常業務に使ったんでしょうか…。


バントラインのバレル長は12インチ、そしてコルトM16A2コマンド - モデル733(MGCモデルガン)は12.5インチ…。
如何にバントラインのバレルが無駄に長いかが分かります(笑)。


そしてずっと探していたハドソン純正のSAA用ダミーカートリッジ、正式名「.45ダミーセパレートカートリッジ」を最近リサイクルショップのHP店舗で発見。
3K+税でしたがマッハでポチりました。


専用のシリンダーに対応した非常に凝った構造のダミカで、Oリング付きのブレット、スペーサー、ケースの3つのパーツで構成されています。


シリンダーに仕込む時は真ん中のスペーサーは使用せずに、ブレットとケースだけをシリンダーの前後から装着します。


見た目の迫力に加え、合計で163gと結構な重量が稼げるのも魅力です。
難点はOリングで結合されているため、ケースが簡単に排莢できないのことですかね。
でも、気の効いた楽しいアクセサリーです。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソン

2023年11月01日

ハドソンモデルガン USライフルCal.30 M1(M1ガーランド) 後編

ハドソンのモデルガン、USライフルCal.30 M1、通称M1ガーランド 後編です。
前編はこちら。


手動ボルト操作により長大な06弾がチャンバーに吸い込まれ、またダイナミックにエジェクトする様は一見の価値あり。
ショートパーツの多くはロストワックスのスチール製らしいですが、そうじゃないとこんな負荷が掛かるアクションに耐えられないでしょうね。


クリップは最終弾のエジェクトと同時に排出されることになっていますが、この個体は飛びが今一つで残尿感が拭えません(爆)。
(弾頭が付いたままだと、実銃でもそうみたいです)
そんな時、最終弾をエンプティケースにしておくと吉とのネット情報が。
5年ほど前のVショーでおまけで貰っていたエンプティケースを最終弾に仕込んでみると「チキィーン」と元気一杯にクリップがはじき出されました。
「スーっ」とした瞬間…(笑)。


木製ストックは上品過ぎると云う声もあるようですが、まるで高級家具のような仕上げには目を見張ります。
またこの個体は前部ハンドガードの木目がトラ杢(虎目)になっていて悶絶ものの美しさ…。


バットプレートのトラップドアもカッチリと再現され、実物メンテツールが収納可能。


トリガーガードを押し下げるだけでトリガーグループが外れ、秒でここまで分解可能です。
セルフローディングライフルは泥や砂などの汚れに対して神経質だと思いますが、ガーランドの場合は日常的なメンテのし易さでカバーできますね。


トリガーハウジングが見るからに華奢そうなので、メインスプリングを手持ちの低ばねレートのスプリング(下)と置換え、負荷を軽減させました。
トリガープルは軽くなっちゃいますが、他の作動には特に影響もないみたいだし…。


64式小銃が導入されるまで、自衛隊の主力ライフルだったこともあるガーランド。
いまだ防衛大学校儀仗隊では現役で使用されているようです。


以前なんかのTVで見てド肝を抜かれた儀仗隊のファンシードリル、つべで再見しても一糸乱れぬ離れ業の連続に息を飲む管理人。


あまりに軽々と扱うのでもしかして軽量化したデコガンでは?などと思っちゃいましたが、ドリルの最中にブランクの発砲があるので実銃なのは間違いありませんね。
疑ってすいません…。


敬礼しながらシレッと4Kg越えのライフルを片手でブンブン振り回すって…。
隊員の皆さんも特にごっつい体型と云う訳ではないので、力任せではなく重心を上手くコントロールしてるんでしょうね。
その点ガーランドは余計な出っ張りがないとか、長すぎず、短かすぎずのバランスの良さも一役買ってそう…。


ハドソンのモデルガンを握って「デカくて重っ!」と思った時点で、ファンシードリルが如何に凄い事をやっているかが分かります。
下はガーランドが飛び交う中を絶妙の間合いで行進する指揮官ですが、一歩間違えれば大ケガするだろうし仲間を信頼していないと出来ないことですね。
でも、隊員の皆さんも慣れない頃はあらぬ方向にガーランドを飛ばしちゃったりしたんでしょうか…。


この状態でレシーバー左側面のラッチを押すと、クリップがアモごと強制排出されますがこれがまた楽しい。
見て良し、操作して楽しでお値段以上の満足感を与えてくれる、今は亡きハドソンの名作モデルガンでした。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソン

