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2017年01月20日

タナカモデルガン S&W M500エマージェンシーサバイバル 後編

タナカのモデルガン、S&W M500エマージェンシーサバイバルの後編です。
前編はこちら

上の5発は、ライト製のJHPタイプダミーカートですが、純正カートより多少太いみたいで装填はできませんでした。
下は純正のトリプルキャップカートリッジで、ヘッドスタンプはどちらもCor-Bonです。


新世代S&Wリボルバーの特徴の一つ、オーバーチャージによる異常腔圧に対しての安全性を担保する為、フレーム側に装着されたファイアリングピン。
加えてXフレームではトップブリッジの強度も増すため、ファイアリングピンから上の部分がにゅ~っと伸びています。


当然ハンマーノーズもありません。


量感たっぷりのシリンダーをスイングアウトして、これまた大仰なカートリッジを込めてると訳もなくニヤついてしまいます…。
また特筆すべきは各作動の滑らかさで、特にシリンダーがのっそりと72°回転するダブルアクションはスイートな感触です。
タナカのNフレームのアクションもスムーズだと思ってましたが、ESはそれを超えています。


以前からS&Wのリボルバーは、大型になるほどダブルアクションがスムーズになるとなんとなく思ってました。
思い当たるのは、ダブルアクションの作動のキモはてこの原理だと思うので、大型化して支点と力点が離れるほど操作が軽くなるのも道理なのかなと…。
まあヤワな材質のトイガンでこれ以上追及しても詮無いことなので、ここいらで止めにしておきます…。
下はコクサイのモデルガン、M28 6インチです。


分解してみて発見したのですが、Xフレームのグリップフレーム部の形状ってK/Lフレームと同じだって管理人は初めて知りました。
試しに実物のKフレーム用のラウンドバットグリップを乗せてみるとほぼピッタリで、こう見るとまるでデッサンの狂ったコンバットマグナムみたいです(笑)。


さらにコクサイKフレーム用のトリガー、ハンマーを重ねてみたら大きさもほぼ一致します。
ハンマーは長さが少し短いようですが、多分Lフレームのハンマーだったら同じぐらいじゃないでしょうか。
…てことは、Xフレームって大型のNフレームじゃなくて中型のK/Lフレームがベースなのかな?と思いつつあくまでトイガン比なので違ってたらすいません。


まあ確かに、銃は大きくなっても射撃する人間の手の大きさは変わらないし、シリンダーとフレームさえ頑丈に造れば、内部メカニズムはK/Lフレームでも支障はないんでしょうけど…。
しかしそれが理解できると、どうりで大柄な割には握りやすく、操作もし易いはずだと膝を打ちました。


ESを射撃(実銃の場合です…)するってどんな感じなんでしょうか。
銃身が短くボアラインが他のフレームに比べて高めで、コンペンセイターも無いので手首が90°以上捻られるんじゃ?(折れますね…笑)
画像はM19とのボアラインの比較で、トリガーの位置を合わせるとボアセンターが10mmほどESの方が高いです。


また、未燃焼ガスが眼前にでっかいファイアボールを作るのは想像に難くないんですが、確認しようにも、つべにESの射撃動画が見当たらないんですよね~。








  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(4)モデルガンタナカ

2017年01月09日

本日の獲物(ブラックホール 17_1_8)

2017年1月7~9日に浅草の都立貿易産業センター台東館で開催されている2017新春浅草ブラックホールに8日に行ってきました。

入場料はいつも通り3日間通しで使えて1Kですが、一日のみ参加だとちょっと割高かなと思ったりしましたが…、はてさて。
入場してみると、いっときのBHに比べればお客さんやブースの数も増え、なにげに賑わっている印象でした。
入場券くじは飴玉ゲット(今年も地道にやれと云うことでしょうね…)、そして上田信画伯のド迫力のカレンダーポスター(H氏の目が逝っちゃってます…)をいただきました。


いつも珍品を揃えているブースにて、マルシンモデルガンのPA-MAS用ジャンクスライドとM1カービン用のショートフロントバンドを。
スライドはレストアするつもりですが、ショートパーツ付きなのでパーツ取りにも使えそうです。
フロントバンドはCMCのスポーター用との事でしたが、これを使ってバヨネットラグ無しを企んでみようかと…。


