2023年10月20日
KSCモデルガン ベレッタ93R セカンドバージョン
KSCのモデルガン、ベレッタ93Rのセカンド(以下2nd)バージョンです。

以前紹介済みのABS製ファースト(以下1st)バージョン(下)、気に入っていたのでそのバリアントたるセカンド(以下2nd)バージョンもそれとなく物色しておりました。
しかし注文が「HW製のリアル刻印、もち未発火でリーズナブルな価格の中古」と多目だったこともありなかなか良縁にめぐり会えず…。

そんな2nd探しの旅も、5年ほど前にホビー系のリサイクルショップでHW製の初期ロット(恐らく90年代製)との出会いによって終止符が打たれました。

取説とカートは付属、元箱は無しという個体でしたが、幸いなことにベレッタ表記の元箱(右、1stバージョン用ですが)は後日大雄にて入手。
左の1st用の元箱はベレッタ表記の上から「KSC Mod.93R」と云うシールが貼られており、90年代後半の風雲急を告げる世相が偲ばれます…(笑)。

刻印はと云えば、左側面は1st(上)、2nd共通です。

スライド右側面はちょっと差別化されており、2nd(下)はイタリア刻印ですが、1stはそれにベレッタUSAのテキストが追加されています。
フレームのプルーフマークの位置も異なっていますね。

実銃のシリアルNo.のルールは1st(左)が「Bで始まり数字5桁、そして最後はZ」で、2ndが「Cで始まり以下同様」だそうですが、KSCはどちらもルール通りに再現。

刻印以外の1st(右)、2ndの差異はコンペンセイターのスリット形状ぐらいですかね。
それだけ最初からよく練られた設計だったんでしょう。

これはABSバージョンとHWバージョンの違いと思いますが、ファイアリングピン後端の形状が違います。
小振りな1st(左)に比べてマッシブな形状の2ndですが、これは2ndの形状が実物に近いです。

フルHW製だけに流石の重さ(カート含まず)を誇る2nd。
ABS製の1stは773gなので150gほど重いです。

念願だった1st(下)、2ndの揃い踏み。
KSCは便宜上1st、2ndと称していますが、実銃では1stでも初期のチェッカリングのないスムーズグリップが付いたものが第一期生産品となるそうです。
なのでチェッカードグリップが付いたKSCの1stは第二期、2ndは第三期生産品に当たります。

それを知ってしまうと、「もう一丁1stとスムーズ木グリを入手して第一期生産品を…」と考えてしまうのがマニアの性(汗)。
それはともかく相変わらずフルストロークのホールドオープン姿が絵になる~。

一時大人の事情でKSC刻印だった93Rモデルガンも、近年の再販版では再びリアル刻印に戻ったようで喜ばしい限りです。
HW製グリップは近年の再販版が地味目な塗装仕上げなのに対して、画像の初期ロットは水圧転写の木目調で見た目が華やかですね。

