2022年02月01日
本を読みましょう 銀狐は死なず 前編
雑誌とマンガ以外の本をあまり読まない管理人が「読めよ!」と自分を叱咤するためのカテ “本を読みましょう”。
今回は鷹樹 鳥介(タカギ アスケ)著「銀狐は死なず」(二見書房刊)の前編です。
SNSでも話題のハードボイルド小説で、インパクトのある装丁に書店で思わず手に取ってしまうマニアの方も多いのではないでしょうか。
モノトーンで硬質なカバーデザインが物語のハードさを予感させます。
そして装丁を見てジャケ買いしても期待を裏切ることはないでしょう、なぜなら写っている銃は全て小説で活躍しますので。
カバーにどアップになっている銃はルガー・セキュリティシックスで、主人公の数ある得物のうちの一丁です。
また、主人公は別途あるライフルも駆使しますが、それも彼の出自にも深く関わる一品と云う設定…。
それら渋めの選択をされるあたり、著者は銃に関する造詣も相当深いようで、描写も的確ですね。
MP5の装填手順など、思わず「二ヤリ」とする場面もあります。
小道具も色々と凝っており、主人公が移動に使うバイクなども妙にマニアックだったりします。
(ヤマハDT125R!昔乗ってらっしゃったんでしょうか?)
活躍すると思いきや、一瞬しか出てこなかったのは残念でしたけれども…。
ですが、一瞬しか登場しないような物にも丁寧に設定付けがされているので、物語にも厚みを感じさせます。
管理人はあまり(…と云うかほとんど)小説を読む習慣がないのですが、ギャビン・ライアルの「深夜プラス1」は読んでいます。
ハードボイルド小説の名作と云われていますが、あまりピンと来なかったと云うのが正直なところ…。
そんな管理人がこの小説をストレスなく読み進められたのは、主人公の無双ぶりが際立っていることが一つ。
管理人は、主人公があれこれ悩んだり苦戦したりするのは好きくありません(笑)。
その点、万事抜け目のなさや無敵感は大好きなジェイソン・ステイサムやスティーブン・セガールに通ずるものがあって、すぐに感情移入できました。
二つ目は物語の舞台となる地名(主に関東圏)が具体的に示されていることでしょうか。
主人公が徘徊する各所が管理人にとっても馴染みのある場所が多かったので、その場面がリアルに脳裏に浮かぶため舞台に没入できました。
(結構うちの近所も通ります…笑)
そしてラスト、雌雄を決する天王山の舞台はまさかの西〇〇!(幼少のころ近くに住んでました…汗)。
めちゃめちゃ馴染みがあり過ぎて、感慨深いものがあります(こないだ駅前のブッコフに行ったし…)。
ぜひ映像化にも期待したいところです。
さて、期待されるのが続編ですが、主要メンバーはほぼご無事でしたので期待できるのではないでしょうか。
主人公とバディを組んでいた少女のその後も気になりますし…。
縁あってご協力させていただきました。
後編に続きます。
今回は鷹樹 鳥介(タカギ アスケ)著「銀狐は死なず」(二見書房刊)の前編です。
SNSでも話題のハードボイルド小説で、インパクトのある装丁に書店で思わず手に取ってしまうマニアの方も多いのではないでしょうか。
モノトーンで硬質なカバーデザインが物語のハードさを予感させます。
そして装丁を見てジャケ買いしても期待を裏切ることはないでしょう、なぜなら写っている銃は全て小説で活躍しますので。
カバーにどアップになっている銃はルガー・セキュリティシックスで、主人公の数ある得物のうちの一丁です。
また、主人公は別途あるライフルも駆使しますが、それも彼の出自にも深く関わる一品と云う設定…。
それら渋めの選択をされるあたり、著者は銃に関する造詣も相当深いようで、描写も的確ですね。
MP5の装填手順など、思わず「二ヤリ」とする場面もあります。
小道具も色々と凝っており、主人公が移動に使うバイクなども妙にマニアックだったりします。
(ヤマハDT125R!昔乗ってらっしゃったんでしょうか?)
活躍すると思いきや、一瞬しか出てこなかったのは残念でしたけれども…。
ですが、一瞬しか登場しないような物にも丁寧に設定付けがされているので、物語にも厚みを感じさせます。
管理人はあまり(…と云うかほとんど)小説を読む習慣がないのですが、ギャビン・ライアルの「深夜プラス1」は読んでいます。
ハードボイルド小説の名作と云われていますが、あまりピンと来なかったと云うのが正直なところ…。
そんな管理人がこの小説をストレスなく読み進められたのは、主人公の無双ぶりが際立っていることが一つ。
管理人は、主人公があれこれ悩んだり苦戦したりするのは好きくありません(笑)。
その点、万事抜け目のなさや無敵感は大好きなジェイソン・ステイサムやスティーブン・セガールに通ずるものがあって、すぐに感情移入できました。
二つ目は物語の舞台となる地名(主に関東圏)が具体的に示されていることでしょうか。
主人公が徘徊する各所が管理人にとっても馴染みのある場所が多かったので、その場面がリアルに脳裏に浮かぶため舞台に没入できました。
(結構うちの近所も通ります…笑)
そしてラスト、雌雄を決する天王山の舞台はまさかの西〇〇!(幼少のころ近くに住んでました…汗)。
めちゃめちゃ馴染みがあり過ぎて、感慨深いものがあります(こないだ駅前のブッコフに行ったし…)。
ぜひ映像化にも期待したいところです。
さて、期待されるのが続編ですが、主要メンバーはほぼご無事でしたので期待できるのではないでしょうか。
主人公とバディを組んでいた少女のその後も気になりますし…。
縁あってご協力させていただきました。
後編に続きます。
Posted by たぬき at 00:00│Comments(0)
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