2023年10月01日

ピーメ沼!その4 ハドソンモデルガン コルト バントライン・スペシャル 前編

ピーメ沼の第四弾。(第三弾はこちら)
名作と誉れ高いハドソンのコルトSAA 1st、その幾多あるバリエーションの一つバントライン・スペシャルの前編です。


この長いにも程がある奴は去年夏のVショーで入手。
画像は購入直後の姿で、HW製の無塗装仕上げでした。


ハドソンは微妙にテーパーの付いたロングバレルを上手く再現しています。
1stピーメ特有のまん丸のフルムーンタイプのエジェクターヘッドはロングバレルに対して良いアクセントですね。


バレル上面に見落としそうなぐらい繊細な刻印が入っています。


素朴な感じのワンピース木グリが付いていたので、ストックオイルを塗布して深みを出しました。
カートリッジが付属していなかったんで、アキバの中古店でハドソンピーメ用を購入したんですが…。


微妙に長いみたいで、ここまでしか収まりません(涙)。


購入時からダミーブレットの弾頭部のみ付いていたので調べると、このシリンダーはハドソン純正のダミーブレット専用品らしいです。
故にインサートの位置が奥まっているので、長さのあるノーマルカートは収まらなかったようです。


どのみちこんなアクションが出来なくなってしまうので、現在ダミーブレットは外しています。


9~10歳の頃から家にあった管理人の座右の書、拳銃画報にバントライン・スペシャルについてのコラムがあります。


作家のネッド・バントラインにより12インチバレルのピーメがワイアット・アープを初めとする当時の著名人数人に贈られたと云うエピソードは有名ですね。
しかしコルトには当時製造した記録がなく、そのエピソードはネッド・バントラインによる創作だったと云う説もあるようです。


真相はどうあれ、その後バントライン・スペシャルが評判になったため、コルトによって実際に製造・販売されることになります。
ハドソンは自社の1stピーメをベースにバントラインをモデル化。
他社ではハートフォードが2ndピーメ仕様のバントラインを商品化しています。


MGCの金属ピーメにもバントラインのラインナップがありました。
って、先日行ったアキバの中古店でSMG対応モデルを売ってたので、結構長い間製造されていたようです。
触ったことはありませんが、金属製の12インチとなるとかなりフロントヘビーなんでしょうね。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソン

2023年09月02日

ハドソンモデルガン USライフルCal.30 M1(M1ガーランド) 前編

ハドソンのモデルガン、USライフルCal.30 M1、通称M1ガーランド 前編です。


手の届かない高嶺の花と思っていたハドソンガーランド。
しかし誕生日の二日前にリサイクルショップのHP店舗に出品されているのを発見。


商品紹介欄ではジャンク扱いされていたものの、写真を見る限りでは状態はそれほど悪くなさそう。
取り敢えず買い物かごに放り込んでから小一時間検討を重ねた結果、己の直感を信じセルフ誕生日プレゼント(号泣)としてポチりました。
決済はその日のうちに、そしてモノがモノだけに輸送中の破損も怖いので二日後の誕生日に車で30分ほどの店舗まで直接取りに伺いました。


果たしてお店で対面したガーランドは使用感もなく程度は上々。
ショップとしても、扱い慣れてないモデルガンを売った後でクレームを付けられても困るので予防的にジャンク扱いにしたんでしょうね。
行きつけの模型店でも、モデルガンは「ちゃんと動かない」とクレームを付ける輩がいるので完成品の取扱いはやめて売るのはキットのみにしているそう。


妙なプレミア価格でなかったことも購入動機の一つ。
ハドソン廃業後ガーランドの金型はどうなったか知りませんが、仮にどこか(M社? T社?)から再販されても高くなっちゃって手も足も出ないでしょうね。
付属していたのはハドソン純正のエンブロック クリップ一個(左、以下クリップ)と.30‐06弾(以下06弾)のダミーカート8発。
加えて当時ハドソンでオプションとして扱っていたらしい布製の実物M1スリングと実物クリップ一個も付いていました。


取説が付いてなかったのが残念ですが、当時のハドソン商品一覧ポスターが同梱されていました。
(取説については後日他のHP様からDLさせていただきました…)
ポスターのラインナップ(十四年式がまだN1の時代)から察するに、このガーランドは80年代の比較的初期のロットでしょうか。