発火しない派なので売りの3連バーストは体感できませんが、昔(25年ぐらい前?)、まだイベントに出店していた頃のKSCブースで試射させてもらったのが思い出されます…。
以前紹介済みのABS製ファースト(以下1st)バージョン(下)、気に入っていたのでそのバリアントたるセカンド(以下2nd)バージョンもそれとなく物色しておりました。
しかし注文が「HW製のリアル刻印、もち未発火でリーズナブルな価格の中古」と多目だったこともありなかなか良縁にめぐり会えず…。
そんな2nd探しの旅も、5年ほど前にホビー系のリサイクルショップでHW製の初期ロット(恐らく90年代製)との出会いによって終止符が打たれました。
取説とカートは付属、元箱は無しという個体でしたが、幸いなことにベレッタ表記の元箱(右、1stバージョン用ですが)は後日大雄にて入手。
左の1st用の元箱はベレッタ表記の上から「KSC Mod.93R」と云うシールが貼られており、90年代後半の風雲急を告げる世相が偲ばれます…(笑)。
刻印はと云えば、左側面は1st(上)、2nd共通です。
スライド右側面はちょっと差別化されており、2nd(下)はイタリア刻印ですが、1stはそれにベレッタUSAのテキストが追加されています。
フレームのプルーフマークの位置も異なっていますね。
実銃のシリアルNo.のルールは1st(左)が「Bで始まり数字5桁、そして最後はZ」で、2ndが「Cで始まり以下同様」だそうですが、KSCはどちらもルール通りに再現。
刻印以外の1st(右)、2ndの差異はコンペンセイターのスリット形状ぐらいですかね。
それだけ最初からよく練られた設計だったんでしょう。
これはABSバージョンとHWバージョンの違いと思いますが、ファイアリングピン後端の形状が違います。
小振りな1st(左)に比べてマッシブな形状の2ndですが、これは2ndの形状が実物に近いです。
フルHW製だけに流石の重さ(カート含まず)を誇る2nd。
ABS製の1stは773gなので150gほど重いです。
念願だった1st(下)、2ndの揃い踏み。
KSCは便宜上1st、2ndと称していますが、実銃では1stでも初期のチェッカリングのないスムーズグリップが付いたものが第一期生産品となるそうです。
なのでチェッカードグリップが付いたKSCの1stは第二期、2ndは第三期生産品に当たります。
それを知ってしまうと、「もう一丁1stとスムーズ木グリを入手して第一期生産品を…」と考えてしまうのがマニアの性(汗)。
それはともかく相変わらずフルストロークのホールドオープン姿が絵になる~。
一時大人の事情でKSC刻印だった93Rモデルガンも、近年の再販版では再びリアル刻印に戻ったようで喜ばしい限りです。
HW製グリップは近年の再販版が地味目な塗装仕上げなのに対して、画像の初期ロットは水圧転写の木目調で見た目が華やかですね。
発火しない派なので売りの3連バーストは体感できませんが、昔(25年ぐらい前?)、まだイベントに出店していた頃のKSCブースで試射させてもらったのが思い出されます…。
2023年10月09日
換えてみた!MGC S&W M645 AJAX木製グリップ
MGCのガスガン、S&W M645のグリップをAJAX(エイジャックス)の木製グリップと替えてみました。

ウォールナット製でS&Wのメダリオン付きです。
30年前は13Kぐらいで売っていた高級品ですが、メルカリで3.5Kでした。

木部は綺麗でしたが、メダリオンが少しくすんでいたので取り外して…。

磨き直してしてスッキリさせました。

グリップ取り付けはポン付けとはいかず、ブッシュ穴径を1mm程拡げる必要がありました。
ここは実物プラグリップ取り付けでも苦労した部分です。
貫通させてしまうと取り返しがつかなくなるため、ドリルビットは手回しで慎重にグリグリと…。

他は特に問題もなく取り付け完了。

ネット上ではポン付けOKと云う情報もチラホラあるんですが、個体差ですかね。
それともMGCのM645に対応するように販売元で予め加工した個体だったのか…。

このM645(下)自体、最近近所のアニメ系リサイクルショップでほぼ傷なしの完品が3K+税だったので衝動買いしてしまった代物。
今回買い足した方はフロントサイトを同梱されていたイエローインサートに変えて従来持っていたM645(レッドインサート)と識別。
それぞれイエローくん、レッドちゃんと命名しました(嘘)。

相変わらず仕上げの良さは国宝級…。
M645はグリップによって表情を変えるので最低でも2丁は欲しい所です(笑)。
ウォールナット製でS&Wのメダリオン付きです。
30年前は13Kぐらいで売っていた高級品ですが、メルカリで3.5Kでした。
木部は綺麗でしたが、メダリオンが少しくすんでいたので取り外して…。
磨き直してしてスッキリさせました。
グリップ取り付けはポン付けとはいかず、ブッシュ穴径を1mm程拡げる必要がありました。
ここは実物プラグリップ取り付けでも苦労した部分です。
貫通させてしまうと取り返しがつかなくなるため、ドリルビットは手回しで慎重にグリグリと…。
他は特に問題もなく取り付け完了。
ネット上ではポン付けOKと云う情報もチラホラあるんですが、個体差ですかね。
それともMGCのM645に対応するように販売元で予め加工した個体だったのか…。
このM645(下)自体、最近近所のアニメ系リサイクルショップでほぼ傷なしの完品が3K+税だったので衝動買いしてしまった代物。
今回買い足した方はフロントサイトを同梱されていたイエローインサートに変えて従来持っていたM645(レッドインサート)と識別。
それぞれイエローくん、レッドちゃんと命名しました(嘘)。
相変わらず仕上げの良さは国宝級…。
M645はグリップによって表情を変えるので最低でも2丁は欲しい所です(笑)。
2023年10月01日
ピーメ沼!その4 ハドソンモデルガン コルト バントライン・スペシャル 前編
ピーメ沼の第四弾。(第三弾はこちら)
名作と誉れ高いハドソンのコルトSAA 1st、その幾多あるバリエーションの一つバントライン・スペシャルの前編です。

