読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 12人
プロフィール
BOたぬき
BOたぬき
正直どうでもよいことですが、ニックネームを変えました(笑)
QRコード
QRCODE

2023年12月20日

WAモデルガン コマンダーカスタム(Aタイプ) レストモッド編

WAのモデルガン、コマンダーカスタムです。
近所のホビー系リサイクルショップで発見しましたが、発火済みで、ちょっと汚れていたのでレストア前提で購入。
画像はコンプ付けちゃってますが、デフォルトはAタイプと呼ばれる仕様でした。


デフォルトの状態を写真に撮っておくのを忘れました(汗)。
Aタイプとは、幾多のバリエーションを持つWAコマンダーカスタムの中では比較的ベーシックなタイプ。
WAの1985年度版カタログに掲載されています。


ノーマルのままってのも芸がないので、マスターモデルに付けてたコンプを移植。


ついでにショートパーツもアップデートして、今流行りのレストモッド(レストア+モデファイ)って奴を目指します。
マスターモデル(下)は元の状態に戻しましたが、フロントサイトだけはAタイプに付いていたセミターゲットタイプを移植。


Aタイプはフレームにもあちこち小傷があったので、この際ロアーASSYもまるまる手持ちのパーツと差し替えてレストモッドを断行!
溜まりに溜まったガバのストックパーツの消費の促進を図ります…。


核となるフレームは〇ュール流れのMGCコマンダーのめっきフレームを使用。
多分MGC(タイトー)終末期の頃の物と思われる一品で、傷もなくめっきの状態も良好です。
フロントストラップにチェッカリングが入り、ビーバーテールにも対応したセミカスタム的な仕様なのも好都合。


難点は、グリップスクリュー用のブッシュが付いていないこと。
高校生の時に買ったタップツールをグリングリンして、去年夏のBHで入手していたBWC製のブッシュをインストール。


他にもストック箱から使えそうなショートパーツをかき集めます。
ハンマーは今年GWのVショーで1Kで買った、メーカー不明、超絶仕上げのイカしたスケルトンハンマー。
実は軸受け部分が別部品のカラーになっているスゴいヤツなんです…。


トリガーはコレと云うのがなかったのでシェリフのアルミ製のスリーホールを投入。
いつ買ったかは記憶にないのですが、多分どこぞのイベントのジャンク箱で拾ったものかと…。
WAマグナのナショナルマッチ用で少々大きかったので、幅と上下を数ミリ削りました。


つ、遂にこのグリップを使う日がやって来た!
グリップは悩んだ挙句10年ほど前の夏のVショーで2Kで買ったチタン製(!)のグリップを満を持して投入~。
マグウェルカットになっているので見た目収まりが良いし、何となく近未来感が出るかなと思って…(謎)。


コンプとバランスを取るため、4年ぐらい前のVショーで買った大き目のマグウェルファンネルを付けて下方向にもボリューム感を持たせました。
グリップセフティはハンプ付きで抑揚多めのヤツを白磨き。


マガジンはスモールカート対応と云うことで、今年GWのBHでタニコバさんから直に購入した(箱にサインまでいただいた…)ウィルソンのステンレスマガジンを…。


謎のスケルトンハンマーは、買うときにWAマグナRタイプ用と云われていて多少の加工は覚悟していたんですが、無加工で付いちゃいましたね。
WAコマンダーカスタムのお約束アイテム、ステンレス製のエクステンデットスライドストップは純正の物を仕上げ直しました。


スライド側面は面出しして、無塗装ポリッシュ仕上げにしました。


ガバはスライド側面が完全フラットなので、(刻印が消えるのさえ気を付ければ)ポリッシュし易いのが良いですね。


スライド前端のフロントサイト痕の穴はプラバンで塞ぎました。


アンビセフティは7年ぐらい前のBHで購入した、メーカー不明(〇ェリフ?)のステンレス製ワイドタイプでグレーの色味が精悍な一品。
そしてWAコマンダーカスタムのアイコンとも云えるリアルな金属製ファイアリングピン(前半部は樹脂)に激萌えする管理人。
レストモッドにあたって、他の部分をGM5系パーツに置換えてもスライドASSYだけは他と替えがたいです。


レストモッド後は当然元箱には収まらないので、余っていた箱(アキバの中古店で買ったMGCハードボーラー用)に収納。
使わなくなったAタイプのパーツ類は元箱に入れて保管します。


今年はここまで!
よいお年を~。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンWA

2023年12月09日

ピーメ沼!その4 ハドソンモデルガン コルト バントライン・スペシャル 後編

ハドソンのコルトSAA 1st、バントライン・スペシャルの後編です。
前編はこちら


だいぶ前になりますが、使う当てもないのにホビー系リサイクルショップのHP店舗から2K+税でゲットしたランパントの1stピーメのショートパーツ類。
ハンマーノーズの形状から察するに黒色火薬タイプのようです。