前期生産分なのでバレルはスチール製ですね。
後期生産分はアルミ製にされちゃったとか。


去年の正月のBHで実物M1907スリングを入手していたのでさっそく装着。
やはり骨太なガーランドには分厚い革スリングが相応しい…。


こんなこともあろうかと7年ぐらい前のBHで買っていた06弾のダミーカートと実物クリップのセット(中央)。
実物クリップはパーカライジング処理されており、材質の強度も違うのか左端のハドソン純正クリップより装填・排莢の調子が良い印象です。


ダミーカートモデルなのでブローバックを考慮しなくて良いためかリコイルスプリングは強力に設定されており、ボルト操作など非常に手ごたえがあります。
そのため装填時、下手をすると親指を挟んで痛い思いをするのも実銃通り…(笑)。


ボルト解放時のメカメカしい内部構造は見所の一つ。
エンブロック(一括)タイプの装填方法を支える結構複雑なメカニズムです。
購入時オイルっ気がほとんどなかったので各部に工業用のグリースを塗って馴染ませました。
このグリースとスリングの革の入り混じったニオイがまた本物っぽくて何とも…。


映画グラン・トリノで偏屈オヤジのコワルスキーを演じたイーストウッドが、不審者に対処するためガーランドにクリップ装填するシーンがあります。
このワンシーンを観たことも管理人をガーランド購入に走らせた一因ですね。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 05:21Comments(2)ハドソン

2023年06月10日

お色直し!ハドソンモデルガン デザートイーグルMkⅠ 44マグナム

ハドソンのモデルガン、デザートイーグル(以下DE)MkⅠ 44マグナムをお色直ししてみました。


先日、映画ラストアクションヒーロー(何度観ても面白い!)で主演のシュワちゃんが使っていた得物、オールシルバーのDE(357マグナムらしい)がなにげにカッコ良くて…。


うちのDE44は意味不明のツートン(笑)で、そろそろ塗り直そうかと考えていた矢先でした。


なのでスライドだけをお手軽にシルバー化。


大物パーツのトーンが統一されるとやっぱり引き締まります。
しかしDEはガタイがデカいので、トリガー、ハンマー等のショートパーツも同色にすると逆にのっぺりしちゃいますね。
なのでそれらは敢えてブラックのまま…。
(それを手抜きと人は云う)


いささかのっぺり気味のフルシルバーのマルイのDE50AE(右)と。
久しぶりに手にするマルイのDEは、この大きさにも関わらずサイズ相応の作動感で安定して撃ちまくれる名作だった…、と再認識しました。


ハドソン版のリメイク、タナカのDE50AEバーントブロンズ(下)と。
タナカの手が入っているだけに、スライドを引くだけで快調な発火作動を予感させるスムーズさです。


ハドソン渾身の作だけあり、実寸大の写真と比べても寸分の違いもありません。


タナカから最新のレールが付いているタイプや357マグナムのニキータバージョンが出たりしたらちょっと欲しいかも…。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソンタナカ

2021年10月09日

ハドソンモデルガン 十四年式 N3前期型

ハドソンのモデルガン、十四年式 N3 前期型です。


3年ほど前にリサイクルショップで発見しましたが、N3の前期型は珍しかったので購入。
安めの価格だったこともあり、程度はそれなりでした。


めっきが一部薄くなっていたのでゴールドスプレーで着色。
黒めっき仕上げだったセフティレバーやトリガー等のショートパーツは黒めっきを剥いで下地のめっきを露出させました。


ハドソンの十四年式として3世代目のN3タイプです。
デトネーターは取り外した状態で箱に入っていました。
これ幸いとチャンバーに硬質スポンジを詰めて、ダミーカート仕様にしています。
(黒い筒状の物はデトネーター脱着用のツール)


カートリッジは初期ロットの寸胴タイプが同梱されていました。
しかしこの純正カート、ランプに引っかかりまくってジャムの嵐です。
ハドソン純正のボトルネックのダミーカートだとスムーズに装填されました。


上はN3の後期型
同じN3でも前期/後期で微妙な仕様差がありますね。


エキストラクター一つをとっても後期型(右)のスチール削り出し(?)に対して、前期型はロストワックスっぽいです。
形状的には前期型の方が実銃に近い形です。


ハドソンの前期型と云うとN2をイメージしますが、N3になったと云ってもN2をちょこっとアップデートした感じでしょうか。


ルガーMk-1(下、CMCモデルガン)と。
スターム・ルガー社の礎を築いたMk-1は、全体的なフォルムや内部機構など十四年式を含む南部系オートから多少なりとも影響を受けたと云われています。
しかし並べてみるとグリップ角度などは結構違いますね。


