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2023年11月10日

お色直し!MGCモデルガン キンバーエリートキャリー

今回はMGCのモデルガン、キンバーエリートキャリーをお色直し。


お気に入りのハンサム君、MGCのキンバーエリートキャリーですが、見る度に気になる箇所が一点。
それはグリップセフティの握り込む部分の貧弱さで、キンバーはもっと独特のボリューム感があります。
これはお色直しをする前の画像。


お色直し後の画像。
その部分に肉盛りして、ボリューミーにしてみました。


まずグリップセフティにプラバンと瞬着で大まかな肉盛りをします。


瞬着が固まったらガリゴリと削りますが、この時に出来上がりの明確なイメージを掴んでおかないと…。


コレジャナイ感たっぷりの仕上がりになります(号泣)。


さらに肉を盛り、削る!を数回繰り返し…。


まあまあじゃない?とがんばった自分に言い聞かせる管理人。


まだラインがぎこちない気がするんですが、「ここら辺が潮時だ!」の心の声に素直に従いました…。


実物はもっと大らかかつ繊細なラインを描いているんですが、今回はいま一つ追いきれませんでした。


ふと思ったんですが、WAのウルトラCDPⅡのグリップセフティを入手すればこんな苦労は…、以下略。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2023年04月01日

お色直し!MGCモデルガン ベレッタ92F

禁断の安直企画、お色直しシリーズ。
今回はMGCのモデルガン、ベレッタ92Fをちょっぴりお色直し。


少し前にアキバの大雄で〇ュール流れのMGC製92F中古パーツをいくつか入手。
一つはABS製の未使用と思われるめっきフレーム(2.5K)で、キズもなくめっきや成型状態もすこぶる良好です。
トリガーガード内も含めてパーティングラインは完璧に除去されていました。


恐らく2000年代前半のMGC(タイトー)終末期の頃の一品と思われますが、この頃のMGCのめっきは丁重な下地仕上げも相まって意外と質が高いです。
WAとベレッタの商標に関するテキストがこまごまと入っているのもこの時期らしいですね。


それとは別の日にサーチクロームのめっき仕上げのマガジンパーツセット(1.5K)も入手。
マガジンフォロアーのスプリングだけが不足していました。


ジャンク品とありましたが変形や傷など全くなく、ストックしていたスペアマガジンのスプリングを移し替えただけで問題なく使用できました。
フレームとマガジン双方のめっきの厚みの為か、抜き差しは若干きつめです。


MGCのSRH(スーパーリアルHW)版92F(上)はスモールハンマーピンの初期型をモデルアップしており、下のマルシン92F(ABSダミーカートモデル)も同じ仕様です。
一応MGCの方はベレッタ純正の木グリに変えてありますが、2丁とも刻印も含めて見た目はほぼ同じ。


なのでMGC(下)をハーフシルバー化して、マルシン92Fと見た目の差別化を図ってやろうという魂胆です。


但しABS素材なのでSRH(スーパーリアルヘビーウエイト)製のデフォルトのフレームより軽くなってしまうのが難点。
SRHフレームのウエイトが150gだったので約100g軽くなってしまいますがこればかりは仕方ないですね。
92Fはおもりを仕込めるようなデッドスペースもないし…。


亜鉛製のハンマースプリングハウジングは実銃ではフレームと一体になっている部分なので、白磨きしてトーンをめっきと合わせました。


あとは特に苦労もなく組込み完了~。
ついでにスライドのサイド面をポリッシュしました。


未使用のめっきフレームだったので組込みに苦労するかな?…と思ったんですが、すり合わせ等の調整はまったく必要ありませんでした。
当時のMGC製品の品質と精度の高さに感心…。


トリガーガード根元のプルーフマークがしっかり入っているのもポイント高し…。


ベレッタ純正木グリは色味が濃いのでシルバーフレームに良く映えます。
映えついでにグリップスクリューも白磨きしてやりました。


米軍サービスピストルの座をM17(上、SIG AIRガスガン)に奪われ第一線からは退いた印象の92Fですが、まだまだ華やかさや風格では負けていません(笑)。

  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2023年03月01日

お色直し!MGCモデルガン ブラックライフル先祖返り(M603→M602) 後編

MGCのモデルガン、コルトM16A1ブラックライフル(モデル603初期型)をA1以前のモデル602風にお色直ししてみました、の後編です。
前編はこちら


そう云えばいつ買ったかも忘れた(多分実物の)ナイロンスリングを持っていたことを思い出したので付けてみました。
良い感じでヤレていて、アーリータイプのM16との相性はバツグンです。


設計者のユージーン・ストーナー氏が、その装備に懐疑的だったと云われるBFA(ボルトフォアードアシスト)を取っ払ったプレーンなアッパーレシーバー。
設計者にしたらBFAのようなブザマな出っ張りで我が子のスマートさを損なわれるのが我慢ならなかったのでは…。


いざ完成すると、中学生の頃に血沸き肉踊らせながら見ていたドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」が脳裏に甦ってきました。
(反逆のテーマを口ずさんじゃったりして…)
ホンドー隊長らはコレで悪人どもをなぎ倒していましたっけ(汗)。


それは置いといて、あくまでM602「風」なので細部が実銃と異なります。
ロアレシーバー後部の水平に走っているリブはもっと細いし、マグキャッチ周りの形状も微妙に違っていたりします。
(画像は実銃です)


刻印も「M16A1」となっていたのをA1を消して「M16」にしましたが、この部分は実銃のM602では「MODEL 02」となっているようです。
まあ、あくまでも「~風」ですので…(と反逆のテーマを口ずさむ ♪)。


