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2023年06月01日

ピーメ沼!その3 MULEモデルガン コルトSAA 2nd.シェリフズ バードヘッド 後編

ピーメ沼第3弾、MULEとフジカンパニーによるコラボモデルガン、コルトSAA 2nd.シェリフズ バードヘッドの後編です。
前編はこちら


カッコいいハンマーノーズは黒染めされていたので、白磨きして自己主張させました。
MULEのピーメは剛性も高く、ハンマーコックなどのアクションにも小気味良いメリハリが感じられて好ましいです。


リコイルシールドから突き出したハンマーノーズの先端が中々リアル。
その周りのブッシングっぽい円形のモールドも嬉しいこだわりです。


バレルやフレームにもクッキリしたレーザー刻印が入っていますが、シリアルナンバーやプルーフマークの類はありません。
いつものMULEの刻印に対する過剰なまでの拘りを考えると今一つ物足りないかな。


まあ、それでもハンマーにはしっかりお馬さん(ランパントコルト)マークが…。


シリンダー後端にもランパントコルトが踊っています。
カートリッジのプライマーパーツが一つ同梱されていなかったのは非常に悲しかったですが…。


Gun誌2008年10月号のToshiさんのウベルティのシェリフズですが、このケースハードンフィニッシュには目を奪われます。


最後に正月のBHで入手したCAWのSAA用ワイドトリガーを取り付けてみました。
ブースの人が個人で作成した一品らしいですが、精度も高そうだしえらくカッコ良かったので衝動買いしたものです。


袋にはスチール製とありますが、多分ステンレス製だと思われます。


購入後の電車の中で「そう云えばワイドトリガーってトリガーガードの穴に通るん?」と自問自答してしまった管理人。


しかし心配には及びません。
トリガーガードを画像(タナカペガサスで試しました)のように状態でワイドトリガーを穴に通し、90°ひねります。
ブースの人はタナカもOKかもと仰っていましたが、試した所ポン付けはできず調整が必要なようです。


トリガーの真ん中あたりにトリガーガードを回せるようにリリーフカットがあります。


作動に問題はないんですが、ハンマーコック時の歯切れの良いクリック感がちょっぴり失われてしまったような…。
なので元に戻しました。


ピーメ沼第4弾に続く。  

Posted by たぬき at 00:00Comments(0)MULE/CAW

2023年05月01日

ピーメ沼!その3 MULEモデルガン コルトSAA 2nd.シェリフズ バードヘッド 前編

ずぶずぶのピーメ沼第三弾、MULEとフジカンパニーによるコラボモデルガン、コルトSAA 2nd.シェリフズ バードヘッドの前編です。
(第二弾はこちら)


ピーメのスナブノーズ版と云えるシェリフズモデル。
エジェクターチューブのないショートバレルとバードヘッドグリップの粋な姿は、昔から実現したい組み合わせの一つでした。


ある日訪れたアキバの中古店に当製品とランパントクラシックのノーマルシェリフズが並んでいるのを発見、値段の差は10Kほど。
ランパント買ってバードヘッド化しようかな…、などなど小一時間悩んだ末に面倒のないこちらを購入。


油紙に包まれた状態で元箱に収まっていました。
ここら辺の演出はMULEならでは…。


ショートバレル(3インチ)とバードヘッドグリップのコンビネーションは、ピーメで最も短い通称シビリアン(タナカペガサス)と比べてもかなりコンパクトです。


同じ3インチバレルのコルトコンバットパイソン(タナカモデルガン)と。
シェリフズの名称はコルトによる命名ではなく、市場で自然発生的に付いた愛称のようです。
他にストアキーパーズなどとも呼ばれますが、隠匿性の高さや軽量さを生かした用途で活用されたんでしょうか。


短銃身に加えて大きくラウンドしたバックストラップにより、凝縮された塊感が味わえます。
木グリはピーメ沼第2弾のタナカペガサスのケースハードンカスタム(既に手元にありません)からの流用です。


HW樹脂製なのに加え、カートリッジを装填してウエイト入りのローズウッドグリップ(73g)を付けるとこの重さに。
見た目の塊感を裏切らない重量で、手に取ってもかなりズッシリ感じます。


シリンダーに仕込んだC-Tecのダミーブレットキットも重量アップに貢献している模様。
キットに同梱されるスプリングを純正カートに仕込めば空撃ち対応になるのも気が利いています。
しかし付けてみると弾頭の質感がのっぺりしててイマイチ迫力に欠けますね。
でっかいBB弾がハマっているよう…。