この長いにも程がある奴は去年夏のVショーで入手。
画像は購入直後の姿で、HW製の無塗装仕上げでした。

ハドソンは微妙にテーパーの付いたロングバレルを上手く再現しています。
1stピーメ特有のまん丸のフルムーンタイプのエジェクターヘッドはロングバレルに対して良いアクセントですね。

バレル上面に見落としそうなぐらい繊細な刻印が入っています。

素朴な感じのワンピース木グリが付いていたので、ストックオイルを塗布して深みを出しました。
カートリッジが付属していなかったんで、アキバの中古店でハドソンピーメ用を購入したんですが…。

微妙に長いみたいで、ここまでしか収まりません(涙)。

購入時からダミーブレットの弾頭部のみ付いていたので調べると、このシリンダーはハドソン純正のダミーブレット専用品らしいです。
故にインサートの位置が奥まっているので、長さのあるノーマルカートは収まらなかったようです。

どのみちこんなアクションが出来なくなってしまうので、現在ダミーブレットは外しています。

9~10歳の頃から家にあった管理人の座右の書、拳銃画報にバントライン・スペシャルについてのコラムがあります。

作家のネッド・バントラインにより12インチバレルのピーメがワイアット・アープを初めとする当時の著名人数人に贈られたと云うエピソードは有名ですね。
しかしコルトには当時製造した記録がなく、そのエピソードはネッド・バントラインによる創作だったと云う説もあるようです。

真相はどうあれ、その後バントライン・スペシャルが評判になったため、コルトによって実際に製造・販売されることになります。
ハドソンは自社の1stピーメをベースにバントラインをモデル化。
他社ではハートフォードが2ndピーメ仕様のバントラインを商品化しています。

MGCの金属ピーメにもバントラインのラインナップがありました。
って、先日行ったアキバの中古店でSMG対応モデルを売ってたので、結構長い間製造されていたようです。
触ったことはありませんが、金属製の12インチとなるとかなりフロントヘビーなんでしょうね。

後編に続きます。
名作と誉れ高いハドソンのコルトSAA 1st、その幾多あるバリエーションの一つバントライン・スペシャルの前編です。
この長いにも程がある奴は去年夏のVショーで入手。
画像は購入直後の姿で、HW製の無塗装仕上げでした。
ハドソンは微妙にテーパーの付いたロングバレルを上手く再現しています。
1stピーメ特有のまん丸のフルムーンタイプのエジェクターヘッドはロングバレルに対して良いアクセントですね。
バレル上面に見落としそうなぐらい繊細な刻印が入っています。
素朴な感じのワンピース木グリが付いていたので、ストックオイルを塗布して深みを出しました。
カートリッジが付属していなかったんで、アキバの中古店でハドソンピーメ用を購入したんですが…。
微妙に長いみたいで、ここまでしか収まりません(涙)。
購入時からダミーブレットの弾頭部のみ付いていたので調べると、このシリンダーはハドソン純正のダミーブレット専用品らしいです。
故にインサートの位置が奥まっているので、長さのあるノーマルカートは収まらなかったようです。
どのみちこんなアクションが出来なくなってしまうので、現在ダミーブレットは外しています。
9~10歳の頃から家にあった管理人の座右の書、拳銃画報にバントライン・スペシャルについてのコラムがあります。
作家のネッド・バントラインにより12インチバレルのピーメがワイアット・アープを初めとする当時の著名人数人に贈られたと云うエピソードは有名ですね。
しかしコルトには当時製造した記録がなく、そのエピソードはネッド・バントラインによる創作だったと云う説もあるようです。
真相はどうあれ、その後バントライン・スペシャルが評判になったため、コルトによって実際に製造・販売されることになります。
ハドソンは自社の1stピーメをベースにバントラインをモデル化。
他社ではハートフォードが2ndピーメ仕様のバントラインを商品化しています。
MGCの金属ピーメにもバントラインのラインナップがありました。
って、先日行ったアキバの中古店でSMG対応モデルを売ってたので、結構長い間製造されていたようです。
触ったことはありませんが、金属製の12インチとなるとかなりフロントヘビーなんでしょうね。
後編に続きます。