今回、普段は見えないハンドガード内のバレルも仕上げ直しました。


バレルはあくまで長く細く、華奢な印象さえ受けるのでA2で一回り太くされたのも宜なるかな…。


ツルッツルのスラブサイデッドなロアレシーバーは、MGC製品では一度もモデル化されていないと思います。
金属版のM16A1にもリブは付いていました。
他社製品ではTOPのM16EBBベトナムが完全スラブサイド(但しBFA付き)。
伝説のLSの1/1プラモデルおよびマルシンの初期とINT(コクサイの前身)モデルガンが一部リブありの過渡期のスラブサイドを製品化していました。


完成後BFAパーツが余ったので、捨てるのも忍びなくキーホルダー化してみました(笑)。


普段見えないパーツですが、なにげに良くできているのは流石MGC。
カットモデル風で、BFAの構造が一目瞭然ですね(棒)。


構造つってもピコピコ押せるだけ…。


VFCのMP5ボルトスタイル キーリングに続いて、1/1スケール銃パーツアクセサリーの第二弾として是非(笑)。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2023年02月10日

お色直し!MGCモデルガン ブラックライフル先祖返り(M603→M602) 前編

MGCのモデルガン、コルトM16A1ブラックライフル(モデル603初期型)をA1以前のモデル602風にお色直ししてみました、の前編です。


前からブラックライフルのボルトフォワードアシスト(以下BFA)を取っ払って、マグキャッチ周りのリブも削り取りフラットにすればM602っぽくなるのでは?と思っていました。
下はM603の後期型(MGCモデルガン)です。


年末年始、ヒマだったので軽い気持ちで実行に移してみたところ思いのほか大変でした(笑)。
まずBFAのバルジをダイヤモンドカッターでざっくりカット。
この惨状に「あ~あ、やっちまった…」とちょっぴり後悔してしまったのはここだけの話…。


気を取り直して、穴塞ぎ用に買ってあったマルイ電動ガンのジャンクレシーバーの一部を切り出します。


それをぽっかり空いた穴に貼って芯にしたあと、周辺にプラバンやらパテを埋めて整えていきます。


ついでにあちこちにある突き出しピン痕もパテで埋めました。


ロアレシーバーのリブも超粗目のやすりでカンナ掛けの要領でゴリゴリと削り倒しました。
2~3日掛るかなと思ったんですが、比較的加工しやすい性質のHW材だったので何とか一日で完了。
HW材の削り粉が7gぐらい出て、捨てるのは勿体ないのでビニール袋に入れて保管してあります。


ボルトキャリアに刻まれているBFA用のノッチも忘れずにパテ埋め。


M602のボルトアッシーはクローム仕上げらしいのでシルバーで塗装します。


こうしてBFAレスなアッパーとスラブサイドなロアレシーバーを持つA1以前のオリジナルM16が完成。
そのプレーンな佇まいが新鮮です。


後編に続きます
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2023年01月20日

MGCモデルガン コルト コンバットスタリオン 後編

MGCモデルガン、コルト コンバットスタリオンの後編です。
前編はこちら。


いくつか追加加工しました。
あると嬉しいエジェクションポート前方のリリーフカット。
WAのオフィサーズACPでは再現されているのでそれを参考に。


フロントサイト基部がフラット処理されているようなので、それらしく再現。


オフィサーズ系あるあるのマガジンベースの短縮化。


マガジンベースを金やすりで地道にゴリゴリ削りましたが、モノがスチールなので結構大変でした。
お馬さん(ランパントコルト)が寸前でちょん切られなかったのが不幸中の幸い…。


これは実物のマガジンの写真ですが、下部10mmぐらいに何らかの処理(強度アップ?)がされているようで、シルバーのトーンが変わっています。


なので、そのトーンの違いを塗装で表現しました。
ブルー仕上げだったマガジンはステンレス風に白磨き。


グリップ内に仕込むウエイトを鉛板から切り出して40gほど重量を稼ぎました。


アッパー / ロアーともHWだったこともあり、まあまあ不満のない重さです。


実銃ではコルトメダリオン付きパックマイヤーのラバグリが標準みたいですが、あまりに華がないので爆裂祭で仕入れたココボロの木グリを装着。


メインフレームの刻印も打ち直してあり、それらしくシリアルナンバーを入れました。


味も素っ気もない分厚いハイプロファイルのリアサイトに萌えます…。


アッパーがスモールカート仕様、ロアーがリアルカート仕様のハイブリッドですが、スモールカートリッジでの装填/排莢はスムーズで作動に問題ありません。
(画像は45ACPホローポイントのダミーカートです)


多分問題ないと思うんですが強度を慮ってリコイルSPとメインSPはガスブロ用にしてあるので、当然各操作の手応えもガスブロ並みかそれ以下です(笑)。


オフィサーズACPのモデルガンは持っていなかったので、そのものではないにしろ取り敢えずはモノになって良かったです。


元箱がないのでメルカリで買ったエランの箱で保存。
エランやマッコイズの化粧箱はたまに出品されるんですが、2~3Kだったら迷わずポチります。

  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2023年01月01日

MGCモデルガン コルト コンバットスタリオン 前編

明けましておめでとうございます。
新年第一弾、MGCのモデルガン、コルト コンバットスタリオンの前編です。


もちろん既存品をモデファイしたもので、ベースはMGCのモデルガン、GM5系。


ある日、メルカリで興味深い物件を発見。
GM5フルサイズパーツを短縮してサブコンパクト化した仕掛りカスタムのセットで、何でもアリイのエアコキのスライドを使ってディフェンダーのモデルガン化を図ったとのこと。
スライドを加工中に破損させてしまい志半ばに放出したそうです。


パーツはスライド以外はほぼ揃っており、写真にはありませんがブリーチやバレル等のおまけパーツも色々付いていました。
各パーツは粗削り状態ですが、基本的な加工は終わっていて表面を整えてやればそのまま使える状態です。
ハンマーストラットなどは一からの削り出しみたいで、その他の加工もプロ並みの精緻さでした。
フレームとメインスプリングハウジングもフルサイズ素材をベースに短縮加工されています。


