2015年05月20日
ホビーフィックスモデルガン コルトM1911A1 窒化処理バージョン
ホビーフィックス(以下HF)のモデルガン、コルトM1911A1 窒化処理バージョンです。

以前にもご紹介したホビーフィックスのM1911A1ですが、少し目先を変えて窒化処理風の塗装を施してみました。

長ぁ~い電車通勤の合間に何時ものようにガンプロ誌を読んでいた所、M1911A1の記事でスライド先端の5センチほどは、チッ化(窒化)処理なる表面硬化処理を施してあり、その部分はパーカライズの色調が濃くなっているとの記述がありました。

「ムムッ、そうなのか…」と思い、他のM1911A1の画像を確認してもスライド先端の色味が確かに濃いですね。
今まで気が付きませんでしたが、これはカッコいいです…。

で、早速手持ちのM1911A1でトライしてみました…。
マスキングは昔のタミヤ1/35戦車の説明書にあった迷彩方法を思い出しながら(笑)、少し表面から浮かして境目をぼかしました。

確かインディのパーカーシールで再仕上げした記憶があったので、それより少し濃い色味のプラックパーカーをサラッと吹きつけました。

まさに、当ブログのお題目たる「お手軽モデファイ」を地で行ったような簡単な作業でした。
全行程、ほぼ15分で完了です…。

でも、これ知らない人が見たら塗装の失敗以外の何物でもありませんね…。
ちょっとコントラストが強すぎな気がしないでもありませんが、まさに自己満足の王道を逝ってます。

今回、色々なM1911A1の画像を見ていて思ったのは、HFのM1911A1の刻印のリアルさです。
深さが一定ではなく、浅く入った感じの刻印が実銃そのままなんですね。
これは、レーザー刻印では絶対に出せない味だと思いました。


以前にもご紹介したホビーフィックスのM1911A1ですが、少し目先を変えて窒化処理風の塗装を施してみました。

長ぁ~い電車通勤の合間に何時ものようにガンプロ誌を読んでいた所、M1911A1の記事でスライド先端の5センチほどは、チッ化(窒化)処理なる表面硬化処理を施してあり、その部分はパーカライズの色調が濃くなっているとの記述がありました。

「ムムッ、そうなのか…」と思い、他のM1911A1の画像を確認してもスライド先端の色味が確かに濃いですね。
今まで気が付きませんでしたが、これはカッコいいです…。

で、早速手持ちのM1911A1でトライしてみました…。
マスキングは昔のタミヤ1/35戦車の説明書にあった迷彩方法を思い出しながら(笑)、少し表面から浮かして境目をぼかしました。

確かインディのパーカーシールで再仕上げした記憶があったので、それより少し濃い色味のプラックパーカーをサラッと吹きつけました。

まさに、当ブログのお題目たる「お手軽モデファイ」を地で行ったような簡単な作業でした。
全行程、ほぼ15分で完了です…。

でも、これ知らない人が見たら塗装の失敗以外の何物でもありませんね…。
ちょっとコントラストが強すぎな気がしないでもありませんが、まさに自己満足の王道を逝ってます。

今回、色々なM1911A1の画像を見ていて思ったのは、HFのM1911A1の刻印のリアルさです。
深さが一定ではなく、浅く入った感じの刻印が実銃そのままなんですね。
これは、レーザー刻印では絶対に出せない味だと思いました。

2015年05月10日
WAモデルガン ワルサーPPK/Sサテンシルバー 後編
WAのモデルガン、ワルサーPPK/S サテンシルバー 後編です。
前編はこちら。
発火方式は安心安全なブリーチタイプですが、スライド後端はファイアリングピンらしく見えるようにひと工夫されています。

ローディングインジケーターは突出し量も程良く、先端も丁重に丸められています。
この丸め加工は結構手間が掛っているんではないでしょうか。
エキストラクターは一見独立パーツに見えますがブリーチと一体で、鉄板を折り曲げ加工してそれらしく再現されたものです。
コスト、リアルさ(当時としては…)、強靭さを兼ね備えた巧妙な設計と云えますね。

バレルは分厚いめっきが掛けられており、マズルの表現も9ミリクルツ(.380ACP)らしい迫力です。
デトネーターは抜いて、ダミーカートモデルにしています。

マガジンはマルシンとは違う、左側穴一個タイプなのがコレクターにはうれしいところ…。

WA純正品らしき木製グリップが装着されていました。
ちょっと厚めだなと思ったら、裏にウエイトが仕込まれているタイプでした。
左側のウエイトが失われていたので、鉛板を切り出して作成。

