2021年07月20日
KSCガスガン ベレッタ93RⅡ 前編
KSCのガスガン、ベレッタ93RⅡの前編です。

有力トイガンメーカー各社は、他社の追随を許さないお家芸的な製品群を各々お持ちかと。
WAなら当然ガバ系、タナカだとSIG P22X系、KSCの場合は93Rがそれに当たるのではないでしょうか。

KSCが創業以来改良を加えながら、連綿と製品ラインナップに加えてきたガスブロ93R。
自社HP内で「会社の礎を築いた」と語っているだけに、ひときわ思い入れのあるプロダクトなんでしょうね。
上の個体は25年位前に購入した最初期型の93Rですが、いじり壊してしまって今やジャンクと化しています。
思えば、管理人も世代を重ねるごとにKSCの93Rを購入して、今回の「Ⅱ」で3丁目です。

もっと遡ればMGCの固定スライド(空気注入マガジンの極初期型)も持ってました。
1985年に上尾の模型屋で買ったとき、店のオバちゃんがサービスで予備の虫ゴムを付けてくれたのが懐かしい…。
これはヤフオクに出した時の写真ですが、今見ても外観的にKSCの93Rに対してさほどヒケを取っていませんね。
外装に施されたヘアラインのモールドも新しい提案で、好評だったのか後年のグロックのガスブロに引き継がれます。
でもこの銃のお蔭で、多くの方(管理人含む…)が当然のように93Rってダブルアクションだと思っていたのでは。

職場の同好の志が「Ⅱ」を購入したので話を聞いているうちに「ほすぃ~」となり、3年ほど前にアキバの大雄で中古を購入。
それまで持っていた2丁目の「AG」はヤフオクに出したので、差額5K程で入手できました。

最新のバージョンである「Ⅱ」は、旧来の「AG」に対してフルオートシア装備や各部形状の見直しなどガスブロ93Rの決定版と云って差し支えのない出来栄え。
特にリアルに再現されたダミーファイアリングピンは、管理人的に大きなアピールポイントです。

一時はKSCオリジナルだった刻印もいつの間にかリアル刻印に衣替え、こまごまと入ったプルーフマークや、「MADE in ITALY」の文字が泣かせます。
力の掛かるフォアグリップ基部は金属の別部品になり剛性アップに寄与。

金属パーツの増加に加えフルHWなので重さも文句なしで、同じくHW製だった「AG」の1138gを70g程凌駕しています。

ブローバックエンジンもシステム7の採用で、重量級のスライドが弾けるようにドライブします。
その代わりにマガジンは92Fシリーズと共用とされ、連綿と続いてきた「AG」系のマガジンとの互換性は失われました。

後編に続きます。
有力トイガンメーカー各社は、他社の追随を許さないお家芸的な製品群を各々お持ちかと。
WAなら当然ガバ系、タナカだとSIG P22X系、KSCの場合は93Rがそれに当たるのではないでしょうか。
KSCが創業以来改良を加えながら、連綿と製品ラインナップに加えてきたガスブロ93R。
自社HP内で「会社の礎を築いた」と語っているだけに、ひときわ思い入れのあるプロダクトなんでしょうね。
上の個体は25年位前に購入した最初期型の93Rですが、いじり壊してしまって今やジャンクと化しています。
思えば、管理人も世代を重ねるごとにKSCの93Rを購入して、今回の「Ⅱ」で3丁目です。
もっと遡ればMGCの固定スライド(空気注入マガジンの極初期型)も持ってました。
1985年に上尾の模型屋で買ったとき、店のオバちゃんがサービスで予備の虫ゴムを付けてくれたのが懐かしい…。
これはヤフオクに出した時の写真ですが、今見ても外観的にKSCの93Rに対してさほどヒケを取っていませんね。
外装に施されたヘアラインのモールドも新しい提案で、好評だったのか後年のグロックのガスブロに引き継がれます。
でもこの銃のお蔭で、多くの方(管理人含む…)が当然のように93Rってダブルアクションだと思っていたのでは。
職場の同好の志が「Ⅱ」を購入したので話を聞いているうちに「ほすぃ~」となり、3年ほど前にアキバの大雄で中古を購入。
それまで持っていた2丁目の「AG」はヤフオクに出したので、差額5K程で入手できました。
最新のバージョンである「Ⅱ」は、旧来の「AG」に対してフルオートシア装備や各部形状の見直しなどガスブロ93Rの決定版と云って差し支えのない出来栄え。
特にリアルに再現されたダミーファイアリングピンは、管理人的に大きなアピールポイントです。
一時はKSCオリジナルだった刻印もいつの間にかリアル刻印に衣替え、こまごまと入ったプルーフマークや、「MADE in ITALY」の文字が泣かせます。
力の掛かるフォアグリップ基部は金属の別部品になり剛性アップに寄与。
金属パーツの増加に加えフルHWなので重さも文句なしで、同じくHW製だった「AG」の1138gを70g程凌駕しています。
ブローバックエンジンもシステム7の採用で、重量級のスライドが弾けるようにドライブします。
その代わりにマガジンは92Fシリーズと共用とされ、連綿と続いてきた「AG」系のマガジンとの互換性は失われました。
後編に続きます。
2021年07月10日
MGC(タイトー)モデルガン S&W M459 後編
MGC(タイトー)のモデルガン、S&W M459の後編です。
前編はこちら。