そしてある日、ふらりと立ち寄った大雄でMGCモデルガンらしきオフィサーズACPのアッパーセットを発見してしまう管理人。


家でチェックしてみるとHWS(ハートフォード)でフルサイズのGM5を短縮してオフィサーズACP化したショップカスタム品らしいことが判明。
分かりずらいですが、ブリーチ下に打たれたHWSの刻印。


バレル、ブッシング、プラグなども一品モノっぽいです。


ブッシングなどは、鉄の板から切り出して一から造り上げた感じ…、プロの技ですね。
ここにもHWSの刻印があります。


スライド先端のダストカバー廻りの加工はお見事で、相当ガッチリ繋いであります。
それでもモデルガン用のリコイルスプリングだと強度的に少々不安なので、ローテンションのガスブロ用に変えるつもりですが。


当然ホールドオープンノッチや分解用のリリーフカットも元の位置を埋めて、後方に移動してあります。


さて、あれよと云う間にサブコンパクトのアッパー/ロアーが揃ったので仮組みしてした所、別の方々が手掛けたカスタム品にも拘らず作動に問題はなさそう。
素直にオフィサーズACPにしようかな…、と思いつつも既にWAのガスブロ(上)を持っているし…。


ここは一ひねりして恐らく未だモデルガン化されておらず(多分…)、刻印もカッコ良いコンバットスタリオンに決定。
(画像は実銃です)
外観は刻印以外オフィサーズACPと変わらず、スライドをステンレススチールに、フレームをアルミ合金に置き換えた仕様です。


コンバットスタリオンはMGC(タイトー)のマグナガスブロでもお馴染みですね。
実銃はシリーズ80系で、1988年にデビューしたそうですけど350丁ほどしか生産されなかったレアアイテムだとか。


方向性が決まったので、早速スライドとフレームのオフィサーズ刻印を埋めて刻印依頼に出しました。
打ち上がって来たのがこちら。


めっき風塗装されていたスモールカート仕様のバレルは小傷があったので再塗装。


もちろんバレルインサート入り。
ブッシングは鉄板からの切り出しなので実物より心持ち薄い感じです。


実銃のアルミフレームは亜鉛めっきを施されているらしく、ステンレススライドに比べて白っぽい色味なのでそれらしくトーンを変えてみました。


後編に続きます。  

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2022年02月19日

MGCモデルガン コルトコンバットコマンダーSeries 70 38スーパー 後編

MGCのモデルガン、38スーパー仕様のコルトコンバットコマンダーSeries70、後編です。
前編はこちら。


SRH樹脂は金属粉を多く含むため重い分、衝撃に対して脆弱と云われています。
実際、このシリーズのオートはブローバックの衝撃に耐えられない為か、すべてダミーカート仕様です。


そんなヤワな材質なので、モデルガン用の強力なメインSPやリコイルSPはSRH材にとってストレスになっている恐れがあります。
特にメインSPはピン廻りのフレームの強度に不安があり、ハンマーコックも戦々恐々…。
そんな不安を払拭すべく、この機会に弱々テンションのWAマグナガバのメインSP(左)と入れ替えました。


これで不安なくコック&ロックできます。
しかしあまりにもメインSPのテンションが弱まった為、今度はハンマーダウンするとファイアリングピンSPに負けてハンマーが押し返されてしまう珍現象が…。
ちょっと分かりづらいですが、38スーパー(左)のハンマーが(まるで初期マグナのグラグラハンマーのように…笑)2mmほど押し戻されています。


ついでにリコイルSPもWAマグナ用の手持ちSP(下)を投入。
これでSRH材への負荷は最小限に抑えられるものの、各操作の手応えは当然WAガスブロに近いものになります。


再塗装にあたり脱脂のためスライドを水洗い後、水切りのためにスライドをブンブン振っていたところブリーチがせり出してきちゃって一瞬焦りました…。
接着で固定されていたようですが、接着剤は先っちょにほんの少し付いているだけみたいですね。
取り敢えず、何事もなかったかのように元に戻しておきました(汗)。


エキストラクターはスチール丸棒からの削り出しっぽい立派なもの。
同時期にMGCから発売されていたコルトM1991A1のエキストラクターと似ていますが、形状は微妙に異なっています。
ダミーカート仕様にはちとオーバークォリティな印象ですが、品質重視だった当時のMGCの勢いが偲ばれます。


もちろん見た目だけでなく機能も問題なく、手動操作によるMGC純正ダミーカートの装填/排莢はスムーズそのもの。


さて、純正のグリップはHW樹脂製の木目調だったので手持ちのガバ用グリップに交換することに。
熟考の末、定番のへレットのメダリオン付き(指差マーク)に決めかけましたが、気が変わってキャロムのマザーオブパール風のグリップに決定。
昔蒲田にあった中古屋さんで買っていたものですが、青味がかった天然白蝶貝っぽい色味や艶などが良い感じです。


45ACPが許可されていない南米諸国ではガバと云えば38スーパーなので、何となく南米をイメージさせる(個人の印象です…)パールグリップは良く似合います。


  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2022年01月01日

MGCモデルガン コルトコンバットコマンダーSeries 70 38スーパー 前編

明けましておめでとうございます。
年初めはMGCのモデルガン、38スーパー仕様のコルトコンバットコマンダーSeries70、前編です。


3年ほど前にリサイクルショップで購入。
材質は、MGCがSRH(スーパーリアルヘビーウェイト)と名付けた高比重樹脂です。


通常のHW材に比べて鉄粉を多く含み磁石が付いてしまうと云うことで、業界の自主規制で発禁になったと云ういわくつきの素材です。
磁石が付くと云っても辛うじてへばり付くだけで「それが何か?」レベルのお話ですが。


