2020年10月01日
HWSモデルガン モーゼルHSc 前編
HWS(ハートフォード)のモデルガン、モーゼル(マウザー)HSc クロスハッチモデルの前編です。
6年前のイベントで製作発表されてから幾年月…。
縁あってモーゼルバナー刻印入りの中古品を入手。
スペアマガジンと軍用ホルスターが付属してました。
クロスハッチモデルとはHWS製HScのバリエーションの一つで、スライドトップのサイト溝に防眩用のローレット加工が施された仕様です。
スライドの刻印もレギュラー品とは一部異なっています。
大戦直前の風雲急を告げる時代にデビューした割には、軍用らしからぬ華美な意匠を纏うHSc。
HWSは戦中型の.32ACP仕様をモデルアップしており、ダミーカートが8発付属しています。
カートの造りはキレイなんですが、ヘッドスタンプが省かれていたのがちょっと残念…。
HWSの仕事だけあり、流麗なボディに複雑なメカがぎっしり詰まったHScの魅力を良く再現しています。
スライドやフレームの平面がきっちり出ていたので、再仕上げの下地造りの手間は最小限で済みました。
HScは小型拳銃としては比較的大柄なので、意外とウエイトを仕込めるデットスペースがあります。
グリップ廻りや…。
フレームの前部などに合計111gのウエイトを仕込むことに成功。
MULEで直販されたカスタムHScは110gのウエイト付きだったので1g勝ちました…(笑)。
ダミーカートモデルなので発火機能は無く、ファイアリングピンが樹脂モールドで再現されています。
みっちり詰まった内部メカもリアルに再現。
カートリッジの後にある、ケースのヘッドを押してフィーディングをアシストするプレートも確り再現されています。
ガンプロ誌のほぼ実物大と謳う写真と比べてみましたが、随分と大きさに差があります。
写真が小さいのか、HWSのHScが大きいのかは不明ですが…。
バレルはウエイトで完全閉鎖され、重量アップに貢献しています。
さすがHWSと云える再現度ですが、加えてこのトイガンの価値はHScの癖のある操作性をも完全再現されていることにあります。
癖のある操作性その1、スライドのホールドオープンがマガジンを差し込まない限りリリースされない。
一見不便そうですが、実際操作してみるとマガジンを数ミリ引き出して押し込むだけでリリースされるのは結構便利です。
PPKやP230はこの時スライドのちょい引きが必要ですからね。
その2、セフティレバーを下げてもハンマーがデコックされない。
これについてはコック&ロックという考え方が出来ないでもありません(当時の設計者にはそんな概念は無かったでしょうけど…)。
但し、HScはハンマーのコッキングの有無が目視で認識しにくいので、ハンマーダウンさせないままセフティレバーをオフして、うっかりそのままにしまう恐れがあります。
それは非常に危険なので、強制的にデコックさせるPPKの方式が好ましいですね。
後編に続きます。
6年前のイベントで製作発表されてから幾年月…。
縁あってモーゼルバナー刻印入りの中古品を入手。
スペアマガジンと軍用ホルスターが付属してました。
クロスハッチモデルとはHWS製HScのバリエーションの一つで、スライドトップのサイト溝に防眩用のローレット加工が施された仕様です。
スライドの刻印もレギュラー品とは一部異なっています。
大戦直前の風雲急を告げる時代にデビューした割には、軍用らしからぬ華美な意匠を纏うHSc。
HWSは戦中型の.32ACP仕様をモデルアップしており、ダミーカートが8発付属しています。
カートの造りはキレイなんですが、ヘッドスタンプが省かれていたのがちょっと残念…。
HWSの仕事だけあり、流麗なボディに複雑なメカがぎっしり詰まったHScの魅力を良く再現しています。
スライドやフレームの平面がきっちり出ていたので、再仕上げの下地造りの手間は最小限で済みました。
HScは小型拳銃としては比較的大柄なので、意外とウエイトを仕込めるデットスペースがあります。
グリップ廻りや…。
フレームの前部などに合計111gのウエイトを仕込むことに成功。
MULEで直販されたカスタムHScは110gのウエイト付きだったので1g勝ちました…(笑)。
ダミーカートモデルなので発火機能は無く、ファイアリングピンが樹脂モールドで再現されています。
みっちり詰まった内部メカもリアルに再現。
カートリッジの後にある、ケースのヘッドを押してフィーディングをアシストするプレートも確り再現されています。
ガンプロ誌のほぼ実物大と謳う写真と比べてみましたが、随分と大きさに差があります。
写真が小さいのか、HWSのHScが大きいのかは不明ですが…。
バレルはウエイトで完全閉鎖され、重量アップに貢献しています。
さすがHWSと云える再現度ですが、加えてこのトイガンの価値はHScの癖のある操作性をも完全再現されていることにあります。
癖のある操作性その1、スライドのホールドオープンがマガジンを差し込まない限りリリースされない。
一見不便そうですが、実際操作してみるとマガジンを数ミリ引き出して押し込むだけでリリースされるのは結構便利です。
PPKやP230はこの時スライドのちょい引きが必要ですからね。
その2、セフティレバーを下げてもハンマーがデコックされない。
これについてはコック&ロックという考え方が出来ないでもありません(当時の設計者にはそんな概念は無かったでしょうけど…)。
但し、HScはハンマーのコッキングの有無が目視で認識しにくいので、ハンマーダウンさせないままセフティレバーをオフして、うっかりそのままにしまう恐れがあります。
それは非常に危険なので、強制的にデコックさせるPPKの方式が好ましいですね。
後編に続きます。
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