もしかしたら十四年式のお父さんにあたる南部式大型自動拳銃(パパナンブ)がスタイリング的に影響を受けたかもしれないP-08(上、マルシンモデルガン)と。
ルガーMk-1のグリップ角度はむしろP-08の方に近いです。


  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(2)ハドソン

2018年03月01日

ハドソンモデルガン 南部14年式 N3後期型 後編

ハドソンのモデルガン、南部14年式 N3 後期型の後編です。
前編はこちら


ハドソン廃業後、N3の金型はタナカワークスに渡り、若干の手直しを受けて再版されました。
しかし全体的な仕上げはハドソンの方が手間が掛かっていると思うし、トリガーの形状なども武骨なタナカに対して繊細な形状のN3が勝っているとさえ感じます。
でもトリガーバーの固定ピンをハドソンはいもねじで代用しているのに対して、タナカ版はちゃんとしたピン止めに改修されているのはちょっと羨ましいです(笑)。


刻印類もはっきりくっきりのタナカに対して、消え入りそうに打刻した感じ(笑)のN3の方がリアルに感じます。
しかしこのように他社から再版されるのは、パーツの供給という観点からもろ手を挙げて大歓迎ですね。


N3はブローバックモデルですが、デトネーターは抜いてあります。
ブッシュとしてチャンバー内に硬質スポンジを詰め、ダミーカート仕様にしています。
手動での装填/排莢は…、まあそこそこ快調です(10回中6~7回はエジェクトされませんが…汗)。


8ミリ南部のダミーカートはメーカー純正で、ハドソンが廃業する直前にイベントで投げ売りしていた物です。
その時は使う当てはなかったんですが、取りあえず押さえておいて正解でした。


14年式に限りませんが、ハドソンのブローバックモデルで作動が快調だったと云う話はあまり聞きません。
今思うとN3ではブローバックに執着せず、観賞用と割り切ってリアルなメカニズムを追及するという提案があっても良かったのではないかと…。
仕上げや外観は文句の付けようがないだけに、また違った評価になっていたかもしれません。


90年代以降であれば、マーケットもそれを受け入れる素地は十分あったと思うのですが…。
マルシンなどは、90年代初頭にベビー南部やP08でそれを実現しており、未だ再版を重ねています。
どうもこのメーカーは最後までブローバックの呪縛に囚われていた気がします。


例えばこれもブローバック仕様の弊害ですが、ホールドオープン状態でショートリコイルしないのは物足りませんね。


それはさておき、14年式の外観って日本の小火器にありがちな野暮ったさがなく、中々絵になる拳銃だと思います。
優美な曲線とシャープな直線の融合、そしてあくまでスリムで無駄な要素の無いシンプルな造形。
それはまるで日本刀の佇まいを彷彿とさせると云っても過言ではありません(個人の意見です…笑)。


下からの眺めもエレガントそのもの…。
細身のグリップは日本人の手に合うようにデザインされているのか、管理人の手に心地良くフィットします。


実銃の14年式のネガ評価としては、アモの威力が低い、作動が神経質、軍用にしてはトリガープルが軽過ぎる、セフティやホールドオープンリリースの使い勝手が悪い…、などがあると聞きます。
ポジ評価は、低反動でバランスが良く撃ちやすい、逆説的ですがトリガープルが競技銃並みに軽くて良く当たる等々…。
なので軍用用途でなく、平和な時にターゲットピストルとして使うならば良い拳銃なんでしょうね。
あのスタームルガーMk1は、14年式を手本にしているらしいし…。



  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソン

2018年02月10日

ハドソンモデルガン 南部14年式 N3後期型 前編

ハドソンのモデルガン、南部14年式 N3 後期型の前編です。
2~3年前の浅草BHにて、中古で購入したものです。


ハドソンは14年式モデルガンに並々ならぬ拘りを持っており、N1からN3まで3度に亘って製品化しています。
N3とは3世代目を意味し、14年式モデルガンを極めた…、と云っても良さそうです。
余談ですが、管理人は過去に初代のN1モデルを所有していましたが、終戦間際の末期省力型を彷彿とさせるような仕上げでした…。


この個体はN3でも後期ロットに当たりますが、金めっき部分の仕上げは良好です。
仕上げに定評のあるACGのベビー南部(桐箱仕様)と比べても遜色のないクオリティだと思います。


レシーバー後部の刻印は、名古屋造兵廠の鳥居松製造所で製造された個体をモデルアップしたことを示しています。
フレームにはミーリング加工のツールマークが残されていますが、これはこれで味わい深いですね。