コマンダーのモデルガンは4丁目ですが、すべてGM5系になります。
左下から時計回りに、MGCのSeries80カスタム(ABS)WAのSeries70カスタム(ABS)、今回の.38スーパー(SRH)そしてMGCのSeries70(HW)


他のコマンダーは全て45ACP仕様なので、見た目一緒でも38スーパー仕様であればコレクションに加える意義があろうと云うもの。
SRH材の表面が汚らしかったので再仕上を行い、穴が小さいタイプのリングハンマーは好みでラージリングタイプに変えてあります。


外観は一見して45ACP仕様と変わらず。
刻印に関しても差異は使用アモの表記のみ。


SRH材の売りである重さは、通常のWH材の45ACP仕様653gに対して34g増の687g。
しかし実際手に取ると、重量差以上の手応えを感じます。


丁重なめっきが掛けられ、映える38スーパーのマズル廻り。
45ACPに比べてブルバレル並みに肉厚ですが、これだけ厚みが違うと実銃ではそれなりにフロントヘビーなんでしょうね。


MGCはエジェクションポート形状の微妙な違いもキッチリ造り分けてます。
38スーパー(左)のチャンバーが僅かにめっき浮きしているのはちょっと残念。
このめっき浮きは他の個体にも多く見受けられ、この製品特有の不具合みたいです。


こちらはMGCがモデルガンで製品化した38スーパーのガバ達。
上からキャスピアンハイキャパシティSFAコンペティションピストル
GM6系ガスガンのハレットシリーズでも多数が製品化されていました。
38スーパー(9x23SR)弾はIPSC等の競技でも一時メジャーになり日本でも話題になったので、当時MGCとしては製品化にもリキが入ったんでしょうか。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2021年07月10日

MGC(タイトー)モデルガン S&W M459 後編

MGC(タイトー)のモデルガン、S&W M459の後編です。
前編はこちら


MGCのM459は、マイナーチェンジで装備されたスクエアトリガーガードが付いているので、一見後期型なんですが…。


M459(上)の特徴の一つ、大型エキストラクターは極初期ロットのみの装備だったそうで、早々に元のM39(下)のタイプに戻されました。
理由として、XM9トライアルを見越してエキストラクターを強化(ワイド化)したものの、コストUPの割に大した効果が認められず元に戻されたとか…。


以上のことから、大型エキストラクター(極初期のみ)とスクエアトリガーガード(後期のみ)が共存している個体は、少なくてもレギュラー品では存在しないことになります。
なので細かいことを云えば、MGCのM459はアッパーが初期型、ロアーが後期型のちゃんぽん ハイブリッド仕様になっちゃっています。
でも管理人はそんな良いトコ取りのMGCのM459を熱烈支持します(笑)。


うちに棲むS&Wダブルアクションオートたち。
上段左から、ファースト・ジェネレーションとして括られるM39(マルシンモデルガン)M59カスタム(MGCモデルガン)
中段はセカンド・ジェネレーショングループで、M459(MGCモデルガン)、M645(MGCガスガン)
そして下段のサード・ジェネレーションはショーティフォーティ(WAガスガン)M4506(マルゼンガスガン)


最も近しいマルシンM39(右)と。
MGCのM459は全体のプロポーションは文句ないんですが、ショートリコイルのギミックがないのでホールドオープン時にバレルが妙に突き出した感じになってしまいます。
その点、バレルが数ミリ後退するマルシンのM39はホールドオープンで違和感ありません。


プロポーション的には、マルシンM39は単体で見ると違和感がないんですが、MGCと比べてしまうとスライドの高さと云うかゴツさが気になります。
それはさておき、M39のセンターファイア化はどうなったんでしょう?マルシンさ~ん(笑)。


1981年から、4年に亘って繰り広げられたXM9トライアルで競い合ったライバルたち。
上段左上から時計回りに、ベレッタ92SB(マルシンモデルガン)SIG P226(タナカモデルガン)H&K P7M13(MGCガスガン)そしてS&W M459。


上の4丁の他には、コルトSSP、FN BDA、ステアーGB、ワルサーP88が提出され、合計8社がトライアルに参加した模様です。
M459は善戦した(?)ものの、耐久テストに提出した3丁のうち1丁のフレームに亀裂が入ってしまい無念のリタイアを喫しました…。



  

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2021年06月01日

MGC(タイトー)モデルガン S&W M459 前編

MGC(タイトー)のモデルガン、S&W M459の前編です。


MGCが廃業する間際に発売されたM459のモデルガン、これはその後再販されたタイトー版となります。


ベースとなったM59にはなかったフルHW仕様で、見た目重そうですが実際握っても期待を裏切らない手応え(777g)です。


丸々としたグリップでボリューミーな握り心地はM59と変わりませんが、ガード付きリアサイトやフレームの強化などで見た目は更にボリュームUP!
握ってみると妙な頼もしさを覚えるM459をMGCは良く再現していますが、発火機構がサイドファイアのままなのでコッキング時はちょっぴり残念な眺めです。


去年のお正月に、リサイクルショップの年始セール(20%オフ)で自分へのお年玉として購入…。


グリップはHW製で、マーブル模様と云うか木目調なのがタイトー版の特徴です。
ブラックに塗っても良いのですが、これはこれで奇麗だし、面白いのでそのままにしています。


フレームはアルミ合金にアノダイズ処理をしたイメージで純ブラックに、スライドは鋼製なので青味を強調した塗装にしました。


実銃もスライドとフレームの材質が異なるので、光線の当たり具合によっては2トーンに見えます。
Gun誌1982年5月号でタークさんが取り上げたM459は、旧来のラウンドタイプのトリガーガードが付いた前期型ですね。
記事では、M459もエントリーした米軍の新サイドアーム選定プログラム「XM9トライアル」の進行状態についても言及されています。


