2023年04月20日
CAWモデルガン 南部式自動拳銃 大型乙 後編
CAWのモデルガン、南部式自動拳銃 大型乙の後編です。
前編はこちら。
CAW製品の常として本体や金属パーツの成型状態が非常に良好で、再仕上はサクサクと捗りました。
トリガーはストローフィニッシュにしましたが、良いアクセントになります。
対策部品なるシアバー(上)が、取り付け加工の説明書と共に同梱されていました。
対策の内容は記されておらず、ネットでググっても今一つ要領を得ませんが破損対策か何かですかね。
同梱されているからには取り付けることにしますが、レシーバーなどにも加工が必要な様子。
エンドユーザーに自己責任で加工させるには難易度が高い気がするんですが…。
取り敢えず図面通りに加工しましたが、案の定組み立て段階で上記加工だけではダメなことが判明し自己判断で追加加工しました。
苦労して取り付けたシアバーは、せっかくなのでトリガー同様ストローフィニッシュにして存在感をアピール。
南部式大型の改良発展型として旧軍に正式採用された14年式拳銃(ハドソンモデルガン、右下から後期型、前期型)。
無用な曲面は極力排除され、軍用らしくシンプルで力強いフォルムに変身。
南部式開発者の南部麒次郎氏は14年式の開発には関わっていないとされ、本人も南部式大型の簡素化モデルぐらいの認識しかなかったようです。
基本的なフォルムや重心位置、そして使用弾薬などはそのままに、生産性の向上、手動安全装置の追加、リコイルスプリングの左右対称化が図られました。
特に南部式大型の片持ち式リコイルスプリングはエンジニアリング的に正しくないと云うことで、14年式ではボルト両サイド内蔵に改められました。
管理人的にはこの非対称デザインが南部式大型の萌えポイントな訳ですが…(笑)。
大型乙のコンパクト版として企画された南部式小型(ACGモデルガン)と。
外観はかなり忠実にスケールダウンされていますが、バレルを少し短めにしているのがナイスアレンジです。
外観だけでなく、このコンパクトな筐体に大型と同様のロッキング機構を収めています。
アモは一クラス下の7ミリ南部でパワー的にロッキング機構は不要と思われますが、相変わらずのボトルネック形状がネックとなっている様子。
しかしアモの形状まで律儀にスケールダウンしなくてもねぇ…。
ボルトエンドに施されたゴージャスなチェッカリングもしっかりと受け継がれています。
グリップセフティは側面形では一見同じパーツに見えますが、流石に正面から見た厚みは違います。
大型、小型とも東京瓦斯電気工業(通称ガスデン)でライセンス生産された個体をモデルアップ。
チャンバー上に打たれたTGEの刻印がその証。
欧米では南部式のニックネームとして小型はベビーナンブ、大型乙はパパナンブと呼ばれています。
管理人的には、あくまで細身で柳腰とも云えるその優雅な姿は「パパ」よりも「ママ」の呼び名が相応しいかと思う次第です。
前編はこちら。
CAW製品の常として本体や金属パーツの成型状態が非常に良好で、再仕上はサクサクと捗りました。
トリガーはストローフィニッシュにしましたが、良いアクセントになります。
対策部品なるシアバー(上)が、取り付け加工の説明書と共に同梱されていました。
対策の内容は記されておらず、ネットでググっても今一つ要領を得ませんが破損対策か何かですかね。
同梱されているからには取り付けることにしますが、レシーバーなどにも加工が必要な様子。
エンドユーザーに自己責任で加工させるには難易度が高い気がするんですが…。
取り敢えず図面通りに加工しましたが、案の定組み立て段階で上記加工だけではダメなことが判明し自己判断で追加加工しました。
苦労して取り付けたシアバーは、せっかくなのでトリガー同様ストローフィニッシュにして存在感をアピール。
南部式大型の改良発展型として旧軍に正式採用された14年式拳銃(ハドソンモデルガン、右下から後期型、前期型)。
無用な曲面は極力排除され、軍用らしくシンプルで力強いフォルムに変身。
