2020年08月01日
タナカモデルガン 9mm拳銃 後編
タナカのモデルガン、9mm拳銃 後編です。
前編はこちら。

左はタナカのHWモデルガン、SIG P226です。
P226はCZ75、ベレッタ92等と共にワンダーナイン(9ミリパラベラムで複列弾倉を持つピストル)のカテゴリーに括られます。

P226(左)はP220をベースに複列弾倉化(9 → 15発)を図った製品です。
SIGはP226を引っ提げ、80年代初頭に米軍が新拳銃を選定するためのXM9サイドアームトライアルにエントリーするも敗退し、M9の称号をベレッタ92Fに奪われました。
SIGはXM9トライアルでの勝利を直前まで疑っていなかったようですが、近年XM17トライアルに勝利して32年ぶりに見事リベンジを果たしました。

スライド形状は一見同じに見えますが…。

よく見るとフロントサイトが異なります。
左のP220がスライド固定式に対して、P226はダブテールとなっており左右調整可能です。

トリガーも別物で、ちょうど良い幅のP220(右)に対して明らかにぶっ太くて幅広なP226のトリガー。

複列弾倉なP226(左)は当然グリップ幅も太い訳で、一般的な日本人には少し手に余るかもしれません。
この画像で見る限りさほど違いは無いように見えますが、親指を置くあたりが明らかに太いです。

マグキャッチもP226(左)がボタンタイプなのに対して、P220はマガジン底部をフックするコンチネンタルタイプで操作性の悪さは否めません。
裏を返せばマガジンの不意な紛失を防ぐメリットがある訳で、そのあたりは自衛隊的に大事なポイントだったのかも…。

P226(左)のデビューはちょうど自衛隊が9mm拳銃を選定していた80年代初頭。
仮にもう少しデビューが早かったとしても、上記の理由などから9mm拳銃にP226が選ばれていたかは疑問ですね。

前編はこちら。
左はタナカのHWモデルガン、SIG P226です。
P226はCZ75、ベレッタ92等と共にワンダーナイン(9ミリパラベラムで複列弾倉を持つピストル)のカテゴリーに括られます。
P226(左)はP220をベースに複列弾倉化(9 → 15発)を図った製品です。
SIGはP226を引っ提げ、80年代初頭に米軍が新拳銃を選定するためのXM9サイドアームトライアルにエントリーするも敗退し、M9の称号をベレッタ92Fに奪われました。
SIGはXM9トライアルでの勝利を直前まで疑っていなかったようですが、近年XM17トライアルに勝利して32年ぶりに見事リベンジを果たしました。
スライド形状は一見同じに見えますが…。
よく見るとフロントサイトが異なります。
左のP220がスライド固定式に対して、P226はダブテールとなっており左右調整可能です。
トリガーも別物で、ちょうど良い幅のP220(右)に対して明らかにぶっ太くて幅広なP226のトリガー。
複列弾倉なP226(左)は当然グリップ幅も太い訳で、一般的な日本人には少し手に余るかもしれません。
この画像で見る限りさほど違いは無いように見えますが、親指を置くあたりが明らかに太いです。
マグキャッチもP226(左)がボタンタイプなのに対して、P220はマガジン底部をフックするコンチネンタルタイプで操作性の悪さは否めません。
裏を返せばマガジンの不意な紛失を防ぐメリットがある訳で、そのあたりは自衛隊的に大事なポイントだったのかも…。
P226(左)のデビューはちょうど自衛隊が9mm拳銃を選定していた80年代初頭。
仮にもう少しデビューが早かったとしても、上記の理由などから9mm拳銃にP226が選ばれていたかは疑問ですね。
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