CM誌1982年9月号ではニックノザキと云う方のリポートが掲載されていますが、こちらも前期型です。
記事内ではFBIのSWATが採用を検討しているとありましたが、その後採用されたんでしょうか…。
ニック氏は、イチローナガタ氏がCM誌に移籍するまで良くリポートをお見掛けしましたが、写真は既にイチロー氏っぽいですよね(笑)。


年月は過ぎ、2012年9月号ガンプロ誌のトシさんの記事では、やっぱり前期型です。
トシさんのM459には付いていないアンビセフティは、オプション扱いだったようです。


後編に続きます。  

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2020年11月01日

MGCモデルガン コルトデルタエリート 後編

MGCのモデルガン、コルトデルタエリート後編です。
前編はこちら


本体購入直後に10mmオートのダミーカートを買い集めたんですが、なにげに品薄で入手は苦労しました。


売り切れのお店が多く、あっても数が少なくてこの店から2発、あっちから3発、こちらから5発…という具合にチマチマ買い集めました。
全弾ハローポイントですが、シルバーのケースがR-Pでそれ以外はウインチェスターです。
10mmオートのダミカは需要がないのか未だに品薄みたいですね。


微妙に長くて弾頭が引っかかるので、マガジンには2発しか入りません。
弾頭を1ミリ程シーティングすれば収まりそうな気がしますが、スマートな10mmオートカートリッジが寸詰まりになりそうなので決断できません。


エジェクションポートのRを少し大きく(R5 → R6)しました。
結果ポートが1ミリほどロアー化。


デトネーターを抜き、硬質スポンジを詰めてダミーカート化しています。
手動による装填排莢は、純正カート/ダミーカート共スムーズです。


味気ないABSの無塗装仕上げだったチャンバー部、何時ものアルミ板を貼り付けると折角の「10MM AUTO」刻印が消えてしまうのが勿体ない…。
そこで、むか~しカーモデル用に買っていためっき表現用シートを貼ってみました。
被膜が薄いので、チャンバー刻印が浮き出るのがポイント。
手動のスライド操作ならば剝がれることもなさそうです。


バレルは45ACP版(右)と作り分けられており、チャンバーの肉厚やフィーディングランプなどが異なっています。


よく見るとエジェクションポート後部の開口部も45ACP(左:MGCモデルガン、M1991A1)と微妙に違います。


10mmオート弾の開発に一枚噛んでいたと云われる45オートの神様、ジェフ・クーパー氏を偲んで。
氏の主宰するシューティングスクール「ガンサイト」のトレードマーク、レイヴン入りのホルスター(サブコンパクト用ですが…)と。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGC

2020年10月20日

対決!SIG P220モデルガン MGC vs. タナカ

久しぶりの対決!シリーズ、今回はSIG P220のモデルガンでMGC(右) vs. タナカのガチンコ勝負です。


MGC(下)が発売された82年頃の管理人と云えばトイガンとは疎遠になっており、正直このモデルガンについてのデビュー当時の記憶はありません。
90年代の初頭にABSの無塗装サテンフィニッシュ仕様を購入し、表面を仕上げ直して今に至っています。
タナカは90年代からSIG P22X系のバリエーションの充実を図っており、その一環としてMGCに遅れる事20数年後にP220をラインナップに加えました。
この個体はHWのエボリューションモデルです。


タナカ(上)のスライドはエッジの効いた後期型、MGCはスライド先端が絞られて丸みのある初期型です。
それはともかく、「MGC(下)って何となく小さい…」と思った人は鋭い観察眼の持ち主。


以前からMGC(右)のサイズ感を疑問に思っていたんですが、リアサイトを基準にイザ並べるとこれだけの違いがあります。
特に全長は一瞬「P225(P220のコンパクトモデル)かよっ!」とツッコミを入れたくなる程の差が…。


高さは驚くほどの違いはないんですがグリップの前後長は明らかに短く、MGCは全体的にバランス良く小振りになってますね。


同時期のVP70も同様にサイズが小さ目だった前歴があるMGCのモデルガン。


当時MGCが敢えてモデルガンを実物より小さ目に設計したならば理由を知りたいし、単純に寸法を間違ったのなら、それはそれで興味深いお話ですね。


MGC(左)は当然マガジンも小振りですが、装弾数はタナカと同じ9発です。


背面の結合はタナカ(右)の方がひと手間掛かっています。


両モデルの発売開始時期には23年ほどの差があるので、細かなディテールも後発のタナカに分があるのは否めません。
センターファイアの恩恵でリアルな眺めのタナカ(右)に対して、些か武骨な眺めのサイドファイアのMGC。
但し、両モデルともファイアリングピンブロックセフティの機能がライブなのは流石です。


そんなMGCのP220ですが、発売当初は最新のヨーロピアンオートと云うことでその存在感は高かったのではないでしょうか。

  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGCタナカ対決!

