2018年03月01日
ハドソンモデルガン 南部14年式 N3後期型 後編
ハドソンのモデルガン、南部14年式 N3 後期型の後編です。
前編はこちら。
ハドソン廃業後、N3の金型はタナカワークスに渡り、若干の手直しを受けて再版されました。
しかし全体的な仕上げはハドソンの方が手間が掛かっていると思うし、トリガーの形状なども武骨なタナカに対して繊細な形状のN3が勝っているとさえ感じます。
でもトリガーバーの固定ピンをハドソンはいもねじで代用しているのに対して、タナカ版はちゃんとしたピン止めに改修されているのはちょっと羨ましいです(笑)。
刻印類もはっきりくっきりのタナカに対して、消え入りそうに打刻した感じ(笑)のN3の方がリアルに感じます。
しかしこのように他社から再版されるのは、パーツの供給という観点からもろ手を挙げて大歓迎ですね。
N3はブローバックモデルですが、デトネーターは抜いてあります。
ブッシュとしてチャンバー内に硬質スポンジを詰め、ダミーカート仕様にしています。
手動での装填/排莢は…、まあそこそこ快調です(10回中6~7回はエジェクトされませんが…汗)。
8ミリ南部のダミーカートはメーカー純正で、ハドソンが廃業する直前にイベントで投げ売りしていた物です。
その時は使う当てはなかったんですが、取りあえず押さえておいて正解でした。
14年式に限りませんが、ハドソンのブローバックモデルで作動が快調だったと云う話はあまり聞きません。
今思うとN3ではブローバックに執着せず、観賞用と割り切ってリアルなメカニズムを追及するという提案があっても良かったのではないかと…。
仕上げや外観は文句の付けようがないだけに、また違った評価になっていたかもしれません。
90年代以降であれば、マーケットもそれを受け入れる素地は十分あったと思うのですが…。
マルシンなどは、90年代初頭にベビー南部やP08でそれを実現しており、未だ再版を重ねています。
どうもこのメーカーは最後までブローバックの呪縛に囚われていた気がします。
例えばこれもブローバック仕様の弊害ですが、ホールドオープン状態でショートリコイルしないのは物足りませんね。
それはさておき、14年式の外観って日本の小火器にありがちな野暮ったさがなく、中々絵になる拳銃だと思います。
優美な曲線とシャープな直線の融合、そしてあくまでスリムで無駄な要素の無いシンプルな造形。
それはまるで日本刀の佇まいを彷彿とさせると云っても過言ではありません(個人の意見です…笑)。
下からの眺めもエレガントそのもの…。
細身のグリップは日本人の手に合うようにデザインされているのか、管理人の手に心地良くフィットします。
実銃の14年式のネガ評価としては、アモの威力が低い、作動が神経質、軍用にしてはトリガープルが軽過ぎる、セフティやホールドオープンリリースの使い勝手が悪い…、などがあると聞きます。
ポジ評価は、低反動でバランスが良く撃ちやすい、逆説的ですがトリガープルが競技銃並みに軽くて良く当たる等々…。
なので軍用用途でなく、平和な時にターゲットピストルとして使うならば良い拳銃なんでしょうね。
あのスタームルガーMk1は、14年式を手本にしているらしいし…。
前編はこちら。
ハドソン廃業後、N3の金型はタナカワークスに渡り、若干の手直しを受けて再版されました。
しかし全体的な仕上げはハドソンの方が手間が掛かっていると思うし、トリガーの形状なども武骨なタナカに対して繊細な形状のN3が勝っているとさえ感じます。
でもトリガーバーの固定ピンをハドソンはいもねじで代用しているのに対して、タナカ版はちゃんとしたピン止めに改修されているのはちょっと羨ましいです(笑)。
刻印類もはっきりくっきりのタナカに対して、消え入りそうに打刻した感じ(笑)のN3の方がリアルに感じます。
しかしこのように他社から再版されるのは、パーツの供給という観点からもろ手を挙げて大歓迎ですね。
N3はブローバックモデルですが、デトネーターは抜いてあります。
ブッシュとしてチャンバー内に硬質スポンジを詰め、ダミーカート仕様にしています。
手動での装填/排莢は…、まあそこそこ快調です(10回中6~7回はエジェクトされませんが…汗)。
8ミリ南部のダミーカートはメーカー純正で、ハドソンが廃業する直前にイベントで投げ売りしていた物です。
その時は使う当てはなかったんですが、取りあえず押さえておいて正解でした。
14年式に限りませんが、ハドソンのブローバックモデルで作動が快調だったと云う話はあまり聞きません。
今思うとN3ではブローバックに執着せず、観賞用と割り切ってリアルなメカニズムを追及するという提案があっても良かったのではないかと…。
仕上げや外観は文句の付けようがないだけに、また違った評価になっていたかもしれません。
90年代以降であれば、マーケットもそれを受け入れる素地は十分あったと思うのですが…。
マルシンなどは、90年代初頭にベビー南部やP08でそれを実現しており、未だ再版を重ねています。
どうもこのメーカーは最後までブローバックの呪縛に囚われていた気がします。
例えばこれもブローバック仕様の弊害ですが、ホールドオープン状態でショートリコイルしないのは物足りませんね。
それはさておき、14年式の外観って日本の小火器にありがちな野暮ったさがなく、中々絵になる拳銃だと思います。
優美な曲線とシャープな直線の融合、そしてあくまでスリムで無駄な要素の無いシンプルな造形。
それはまるで日本刀の佇まいを彷彿とさせると云っても過言ではありません(個人の意見です…笑)。
下からの眺めもエレガントそのもの…。
細身のグリップは日本人の手に合うようにデザインされているのか、管理人の手に心地良くフィットします。
実銃の14年式のネガ評価としては、アモの威力が低い、作動が神経質、軍用にしてはトリガープルが軽過ぎる、セフティやホールドオープンリリースの使い勝手が悪い…、などがあると聞きます。
ポジ評価は、低反動でバランスが良く撃ちやすい、逆説的ですがトリガープルが競技銃並みに軽くて良く当たる等々…。
なので軍用用途でなく、平和な時にターゲットピストルとして使うならば良い拳銃なんでしょうね。
あのスタームルガーMk1は、14年式を手本にしているらしいし…。
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