スポンジやすりで一皮剥いてやるとメタリック感が出てイイ感じになりました。


後編に続きます。  

Posted by たぬき at 00:00Comments(0)MULE/CAW

2023年04月20日

CAWモデルガン 南部式自動拳銃 大型乙 後編

CAWのモデルガン、南部式自動拳銃 大型乙の後編です。
前編はこちら


CAW製品の常として本体や金属パーツの成型状態が非常に良好で、再仕上はサクサクと捗りました。
トリガーはストローフィニッシュにしましたが、良いアクセントになります。


対策部品なるシアバー(上)が、取り付け加工の説明書と共に同梱されていました。


対策の内容は記されておらず、ネットでググっても今一つ要領を得ませんが破損対策か何かですかね。
同梱されているからには取り付けることにしますが、レシーバーなどにも加工が必要な様子。
エンドユーザーに自己責任で加工させるには難易度が高い気がするんですが…。


取り敢えず図面通りに加工しましたが、案の定組み立て段階で上記加工だけではダメなことが判明し自己判断で追加加工しました。


苦労して取り付けたシアバーは、せっかくなのでトリガー同様ストローフィニッシュにして存在感をアピール。


南部式大型の改良発展型として旧軍に正式採用された14年式拳銃(ハドソンモデルガン、右下から後期型前期型)。
無用な曲面は極力排除され、軍用らしくシンプルで力強いフォルムに変身。
南部式開発者の南部麒次郎氏は14年式の開発には関わっていないとされ、本人も南部式大型の簡素化モデルぐらいの認識しかなかったようです。


基本的なフォルムや重心位置、そして使用弾薬などはそのままに、生産性の向上、手動安全装置の追加、リコイルスプリングの左右対称化が図られました。
特に南部式大型の片持ち式リコイルスプリングはエンジニアリング的に正しくないと云うことで、14年式ではボルト両サイド内蔵に改められました。
管理人的にはこの非対称デザインが南部式大型の萌えポイントな訳ですが…(笑)。


大型乙のコンパクト版として企画された南部式小型(ACGモデルガン)と。
外観はかなり忠実にスケールダウンされていますが、バレルを少し短めにしているのがナイスアレンジです。


外観だけでなく、このコンパクトな筐体に大型と同様のロッキング機構を収めています。
アモは一クラス下の7ミリ南部でパワー的にロッキング機構は不要と思われますが、相変わらずのボトルネック形状がネックとなっている様子。
しかしアモの形状まで律儀にスケールダウンしなくてもねぇ…。


ボルトエンドに施されたゴージャスなチェッカリングもしっかりと受け継がれています。


グリップセフティは側面形では一見同じパーツに見えますが、流石に正面から見た厚みは違います。


大型、小型とも東京瓦斯電気工業(通称ガスデン)でライセンス生産された個体をモデルアップ。
チャンバー上に打たれたTGEの刻印がその証。


欧米では南部式のニックネームとして小型はベビーナンブ、大型乙はパパナンブと呼ばれています。
管理人的には、あくまで細身で柳腰とも云えるその優雅な姿は「パパ」よりも「ママ」の呼び名が相応しいかと思う次第です。
  

Posted by たぬき at 00:00Comments(2)MULE/CAW

2023年03月19日

CAWモデルガン 南部式自動拳銃 大型乙 前編

CAWのモデルガン、南部式自動拳銃 大型乙の前編です。
MULE渾身のフル刻印版が発売まで秒読みですね…。


管理人的に待ちに待った一丁で、何しろ高価だしあまり見かけないので名古屋のイベントで入手できたのはラッキーでした。


噂には聞いていましたが、息をのむ再現度です。
写真は今は亡きガンマガジン2014年5月号で、かなりリキの入った記事が掲載されています。


個人の感想ですが、全体的な雰囲気はパーフェクトかと…。
木製グリップも豊かな曲面を良く再現していますが、CAW特有の眠たいチェッカリングがちょっと惜しい。


登場は1902年で、日本初のオートマチックピストルだそうですがそうは思えない程洗練されたフォルムです。
初めてだけにリコイルスプリングを片持ち式にしてしまうなど機構的にこなれていない部分はありますが、この見た目であれば許されます(笑)。


工業製品的に見れば合理的でない部分もありましょうが、それが却って優美さを醸し出しています。
ワイルド7ではチーム随一の美形キャラである八百の愛銃でもありましたが、細身でシュッとした南部式大型は彼のキャラクターに良く合ってました。