MGCのM459は、マイナーチェンジで装備されたスクエアトリガーガードが付いているので、一見後期型なんですが…。

M459(上)の特徴の一つ、大型エキストラクターは極初期ロットのみの装備だったそうで、早々に元のM39(下)のタイプに戻されました。
理由として、XM9トライアルを見越してエキストラクターを強化(ワイド化)したものの、コストUPの割に大した効果が認められず元に戻されたとか…。

以上のことから、大型エキストラクター(極初期のみ)とスクエアトリガーガード(後期のみ)が共存している個体は、少なくてもレギュラー品では存在しないことになります。
なので細かいことを云えば、MGCのM459はアッパーが初期型、ロアーが後期型のちゃんぽん ハイブリッド仕様になっちゃっています。
でも管理人はそんな良いトコ取りのMGCのM459を熱烈支持します(笑)。

うちに棲むS&Wダブルアクションオートたち。
上段左から、ファースト・ジェネレーションとして括られるM39(マルシンモデルガン)、M59カスタム(MGCモデルガン)。
中段はセカンド・ジェネレーショングループで、M459(MGCモデルガン)、M645(MGCガスガン)。
そして下段のサード・ジェネレーションはショーティフォーティ(WAガスガン)、M4506(マルゼンガスガン)。

最も近しいマルシンM39(右)と。
MGCのM459は全体のプロポーションは文句ないんですが、ショートリコイルのギミックがないのでホールドオープン時にバレルが妙に突き出した感じになってしまいます。
その点、バレルが数ミリ後退するマルシンのM39はホールドオープンで違和感ありません。

プロポーション的には、マルシンM39は単体で見ると違和感がないんですが、MGCと比べてしまうとスライドの高さと云うかゴツさが気になります。
それはさておき、M39のセンターファイア化はどうなったんでしょう?マルシンさ~ん(笑)。

1981年から、4年に亘って繰り広げられたXM9トライアルで競い合ったライバルたち。
上段左上から時計回りに、ベレッタ92SB(マルシンモデルガン)、SIG P226(タナカモデルガン)、H&K P7M13(MGCガスガン)そしてS&W M459。

上の4丁の他には、コルトSSP、FN BDA、ステアーGB、ワルサーP88が提出され、合計8社がトライアルに参加した模様です。
M459は善戦した(?)ものの、耐久テストに提出した3丁のうち1丁のフレームに亀裂が入ってしまい無念のリタイアを喫しました…。

前編はこちら。
MGCのM459は、マイナーチェンジで装備されたスクエアトリガーガードが付いているので、一見後期型なんですが…。
M459(上)の特徴の一つ、大型エキストラクターは極初期ロットのみの装備だったそうで、早々に元のM39(下)のタイプに戻されました。
理由として、XM9トライアルを見越してエキストラクターを強化(ワイド化)したものの、コストUPの割に大した効果が認められず元に戻されたとか…。
以上のことから、大型エキストラクター(極初期のみ)とスクエアトリガーガード(後期のみ)が共存している個体は、少なくてもレギュラー品では存在しないことになります。
なので細かいことを云えば、MGCのM459はアッパーが初期型、ロアーが後期型の
でも管理人はそんな良いトコ取りのMGCのM459を熱烈支持します(笑)。
うちに棲むS&Wダブルアクションオートたち。
上段左から、ファースト・ジェネレーションとして括られるM39(マルシンモデルガン)、M59カスタム(MGCモデルガン)。
中段はセカンド・ジェネレーショングループで、M459(MGCモデルガン)、M645(MGCガスガン)。
そして下段のサード・ジェネレーションはショーティフォーティ(WAガスガン)、M4506(マルゼンガスガン)。
最も近しいマルシンM39(右)と。
MGCのM459は全体のプロポーションは文句ないんですが、ショートリコイルのギミックがないのでホールドオープン時にバレルが妙に突き出した感じになってしまいます。
その点、バレルが数ミリ後退するマルシンのM39はホールドオープンで違和感ありません。
プロポーション的には、マルシンM39は単体で見ると違和感がないんですが、MGCと比べてしまうとスライドの高さと云うかゴツさが気になります。
それはさておき、M39のセンターファイア化はどうなったんでしょう?マルシンさ~ん(笑)。
1981年から、4年に亘って繰り広げられたXM9トライアルで競い合ったライバルたち。
上段左上から時計回りに、ベレッタ92SB(マルシンモデルガン)、SIG P226(タナカモデルガン)、H&K P7M13(MGCガスガン)そしてS&W M459。
上の4丁の他には、コルトSSP、FN BDA、ステアーGB、ワルサーP88が提出され、合計8社がトライアルに参加した模様です。
M459は善戦した(?)ものの、耐久テストに提出した3丁のうち1丁のフレームに亀裂が入ってしまい無念のリタイアを喫しました…。
2021年07月01日
お色直し! WAガスガン ウィルソンコンバット プロテクター(SE2001)
WAのガスガン、ウィルソンコンバット プロテクター(SE2001)を軽くリニューアルしました。