2020年09月10日

MGCモデルガン トンプソンM1921 後編

MGCのモデルガン、トンプソンM1921後編です。
前編はこちら


元々の仕様は20連ボックスマガジンにホリゾンタルフォアグリップが装着された、所謂ミリタリータイプでした。
この時期のMGCトンプはカッツコンペンセイターが標準装備です。


ミリタリータイプにドラムマガジンを装着。
ドラムマガジンは嵩張るし、フル装填するとメチャメチャ重いのでミリタリー用途には向かない気がします…。


39発フル装填してみると、マガジンだけで1.7kg近い重さに…。
本物は50連発なのでさらに重いはず。


ドラムマガジンに加えてフォアグリップをバーチカルタイプにすると、シカゴタイプライターなセットアップになります。


バーチカルフォアグリップは付属してこなかったので、オクで安めのを落札…。
届いてみると値段なりのシロモノでしたが、やはり有り余る時間を使って仕上げ直し。
取付ねじが付いてこなかったものの、市販のねじがジャストフィットしました。


禁酒法の時代に跳梁跋扈したギャングたちがパーソナルな得物として手にしたシカゴタイプライター。
その世界観は、MGCの長物カタログや団次郎(現団時朗)さんがモデルを務めるMGCのチラシで表現されています。
但し、実際はマグチェンジに手間取るドラムよりボックスマガジンを使う事が多かったようですね。


シカゴタイプライターとはフルオートの発射音をタイプライターの作動音に例えたトンプの愛称の一つです。
M1921はブリッシュロックなるブローバック遅延機構を備えていたにも関わらず800rpm台と高めの回転数で、なるほど早打ちのタイプライターぐらいのリズムだったのかもしれません。
後年の軍用トンプでは複雑な割に効果の薄いブリッシュロックは廃止され、ボルトの質量増とリコイルスプリングの強化などのシンプルな方法で600rpm台に低下させました。


禁酒法時代、トンプも一役を担ったであろう犯罪の多発により、ギャングの平均寿命が55歳から38歳に低下したそうな…(汗)。


さてMGCトンプのウイークポイントはエキストラクターと云われていましたが、このCPブローバック仕様はかなり改良されているようです。
コイルスプリングで可動するのに加え、材質はスチールで形状的にもごっついリブが入っているのでちょっとやそっとでは変形しなさそう…。


デトネーターはチャンバーと一体式のステンレス(?)製で、ねじ一本緩めれば取り外し可能です。
但し、初期のようなガス抜き穴は無く、バレルは完全閉鎖されています。


MGCトンプは全体の雰囲気は抜群なんですが、レシーバーの刻印が残念です。
その点、70年代末のMGCカタログに掲載されているオートオーディナンス刻印カスタムは、長々と入ったパテント関連のテキストなど今見ても羨ましい限りです。
価格がレギュラー品より10K高いですが、この文字数とレシーバー左側面を1ミリ程面取りする手間を考えるとその価値はありますね。


同様の刻印を施す見積もりを取ったんですが、もう一丁買えるぐらいの値段になったので断念しました。
このモデルガンについては、オリジナルを尊重して雰囲気を楽しもうと思います。

  

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2020年08月20日

MGCモデルガン コルトデルタエリート 前編

MGCのモデルガン、コルトデルタエリート前編です。
元箱は斬新な縦基調で、ELITE FOR ELITEの文字が今見てもエモいです(笑)。


デルタエリートのモデルガンには旧MGC版(初版)と新日本模型版(再販版)がありますが、こちらは旧MGC版です。
デルタ印の特徴的なメダリオンが付いたネオプレングリップはコルト純正の実物だとか…。


デルタエリートは、80年代初頭にブレン・テンと共に鳴り物入りで登場したカートリッジ、10mmオートに対するコルトの回答です。
10mmオートは45ACPのパンチ力と、9ミリパラベラムの貫通力を兼ね備えた理想のカートリッジとして登場し、FBIにも採用されました。


357マグナム並みのパワーを誇った10mmオート(左)ですが、FBIからキックが過大で扱いにくいと評価されてしまいます。
そこでFBIは勝手にパウダーを減らした(FBIロード)弱装弾を造り、それがケースを3ミリ程縮めた40S&W(右)に発展してバランスの良さからそれが普及してしまいます。


そんな今一つ時代の波に乗れなかった10mmオートですが、MGCが今に至るも唯一の10mmオート仕様のモデルガンとして90年代中頃にモデルアップ。


デフォルトだと味気ないマットブラック仕上げなので何時も通りのリフィニッシュ。
側面のみポリッシュして他はマット仕上げと云う、実銃の手抜き プレーンなフィニッシュ(笑)を忠実に再現しました。


この時期のMGC製品はコストより品質優先な印象があり、初版の特徴であるステンレスマガジンも非常に手の込んだプレス(KSC製?)で再現されています。


取説もデルタエリート専用の立派なものが付属。


惜しまれつつ店じまいしてしまった蒲田の中古店で廃業前にスペアマガジンを入手できたのはラッキーでした。


純正のカートは何だかんだと買い集めているうちに23発に…。


純正カートは非常に出来が良く、ケースの寸法は実物とほぼ同じでヘッドスタンプも再現されています。
左がハローポイントのダミーカート、右が純正カートです。


後編に続きます。  

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2020年07月10日

MGCモデルガン トンプソンM1921 前編

MGCのモデルガン、トンプソンM1921前編です。


近所のアニメ系のリサイクルショップに場違いのようにポツンと置かれていたので、これも何かの縁と引き取ってきました。
90年代前半に製造されたと思われるCPブローバック仕様です。


MGCトンプソン(以下トンプ)とは、小学生の時にお大尽の友達んちで見せてもらって以来40数年ぶりの再会です。


カートリッジは10発単位の別売りだった筈ですが、なぜか4発多く付いていたのがラッキーでした…。


元箱付きの39連ドラムマガジンが付属していたのも高ポイント。
家にあるありったけの45ACPをかき集め、詰めてみました…(笑)。


さて、GW中のステイホームの大号令に、根っからのインドア派の管理人は「はい喜んで!」(笑)。
その有り余る時間を投入して仕上げ直しました…、と云っても一皮剥いた程度ですが。
このトンプは後期型なので、分解用のスクリューが下面に移されておりレシーバー上面はスッキリしています。


製造に手間が掛かりそうなバレルフィンですが、パイソンのベンチレーテッドリブと同じで(冷却機能はさておき…)銃のアイコンとして欠かすことはできませんね。
しかし費用対効果を考えると、後年のM1等の軍用トンプで真っ先に廃止されたのは当然でしょう。