ハドソンのピーメに使える部品はないかと試してみたところ、トリガーのみ使えることが分かりました。
左がランパントのトリガー。


更にランパントのトリガーを付けると未コッキング状態のトリガーの位置が改善されることが判明。
画像はノーマルトリガーのレスト位置で、管理人的には些か前に出過ぎのような印象。


ランパントのトリガーだと、やや後ろ寄りのイメージ通りの位置になります。


再仕上げにあたりHW樹脂の成型状態は非常に良好で、平面も良く出ていたので下地を整えるのは楽でした。
GW中だったし、無塗装なのを良いことにヒマに任せてブルーイング(ケースハードン風)にチャレンジ…、などと大それた考えが頭をよぎりましたが…。


当然そんな根性は持ち合わせていないので、いつも通りの塗装仕上げとなったのは云うまでもありません。
その際グリップフレーム底部の社名の刻印は、今は亡きハドソン産業株式会社に敬意を表し敢えて残しました。


カッコ良いハンマーノーズは真鍮製で、無煙火薬タイプを再現しています。


ピーメ沼第三弾の極端に短い奴、バードヘッド シェリフズ(MULEモデルガン)と。
しかし贈られたのが実話だとしたら、ワイアット・アープ氏はこんなに長いのを日常業務に使ったんでしょうか…。


バントラインのバレル長は12インチ、そしてコルトM16A2コマンド - モデル733(MGCモデルガン)は12.5インチ…。
如何にバントラインのバレルが無駄に長いかが分かります(笑)。


そしてずっと探していたハドソン純正のSAA用ダミーカートリッジ、正式名「.45ダミーセパレートカートリッジ」を最近リサイクルショップのHP店舗で発見。
3K+税でしたがマッハでポチりました。


専用のシリンダーに対応した非常に凝った構造のダミカで、Oリング付きのブレット、スペーサー、ケースの3つのパーツで構成されています。


シリンダーに仕込む時は真ん中のスペーサーは使用せずに、ブレットとケースだけをシリンダーの前後から装着します。


見た目の迫力に加え、合計で163gと結構な重量が稼げるのも魅力です。
難点はOリングで結合されているため、ケースが簡単に排莢できないのことですかね。
でも、気の効いた楽しいアクセサリーです。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンハドソン

2023年12月01日

行ってみた!タミヤフェア2023

2023年11月18日、19日の両日に静岡市のツインメッセ静岡で開催されたタミヤフェア2023へ、19日に行ってきました。
タミヤフェアとは株式会社タミヤが主催する企業イベントで、模型製品の展示 / 物販のみならず、模型の元ネタである実物の展示もあります。


9:30に静岡駅に到着し、駅から2Kmほどのツインメッセ静岡に向かいます。
今まで静岡にはあまり縁が無く、土地勘もありません。
(幼少の頃、登呂遺跡に行った記憶がおぼろげにありますが…)
静岡駅周辺にはこのようなランナータイプの看板が数ヵ所設置されていて、官民挙げてプラモが特産品であることをアピールしてますね。


会場に一歩足を踏み入れるや、屋外ブースに展示された軍用車群がお出迎え。
展示協力は日本ミリタリーヴィークル協会(NMVA)で、アニメーターの故大塚康生さんも所属されていましたね。
ハンビーはターレットリングにマウントされたM2重機関銃がド迫力で、ターレットを回転させるデモもやってました。


そして今回のお目当ては、ずばりコレっ!
最近Kar98kやMP44などのドイツ軍小銃について検索する機会が多かった管理人。
そこで辿り着いたのが「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ と云うHPでした。
基本的に適法処理された実物(一部を除く)を用いてドイツ国防軍時代の小火器やアクセサリー類が、目の覚めるような鮮明な画像と共に紹介されています。
また、深い造詣に裏打ちされた解説や構造説明も充実しており、そこには管理人が求める全てがありました。


その情報量、クオリティたるやその筋の専門書に匹敵します…、いや超えてるかも。
そしてある日、そのトップページに "「タミヤフェア 2023」独軍小火器や光学機器を展示します。" とお知らせがあるのを見逃さなかった管理人。
それによると展示する小火器やアクセサリー類は各部の操作もできますとのことで、マッハで静岡行きを決断。
MG34やMG42が触り放題と云う体験もなかなか出来ませんしねぇ。


到着後、ブースにいらっしゃった方にご挨拶すると、上記のHPを主宰されている方でした。
展示物はHPでも紹介されている適法処理を施した実物で、そのような貴重なものを前に「好きなように弄ってください」とのありがたいお言葉。
またMG系はあまり馴染みがありませんとお伝えすると、非常に丁寧にいろいろと解説までしていただけました。


