2024年03月20日
JACガスガン コルトAR15A2 スポーターⅡ
JACのガスガン、コルトAR15A2 スポーターⅡです。
メタル外装のガスブローバック(セミオートオンリー)で、当時のJACのAR系ラインナップ中ハイエンド的な存在だったようです。

発売はJAC終末期の1993~4年頃らしく、94年版のガンダイジェストに新製品として掲載されています。
当時ショップの展示品を見てその金属外装のド迫力に圧倒されましたが、価格が価格だけに指をくわえて見ているだけだったのは云うまでもありません。
JAC製品については詳しくないんですが、フロントラインとあるので直営店(渋谷 or 郡山)限定商品だったんですかね。

Gun誌1993年7月号の広告によるとバリアントとしてカービンレングス(14.5インチ)のショーティも存在した模様。

ある日リサイクルショップのWeb店舗でマルイの中古ガスブロハンドガンぐらいの値段で出品されてるのを発見。
手も足も出なかった当時に想いを馳せながらポチりました…。

どこかの倉庫に長年眠ってでもいたのか中々の程度の良さ。
何より、製造から30年近く経っているにも拘らずマガジンのガス漏れがありません。

しかしガス漏れはないもののどこかに不具合があるようでブローバックの調子が今一つ。
でもイイんです、デコガンとして金属外装のフルレングスA2を堪能するのが目的だったので…。

再仕上げはショートパーツのみ行うつもりでしたが、あまりに気に入ったので全バラして外装も仕上げ直し。
内部は数ヵ所トルクススクリューが使われていましたが、いにしえのマッキントッシュ(PC)の筐体分解用に持っていたドライバーが役に立ちました。

約30年前の製品ですが外観の再現度については申し分ありません。
約3.2Kgの重量(マガジンなし)、そしてひんやりした感触や剛性感と相まってA2ライフルの迫力を存分に味わえます。

レシーバーはアルミ合金ですが、A2を象徴するマッシブなバレルはカッチカチのスチール製で適度なフロントへビー感を実現しています。
特に防錆処理をしていないのか、よく真っ赤に錆びてしまっている個体を見かけますね。
A2特有のハイダーとバレルの間のシムワッシャーが付いてなかったので、車のドレンボルト用のパッキンを付けてワンポイントに…。

民生仕様でセミオートオンリーのAR15をモデルアップしており、セレクター刻印も実銃通りSAFEとFIREのみです。
(刻印が無いだけでセレクターはFULLのポジションにも回ってしまいますが…)
この製品自体がセミオートのみなので民生タイプとしたのは納得できます。

コルトのモノグラムもバッチリで、これだけで管理人的にはご飯3杯いけ 購入動機になりますね。

細かい事を云えば、スポーター系のロアレシーバーはマグキャッチ周りにリブがないフラット(スラブ)サイドになっています。
流石に金属のリブやストッパーを(アルミ合金とは云え…)削り落とすのは難儀なので見て見ぬフリ…。

バットプレートのトラップドアはモールドで開閉しませんが、実感たっぷりです。

ハンドガード内のヒートシールド再現も嬉しいところ…。

スレンダーなA1以前のM16(上、MGCモデルガン)と比べて、より力強い印象のA2。
エレベーション調整付きとなったリアサイト、アタッチメントの装着を考慮して上下分割とされたハンドガードや延長されたバットストックにより筋肉質な装いです。
昔からMGCのレシーバーは少しサイズが小さいのでは?と云う噂がありましたが、実際見比べてもそんな感じです。

A2(下)の最も重要な変更点、強化された5.56㎜NATO標準弾薬(SS109)に対応させるため一回り太くされたバレル。

12.5インチバレルのショーティ、コマンド‐モデル733(MGCモデルガン)と。
映画「ブラックホークダウン」ではモデル733を主にデルタが、フルレングスのA2(モデル645)をレンジャーが使っていました。

JACのXM177用に穴加工した実物マガジン(左)も同様に装着可能です。
もう一つ持っている実物マガジン(右)にも同様の穴加工を施したいんですが、どうやって開けたか忘れてしまいました。
う~む…(油汗)。

チャージングハンドルを引く感触はXM177同様適度な抵抗感があり小気味良いです。
そしてエジェクションポートから現われるJAC製のブローバックモデルではお馴染みの光景。
一瞬であればサブリミナル効果でカートリッジのブラスっぽく見えなくもない?