14年式は、構造上セフティレバーを操作すると確実にレシーバーに円状の線傷が付きます。
この個体は、幸いなことに前オーナーがセフティレバーを操作しなかったようで傷はありませんでした。


14年式後期型の特徴の一つ、マガジン脱落防止スプリング。
マガジンにも対応する切り欠きがあり、実際に機能します。
N1はこのスプリング部分も形だけで、フレームとの一体モールドでした。


デフォルトでは金属のショートパーツはすべて黒染め仕上げされていました。
金めっきパーツとの仕上げレベルを合わせるため、気の済むまで徹底的に磨き倒してブルーイング…。
初期ロットのように、中途半端にめっきが掛けられていなかったのは幸いでした。


研磨することでくっきり浮き出た、ボルトに入れられたシリアルナンバー。


シリアルナンバーはコッキングピースにもあります。
ボルトとナンバーがマッチしているのが芸コマですね(笑)。


ボルト下には、グロックのようなストライカーが見えます。
ランヤードリングは、ちょっと華奢で頼りない感じですが実物もこんな物です…。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソン

2017年12月01日

ハドソンモデルガン デザートイーグルMkⅠ 44マグナム 後編

ハドソンのモデルガン、IMIデザートイーグル Mk I 44マグナムの後編です。
前編はこちら


右のオールブラックの方は、以前紹介した50AEバージョンのMk XIXです。
並べてみると、スライドのセレーション前部周辺の形状が異なっており、44マグナムと50AEでしっかりと造り分けられていることが分かります。


持ち比べると、バレルに重りを仕込んだにも拘らずMk Iの方が軽く感じました。


実際測ってみても一目瞭然、Mk XIXの方が圧倒的に重いです。


理由は、Mk XIX(右)のバレルとスライドがよりボリュームのある形状となっている為ですね。
使用するアモが44レミントンマグナムよりサイズ、圧力、加えて威力も強大な50AE(アクションエクスプレス)カートリッジに耐える為のボリュームアップです。
実銃のMk I 以降の44マグナム仕様は、バレルの筐体が50AEと共通とされたため、ボア径が小さい分逆にMk XIXより重くなっているようです。


同様にチャンバー側もMk XIXが一回り径が大きいです。
チャンバー後端は、形だけですがロッキングリセスが再現されていますね。


マガジンの厚みは同じですが、カートリッジの径に合わせて側面のリブで内部を絞っています。
左が44マグナム、右が50AEです。


DEの44マグナムと50AE仕様は、カートリッジの太さが異なるのにボルトは共通となっています。
これは実銃でも同じですが、何故かと云えば…。


50AEカートリッジのリム径を44マグナムと同じとすることで、ボルトの共用化を実現しています。
ハドソン純正の発火カートリッジ(左列)でもそれは再現されており、44マグナム(上)と50AE(下)のリム径は同サイズです。
右列はリアルサイズのダミーカートで、上がリムドケースの44レミントンマグナム、下がリベイテッドリムの50AEです。


なので現在の実銃DEは、44マグナム仕様でもバレルとマガジンを差し替えれば50AEが射撃可能と云うことが売りになっています。
しかし初期型のMk I では44マグナム専用のナローバレルおよびスライドになっているので、マッシブな50AEのバレルは取り付けられません(下)。
逆パターンのMk XIX(上)には、44マグナムのバレルがすんなり装着可能です。


フレームは共通ですので、下からの眺めはほぼ一緒です。
実銃のDEは一番最初に357マグナム仕様が発売されましたが、最終的に50AEまで対応できるようにサイズに余裕をもって設計されたことが伺えます。


今更ですが、ブローバック仕様以外にもダミーカート仕様にも挑戦して欲しかったですねぇ。
回転してリアルにロッキングするボルトだったらと思うとわくわくが止まりません…。


でも、これだけ特殊な構造の大型モデルガンをソツなく製品化できたのは、やはりハドソンの非凡な技術力があってこそだと思います。


それを踏まえて、ハドソンにはウィルディ、グリズリーとかクーナン等の変態系マグナムオートにも是非行って欲しかったですね…(爆)。
  

Posted by BOたぬき at 06:10Comments(0)ハドソン

2017年10月20日

ハドソンモデルガン デザートイーグルMkⅠ 44マグナム 前編

ハドソンのモデルガン、IMIデザートイーグルMk I 44マグナムの前編です。


デフォルトは初期ロットの無塗装、リアル刻印のHWバージョンでした。


以前購入したハドソンのデザートイーグル(以下DE)50AE版のMk XIXが非常に気に入っていたので、いつかは44マグナム版のMK Iも…、と思っていました。


Mk XIXとの違いは、ナローなバレルやスライド、バレル先端の「.44」の刻印やフラットな形状のセフティレバーなど。
まあ、一見すると大した違いはありません…(爆)。