味わい深いコントロールレバー類の形状。
これらも軍用トンプではただの丸棒に差し替えられます。


フリップアップするリアサイトも贅沢過ぎたのか、軍用では廃止されて鉄板をL字に曲げた物に…。
MGCのは一見動きそうですけど、一体モールドのモックです。
但しウィンデージスクリューだけは別部品になっているので、つい回しちゃう人がいるんじゃないでしょうか。


ボタンのワンプッシュでスルっと抜けるストック。
楽しいギミックですが、これも軍用ではねじ固定式になってしまいます。


トンプはプレスやキャスト工法の銃にはない、如何にも金属ブロックから削り出したような重厚感が魅力です。
そしてアクセサリーの付け替えで、いろいろとコスメチェンジできるお楽しみもあります。


後編に続きます。  

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2019年12月10日

MGCモデルガン スマイソン357マグナム 4インチ 後編

MGCのモデルガン、スマイソン357マグナム 4インチの後編です。
前編はこちら


標準では、アンクルマイクス風のHWグリップが装着されていましたが、爆裂祭のBWCブースで手に入れたMGC純正のファイティンググリップに換装。
グリップを選ぶMGCのLフレですが、純正だけあってフィッティングは文句なし。


良好な仕上げと云い、アグレッシブなフィンガーチャンネルと云いシビれる一品です。
奥まった位置にあったメダリオンはグリップ表面とツライチ化しました。


スマイソンの見所と云えるパイソンのバレルに仕込まれたロッキングボルトは、手の込んだ工作で再現されています。


ところがシリンダーの中心軸と微妙にズレていて、エキストラクターロッドの先端と噛み合わないのがちょっぴり残念…。


そんなお茶目なMGCスマイソンですが、マルシンのLフレ(右)と並べてみるのもまた一興。
モダンリボルバーの最高傑作、マルシンのM586 4インチは、相変わらずシュッとしてカッコいいです(笑)。


以前MGCのM686 6インチを持ってたんですが、今一つ気に入らず手放した過去がありました…。
形状も完成度の高いマルシンと比べると、MGCはデフォルメがきついですね。
アクションの滑らかさもマルシンより一段落ちる印象です。


パイソンのトイガンにおいて、作動も含めて今もっとも完成度の高いタナカのガスガン4インチRタイプと。
リボルバーのロールスロイスを名乗るのに相応しいエレガントさです。


MGCパイソンは全体的に大きめに造られているので、バレルもタナカパイソンに比べて直径は1ミリ弱太いようです。
その為か、ボリューミーなLフレとのマッチングが思いのほか良いのは怪我の功名ですね。


重さを測ってみました。
まず、MGCスマイソンHW。


マルシンのM586HW。
各銃グリップウェイト無し、パイソン除きカート込みの重量です。


タナカのパイソンABS。
ペガサスは重量的に有利なので、ABSにも拘らず最も重いです。
ですが、どれも極端な差は無く、似たり寄ったりな数値ですね。


あまり好みではなかったMGCのLフレですが、一ひねり加えたオンリーワンアイテムとして、コレはコレで気に入りました…。



  

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2019年11月20日

MGCモデルガン スマイソン357マグナム 4インチ 前編

MGC(タイトー)のモデルガン、スマイソン357マグナム 4インチの前編です。


ブラックホールでBWCブースから中古品を仕入れました。


スマイソン(またの名をスモルト)は、アクションに定評のあるS&WのKフレームに、精度が高いとされているコルトパイソンのバレルを合体させた理想のリボルバーとして誕生しました。
このGun誌は、日本で最初にスマイソンを取り上げたと思われる1981年8月号です。


記事の方は、イチローリポーターとジャックリポーターの漫才のような掛け合いがなんとも味わい深いです…。
MGCがモデルアップしたのは、LフレのM586にプラパイソンのバレルを合体させた、いわば架空のモデルですね。

2019年11月20日追記:カスタムモデルとして実際に存在するという情報をコメントにていただきました。


架空のモデルとはいえ「357マグナムも心置きなく撃てるLフレのスマイソンってアリだよな~」って常々思ってたこともあり、小一時間迷った末購入。
その他の理由として価格が手頃だったとか、MGCのLフレを持ってなかったってのもあります。


Lフレ スマイソンの実銃って存在するのかググったのですが、ネット上では発見できませんでした。
寸法的な問題があるのか、そもそもフルラグバレルであるLフレにパイソンバレルは需要がなかったのか定かではありませんが…。


デフォルトでは、右側の刻印はバレル/フレームともMGCオリジナルでした。


なので久しぶりに刻印依頼。
完成後、良く見たらバレルの刻印が若干斜めってたりしてるんですが…。
まあ、安くやってもらったし意外と気にならないのでいっか(男泣)。


フレーム左側にはデフォルトでリアルなスモールSWモノグラムが入っていました。
MGCレギュラー品のM586は、確か右側のサイドプレートにMGCオリジナルのモノグラムが入っていたと思います。


カートリッジはMGCの357マグナムリボルバー系伝統の真鍮製です。
旧コクサイのプレスカートやKSCのカートは少しだけ長くて入りません。


後編に続きます
  

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2019年09月01日

MGCモデルガン コルトM16A2コマンド - モデル733 後編

MGCのモデルガン、コルトM16A2コマンド - モデル733の後編です。
前編はこちら


下はコクサイのガスガン(ノンBLK)M16A2カービンで、カービンレングス(14.5インチ)のバレルを適当にカットし、M733化したものです。
20年ぐらい前に捨て値で売ってたのを購入しましたが、一度もガスガンとして使ったことはありません。


