2024年01月01日
タナカモデルガン 三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュ 前編
明けましておめでとうございます。
年の初めはタナカのモデルガン、三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュの前編です。
旧軍の正式名は騎銃らしいですが、機銃と紛らわしいので騎兵銃と呼ばれることもあったとか。

金属外装のモデルガンで、金属部はグレースチールフィニッシュと呼ばれるダークシルバーのめっき仕上げです。
屋外ではかなりシルバーっぽく映りますが、屋内だともう少し黒ずんで見えます。
その表面仕上げが「実物っぽいか?」と問われると言葉に詰まりますが、仕上げの丁重さも相まって工芸品の様な佇まい。
良く研磨された金属部には上品なヘアラインが残されており、その如何にも「手仕上げしました!」的なテイストに所有欲が満たされます。

ボルトアクションライフルのモデルガンを持っていなかったので、タナカのアリサカ系とKar98kは常々出物がないかサーチしておりました。
アリサカ系の希望としてはコストダウンされた九九式よりは製造に手間のかかっている三八式、そしてショーティ好きの管理人としては竹やりのように長い歩兵銃よりは短い騎兵銃。
仕上げの良いビンテージブルーフィニッシュかグレースチールフィニッシュだったら文句なし…。

ある日、そんなわがままな条件をすべて満たしたブツがオクに登場、特に競り合うこともなく落札できました。
中古でしたが程度は限りなく新品に近く、タナカ純正のスリングが付いていたのも嬉しいポイント。

三八式カービンとも云える騎兵銃。
フルサイズの歩兵銃より300㎜ほど切り詰められ、手の内に収まるサイズ感です。
ライフルのショーティ化(カービン化)の多くはバランスを悪化させますが、もともと三八年式実包が弱装弾っぽかったこともあり騎兵銃は特に問題なかったとか。
ここら辺はM16をショーティ化したM4カービンに通じるものがありますが、フルレングスのM16や歩兵銃は無駄に長かったってことにもなりますね。

カチッとした仕上げと滑らかなアクション、ストリッパークリップによる装填もスムーズそのもの。
本来この状態でボルトを閉鎖するとクリップが弾け飛ぶらしいんですが、結構固くて傷が付くのも何なので試せていません。

5発付属する発火タイプのカートリッジは、6.5x50アリサカ(三八年式実包)の実物大写真に比べると形状がだいぶ違いますね。
むしろ下の7x57マウザーに近い形状です。

左と中央は後日入手した三八年式実包のダミーカート。
意外なことに、中央のように弾頭を5mm程沈めれば(シーティングさせれば)、モデルガンのダミカとして使え、ストリッパークリップによるチャージや装填・排莢もOKです。
(左からオリジナルダミカ、5mmシーティングさせたダミカ、タナカ純正カート)

スピッツァ―(尖鋭)弾頭を持ち、弾頭の長さに比べて薬莢部が短い独特なプロポーションを持つ三八年式実包は、やはりタナカの同梱カートリッジと比べると格段にスマートですね。

三八式はコックオン クロージング(閉鎖時に撃針をコック)なので、モデルガンでもボルトが完全閉鎖する10㎜ぐらい前からグッと手応えが増す感覚が味わえます。

チャンバー上面の菊の御紋と三八式の刻印が良い感じ。
もちろん菊の花びらは自主規制の15枚になっています。
(オリジナルは16枚)
またその両脇のガスベントの小穴も再現。

ベント穴はチャンバー内での異常腔圧発生時に圧力を逃がすためのものですが、タナカの三八式はチャンバーまでリアルに貫通。

過去のロットではレシーバー上面で悪目立ちしていたタナカのマークとSMG刻印は、側面の目立たない箇所に移設されています。

後編に続きます。
年の初めはタナカのモデルガン、三八式騎兵銃 グレースチールフィニッシュの前編です。
旧軍の正式名は騎銃らしいですが、機銃と紛らわしいので騎兵銃と呼ばれることもあったとか。
金属外装のモデルガンで、金属部はグレースチールフィニッシュと呼ばれるダークシルバーのめっき仕上げです。
屋外ではかなりシルバーっぽく映りますが、屋内だともう少し黒ずんで見えます。
その表面仕上げが「実物っぽいか?」と問われると言葉に詰まりますが、仕上げの丁重さも相まって工芸品の様な佇まい。
良く研磨された金属部には上品なヘアラインが残されており、その如何にも「手仕上げしました!」的なテイストに所有欲が満たされます。
ボルトアクションライフルのモデルガンを持っていなかったので、タナカのアリサカ系とKar98kは常々出物がないかサーチしておりました。
アリサカ系の希望としてはコストダウンされた九九式よりは製造に手間のかかっている三八式、そしてショーティ好きの管理人としては竹やりのように長い歩兵銃よりは短い騎兵銃。
仕上げの良いビンテージブルーフィニッシュかグレースチールフィニッシュだったら文句なし…。
ある日、そんなわがままな条件をすべて満たしたブツがオクに登場、特に競り合うこともなく落札できました。
中古でしたが程度は限りなく新品に近く、タナカ純正のスリングが付いていたのも嬉しいポイント。
三八式カービンとも云える騎兵銃。
フルサイズの歩兵銃より300㎜ほど切り詰められ、手の内に収まるサイズ感です。
ライフルのショーティ化(カービン化)の多くはバランスを悪化させますが、もともと三八年式実包が弱装弾っぽかったこともあり騎兵銃は特に問題なかったとか。
ここら辺はM16をショーティ化したM4カービンに通じるものがありますが、フルレングスのM16や歩兵銃は無駄に長かったってことにもなりますね。
カチッとした仕上げと滑らかなアクション、ストリッパークリップによる装填もスムーズそのもの。
本来この状態でボルトを閉鎖するとクリップが弾け飛ぶらしいんですが、結構固くて傷が付くのも何なので試せていません。
5発付属する発火タイプのカートリッジは、6.5x50アリサカ(三八年式実包)の実物大写真に比べると形状がだいぶ違いますね。
むしろ下の7x57マウザーに近い形状です。
左と中央は後日入手した三八年式実包のダミーカート。
意外なことに、中央のように弾頭を5mm程沈めれば(シーティングさせれば)、モデルガンのダミカとして使え、ストリッパークリップによるチャージや装填・排莢もOKです。
(左からオリジナルダミカ、5mmシーティングさせたダミカ、タナカ純正カート)
スピッツァ―(尖鋭)弾頭を持ち、弾頭の長さに比べて薬莢部が短い独特なプロポーションを持つ三八年式実包は、やはりタナカの同梱カートリッジと比べると格段にスマートですね。
三八式はコックオン クロージング(閉鎖時に撃針をコック)なので、モデルガンでもボルトが完全閉鎖する10㎜ぐらい前からグッと手応えが増す感覚が味わえます。
チャンバー上面の菊の御紋と三八式の刻印が良い感じ。
もちろん菊の花びらは自主規制の15枚になっています。
(オリジナルは16枚)
またその両脇のガスベントの小穴も再現。
ベント穴はチャンバー内での異常腔圧発生時に圧力を逃がすためのものですが、タナカの三八式はチャンバーまでリアルに貫通。
過去のロットではレシーバー上面で悪目立ちしていたタナカのマークとSMG刻印は、側面の目立たない箇所に移設されています。
後編に続きます。
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