2年ほど前、Vショー皆勤賞のお店(Aの方です…)で珍しくリーズナブルな値段(10K)で出ているのを発見して即確保。
オイルっ気がまったく無く、亜鉛パーツは粉を吹いているような状態でしたが錆や破損は無く未発火でした。


Mk XIXの時も苦労したんですが、DEはモノが大きいだけに再仕上げも大変です。
億劫で中々手が付かず2年ほどホカしてありましたが、涼しくなってきた事もあり一念発起しました…。


今回はバレル下のデッドスペースに鉛板を仕込んで、50gほどトップヘビーに…。


そしてMk XIXと同様に、プラ板でカバーしてスムージングしました。


塗装もオールブラックでは芸が無いので、銀黒の2トーンにしました。
後の祭りですが、シルバーでバレルのみ黒のニキータ仕様(Mk Iの357マグナム仕様)にすれば良かったかな…。


Mk XIXの時も思いましたが、ハドソンのDEは中々の力作です。
箱出しの印象は今一つですが、基本が良く出来ているので手を加えてやろうと云う気になります。


ポリゴナルライフリングがデフォルメ気味に再現された迫力のマズル廻り。
クラウン加工を軽く追加してあります。


回転こそしませんが、オートマチックライフルのようなロッキングラグを備えた迫力のボルトヘッドも見どころの一つ。
突き出したエジェクターもカッコいい!


ダミーカート化を目論んだんですが、残念ながら手持ちの44レミントンマグナムのダミーカートは少し大きかったようで断念しました…。


でも純正カートを使用した手動での装填、排莢は中々のスムーズさ。
これなら発火させても(しませんが…)意外と調子イイかもしれません。


組み立て時に、バネが強すぎてどうやっても組み込めなかったハンマースプリング。
無理するとパーツに傷をつけたり、本人がケガしそうだったんで諦めて、サイズが似通ったヨワヨワのスプリングを取り敢えず入れときました(笑)。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)ハドソン

2012年01月07日

ハドソンモデルガン デザートイーグル .50AE

ハドソンのモデルガン、デザートイーグル.50AEです。


デフォルトはナチュラルHW(無塗装)でリアル刻印仕様でした。


購入したトイガンは大抵自分好みに仕上げ直すので、無塗装は好都合です。
茶目っ気を出してバレルのみシルバー塗装したのが運のつき…。
スライドオープンした時に、バレル下のリブが目立つようになってしまいました。


プラ成形丸出しで、かなり興ざめです。


実機通りのスムースな形状にします。
プラバンで蓋をして、瞬着とパテで整形。


発火したら多分割れるでしょうけど、しないのでOK。


結局バレルは黒にしました。


バレル下、スッキリすますた~。


スライドオープンで違和感なし! うんうん(涙)。
しかしDEはスライドオープン状態が絵になりますね。


モデルガンならではのファイアリングピンは同心円のツールマークを付けました。
同心円は見栄えを良くする必須アイテムです(笑)。


  

Posted by BOたぬき at 00:06Comments(0)ハドソン

2011年12月14日

ハドソンモデルガン Vz61 スコーピオン

ハドソンのモデルガン、Vz61スコーピオンです。


発売当初にすぐハンドガン扱いの金メッキ&銃口閉鎖になるという噂が流れ、慌てて購入した記憶があります。
30年ほど前の話ですが、金の無い学生時代(今もありません…)に良く買えたもんです。


その後、金メッキになったのですが、またすぐに黒染めに戻ってしまいました。
今では金メッキモデルの方が貴重なのは間違いありません。
下はスコーピオン(蠍)のペットネームの由来となった状態です。


構造はいろいろとハドソンのフィクションが入っていますが、雰囲気は概ね良好です。
更に雰囲気を出すため、マルイの真似をして(笑)ストックの肩当部にヤスリでシコシコとグルーブを入れてみました。


コンパクトなSMGってカタギじゃない方々によって特殊な用途に使われるイメージがあります。
「CIAの玩具」ことイングラムM11(MGCモデルガン)と。


このような感じでまったりやっていきます。よろしくお願いします。
  

Posted by BOたぬき at 12:19Comments(2)ハドソン