ネットでも散見されたトラブル、トリガーガードピボット部の割れは、幸いにしてこの個体は無い事を確認。
ですが予防措置として、ローテンションのスプリングに変更しておきました。

WAのPPK/Sは、サブフレームの採用など凝った構造なので、分解組み立てが思いのほか難航。
ネットでパーツリストを公開している方がいらっしゃったので、ホントに助かりました…。

分解すると、バレルの裏に手彫りで謎の数字 “54” が…。
WAファクトリーで?はたまた前オーナーが?

今回初めて手にしたWAのPPK/S、凝りに凝った構造の為かマルシンに比べて若干太めに感じましたが、十分に許容範囲です。
ほぼ同時期に発売されたライバルのマルシンのPPK/Sより1000円程高かったらしいですが、センターファイア以前のマルシンに対しては十分に競争力があったのではないでしょうか…。
WAで一つ気になるのは、トリガーガードの厚みが一定ではないと云うことです。
この点は発売当初から(買ってもいないのに…)気になっていました。

マルシンのセンターファイアーPPK/Sの完成度に十分満足していた為、今までWAのPPK/Sを入手しようなどと考えた事は無かったのですが、実際に手にして見るとまた違った良さがあり
モデルガンに賭ける当時の造り手の情熱が伝わってくるような一品でありました。

一人PPK祭り第2弾、現在進行中の北米生産タイプのインターアームス刻印入りマルシンPPK/Sです。
完成したら対決させます。

一人PPK祭り第3弾も秘かにネタ仕込み中ですので、ご期待下さい…(笑)。
前編はこちら。
発火方式は安心安全なブリーチタイプですが、スライド後端はファイアリングピンらしく見えるようにひと工夫されています。

ローディングインジケーターは突出し量も程良く、先端も丁重に丸められています。
この丸め加工は結構手間が掛っているんではないでしょうか。
エキストラクターは一見独立パーツに見えますがブリーチと一体で、鉄板を折り曲げ加工してそれらしく再現されたものです。
コスト、リアルさ(当時としては…)、強靭さを兼ね備えた巧妙な設計と云えますね。

バレルは分厚いめっきが掛けられており、マズルの表現も9ミリクルツ(.380ACP)らしい迫力です。
デトネーターは抜いて、ダミーカートモデルにしています。

マガジンはマルシンとは違う、左側穴一個タイプなのがコレクターにはうれしいところ…。

WA純正品らしき木製グリップが装着されていました。
ちょっと厚めだなと思ったら、裏にウエイトが仕込まれているタイプでした。
左側のウエイトが失われていたので、鉛板を切り出して作成。

ネットでも散見されたトラブル、トリガーガードピボット部の割れは、幸いにしてこの個体は無い事を確認。
ですが予防措置として、ローテンションのスプリングに変更しておきました。

WAのPPK/Sは、サブフレームの採用など凝った構造なので、分解組み立てが思いのほか難航。
ネットでパーツリストを公開している方がいらっしゃったので、ホントに助かりました…。

分解すると、バレルの裏に手彫りで謎の数字 “54” が…。
WAファクトリーで?はたまた前オーナーが?

今回初めて手にしたWAのPPK/S、凝りに凝った構造の為かマルシンに比べて若干太めに感じましたが、十分に許容範囲です。
ほぼ同時期に発売されたライバルのマルシンのPPK/Sより1000円程高かったらしいですが、センターファイア以前のマルシンに対しては十分に競争力があったのではないでしょうか…。
WAで一つ気になるのは、トリガーガードの厚みが一定ではないと云うことです。
この点は発売当初から(買ってもいないのに…)気になっていました。

マルシンのセンターファイアーPPK/Sの完成度に十分満足していた為、今までWAのPPK/Sを入手しようなどと考えた事は無かったのですが、実際に手にして見るとまた違った良さがあり
モデルガンに賭ける当時の造り手の情熱が伝わってくるような一品でありました。

一人PPK祭り第2弾、現在進行中の北米生産タイプのインターアームス刻印入りマルシンPPK/Sです。
完成したら対決させます。

一人PPK祭り第3弾も秘かにネタ仕込み中ですので、ご期待下さい…(笑)。
2015年05月01日
WAモデルガン ワルサーPPK/Sサテンシルバー 前編
WAのモデルガン、ワルサーPPK/S サテンシルバー 前編です。
一人PPK祭り、第1弾です。