フロントストラップに設けられたグリップセフティが南部式唯一の安全装置で、トリガーのみを機械的にロックします。
ここ等辺の造形と各種インスペクションマークも南部式の見どころの一つ。


黎明期のオートマチックピストルにありがちなタンジェントサイトが装備され、必要かどうかは別として500メートルの距離まで調整できるようになってます。
過剰装備と云うなかれ、ショルダーストックが装着できる大型甲(グランパナンブ)だとナンボかは生かせた装備なんでしょうね。


プロップアップ式のロッキング機構はモーゼルC96(MGCモデルガン)からヒントを得たのではないかと云う説があります。
しかしロッキングブロックの形状は全く異なっていて、丸パクリではありません。
このタイプのロッキング機構は後年ワルサーHP(P38)にも採用されますしね。


CAWの南部式はHW製のダミーカートモデルで、8ミリ南部のダミーカートが5発同梱されています。
ダミーカートはネックのポンチカシメは再現されているのですが、ヘッドスタンプが省略されているのがちょっぴり物足りません。


マガジンと本体のシリアルNo.がマッチしており、また文字のアラインも敢えてガタつかせていてリアルです。
しかし実銃でマガジンにシリアルNo.を打つのは互換性の無さを配慮しての事だと思われるので、それは量産品として問題ありますね。
南部式は軍に正式採用はされませんでしたが、スポット的に海軍の陸戦隊には納入されたそうで錨マークはその証です。


ファイアリングピンの先っちょは金属製の別パーツで、取り外せるようになっています。
これはパーツリストにも載っていないので案外気付かない方もいるかも。


黒染めされている先端を磨いてやると良い感じになります。
実銃はこの状態だとファイアリングピンが1ミリ弱突き出した状態になります。


再仕上げにあたり鉄製のランヤードリングを外しましたが、本体に傷を付けずに元に戻す自信がなかったので外したままにしました。
気が向いたらアルミの丸棒か何かで再生ですね。


後編に続きます。  

Posted by たぬき at 00:00Comments(0)MULE/CAW

2015年12月10日

対決!ワルサーPPKモデルガン MULE vs マルシン 後編

対決!シリーズ、ワルサーPPKモデルガン、MULE(CAW) vs マルシンの後編です。
前編はこちら

PPKでも初期のみに存在したと云われている90°セフティを再現したMULE(右)。
実際に操作してみると75°セフティのマルシン(左)に比べて余計に15°廻すのがやっぱり面倒と感じます。
とても意味のあるナイスな改良だったんですねぇ…。


左からマルシン用、別売りのマルシンPPK用、CAW用のマガジンです。
別売りのマルシンPPKマガジンにはCAW並の刻印が入っており、仕上げもとても良いのはちょっとした驚きでした。
手持ちのマルシン用めっきマガジン(右)には刻印は入っていません。


マガジンは、ほぼ互換性あり。
どちらでもキャッチが掛り、装填排莢ともOKでしたが、MULEの本体にマルシンのマガジン(右下)ではスライドストップが掛りませんでした。


重量やウエイトバランスに関してはバレル自体にウエイトが仕込まれているMULEが一枚上手です。
MULEの重量。


そしてマルシン。


ガルコのPPK用バックサイドには、両方ともスムーズに抜き差しできました。
限りなくリアルサイズに近いと云うことですね。


下はMGCのタニオアクションPPK(の残骸)ですが、戦後型スライドにエーレンバッフェグリップと90°セフティと云う仕様です。
リアサイトが変な形状なのが惜しまれるものの流石MGC、プロポーションは今見ても中々のものです。


ウチに棲むPPKと仲間たち、全員集合~。
左上から時計回りに、マルシンPPK、CAW PPK、MGC PPK、WA PPK/S、マルシンPPK/S、マルシンPPK/S、マルゼンPPK/S固定ガス、マルシンPPK/Sエアコキ、マルシンPP、マルゴーPPです。
残るは、PPスポーツか…(ボソッ)。


PPKファミリーは沢山いても場所を取らないので、コレクションに最適です(笑)。


1981年発売のPPK/Sの流れを汲むマルシンと新興勢力のMULEのPPKガチ比べでしたが、流石に設計が新しいだけにMULEに軍配を上げざるを得ません。
ただし評価は、マルシン:良い、MULE:さらに良い…です(笑)。
しかし発火させる方にはマルシン一択ですよね。


  

Posted by たぬき at 00:00Comments(4)マルシン対決!MULE/CAW

2015年11月20日

対決!ワルサーPPKモデルガン MULE vs マルシン 前編

対決!シリーズ、ワルサーPPKモデルガン、MULE(CAW) vs マルシンの前編になります。
永遠に続くかと思われた 一人PPK祭りも第4弾、ついに最終回です。

