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2024年09月01日

ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

ショウエイのモデルガン、MP44のダミーカートモデルです。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

アサルトライフルの始祖を精密再現したショウエイのMP44は憧れで、いつかは手にしたい一品でした。
そんなある日、赤羽にある某店のWeb店舗で中古品を発見。
まあまあリーズナブルな価格だったので、状態を見るため店舗の方に赴きました。
以前は正月セールやホワイトホール(懐かしい…)とかに良く寄っていましたが、実際に訪れるのは本当に久しぶり。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

お店は場所も含めていろいろと変わっており戸惑いましたが、お目当てのブツは程度も上々だったのでそのままお持ち帰りしました。
箱の意匠から製造から20年以上は経っている初期のロットだと思いますが、サビが無かったのは幸い。
グリップはプラ製で、イベントに出店していたショウエイの人に聞いたところ初期ロットの特長なんだそう。
実銃も初期はベークライト製で、後期になるとコストダウンで木製(トイガンと逆ですね)になったそうです。
ならばベークライト風に塗装しようと思ったんですが、形状が木グリを模しているので(ベークライト製とは微妙に形状が異なる)ダメでした。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

8ミリクルツのクリップ付きダミーカートリッジが2セット同梱。
下のカートリッジは、10年ぐらい前にトルピードフェスタなるイベントのショウエイブースで1Kで購入していたアウトレット品です。
アウトレット品とは云え、ストリッパークリップのサイドのリブが3つタイプで、リブ2つの同梱の物よりリアルです。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

金属部の仕上げは良好で、実銃ではプレス製のレシーバーを亜鉛合金でうまく表現し、スポット溶接跡など芸が細かいです。
先日Webサイト「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ を主宰されている方の無可動実銃のMP43/44を拝見する機会がありました。
それらと比べても、操作の手応えや剛性感なども含めてもかなりいい線行ってる印象です。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

黒染めが少しマダラっぽくなっている個所があったので(それはそれでリアルだったんですが…)、下地仕上げをせずにGスミスSの黒鉄を軽く吹きました。
あまりキレイに下地を整えてしまうとMP44特有の荒々しさが失われてしまう気がしたので…。
スプレーを吹いてやると、繊細に再現されたスポット溶接跡や刻印がくっきりと浮かび上がってきました。
エジェクションポートカバーは、後年ARライフルに丸パクリされます。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

手動による装填 / 排莢は快調そのもので、薬莢の飛びも小気味良し。
いろいろと弄ってみて感心するのは、アサルトライフルの元祖としていきなりの完成度の高さです。
ピン一本抜けば、フィールドストリップ可能な構造は現代のライフルと遜色ありません。
但し生産性を高めるためか、ロアレシーバーはかしめられ分解不可のブラックボックスになっていて不具合があった場合はASSY交換が前提みたいです。
ちなみにショウエイのMP44も実銃同様に分解できません。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

マニュアルセフティ、セレクターやマグキャッチボタンなど然るべきものが然るべき位置にあるし、操作性も違和感なく良好。
セレクターはセフティレバーと独立したクロスボルトタイプ(画像はセミオート状態)です。
実際操作してみると、セレクター位置に関わらずセフティのオンオフが出来るって意外に使い勝手が良いと感じます。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

サイトの位置も含めて全体のレイアウトも適切で、コスタ撃ちの構えもまったく問題ありません。
グリップ角度やボルトハンドル位置などのレイアウトも(何なら形状も)現役ライフルの代表格であるSCAR-L(WEガスガン)とそう大きくは違わない印象。
つべでフルオート射撃の動画を見ても、直銃床デザインのためかほとんどマズルライズがなくコントロール性も良さそう。
現在の多くのアサルトライフルはMP44を雛形としてなぞり、洗練させているだけとしか思えません。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

着剣装置やクリーニングロッドをオミットしているのは潔いですが、そこら辺の取捨選択も含めて用兵側の要求も明瞭かつ的確だったと思われます。
そこら辺が頼りない国では、サブマシンガンに着剣装置とか付けちゃうんでしょうね。
加えて連射すればそれなりに過熱するであろうフォアグリップ部に、木材等の断熱材がすっぱりとオミットされている事も潔いです。
射撃時、サポートハンドはマガジンハウジングの根元をホールドする、今風に云えばマグウェルグリップ前提なんでしょうね。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

MKb42(H)と云うベースはあったにせよ、数年のうちにMP44という実に洗練された成果物に昇華させてしまうのは流石ドイツ人の仕事です。
ちょっと興味があるのは、前世紀の遺物Kar98kライフルに変わってMP44を手渡された当時のドイツ軍将兵はどんな感想を抱いたんでしょうか?
戸惑いと共に「未来からやって来たアイテム」的な捉え方をした人もいたのでは…。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

バレル上のガスチューブの先端に付いたねじ込み式キャップですが、先端がアンテナ状になっています。
叉銃に使うらしいですが、否応なしに未来的な(電波を飛ばしそうな…)雰囲気を醸し出している気が…。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

GW中のVショーのショウエイブースで、ショートマガジンを購入。
実際に存在したものらしく、装弾数を減らして兵士の負担を減らしたり無駄弾を撃たせないようにしたものなんだとか。
まあ、なるべくセミオートで撃ってね…、ってコトなんでしょうけど。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

いかついMP44が、ちょっとユーモラスな印象になります。
マガジンにダミーカートは10発入りましたが、銃本体に装填するにはちょっときついので9発に抑えておいた方が良いみたいです。
装填、排莢は問題ありませんでした。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

ショウエイさんブースにはバリエとしてMP43やMP44の刻印入りもあったんですが、管理人は刻印無しを選びました。
実物はフルサイズのマガジンを単純にカットして造るので、マガジン下部にあるMP43とかMP44の刻印が入ることはないそうです。
ショウエイさんは(演出として)敢えて刻印入りも造っているそう。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル

ショートマガジンにしても10発の装弾数を誇るので、当時の他国ライフルのファイアパワーと比べてもまだまだ優位性は揺るぎませんね。
スリングはオクで落とした低価格(4K)のノーブランド新品ですが、なにげに出来が良かったです。
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル


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