WAのウィルソン プロテクターを予約してまで購入したのは2000年の12月。
シブヤエリート(SE)2001の名称から察せられるように、今年(2021年)で購入から約20年目です。
ブローバックエンジンは今となっては旧型のRタイプですがスイートな撃ち味だし、他にコレと云った不具合もないお気に入りの一丁となっています。
WAガバに使えるカスタムパーツを何点か格安で入手したので、20年と云う節目にお色直しを兼ねて組み込んでみました。
(右端はモデルガン用のバレルリンクなので見なかったことにしてください…)

まずは2年前のVショーで、ジャンク箱から1Kで救出したガーダー製のメタルチャンバー。
刻印はノーマル(上)と同じWILSONタイプです。

WA用の社外カスタムパーツって、ちょっと前までは手の届かない高根の花でした。
近ごろは需要が一段落したのか、イベント等で未開封&捨て値のカスタムパーツをちょくちょく見掛けるようになりました。

このメタチャンもそんな一品ですが、ステンレス製だけあり輝きがシャープです。

お次は、別のイベントで叩き売っていたGun smith忍者製のリコイルスプリングプラグ。

「忍者」と云うメーカーには馴染みがないのですが、見るからに高品質な印象です。
チェッカリングのシャープさもノーマル(右)を明らかに上回り、触るとチクチクするほど…。

ダイヤカットなる仕上げで、確かにキラキラと光り輝いてお高いだけあるな…、と納得できる仕上がり。
ステンレス製なので色もシルバーになり、ブッシングとの統一感が出ました。

ラストはグリップで、VZ製のG10素材グリップ(オペレーター3)を装着。
これは行きつけのホビー系リサイクルショップで長い間売れ残っていた商品です。

お高くて手が出せなかったVZグリップでしたが、ある日突然半額になっていたので購入。
ガバ用のG10グリップを手にしたのは初めてです。

それまで装着していたヘレット(右)と違い、下端にベベル(斜め)カットがないタイプでした。

ベベルカットがないと、ガバってなんとなくボテッとしちゃうんですよね(個人の意見です…)。
取り付けはポン付けOKだったんですが、せっかくなのでベベルカット加工に挑戦してみました。

最初は削る角度が一定に保てるような治具を作ろうかとも考えたんですが…。
結局、面倒くさかったので#100ペーパーを机に貼り付けて目検討で直接削ると云う、いい加減な シンプルな工法を採用。
おかげで作業工数は両側やっても15分かからず。

他のグリップのベベル角度を確認したところ大体30~45°ぐらいの間だったので、初めての今回は30°を目標にしました。
そして指先に全身全霊を込め(嘘)、角度を一定に保ち削り込む管理人。
子供のころ、家のお手伝いで鰹節を削ったことを思い出しました…。

左右グリップのベベル角を合わせることには気を使いました。
真正面や真後ろからだと、両側のグリップが同時に見えちゃうので…。

へレットの裏側にウエイトを貼っていたので、サクッと移植。

グリップの下部を斜めに削るだけで、見た目の軽快感が3割増し(個人の意見でつ…)になるのがガバのデザイン上のマジック。
オペレーター3にはマグキャッチ用のリリーフカットがあるので、タクティカル風味のプロテクターには良く似合います。