左が戦前型のMULE、右のマルシンは戦後型をモデルアップしています。
マルシンの戦後型PPKを手に入れた後、当然戦前型もコレクションに、と考えた訳ですが…。


その時点でマルシン(右)からも戦前型PPKは発売されており、何度か買うチャンスはあったんですが歯を食いしばって(爆)思いとどまりました。
戦前型ぐらい「CAWにしよ…」と思っていたためです。


MULE(上)はフルHW製のダミーカートモデル、マルシン(下)はフルHW製のブローバックモデルです。


どちらも、PPKの直線と曲線が織りなすキュートなフォルムを手堅く再現し、甲乙つけがたい出来です。
スライド平面部の上下が広い戦後型のマルシン(左)、狭い戦前型のMULEと実銃の特徴も良く捉えています。


グリップは、CAW(左)がふくよかなカーブの戦前型をうまく再現しているのに対し、マルシン(右)のグリップは少し末広がり感が足りなく細く見えてしまいます。


ファイアリングピンの表現に関しては、両銃とも文句のない出来です。
そしてPPK特有のラップアラウンド(後ろまで廻り込んでいる)グリップは、右のマルシンは戦後型のツーピースを、左のMULEは戦前型のワンピースタイプを再現しています。
コストの関係かMULEは2分割にしていますが、分割線を巧妙に隠しているおかげでワンピースの様な佇まいを得ることに成功しています。


マルシン(下)のPPKシリーズ全般に云えますが、トリガーのレスト位置がわずかに前よりですね。
これは常々惜しいと感じています。


ローディングインジケーターは、先端が丸く加工され黒染めされたMULE(右)の方が手間が掛っています。
突出し量は両銃とも適正と感じます。


スライドの前端の形状は無骨な戦前型(右)、スマートな戦後型と良く再現されており、このように並べるとコレクションした甲斐もあるというものです。
この写真でマルシン(左)のトリガーにグルーブが入っているのに初めて気が付きました(汗)。
トリガーガード周辺のクリアランスは、新しいだけにMULE(右)方がピッチリしています。


MULE(右)のスライドストップやトリガーバーは分厚い鉄板(ステンレス?)で出来ており、仕上げも良くとても高級感があります。
見えにくい箇所にも拘らず、しっかりとコストを掛けていますね。


後編に続きます。  

Posted by たぬき at 00:00Comments(2)マルシン対決!MULE/CAW

2015年08月01日

MULE(CAW)モデルガン ワルサーPPKエーレンバッフェ RZM 後編

MULE(CAW)のモデルガン、ワルサーPPKエーレンバッフェ、RZM仕様 後編です。
前編はこちら

やっとこさ再仕上げ完了しましたが、ばらしてみた感想などを…。


MULE(CAW)は代表の嗜好もあり(笑)刻印類が充実しているのが嬉しいところです。
マガジンへもこの通り…。


背面にもフレーム、スライドと対になったシリアルナンバーがあります。
代表の拘りを感じますね。


スライド前端のシリアルナンバー。
ここに刻印(しかも放射状!)を入れるのは、さぞ苦労されたこととお察しします。
しかし、ワルサーのエンジニアも何でこんな辺鄙な所に入れたのやら…。
バレルは金属で完全閉鎖されており、重量アップに貢献しています。


凄いと思ったのがカートリッジ側のファイアリングピンで、銀色の別パーツで再現してあり鳥肌もののリアルさです。
裏地に凝る(?)ようなマニアの琴線触れまくりのこの所業、恐れ入りました…。
とにかくココは再仕上げ時に、黒く塗りつぶさないように細心の注意を払いました。


再仕上げにあたっては、樹脂部、金属部とも極めて良好な成形状態だった為、最小限の下地処理で済みました。
チャンバー部は戦前型によくあるブルー仕上げにしました。
スライドとペアのプルーフマークが良く映えます。


管理人のイメージと違うライトグレーで成形されていたグリップはブラウン系に着色。
オレンジの樹脂染め剤で処理したあと、クリアーイエローを吹きましたが、大体イメージ通りの色味になりました。


カッチリした外観にたがわず、各部のガタも極めて少ないのですが、そのせいか最初のうちは動きが渋いです。
購入当時は今ひとつスムーズでなかった排莢も、分解して少し調整したら問題無いレベルになりました。


