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2021年10月20日

本を読みましょう ザ・カスタム・ガバメント・モデル・ピストル 前編

ネタに困窮すると登場する “本を読みましょう” シリーズ。
第三弾は、10年ほど前に隣の駅前にあった古本屋さんで見つけた、「THE Custom Government MODEL Pistol」なるペーパーバックの前編です。
ペーパーバックと云っても640ページあり、ちょっとした辞書並みの厚さで自立可能です。


街の古本屋さんらしく、値段は昔ながらの鉛筆書きなのが郷愁を誘います…。
見つけた時は「ちょっと高いかな…」と小一時間悩んだんですが、今考えると買っといて良かったです。


表題から分るように実銃のカバメントに関する書籍で、一冊丸々カバに関する情報で埋め尽くされています。
本の発行が1992年なので、ガバだとシリーズ80が全盛の頃。
なので80の特徴であるファイアリングピン・ブロックについての記述もありますし、既にダットサイトにも一章(12章 Optical sights and Mounts)割かれています。


カバの歴史からメカニズム、各種カスタムパーツの解説、実銃射撃関連や完全分解方法(下写真)まで30以上の章から構成されています。
ユーザーズハンドブックにサービスマニュアルの内容を足したようなオールラウンダー本です。


図や写真、図面等がふんだん(400枚以上)に使われているので、英語力が今一つでもとても理解しやすいです。


カバの初心者から、中の上レベルの人ぐらいまではカバーするであろう中身の濃さですね。


きっと文章の中身も有用な情報の宝庫なんでしょうね。
英語力が今二つな管理人には勿体ない本です…。


著者はLayne Simpsonと云う方で、フリーのガンライターらしいです。


久しぶりにこの本を眺めているうちに、ウチのシリーズ80(WAガスガン)を軽くイジってみようかなと云う気になってきました。
このWAガバはパーツ寄せ集めで一丁組んだRタイプです。


ちょっと古めの(8~90年代の)テイストで再カスタムするべく、イベント等でちまちまと買い集めたストックから使えそうなパーツをピックアップ。
最近パーツが増えすぎてケースのふたが閉まりづらくなってきたので、こういう機会にパーツを消費します。
(よく考えたら置換えなんで、パーツの量は変わらないけど…)


ざっくりとチョイスして後編に続く
  

2021年10月09日

ハドソンモデルガン 十四年式 N3前期型

ハドソンのモデルガン、十四年式 N3 前期型です。


3年ほど前にリサイクルショップで発見しましたが、N3の前期型は珍しかったので購入。
安めの価格だったこともあり、程度はそれなりでした。


めっきが一部薄くなっていたのでゴールドスプレーで着色。
黒めっき仕上げだったセフティレバーやトリガー等のショートパーツは黒めっきを剥いで下地のめっきを露出させました。


ハドソンの十四年式として3世代目のN3タイプです。
デトネーターは取り外した状態で箱に入っていました。
これ幸いとチャンバーに硬質スポンジを詰めて、ダミーカート仕様にしています。
(黒い筒状の物はデトネーター脱着用のツール)


カートリッジは初期ロットの寸胴タイプが同梱されていました。
しかしこの純正カート、ランプに引っかかりまくってジャムの嵐です。
ハドソン純正のボトルネックのダミーカートだとスムーズに装填されました。


上はN3の後期型
同じN3でも前期/後期で微妙な仕様差がありますね。


エキストラクター一つをとっても後期型(右)のスチール削り出し(?)に対して、前期型はロストワックスっぽいです。
形状的には前期型の方が実銃に近い形です。


ハドソンの前期型と云うとN2をイメージしますが、N3になったと云ってもN2をちょこっとアップデートした感じでしょうか。


ルガーMk-1(下、CMCモデルガン)と。
スターム・ルガー社の礎を築いたMk-1は、全体的なフォルムや内部機構など十四年式を含む南部系オートから多少なりとも影響を受けたと云われています。
しかし並べてみるとグリップ角度などは結構違いますね。


もしかしたら十四年式のお父さんにあたる南部式大型自動拳銃(パパナンブ)がスタイリング的に影響を受けたかもしれないP-08(上、マルシンモデルガン)と。
ルガーMk-1のグリップ角度はむしろP-08の方に近いです。


  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(2)モデルガンハドソン

2021年10月01日

KSCガスガン ベレッタ93RⅡ 後編

KSCのガスガン、ベレッタ93RⅡの後編です。
前編はこちら。


再仕上を行いましたが、HWの成型状態が非常に良く、下地仕上げはとても楽でした。
塗装は炭素鋼をイメージして少し青味を強調。


ガスブロ93Rの決定版と云える「Ⅱ」ですが、管理人的にはホールドオープンの位置がモデルガン(左)同様にもっと後になった時こそ、完璧版の誕生と思います。


93Rの鉄板アクセサリー、脱着式のフォールディングストック。
上がMGC製のU.S.エンフォースストックで、下がKSC製のベレッタ純正タイプのフォールディングストックです。
並べてみるとベレッタ純正タイプの方が長いのは、今回初めて知りました。


70年代に西欧で吹き荒れた極左テロや要人誘拐に対抗するため、警護側の要請に応じて隠匿可能なマシンピストルとして開発された93R。
1100rpmで回転する3連バーストをコントロールするにはストックは必需品で、ベレッタ社では専用のフォールディングストックを銃と同時開発しました。


KSCは、93R用アクセサリーとしてベレッタ社純正タイプのフォールディングストックを忠実に再現。
雑誌は、日本初の実銃93Rのリポートと云われているGun誌1982年5月号の床井雅美さんの記事です。


実射のインプレッションでは、フォアグリップとストックの併用によりバースト時の上下動が効果的に抑え込めるとありますね。
これらのコンビネーションは、RONIに代表される今流行りのピストルカービンを先取りしたものと云えそう。


トイガンでもフルオートシアの採用でバースト時でも安定したハンマーの打撃力が得られるのに加え、ストックの使用でより高い集弾性を実現します。


そしてMGC製が固定スライドの自社93R用に開発したエンフォースストック。
一部のネット情報では「Ⅱ」にエンフォースストックは装着できないとありましたが、この個体にはキツメですが問題なく付きました。


相変わらずの存在感ですが、実物は存在せずMGCオリジナルデザインと云う話もあります。


93Rはガバのような発展性はないし、撃ってナンボと云う側面もあるのでバリエーション化にあたり架空の銃に走るのは致し方ありません。
しかしコアとなるオリジナルモデルも更なる商品性の向上を図り、末永く育てていっていただきたいものです。


  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)エアソフトガンKSC