ウピウピ隊のブースにて、メカニクスのファストフィットを3Kで。
管理人にとって理想的なグローブで、冬の間外ではほぼ着けたまま生活できそうです。


BWCのブースにて、MGC(タイトー)時代のカスタムLフレームに良く付いていたバトラークリーク風のHWグリップ、200円なら迷わず買いです。
ずっしりと重く、Kフレスクエアにも使えるし昔これのオリジナルを持ってましたが、あのビニールっぽい質感が良く再現されています。
それと入場料の元が取れたと思った一品、100円で本三冊のセット。


お金を払うとき、本当に100円でいいんですか?と念を押してしまったこのセット、ブースの方に持って帰るのは重いので買ってくれてありがとうと云われました(笑)。
まず、岩堂憲人著 銃砲入門、1977年初版ですが銃や砲についてかなり突っ込んだ解説があるので読むのが楽しみです。
すでに英軍のL85ライフルの試作型に関しての言及があるのも興味深いです。


そして国際出版が1973年に発行した世界拳銃図鑑(12版)。
見るのは初めてですが主筆が床井雅美氏だけに内容が濃い…、1/3ぐらいのページを割いてハンドガンの分解図と分解方法がイラストで示されています。


最後は伝説の一冊(笑)、秋田書店発行の拳銃画報です。
1972年版(14版)ですがケース付きなので中身はまるで新品のよう。
でもこの本、小学生の時に買ったことがあるので今でも実家にあるはず…。


これが噂のルガーハウキイ。
ホークアイ(Hawkeye)の事だと大人になって知りました…(爆)。


回を経るごとに賑わいを取り戻しつつあるように感じるBHですが、テーマを絞っているのが吉と出ているんでしょうかね。
次回(GW)も多分行くと思います。
  

Posted by BOたぬき at 00:06Comments(6)日常買ってみた

2017年01月01日

タナカモデルガン S&W M500エマージェンシーサバイバル 前編

あけましておめでとうございます。
新年第一弾はタナカのモデルガン、S&W M500エマージェンシーサバイバルの前編です。
元箱が無駄に大きいのが特徴です…。


エマージェンシーサバイバル(以下ES)とは、S&W社のXフレームに設定された2-3/4インチバレルの(一応)スナブノーズリボルバーです。
ES本来の使用目的は、サバイバルキットのケースに収められた対ビースト用ツールとしての役割で、グリズリーやブラウンベアに捕食されそうになった時に身を守るために使用することが想定されています。


鮮やかなオレンジのラバーグリップがその出自を物語ります。
最初にタナカからガスガンとして発売されたときからその冗談のような風体にぞっこんになり、モデルガンになったら購入しようと決めていました。


しかし、いざモデルガン化されると、やっぱりリアル刻印化されるまで…、となりましたが、この度めでたくリアル刻印のVer.2化されましたので購入に踏みきった次第です。


購入は去年の夏のイベント、浅草ブラックホールで初出店されていたBWCブースにて。
何故かタナカ製品が山積みになっており、中古かと聞くと問屋から直接持ってきた新品とのことで、一般的な小売価格からさらに2割ほども安かった事もあり購入しました。


待った甲斐があり、手にした時の圧倒的な存在感は思わずヘラヘラ~と笑ってしまうほどです。
また正確な刻印、インターナルセフティの装備など新世代のS&Wリボルバーの魅力も十分に味わえます。


仕上げの良さも特筆もので、大きな平面のあるABSボディの割には気になるヒケもなく、上品なステンレス風めっきはタナカならでは…。


デカくても大味な感じは微塵もなく、大柄な筐体の為せる技かABS製にも拘わらず重量は1kg弱あります。
さらに、付属のカートリッジが5発で250gもあり、フル装填するとかなりズッシリした手応えになります。


最近メカニズムがまるでコルト化しつつあるS&W、ついに掟破りのシリンダーがコルト廻り(時計廻り)するモデルも登場したりしています。
ESは伝統の反時計廻りですがエジェクターロッドはコルトのようなただの棒なので、ロッキングボルトの代わりにクレーンをロックする為のディテントボールが設けられています。


コルト廻りならロックいらないのに…と思いつつ、この2-3/4インチと云う銃身はエキストラクターのストロークを勘案した上での長さだったんでしょうね。
腔圧が高く、長大な500S&W弾のケースをエジェクトするには、最低限このくらいのストロークは要るでしょうから。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 01:41Comments(0)モデルガンタナカ