先日のVショーで付属品一切無しの本体のみを中古で入手しました。

次の二枚は購入時の状態です。
未発火で破損はありませんでしたが、外装の程度は今ひとつで、特にチャンバーカバーの錆は結構深く進行しておりました。

めっき表面の謎のポツポツは、いろいろ試したものの落とす事が出来ず、塗装を決断…。
それに対し内部は、前オーナーがグリスアップなどの防錆処理をしていたため、錆も無く綺麗でした。
まあ、発売から軽く30年ぐらい経過している割には、まずまずの物件でしょう…。

WAのPPK/Sの発売は1980年ごろだったと思いますが、今まで全く縁がありませんでした。
特にサテンシルバーは、存在は知っていたものの、見るのも初めてです。
塗装は、下地のめっきにプライマー代りのミッチャクロンを吹いて、GスミスSの艶銀を乗せました。
そこそこ強い塗膜を得られたようです。

初めてお目にかかったWAのPPK/Sですが、ABS製にしては目立つヒケも無く、面がキチンと出ていることに感心…。
最初店頭で見かけた時は、金属モデルと思ったほどです。
WAは、当時から高い樹脂成形技術を持っていたんですね…。

丁重なサテン仕上げを施した表面に上質なめっきがかけられており、各部のパーティングラインもほぼ完璧に落とされています。

ブラック仕上げだったショートパーツは、実銃に倣いすべてシルバーに仕上げました。

いままでマルシンのPPK系しか持っていなかったので、WAのこれはとても新鮮です。
中でもWAならでは…、と云えるのはこの金属に繊細なプルーフマークの入ったチャンバーカバーですね。
ここはキモなので、刻印が消えないように慎重に細めの金ヤスリで錆を落とし、磨きに磨きました…。

もう一つの萌えポイント、古いタイプのインターアームス刻印。
華やかでアメリカンなステンレス製PPK/Sには欠かせません…。
ただスライドの刻印は、スタンプで入れている為か全般的に薄目で、右側など一部消えかかってしまっている箇所もあります。

後編に続きます。
一人PPK祭り、第1弾です。

先日のVショーで付属品一切無しの本体のみを中古で入手しました。

次の二枚は購入時の状態です。
未発火で破損はありませんでしたが、外装の程度は今ひとつで、特にチャンバーカバーの錆は結構深く進行しておりました。

めっき表面の謎のポツポツは、いろいろ試したものの落とす事が出来ず、塗装を決断…。
それに対し内部は、前オーナーがグリスアップなどの防錆処理をしていたため、錆も無く綺麗でした。
まあ、発売から軽く30年ぐらい経過している割には、まずまずの物件でしょう…。

WAのPPK/Sの発売は1980年ごろだったと思いますが、今まで全く縁がありませんでした。
特にサテンシルバーは、存在は知っていたものの、見るのも初めてです。
塗装は、下地のめっきにプライマー代りのミッチャクロンを吹いて、GスミスSの艶銀を乗せました。
そこそこ強い塗膜を得られたようです。

初めてお目にかかったWAのPPK/Sですが、ABS製にしては目立つヒケも無く、面がキチンと出ていることに感心…。
最初店頭で見かけた時は、金属モデルと思ったほどです。
WAは、当時から高い樹脂成形技術を持っていたんですね…。

丁重なサテン仕上げを施した表面に上質なめっきがかけられており、各部のパーティングラインもほぼ完璧に落とされています。

ブラック仕上げだったショートパーツは、実銃に倣いすべてシルバーに仕上げました。

いままでマルシンのPPK系しか持っていなかったので、WAのこれはとても新鮮です。
中でもWAならでは…、と云えるのはこの金属に繊細なプルーフマークの入ったチャンバーカバーですね。
ここはキモなので、刻印が消えないように慎重に細めの金ヤスリで錆を落とし、磨きに磨きました…。

もう一つの萌えポイント、古いタイプのインターアームス刻印。
華やかでアメリカンなステンレス製PPK/Sには欠かせません…。
ただスライドの刻印は、スタンプで入れている為か全般的に薄目で、右側など一部消えかかってしまっている箇所もあります。

後編に続きます。