売りの90°セフティですが、セフティオンの途中75°あたりにクリック感が残ってしまっています。


気になる人は75°位置の窪みを瞬着等で埋めればスムーズに90°まで廻ります。
画像は窪みを埋めた状態(ちょっと汚いですが…汗)のセフティレバーです。


ダミーカートモデルですが、ファイアリングピン後端はスプリングで可動するようになっており良い感じです。
しかしセフティレバーを分解する時に、ファイアリングピンを押し込みすぎたら戻らなくなってしまいました。
ファイアリングピンとピン穴のクリアランスがほとんどない為ですが、ブリーチは分解できないので押し込む場合は最小限にするのが吉です、老婆心ながら…。
何とかリカバリー出来たのが不幸中の幸いです。


PPKの元となったPPのデビューが1929年で、世界恐慌があった年ですね。
そんな昔にダブルアクションはもとより、デコッキングメカ、スライドストップ、ローディングインジケーター、ハンマーブロック等の装備を
極めてコンパクトで洗練されたデザインの匡体に納めたことが驚異的です。
同時代の拳銃たちと比べてみると、畏怖の念さえ覚えます。


ファイアリングピンブロックは流石に無いものの、86年前にほぼ完ぺきな安全性を実現しています。
ワルサーのエンジニアに限りませんが、ドイツ人には、理論を突き詰め、物事の本質を捉える事のできる“天才”が多い気がします。
そして、考えるだけで終わらずそれを実現できる技術力も併せ持っているので、数々の発明がドイツ発なんでしょうね。


最後に、代表の遊び心…。
とでも云いましょうか、このようなひと手間がマニアの心を(こちょこちょと…)くすぐるんです。
いまタナカと並び精力的にモデルガンをリリースするCAW(MULE)。
このPPKも造り手の情熱がヒシヒシと伝わってくる逸品でした。
しかも、送料などコミコミで20Kを切ると云う値段には、正直頭が下がります。


そして、まだ続く一人PPK祭り(爆)。
第4弾は、対決!PPKモデルガン、MULE vs マルシンです
  

Posted by たぬき at 00:00Comments(0)MULE/CAW

2015年06月20日

MULE(CAW)モデルガン ワルサーPPKエーレンバッフェ RZM 前編

MULE(CAW)のモデルガン、ワルサーPPKエーレンバッフェ、RZM仕様 前編。
一人PPK祭り、第3弾です。


念願だったMULEブランドのCAW PPKの90°セフティ付きを入手しました。
戦前タイプをモデルアップしていますが、その中でも初期に生産されたマニュアルセフティが90°回転するタイプを再現しています。


HP上で予約して2ヶ月ほどで届きましたが、進行状況が気になって毎日MULE代表のブログをチェックしてました(笑)。
それからは癖になってしまって、今でも欠かさず毎日チェックしています(爆)。


MULE(ミュール)とは、主にCAW製品をベースにカスタム化及び販売をするメーカーとのこと。
今回、MULEより予約購入することでCAWブランドのPPKに比べて3つの特典がありました。
1、スタンプされた名刺みたいな紙が二枚。これはブログで手造りされているのは拝見しましたが、これが何なのか分かりません(汗)。
2、カートリッジのスタンプ。一個一個実に細かく入っています。素晴らしい…。
3、そして、お目当てのスライドのバナー。


しかし特典に関してはHP上にも一切情報が無く、1と2はブログで知った次第です。
3のバナーについても噂だけでしか知らなかったので予約時にそれとなく質問してみました。
「お金かかっても良いのでバナー入りますか?」と質問を入れると光の速さ(約10分後…)で代表直々に「こんなのが入りますよ~」と写真と共に返信がありました。
それが午前零時頃の話なので、代表は働き者だなぁ…と。


この個体は箱出しのままで、再仕上げ等の手は一切加えていません。


CAW製のモデルガンを手にするのは初めてなんですが、素晴らしくカッチリした造形ですね。
HW製ですが、平面もキッチリ出ており、気になる湯じわもないので再仕上げも楽そう(♪)。
金属パーツの仕上げも総じて良好です。


個人的に嬉しいダミーカート仕様です。
残念ながら、カートリッジの装填/排莢は不調で、少し調整が必要なようです。


ローディングインジケーターは、黒く染められ先端も丁寧に丸く加工されています。
突出し量もほど良い感じ…。


これが欲しかった、90°セフティ。
実際操作すると75°と比べて思いのほか操作しにくいのが実感できます。


後編に続きます。  

Posted by たぬき at 00:00Comments(4)MULE/CAW