さっそく持参した軍手を装着。
(上野のシカゴ連隊で身に付けた作法です…笑)
ラフェッテMGは高、低と二種類の姿勢が用意されており、更に光学照準器まで装着されたフルコンプ状態。
照準器を覗くと明るい視野と鮮明なレチクルで、当時この手の光学機器はドイツのお家芸だったことを納得せざるを得ません。


ブース主様はとても気さくに取扱い方などのレクチャーをしてくださり、のみならず撮影の協力までしていただけました。
(ありがとうございますっ!)
そして長年の夢…、MG34/42のバレル交換を行います。
MG34はラッチを解除して後部をクルリと回して行いますが、その際に感じる削り出しレシーバーの精度の高さは鳥肌モノです。


続けてMG42のバレル交換にも挑戦しますが、ほどんどワンアクションで交換が可能。
アッパーレシーバーがモノコック化(?)されているので、銃を自立させたままバレル交換ができるようにカイゼンされています。
MG3と名を変え、複数の国で今なお現役なのが分かる気がします。


弾帯のフィーディングもご指導いただき、チャレンジ。
フィーディング操作一つとっても、ドイツ軍は使い易いように常にカイゼンを行っていたことも理解できました。
(手のモデルはブース主様です、ご協力感謝!)


新旧MG揃い踏みの図ですが、比べるとMG42は34の使い勝手を更に進化・洗練させ、同時に高度なプレス技術でコストダウンを図っているのが理解できます。
当時、プレス加工で削り出し加工のMG34と同等以上の機能を実現できたドイツの技術は空恐ろしいものがあります。


そして絶対に体験したかったのが、パイポッドを握った腰だめでの射撃ポジション。
これが体験できただけで静岡まで来た甲斐があろうと云うもの。
13Kgもの重さがあるMG42ですが、スリングを併用すればショルダーウェポンとして一人運用やコントロールも十分可能な印象でした。
ちなみに後ろのキューベルワーゲンは登録車で公道走行もOK、(ブース主様ではない方が)通勤にも使用されているそうです。


運搬形態のラフェッテを背負えると云う、ある意味貴重な体験もできました。
約20Kgあるそうでそれなりに肩に喰い込みますが、展開した状態で正面に現れる2つのパッドが背中にクッションとして当たるので意外と快適な背負い心地です。
マシンガンチームの運搬係の兵士はこの他に10Kgぐらいある弾薬箱を二つ持ったりするから重労働ですね…、とブース主様と意見が一致しました(笑)。


その後ブース主様にご挨拶して後ろ髪を引かれる想いでその場を辞去し、屋内会場へ向かいました。
屋内ブースは北と南館に分かれており、北館は実車のレーシングカーや模型クラブの完成品の展示、物販コーナーで賑わっていました。
プラモを作らなくなって久しい管理人ですが、レベルの高い展示品の鑑賞は目の保養になると同時に、脳も活性化してくれるような気がしました(笑)。
そして栄光のマツダ787B、強きものは美しい…。


南館はミニ四駆や電動RCなど動く模型の楽しさを追求したブースのようで、楽しそうな親子連れでこれまた大賑わい。
電動RCも相変わらずの人気で、それを見ているうちに電動RCの第一世代であるポルシェ934で遊んだことが脳裏に甦ってきました。
934はデフォルトが乾電池仕様だったので、ランニングコスト的にお小遣いがいくらあっても足りません。
そこで2次電池化を図るべくスイッチそのまま(!)で、電池だけニッカドに改造したらケースが溶けて煙が出たのもいい思い出です…(汗)。
一角には陸上自衛隊もブースを構えており、やはりMMシリーズの取材などで協力関係もあるんでしょうからタミヤとは切っても切れない縁を感じさせますね。


物販コーナーでお土産を購入したら、10年以上前の古いタミヤニュースと2023年度版のタミヤカタログをいただいて得した気分。
タミヤカタログは1975年から20年ぐらい買ってました。
久しぶりに手にして何か高級感あるな…、と思ったら中綴じから無線綴じ製本になってますね。
タミヤニュースも中、高ぐらいの時に買ってたんで懐かしかったです。


その後は登呂遺跡(半世紀以上ぶり!)まで歩いたり、〇ングス静岡店に寄ったりでそれなりに疲れました(笑)。


でも、どこからでも見える富士山には疲れも吹き飛びます。
海とか富士山とかでっかい物を見ると感動してしまうのは埼〇県人の習性です…(諸説あり)。


模型業界のイベントに伺ったのは初めてですが、この規模を一社で賄えてしまうのは流石タミヤ、コンテンツの多様さに圧倒されました。
しかし決してそれだけではなく、タミヤ社員の方とお話ししてもプロダクトの元ネタたる実物への造詣の深さと強い思い入れが印象的でした。
なのでモデルアップに際しても、形をなぞるだけでない説得力のある造形、厚みのある表現に繋がって行くんだろうな…、と妄想してしまいました。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)日常行ってみた