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2024年06月20日

「俺はワルサーが好きなんだ!」 CMCモデルガン P38再び 前編

以前ショートリコイル化したCMCのP38ミリタリー ブローバック仕様をお色直ししました、の前編です。


最近入れ込んでいるめっき工房による金属モデルガンの再めっき化。
じゃCMCのP38も…、と云うことで塗装を剥離してゴールデン化を試みたんですが、金めっきが上手く定着しなかったので再び金色塗装することに(号泣)。


せめてショートパーツだけは再研磨後、腐食防止も兼ねてクロームめっき化。


せっかくバラしたので、気になっていたフィーディングランプの段差とバレルロックのタイミングもついでに調整することに。
この画像が前回の状態で、バレルとフレーム間が断崖絶壁になっており、更に3mmぐらいの隙間があります。
隙間ができる原因は、ロッキングブロックがスライドとの噛み合いを解くタイミングが想定より早いため。


いろいろ検討した結果、指先の隙間の寸法だけロッキングブロックに肉盛りしてやればOKっぽいので…。


ロッキングブロックの両脇に肉盛り用ガイドとしてプラバンを瞬着で貼り付け…。


ジーナス(金属パテ)を盛りーの…。


硬化後、ガイドに沿ってやすりで削りーの…、で形を整えます。
耐久性ですが、手動でのスライド操作くらいなら問題はなさそう。


他にもガタ取りで養生テープを貼り付けたりして…。


隙間は1mmぐらいまで詰められました。
ショートリコイルが再現されているCMCのP38スタンダード(ノンBLK)モデルもこれくらいの隙間はあるのでこれでヨシとします。
バレルのフィーディングランプは下方向に削り込んでフレーム側のランプと面一化。
そもそも実銃のランプはこんな急角度ではなく、もっとフラットでジャムも少なそうな形状なんですけどね。


後編へ続きます。  

Posted by たぬき at 00:00Comments(0)モデルガンCMC

2024年06月09日

本を読みましょう!温故知新 ガン関連出版物「モデルガン・チャレンジャー」

モデルガン・チャレンジャー(以下MC)とは1983年から1年半ほどMGCが発行していたトイガン雑誌です。
1983年6月発行の創刊号はリアルタイムで買いましたが、その後は近年になって一冊だけボッコフで入手したのみ。
つまり今までその2冊以外読んだことがなかったのですが、去年経年劣化のほとんどない美品を全20冊入手する機会がありました。
改めて読んでみると、モデルガンを喰う勢いのエアソフトガンの台頭に危機感を覚えた当時業界の盟主的存在だったMGCが、生き残りを図るべく情報発信源として雑誌を創っちゃった…、みたいな印象を受けます。
それをMGC一社で賄えてしまうところに、この企業の当時の隆盛ぶりが伺える訳ですが。


コンバットマガジン(以下CM)誌からメインライター2名を引っこ抜いて華々しくスタートを切ったMC誌。
モデルガンのレポート記事などは、体裁も(何ならライターも…)含めてCM誌のモデルガンテストレポートをそのまんま横展開ですね。
また先行するライバル誌と毛色を変えようとしたのか、創刊号からしばらくは車やバイク、おもちゃ、果てはミニコンポ(!)などの記事があったりします。
反面、モデルガンが国家権力により如何に理不尽な扱いを受けているか等の告発的な記事も多いです。


メイン記事はメインライターが得意としていたレースガン関連が多く、これは将来的にシューターワンを使用した銃競技の普及を目論んでのことだったんでしょうか。
それは結果的にジャパンビアンキカップ第一回大会の開催と云うことで花開く訳ですが…。
とにかく、シューターワンをモデルガン再興の切り札と考えていた節が伺えます。


1984年2月号からサイズがA4→B5にダウンされ、同時に価格も¥700→¥500に値下げされます。
ちなみに同年代のGun誌、CM誌ともB5サイズで定価¥700でした。
つまりモデルガン・チャレンジャー(以下MC)誌は、既存のライバル誌に対してサイズや価格で常にアドバンテージを保っていたと云うことですね。