この製品の発売後、程なくして消滅してしまったJAC。
その気合の入った造りと、飛距離100m以上!の堂々アピールは最後に咲かせた徒花とでも申しましょうか…。
メタル外装のガスブローバック(セミオートオンリー)で、当時のJACのAR系ラインナップ中ハイエンド的な存在だったようです。
発売はJAC終末期の1993~4年頃らしく、94年版のガンダイジェストに新製品として掲載されています。
当時ショップの展示品を見てその金属外装のド迫力に圧倒されましたが、価格が価格だけに指をくわえて見ているだけだったのは云うまでもありません。
JAC製品については詳しくないんですが、フロントラインとあるので直営店(渋谷 or 郡山)限定商品だったんですかね。
Gun誌1993年7月号の広告によるとバリアントとしてカービンレングス(14.5インチ)のショーティも存在した模様。
ある日リサイクルショップのWeb店舗でマルイの中古ガスブロハンドガンぐらいの値段で出品されてるのを発見。
手も足も出なかった当時に想いを馳せながらポチりました…。
どこかの倉庫に長年眠ってでもいたのか中々の程度の良さ。
何より、製造から30年近く経っているにも拘らずマガジンのガス漏れがありません。
しかしガス漏れはないもののどこかに不具合があるようでブローバックの調子が今一つ。
でもイイんです、デコガンとして金属外装のフルレングスA2を堪能するのが目的だったので…。
再仕上げはショートパーツのみ行うつもりでしたが、あまりに気に入ったので全バラして外装も仕上げ直し。
内部は数ヵ所トルクススクリューが使われていましたが、いにしえのマッキントッシュ(PC)の筐体分解用に持っていたドライバーが役に立ちました。
約30年前の製品ですが外観の再現度については申し分ありません。
約3.2Kgの重量(マガジンなし)、そしてひんやりした感触や剛性感と相まってA2ライフルの迫力を存分に味わえます。
レシーバーはアルミ合金ですが、A2を象徴するマッシブなバレルはカッチカチのスチール製で適度なフロントへビー感を実現しています。
特に防錆処理をしていないのか、よく真っ赤に錆びてしまっている個体を見かけますね。
A2特有のハイダーとバレルの間のシムワッシャーが付いてなかったので、車のドレンボルト用のパッキンを付けてワンポイントに…。
民生仕様でセミオートオンリーのAR15をモデルアップしており、セレクター刻印も実銃通りSAFEとFIREのみです。
(刻印が無いだけでセレクターはFULLのポジションにも回ってしまいますが…)
この製品自体がセミオートのみなので民生タイプとしたのは納得できます。
コルトのモノグラムもバッチリで、これだけで管理人的には
細かい事を云えば、スポーター系のロアレシーバーはマグキャッチ周りにリブがないフラット(スラブ)サイドになっています。
流石に金属のリブやストッパーを(アルミ合金とは云え…)削り落とすのは難儀なので見て見ぬフリ…。
バットプレートのトラップドアはモールドで開閉しませんが、実感たっぷりです。
ハンドガード内のヒートシールド再現も嬉しいところ…。
スレンダーなA1以前のM16(上、MGCモデルガン)と比べて、より力強い印象のA2。
エレベーション調整付きとなったリアサイト、アタッチメントの装着を考慮して上下分割とされたハンドガードや延長されたバットストックにより筋肉質な装いです。
昔からMGCのレシーバーは少しサイズが小さいのでは?と云う噂がありましたが、実際見比べてもそんな感じです。
A2(下)の最も重要な変更点、強化された5.56㎜NATO標準弾薬(SS109)に対応させるため一回り太くされたバレル。
12.5インチバレルのショーティ、コマンド‐モデル733(MGCモデルガン)と。
映画「ブラックホークダウン」ではモデル733を主にデルタが、フルレングスのA2(モデル645)をレンジャーが使っていました。
JACのXM177用に穴加工した実物マガジン(左)も同様に装着可能です。
もう一つ持っている実物マガジン(右)にも同様の穴加工を施したいんですが、どうやって開けたか忘れてしまいました。
う~む…(油汗)。
チャージングハンドルを引く感触はXM177同様適度な抵抗感があり小気味良いです。
そしてエジェクションポートから現われるJAC製のブローバックモデルではお馴染みの光景。
一瞬であればサブリミナル効果でカートリッジのブラスっぽく見えなくもない?
この製品の発売後、程なくして消滅してしまったJAC。
その気合の入った造りと、飛距離100m以上!の堂々アピールは最後に咲かせた徒花とでも申しましょうか…。
2020年02月20日
JACガスブローバックガン XM177 E1コマンド 後編
JACのガスブローバックガン、XM177 E1コマンド(モデル609)後編です。
前編はこちら。

実銃には無いフロントサイト下のバヨネットラグがあるので、気が向いたら削り落としますかね…。

フラッシュハイダーをバードケージタイプに換えると、モデル648コマンド風に早変わり。

モデル648の実銃。
M648は、XM177の法執行機関向けバージョンです。

非常にコンパクトですが、その為フルオートだと回転数が1000rpmを越えてしまうようです。

マズルからのファイアボールも凄そうですが、こんなイメージでしょうか。
(いにしえの別冊Gun Part5より)

むか~し、イベントで購入したコルト純正のダットサイト。
キャリハンに直付けする古いタイプですが、XM177に良く似合います。

特殊作戦用途風にコスメチェンジ。
このJAC XM177E1、中古で20K程でしたが、調べたら定価は¥79600もしたんですね。
どおりで飛び付いた訳だ>当時の管理人…。

