2019年12月01日
ホビーマスター1/72 マルダーⅢ
ホビーマスター1/72の完成品、マルダーⅢ対戦車自走砲です。

ボッコフで紙パッケージがない状態で置かれているのを引き取ってきました。
その時点でメーカーは不明でしたが、家でよく見るとケースの裏にHM(ホビーマスター)のマークを発見。
KV-1でHMには良いイメージを持ってましたが、マルダーⅢでもそれを裏切ることは無く、なるほど良い出来です。

標準色のグレーの上からDAK(アフリカ軍団)に編入されるにあたり、ダークイエローを重ね塗りした状態を再現しています。
マーキングの周辺に下地のグレーが覗いているのが芸コマです。
その設定に合わせ、地面を砂漠風にして埃っぽいウェザリングを施しました。

自走砲の名の通り、捕獲したチェコ製の38(t)戦車の車台に、これまた捕獲したソ連製のF22対戦車砲を素直に乗っけただけです。
なので妙に背が高いし、車幅も狭いため不安定な感じが否めません。

しかし、このノッポの車両を何とも魅力的なデザインに纏めてしまうのは、やはりドイツ人の仕事です。

ソ連製の76.2mm対戦車砲は高性能で中々使えるシロモノだったようで、マルダーⅢも対戦車戦闘が主任務となります。

しかし見ての通りの紙装甲で、戦車に本気で挑まれたらひとたまりもありません。
それどころかソ連軍が多用した口径14.5mm程度の対戦車ライフルでも貫徹されてしまう脆弱な装甲だったようです。
さらにクルーの側面をカバーする装甲すら無いと云う風通しの良さ…。

そんな防御に一抹の不安が残るマルダーⅢですが、主人公として活躍するマンガがあります。

一つは畠山弘康著、単行本「突撃砲シュトゥルムティーガー」内に収められた「BROKEN HILL」という作品ですが、紙装甲の悲哀が描かれ、おまたがヒュンとなること請け合いです。

そして巨匠小林源文氏が描く単行本「狼の砲声」内に収められた一編「平原の狩人」では、実戦における評価試験を行うマルダーⅢが描かれます。
高初速で低伸する砲の特性を生かし、アウトレンジから矢を放つと云うマルダーⅢ的に正しい戦闘法で敵を撃破します。

必殺のアハトアハト(88mm Pak43)を搭載したハードパンチャー、兄貴分のホルニッセと。
兄貴はガタイも二回りはデカいですが、紙装甲なのは一緒です…(汗)。

車高が兄貴と比べてあまり変わらないってのは如何な物かと…。
さすがに軍もマズいと思ったのか、マルダーⅢはこの後H型、M型とモデルチェンジ毎に車高は低められますが、管理人はこの初期型が最も好みです。
小粒でも勇ましい感じがして…。

紙装甲なマルダーⅢですが、フットプリント(専有面積)の小ささを生かし敵から発見されにくいとか、敵弾に当たりにくいとすれば、それは持って生まれた利点と云えます。
それに加え、コンパクトさを逆手に取りちょこまか動き回れば弾も当たりにくいのではないでしょうか…(笑)。

ボッコフで紙パッケージがない状態で置かれているのを引き取ってきました。
その時点でメーカーは不明でしたが、家でよく見るとケースの裏にHM(ホビーマスター)のマークを発見。
KV-1でHMには良いイメージを持ってましたが、マルダーⅢでもそれを裏切ることは無く、なるほど良い出来です。
標準色のグレーの上からDAK(アフリカ軍団)に編入されるにあたり、ダークイエローを重ね塗りした状態を再現しています。
マーキングの周辺に下地のグレーが覗いているのが芸コマです。
その設定に合わせ、地面を砂漠風にして埃っぽいウェザリングを施しました。
自走砲の名の通り、捕獲したチェコ製の38(t)戦車の車台に、これまた捕獲したソ連製のF22対戦車砲を素直に乗っけただけです。
なので妙に背が高いし、車幅も狭いため不安定な感じが否めません。
しかし、このノッポの車両を何とも魅力的なデザインに纏めてしまうのは、やはりドイツ人の仕事です。
ソ連製の76.2mm対戦車砲は高性能で中々使えるシロモノだったようで、マルダーⅢも対戦車戦闘が主任務となります。
しかし見ての通りの紙装甲で、戦車に本気で挑まれたらひとたまりもありません。
それどころかソ連軍が多用した口径14.5mm程度の対戦車ライフルでも貫徹されてしまう脆弱な装甲だったようです。
さらにクルーの側面をカバーする装甲すら無いと云う風通しの良さ…。
そんな防御に一抹の不安が残るマルダーⅢですが、主人公として活躍するマンガがあります。
一つは畠山弘康著、単行本「突撃砲シュトゥルムティーガー」内に収められた「BROKEN HILL」という作品ですが、紙装甲の悲哀が描かれ、おまたがヒュンとなること請け合いです。
そして巨匠小林源文氏が描く単行本「狼の砲声」内に収められた一編「平原の狩人」では、実戦における評価試験を行うマルダーⅢが描かれます。
高初速で低伸する砲の特性を生かし、アウトレンジから矢を放つと云うマルダーⅢ的に正しい戦闘法で敵を撃破します。
必殺のアハトアハト(88mm Pak43)を搭載したハードパンチャー、兄貴分のホルニッセと。
兄貴はガタイも二回りはデカいですが、紙装甲なのは一緒です…(汗)。
車高が兄貴と比べてあまり変わらないってのは如何な物かと…。
さすがに軍もマズいと思ったのか、マルダーⅢはこの後H型、M型とモデルチェンジ毎に車高は低められますが、管理人はこの初期型が最も好みです。
小粒でも勇ましい感じがして…。
紙装甲なマルダーⅢですが、フットプリント(専有面積)の小ささを生かし敵から発見されにくいとか、敵弾に当たりにくいとすれば、それは持って生まれた利点と云えます。
それに加え、コンパクトさを逆手に取りちょこまか動き回れば弾も当たりにくいのではないでしょうか…(笑)。
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