2023年03月19日
CAWモデルガン 南部式自動拳銃 大型乙 前編
CAWのモデルガン、南部式自動拳銃 大型乙の前編です。
MULE渾身のフル刻印版が発売まで秒読みですね…。
管理人的に待ちに待った一丁で、何しろ高価だしあまり見かけないので名古屋のイベントで入手できたのはラッキーでした。
噂には聞いていましたが、息をのむ再現度です。
写真は今は亡きガンマガジン2014年5月号で、かなりリキの入った記事が掲載されています。
個人の感想ですが、全体的な雰囲気はパーフェクトかと…。
木製グリップも豊かな曲面を良く再現していますが、CAW特有の眠たいチェッカリングがちょっと惜しい。
登場は1902年で、日本初のオートマチックピストルだそうですがそうは思えない程洗練されたフォルムです。
初めてだけにリコイルスプリングを片持ち式にしてしまうなど機構的にこなれていない部分はありますが、この見た目であれば許されます(笑)。
工業製品的に見れば合理的でない部分もありましょうが、それが却って優美さを醸し出しています。
ワイルド7ではチーム随一の美形キャラである八百の愛銃でもありましたが、細身でシュッとした南部式大型は彼のキャラクターに良く合ってました。
フロントストラップに設けられたグリップセフティが南部式唯一の安全装置で、トリガーのみを機械的にロックします。
ここ等辺の造形と各種インスペクションマークも南部式の見どころの一つ。
黎明期のオートマチックピストルにありがちなタンジェントサイトが装備され、必要かどうかは別として500メートルの距離まで調整できるようになってます。
過剰装備と云うなかれ、ショルダーストックが装着できる大型甲(グランパナンブ)だとナンボかは生かせた装備なんでしょうね。
プロップアップ式のロッキング機構はモーゼルC96(MGCモデルガン)からヒントを得たのではないかと云う説があります。
しかしロッキングブロックの形状は全く異なっていて、丸パクリではありません。
このタイプのロッキング機構は後年ワルサーHP(P38)にも採用されますしね。
CAWの南部式はHW製のダミーカートモデルで、8ミリ南部のダミーカートが5発同梱されています。
ダミーカートはネックのポンチカシメは再現されているのですが、ヘッドスタンプが省略されているのがちょっぴり物足りません。
マガジンと本体のシリアルNo.がマッチしており、また文字のアラインも敢えてガタつかせていてリアルです。
しかし実銃でマガジンにシリアルNo.を打つのは互換性の無さを配慮しての事だと思われるので、それは量産品として問題ありますね。
南部式は軍に正式採用はされませんでしたが、スポット的に海軍の陸戦隊には納入されたそうで錨マークはその証です。
ファイアリングピンの先っちょは金属製の別パーツで、取り外せるようになっています。
これはパーツリストにも載っていないので案外気付かない方もいるかも。
黒染めされている先端を磨いてやると良い感じになります。
実銃はこの状態だとファイアリングピンが1ミリ弱突き出した状態になります。
再仕上げにあたり鉄製のランヤードリングを外しましたが、本体に傷を付けずに元に戻す自信がなかったので外したままにしました。
気が向いたらアルミの丸棒か何かで再生ですね。
後編に続きます。
MULE渾身のフル刻印版が発売まで秒読みですね…。
管理人的に待ちに待った一丁で、何しろ高価だしあまり見かけないので名古屋のイベントで入手できたのはラッキーでした。
噂には聞いていましたが、息をのむ再現度です。
写真は今は亡きガンマガジン2014年5月号で、かなりリキの入った記事が掲載されています。
個人の感想ですが、全体的な雰囲気はパーフェクトかと…。
木製グリップも豊かな曲面を良く再現していますが、CAW特有の眠たいチェッカリングがちょっと惜しい。
登場は1902年で、日本初のオートマチックピストルだそうですがそうは思えない程洗練されたフォルムです。
初めてだけにリコイルスプリングを片持ち式にしてしまうなど機構的にこなれていない部分はありますが、この見た目であれば許されます(笑)。
工業製品的に見れば合理的でない部分もありましょうが、それが却って優美さを醸し出しています。
ワイルド7ではチーム随一の美形キャラである八百の愛銃でもありましたが、細身でシュッとした南部式大型は彼のキャラクターに良く合ってました。
フロントストラップに設けられたグリップセフティが南部式唯一の安全装置で、トリガーのみを機械的にロックします。
ここ等辺の造形と各種インスペクションマークも南部式の見どころの一つ。
黎明期のオートマチックピストルにありがちなタンジェントサイトが装備され、必要かどうかは別として500メートルの距離まで調整できるようになってます。
過剰装備と云うなかれ、ショルダーストックが装着できる大型甲(グランパナンブ)だとナンボかは生かせた装備なんでしょうね。
プロップアップ式のロッキング機構はモーゼルC96(MGCモデルガン)からヒントを得たのではないかと云う説があります。
しかしロッキングブロックの形状は全く異なっていて、丸パクリではありません。
このタイプのロッキング機構は後年ワルサーHP(P38)にも採用されますしね。
CAWの南部式はHW製のダミーカートモデルで、8ミリ南部のダミーカートが5発同梱されています。
ダミーカートはネックのポンチカシメは再現されているのですが、ヘッドスタンプが省略されているのがちょっぴり物足りません。
マガジンと本体のシリアルNo.がマッチしており、また文字のアラインも敢えてガタつかせていてリアルです。
しかし実銃でマガジンにシリアルNo.を打つのは互換性の無さを配慮しての事だと思われるので、それは量産品として問題ありますね。
南部式は軍に正式採用はされませんでしたが、スポット的に海軍の陸戦隊には納入されたそうで錨マークはその証です。
ファイアリングピンの先っちょは金属製の別パーツで、取り外せるようになっています。
これはパーツリストにも載っていないので案外気付かない方もいるかも。
黒染めされている先端を磨いてやると良い感じになります。
実銃はこの状態だとファイアリングピンが1ミリ弱突き出した状態になります。
再仕上げにあたり鉄製のランヤードリングを外しましたが、本体に傷を付けずに元に戻す自信がなかったので外したままにしました。
気が向いたらアルミの丸棒か何かで再生ですね。
後編に続きます。
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