JACが全盛期だった頃は何かと気忙しくて、トイガン趣味に割ける時間があまりなかった時期です。
なので所有するJAC製品はこれ一本ですが、改めて手に取ってみると製品的に良く出来ていると感じます。
JACが一世を風靡した理由が分かる気がしますね。

大好物のARショーティーズ。
上からJAC XM177E1(10.5インチ)、MGCのモデルガン コルトM16A2コマンド - モデル733(12.5インチ)、MGCのモデルガン Mk18 Mod0風味(10.5インチ)。
これらMGC製品と比べて、外観的にも質感的にも一歩もヒケを取っていません。

前編はこちら。
実銃には無いフロントサイト下のバヨネットラグがあるので、気が向いたら削り落としますかね…。
フラッシュハイダーをバードケージタイプに換えると、モデル648コマンド風に早変わり。
モデル648の実銃。
M648は、XM177の法執行機関向けバージョンです。

非常にコンパクトですが、その為フルオートだと回転数が1000rpmを越えてしまうようです。
マズルからのファイアボールも凄そうですが、こんなイメージでしょうか。
(いにしえの別冊Gun Part5より)
むか~し、イベントで購入したコルト純正のダットサイト。
キャリハンに直付けする古いタイプですが、XM177に良く似合います。
特殊作戦用途風にコスメチェンジ。
このJAC XM177E1、中古で20K程でしたが、調べたら定価は¥79600もしたんですね。
どおりで飛び付いた訳だ>当時の管理人…。
JACが全盛期だった頃は何かと気忙しくて、トイガン趣味に割ける時間があまりなかった時期です。
なので所有するJAC製品はこれ一本ですが、改めて手に取ってみると製品的に良く出来ていると感じます。
JACが一世を風靡した理由が分かる気がしますね。
大好物のARショーティーズ。
上からJAC XM177E1(10.5インチ)、MGCのモデルガン コルトM16A2コマンド - モデル733(12.5インチ)、MGCのモデルガン Mk18 Mod0風味(10.5インチ)。
これらMGC製品と比べて、外観的にも質感的にも一歩もヒケを取っていません。
2020年01月19日
JACガスブローバックガン XM177 E1コマンド 前編
JACのガスブローバックガン、XM177 E1コマンド(モデル609)前編です。

購入したのは20数年前、立川での友人の結婚式の後にア〇グスに寄ったのが運の尽きで中古品を衝動買いしました。
礼服のまま、引き出物と一緒にデカい箱を抱えて帰った記憶が…。

リミテッドエディションと称するブローバックモデルで、外装はオール金属製です。
仕上げ直し後、軽くエイジング加工しています。

ブローバックと云っても初期のショボいシステムなので、ガスを入れて撃ったことはほとんどありません。
ボルトキャリアは一応ここまでは下がりますが、そうすると内部メカが丸見えです。
まあ、昔のブローバックシステムに有りがちな光景ではあります。

一応テイクダウンも可能です。
このブローバックメカはタニオコバが一枚噛んでいたらしいですね。

しかし管理人はこのトイガンの真価を別の所に見出しました。
金属外装の再現度がモデルガン並みに高いので、ハンドリングモデルとして生かしてやろうと…。

実物マガジン(右)にノッチを追加加工して、マガジンキャッチが掛かるように細工しました。
左は純正のマガジンですが、現状ガスがただ漏れで使い物になりません。

ノッチ加工によりマガジンの抜き差しは出来るし、チャージングハンドルは引けるのでモデルガン並みのアクションが可能になります。
もちろん装填とか排莢は出来ませんがチャーハン操作にはある程度の手応えがあり、音も「カシャッ」と中々イイ感じです。

後編に続きます。
購入したのは20数年前、立川での友人の結婚式の後にア〇グスに寄ったのが運の尽きで中古品を衝動買いしました。
礼服のまま、引き出物と一緒にデカい箱を抱えて帰った記憶が…。
リミテッドエディションと称するブローバックモデルで、外装はオール金属製です。
仕上げ直し後、軽くエイジング加工しています。
ブローバックと云っても初期のショボいシステムなので、ガスを入れて撃ったことはほとんどありません。
ボルトキャリアは一応ここまでは下がりますが、そうすると内部メカが丸見えです。
まあ、昔のブローバックシステムに有りがちな光景ではあります。
一応テイクダウンも可能です。
このブローバックメカはタニオコバが一枚噛んでいたらしいですね。
しかし管理人はこのトイガンの真価を別の所に見出しました。
金属外装の再現度がモデルガン並みに高いので、ハンドリングモデルとして生かしてやろうと…。
実物マガジン(右)にノッチを追加加工して、マガジンキャッチが掛かるように細工しました。
左は純正のマガジンですが、現状ガスがただ漏れで使い物になりません。
ノッチ加工によりマガジンの抜き差しは出来るし、チャージングハンドルは引けるのでモデルガン並みのアクションが可能になります。
もちろん装填とか排莢は出来ませんがチャーハン操作にはある程度の手応えがあり、音も「カシャッ」と中々イイ感じです。
後編に続きます。