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2015年11月10日

ドラゴンアーマー1/72 レオパルト2 A6

ドラゴンアーマー1/72の完成品、レオパルト2 A6です。


購入したのは大分前になりますが、相変わらず素晴らしい完成度です。
例によってアンテナ立て、追加のウエザリング(ちょっとやりすぎました…)と地面を施行しております。


ドイツ連邦軍の主力戦車の中核を成すレオパルト2 A6。
現在、さらに各種性能の向上を図ったA7の導入が検討されているようです。


A6(左)は従来のA4(右)に対して、打撃力が大幅に向上しています。
主砲はNATO標準の120ミリ滑腔砲で、A6から55口径化されて従来の44口径より砲身が1.3m延長されました。
合わせてより高腔化を図って強力な弾薬の使用を可能とし、さらなる高初速化を実現しています。
右のA4はドラゴンアーマー完成品です。


防御力もまた、強化されています。
ティーガー1を彷彿とさせる垂直装甲が特徴だったA4(手前)までのレオパルト2。
ドイツらしく理論で導き出したその形態は重厚でカッコ良かったのですが、突如A5から鋭いくさび型の如何にも避弾経始の良さそうな装甲に変わり、
A4のそっくりさんだった90式戦車の関係者を慌てさせました(嘘です…)。


もちろんドイツのやることですから、熟慮の末の宗旨替えだったことは疑いの余地はありません…多分。
A6(左)はA4(右)までのレオ2の防御上の弱点と云われていた、砲身右横の照準装置をターレット上面に移動し、合わせて砲身基部の防盾の幅が目一杯狭められています。


ターレット前面に追加されたくさび型装甲はショト(隔壁)装甲と称され、内部は隔壁で仕切られた空洞になっていると云われています。
正面からの敵弾を装甲の強化された所へ導くことを想定しているようです。


徹甲弾のぺネトレ―ターが、ショト装甲で跳弾するかは?ですが、結果的に2重装甲になっているので跳弾せずとも抗弾性の強化には少なからず寄与していると思われます。


しかしこのくさび形状だと、仮に下側に跳弾してしまった場合、ショットトラップになりそうな気がします。
最も重装甲のはずの前面なら問題ないんでしょうが、画像の様なエンジンルームの上なんか大丈夫なんでしょうか。
でもそこはドイツ人のやる事ですから万事抜かりはないはずですっ…多分(爆)。


何故かドイツ連邦軍って、戦車を含む戦闘車両に国籍マーク(タッツェンクロイツ)を入れていますね。
今では世界的に見ても戦車に国籍マークを入れている国は他に見当たりませんので律義なんですねぇ、ドイツ人…。


レオパルト2は1979年のデビュー以来各種のアップデートにより、A4(左)の55トンからA6(右)の62トン、A7に至っては67トンもの重量に増加しています。
しかし当初から余裕を見込んだ設計が功を奏し、重量アップを難なく吸収する懐の深さを備えています。


ドイツ連邦軍向けのレオパルト2の生産は90年代の初頭に終了したと云われており、A5化、A6化などのアップグレードがある度に旧型車両をベースに改修が行われているようです。
このことは、輸出先の旧型レオ2ユーザーも(政治的に無問題であれば…)最新バージョンにアップグレードが可能なことを意味します。


デビュー以来、世界最強MBTの呼び声も高いレオパルト2。
攻守の性能が優れているのに加え、高度な発展性を秘めている点も最強と云われる所以ではないでしょうか。

  

Posted by たぬき at 00:00Comments(2)AFV72スケール