オペレーター3の前半部分はステップリングと称する鋭い滑り止め(火山岩の表面並み…)が刻まれており、グローブをはめてないと手が痛いほどです。
本来はユーザーが各人削ってマイルドに調整するんでしょうけど、このまま45ACPを素手で撃ったら多分血ィが出ると思います…(汗)。

メタチャンの恩恵か、最終的な重さはデフォルトが885gのところ19g増となりました。

お色直しを完了してみると、20年経とうがまだまだ若いモン(〇イのM45A1とか…)には負ける気がしないのは流石WAガバ…。
Rタイプのドスンと重みのあるリコイルは45ACPをイメージさせるし、(お座敷であれば)良く当たるので撃ってて楽しいですね。

WAのウィルソン プロテクターを予約してまで購入したのは2000年の12月。
シブヤエリート(SE)2001の名称から察せられるように、今年(2021年)で購入から約20年目です。
ブローバックエンジンは今となっては旧型のRタイプですがスイートな撃ち味だし、他にコレと云った不具合もないお気に入りの一丁となっています。
WAガバに使えるカスタムパーツを何点か格安で入手したので、20年と云う節目にお色直しを兼ねて組み込んでみました。
(右端はモデルガン用のバレルリンクなので見なかったことにしてください…)
まずは2年前のVショーで、ジャンク箱から1Kで救出したガーダー製のメタルチャンバー。
刻印はノーマル(上)と同じWILSONタイプです。
WA用の社外カスタムパーツって、ちょっと前までは手の届かない高根の花でした。
近ごろは需要が一段落したのか、イベント等で未開封&捨て値のカスタムパーツをちょくちょく見掛けるようになりました。
このメタチャンもそんな一品ですが、ステンレス製だけあり輝きがシャープです。
お次は、別のイベントで叩き売っていたGun smith忍者製のリコイルスプリングプラグ。
「忍者」と云うメーカーには馴染みがないのですが、見るからに高品質な印象です。
チェッカリングのシャープさもノーマル(右)を明らかに上回り、触るとチクチクするほど…。
ダイヤカットなる仕上げで、確かにキラキラと光り輝いてお高いだけあるな…、と納得できる仕上がり。
ステンレス製なので色もシルバーになり、ブッシングとの統一感が出ました。
ラストはグリップで、VZ製のG10素材グリップ(オペレーター3)を装着。
これは行きつけのホビー系リサイクルショップで長い間売れ残っていた商品です。
お高くて手が出せなかったVZグリップでしたが、ある日突然半額になっていたので購入。
ガバ用のG10グリップを手にしたのは初めてです。
それまで装着していたヘレット(右)と違い、下端にベベル(斜め)カットがないタイプでした。
ベベルカットがないと、ガバってなんとなくボテッとしちゃうんですよね(個人の意見です…)。
取り付けはポン付けOKだったんですが、せっかくなのでベベルカット加工に挑戦してみました。
最初は削る角度が一定に保てるような治具を作ろうかとも考えたんですが…。
結局、面倒くさかったので#100ペーパーを机に貼り付けて目検討で直接削ると云う、
おかげで作業工数は両側やっても15分かからず。
他のグリップのベベル角度を確認したところ大体30~45°ぐらいの間だったので、初めての今回は30°を目標にしました。
そして指先に全身全霊を込め(嘘)、角度を一定に保ち削り込む管理人。
子供のころ、家のお手伝いで鰹節を削ったことを思い出しました…。
左右グリップのベベル角を合わせることには気を使いました。
真正面や真後ろからだと、両側のグリップが同時に見えちゃうので…。
へレットの裏側にウエイトを貼っていたので、サクッと移植。
グリップの下部を斜めに削るだけで、見た目の軽快感が3割増し(個人の意見でつ…)になるのがガバのデザイン上のマジック。
オペレーター3にはマグキャッチ用のリリーフカットがあるので、タクティカル風味のプロテクターには良く似合います。
オペレーター3の前半部分はステップリングと称する鋭い滑り止め(火山岩の表面並み…)が刻まれており、グローブをはめてないと手が痛いほどです。
本来はユーザーが各人削ってマイルドに調整するんでしょうけど、このまま45ACPを素手で撃ったら多分血ィが出ると思います…(汗)。
メタチャンの恩恵か、最終的な重さはデフォルトが885gのところ19g増となりました。
お色直しを完了してみると、20年経とうがまだまだ若いモン(〇イのM45A1とか…)には負ける気がしないのは流石WAガバ…。
Rタイプのドスンと重みのあるリコイルは45ACPをイメージさせるし、(お座敷であれば)良く当たるので撃ってて楽しいですね。