このM16A2カービンはコクサイが絶好調の時期の製品だけに、外観は文句の付けようがありません。
MGCには無いキャリハン部の刻印など、こだわりが伺えます。
ボルトキャリアのシルバーは管理人が塗装したものです。


ロアフレームの刻印はどちらも同じA2刻印です。
コクサイ(下)のテイクダウンピボット部は補強されていない旧タイプですが、A2のフレームは補強のあり/なしが混在しているようなので間違いではありません。


コクサイ(下)は手に持つとMGCより遥かに重く感じ、重量配分も良いのでハンドリングモデルとして中々捨て難いですね。
カタログによる重量値はコクサイ約2.5Kg、MGC約2.4Kgとそんなに違わないんですが、もっと大きな差があるように感じます…。


それでもこんな芸当や、「ロッケンロール!」と云いながらチャージングハンドルで装填できちゃったりするのはモデルガンの特権です…。


そしてM733を持っていれば、キャリハンに旧型のコンプM2を載せたくなるのが人情と云うもの…(爆)。


ウチにあるパーツを掻き集めてブラックホークダウンの劇中に登場する旧型コンプM2をマウントします。
旧型は、ワイヤータイプのキャップ脱落防止ストラップがポイントです。


このノーブランドのパチコンプを買ったのは15年ぐらい前ですが、未だに滲みも無く非常にクリアにドットが点灯するのにはちょっと感動…。


構えてみると、やはりキャリハンの上にドットサイトをマウントするのは位置的に高くて少々違和感があります。


このブラックホークダウンの初版DVD、買った後に5.1chのリア音声が左右逆になってるってコトで無料交換のお知らせがありました。
しかし、当時の管理人はむしろその方が貴重だと思い、あえて交換してません…(笑)。






  

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2019年07月20日

MGCモデルガン コルトM16A2コマンド - モデル733 前編

MGCのモデルガン、コルトM16A2コマンド - モデル733の前編です。
この名称はコルトのカタログに載っている正式名称ですが、長いので以下M733とします。


M4A1モデルガンのバレルを11.5インチにカットし、キャリングハンドル(以下キャリハン)部を改修してMGCが完全廃業する少し前ぐらいに製品化されました。
3~4年前にアキバの某中古トイガン店で本体のみの中古品を購入しましたが、生産数が少ないのかお目にかかったのはこの時が初めてです。


値段がレギュラー品のM725(MGCが90年代初頭に発売したM16A2系のカービン)などと変わらなかったので、あるいはお店の方がM733と認識してなかった可能性も…。


ロアーフレームの刻印はM725と同じですが、テイクダウンピボット部はM4A1モデルガンの後期で改修された補強タイプです。
刻印は再仕上げの段階で消えそうになったので追加でホリホリ、そしてMGC/WA系のフレームに付きものの押ピン跡はパテで消しています。


M16A2系のアイコンとも云えるキャリハンのフルアジャスタブルリアサイトもしっかりと再現。
昔M725で再現されなかった時は正直「手を抜いたな」って思ったのも懐かしい思い出…。


付属品は一切なしだったので、保管用にオクでマルイM733用の元箱を落としました。
スリングは時代を合わせて手持ちの90年代っぽいヤツをチョイス。
昔懐かしい3ポイントタイプのSpec ops社の「スリング101」です。


MGCも末期の製品なので造りが相当に荒っぽくてかなり手こずりましたが、今年の長~いGWを利用して地道に仕上げ直しました。
完成してみると「素のARも味わい深いのぅ」などと独り言ちたりして…。


後編に続きます
  

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2018年09月20日

換えてみた!MGCモデルガン AMTハードボーラーロングスライドのハンマー

以前紹介したMGCのモデルガン、AMTハードボーラーロングスライドにちょこっと手を入れました。


ある日、あるリサイクルショップでモデルガンの物らしきミリタリーガバのハンマーを発見。
その時点ではメーカー不詳でしたが、厚みがあってカッコいいハンマーストラットの形状からGM5用でないことは明らか…。


ハードボーラー用にM1911A1のワイドスパーハンマーを探していたので、取り敢えず連れて帰ることに…。


GM5用でなければ、ホビーフィックスかCAWと云うことになりますが、果たしてCAW用と確認できました。
なので主題は、GM5にCAWのハンマーが付くか?と云うことになります。
ハンマー同士を比べてみるとハンマーストラットの長さは違いますが、幅やハンマーピン径はほぼ同じなので何とかなりそうな雰囲気…。


とりあえずダメ元で装着してみると、付くには付きました…。
でもポン付けではハーフコックはOKですが、フルコックの角度が微妙に浅くて、カッコ悪いです(笑)。


付けてみて二つのことが分かりました。
1、フルコック用ノッチは、要加工。
2、CAWのカッチョええハンマーストラットは使えない…(号泣)。
下はノッチ加工前の画像です。


そしてノッチ加工後。


CAWのハンマーにGM5のハンマーストラットを付けるには、ハンマーストラットに空いているピンの穴径を少し拡げる必要がありました。
そんなこんなで、完成~。


加工後に装着してみると…、コッキング角度OKっす(グッ)。
でもシアーの掛かりはあまり良くなく、ノッチ形状には改善の余地ありありでした。
しかも何故かディスコネクターも効かなくなっていると云う体たらく…(汗)。


しかし、また一歩野望(イメージするハードボーラー)に近付いた…。


ついでに微妙な仕上げだった、WAのGM5用カスタムパーツのステンレス製ロングスライドストップも仕上げ直しました。


あとは塩ビのパイプで、例のレーザーサイトでも造りますか…。
 

もう一つ、アキバの大雄でこれ用のキレイな空箱を発見(1.5K)、元々の箱(右)が痛んでいたのでこれ幸いと買っときました。


  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)MGCトイガンパーツ外装、他