まだ全て読んでないですが、MGCは規制の緩かったエアソフトガンが引き起こす社会的な事件によって、モデルガンも巻き添え的な規制を被ることを恐れていた感じですね。
そのため世論の醸成を狙ってか、エアソフトガンがいかに危険かというネガティブキャンペーン的な記事が数多く見受けられます。
ですがメインの読者層(読者投稿ページを見る限り10~20代か?)は、その記事で却って弾の飛ぶエアソフトガンに興味を抱いてしまったのではないでしょうか。
まさにその世代にどストライクの"新人類"第一世代な管理人も、エポックメイキングなエアソフトガン(BSバッファロー、タカトクSS9000、マルゼンマークスマンガバ、
マルゼンミニウージー、コクサイスーパーウェポンM700等)は興味津々で購入してましたし…。
大人(団塊の世代?)が正論を説いても、受け手がしらけ世代(または新人類)では笛吹けども踊らず…、ですかね。


モデルガン凋落の流れに贖えなかったかMC誌は1985年の1月に休刊(実質廃刊)してしまいます。
しかし、その後間髪入れずに同社よりエアソフトガンの大傑作M93Rが発売され、スーパーヒットを放ちます。
つまりエアソフトガンに対するネガティブキャンペーンを張りながらも、並行して完成度の高いエアソフトガンを開発していた訳です。
決して貶しているわけではなく、時代の趨勢をしっかり掴んですべきことをするのは企業として正しい(あるべき)姿ですよね。


MC誌は当時Gun誌とCM誌が熱い戦いを繰り広げる中に果敢に割って入った訳ですが、結果として壮大なマーケッティング活動に終わってしまったと云うところでしょうか。
  

Posted by たぬき at 00:00Comments(0)本を読みましょう

2024年06月01日

KSCモデルガン コルトMK-V キングコブラ 4in アルティミットシルバー

KSCのモデルガン、コルトMK-V キングコブラ 4in アルティミットシルバーです。
昨日(5/31)めでたくKSCよりブラックABSモデルが再販されましたが、 便乗 記念して記事をアップします(笑)。


去年の夏のBHにて購入。
黎明期のKSCを支えたキングコブラ(以下キンコ)、気合の入れ方も尋常でなくバリエーションも多岐にわたります。


アルティミットシルバーはABSにクロームめっきを丁重に施し、実銃に存在するブライトステンレスフィニッシュを再現したバージョン。
ABSと云う材質ゆえ、スッカスカに軽いのを除けば相変わらず素晴らしい再現度を誇ります。


刮目すべきはファイアリングピンのブッシングが別パーツになっていること。
普及版の価格のリボルバーでここまでリアルに再現したものは他に思い当たるものがなく、KSCキンコの売りの一つですね。
ACROタイプのリアサイトなども、分解してみると他社のACROより明らかにパーツ数が多いです。


KSCのキンコファミリーは複数のブランドの実物グリップを採用しており、バリアントによって使い分けています。
アルティミットシルバーはホーグのラバーグリップが付いていますが、右側の鏡のようなフレーム平面部を覆い隠してしまうのがもったいない…。


鏡のように美しい平面部をフルに露出させたいなら、マルベリーフィールドのサービス木グリ一択。
でもルックス的にこのグリップはないかな…。


折衷案としてキンコのレギュラー品に付いているパックマイヤーのグリッパーを装着。
やはりキンコにはグリッパーが一番似合いますね。
メダリオンはパックマイヤーオリジナルを外して、余っていたパイソンプラグリのゴールドランパントと入れ替えてやったら華やかになりました。


光と影(特に意味なし…)。
HWの4インチと。


V(ファイブ)型に並べてみました(別に意味なし…)。
  

Posted by たぬき at 00:00Comments(2)モデルガンKSC