南部式開発者の南部麒次郎氏は14年式の開発には関わっていないとされ、本人も南部式大型の簡素化モデルぐらいの認識しかなかったようです。
基本的なフォルムや重心位置、そして使用弾薬などはそのままに、生産性の向上、手動安全装置の追加、リコイルスプリングの左右対称化が図られました。
特に南部式大型の片持ち式リコイルスプリングはエンジニアリング的に正しくないと云うことで、14年式ではボルト両サイド内蔵に改められました。
管理人的にはこの非対称デザインが南部式大型の萌えポイントな訳ですが…(笑)。
大型乙のコンパクト版として企画された南部式小型(ACGモデルガン)と。
外観はかなり忠実にスケールダウンされていますが、バレルを少し短めにしているのがナイスアレンジです。
外観だけでなく、このコンパクトな筐体に大型と同様のロッキング機構を収めています。
アモは一クラス下の7ミリ南部でパワー的にロッキング機構は不要と思われますが、相変わらずのボトルネック形状がネックとなっている様子。
しかしアモの形状まで律儀にスケールダウンしなくてもねぇ…。
ボルトエンドに施されたゴージャスなチェッカリングもしっかりと受け継がれています。
グリップセフティは側面形では一見同じパーツに見えますが、流石に正面から見た厚みは違います。
大型、小型とも東京瓦斯電気工業(通称ガスデン)でライセンス生産された個体をモデルアップ。
チャンバー上に打たれたTGEの刻印がその証。
欧米では南部式のニックネームとして小型はベビーナンブ、大型乙はパパナンブと呼ばれています。
管理人的には、あくまで細身で柳腰とも云えるその優雅な姿は「パパ」よりも「ママ」の呼び名が相応しいかと思う次第です。
この記事へのコメント
いつも楽しみに拝見しております。
当方、50年来のモデルガンファンです。
最初に購入したのは、ハドソンの14年式でした。
それ以後、他の様々なモデルガンを手に入れましたが、心の中では「いつの日か、ベビー南部がモデルアップされないかなあ・・・自分にとって最後のモデルガンにしても良いのになあ・・・」と思ってました。
時は流れて、30年ほど前にACGからまさかのベビー発売!早速入手しましたが、最後のコレクションにはならず、性懲りも無く「パパ南部出ないかなあ・・・自分にとって(以下省略)」
今、自室のテーブル上にはパパとベビーと14年式が置いてあります。
そして思うのは「グランパ出ないかなあ・・・(以下省略)」
やはり左右非対称が萌えポイントですよね!
当方、50年来のモデルガンファンです。
最初に購入したのは、ハドソンの14年式でした。
それ以後、他の様々なモデルガンを手に入れましたが、心の中では「いつの日か、ベビー南部がモデルアップされないかなあ・・・自分にとって最後のモデルガンにしても良いのになあ・・・」と思ってました。
時は流れて、30年ほど前にACGからまさかのベビー発売!早速入手しましたが、最後のコレクションにはならず、性懲りも無く「パパ南部出ないかなあ・・・自分にとって(以下省略)」
今、自室のテーブル上にはパパとベビーと14年式が置いてあります。
そして思うのは「グランパ出ないかなあ・・・(以下省略)」
やはり左右非対称が萌えポイントですよね!
Posted by 鈴木@福島県 at 2023年04月27日 22:28
鈴木@福島県さん、いらっしゃいませ~
ACGベビー>ある意味究極のモデルガンですね。マニアが求めるモノを全て備えていると云う意味で…
その後コレクションに拍車がかかってしまったのも非常に良く分かります(笑)
グランパ>代表の方にリクエストを出し続ければ何時かは…?
でわ~
ACGベビー>ある意味究極のモデルガンですね。マニアが求めるモノを全て備えていると云う意味で…
その後コレクションに拍車がかかってしまったのも非常に良く分かります(笑)
グランパ>代表の方にリクエストを出し続ければ何時かは…?
でわ~
Posted by BOたぬき at 2023年04月27日 23:20
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。