お手軽モデファイ道

コロナ禍と云う事もあって最近ご無沙汰だったカテ「乗ってみた！」、今回は2世代目に移行したBRZです。
世界的に絶滅危惧種となった頑張れば手が届くFR4シータークーペで、トヨタGR86と共に日本自動車界の至宝と云っても良い存在かと…。
テールにグっと重心が掛かったプロポーションが如何にも後輪駆動らしい佇まいです。
ホイールもカッコいいんですが、とっても良く見えちゃうディスクローターは、もうワンサイズ引き上げてほしいところ。


Myレガの12ヶ月点検の見積もりを貰ったついでに試乗させてもらいました。
試乗車はエアロパーツフル装着の6ATのSグレード。
忙しいのかセールスの同乗はなく、どうぞご自由に…、と見送られ出発。


コクピットは低く、タイトでスポーツカーらしい洞穴感を演出していますが、ダッシュボードの造形がSUVのような無骨さで少々鼻白んでしまいます。
もうちょっと華やかさや遊び心があってもいいかも…。


それはさておき、先代のトヨタ86と比べても排気量アップの恩恵か、中々力強い出足です。
試乗路がまったく飛ばせるような環境ではなかった極低速インプレとなりますが、乗り心地も含めてとっても良くできた乗用車と云う印象でした。
つまりこの車、飛ばすと当然良いんでしょうが、日常使いでも痛痒がないと云えます。
またGR86よりも安定側に振ったと云われている足回りもスバルらしく雪道や悪天候での走行を意識したんでしょうから、その点でも日常使いに適していますね。


試乗中、フェラーリ458イタリアとランデブー走行になっちゃったりして…。


気になったのがメーターの表示パネルが夕暮れ時、西日の直射日光を受けて度々見えなくなってしまうこと。
あと初期ロット故か、走行中インパネからずっとカタカタ…と低級音が出ていました。


試乗の途中で立ち止まり、じっくり観察してみました。
写真だと水平基調のやや退屈なスタイリングに見えましたが、実際は結構抑揚があり、スポーツカーらしい艶っぽさも感じます。
特にリヤからの眺めは張り出すところは張り出したりして（ボディカラーもありますが…）ちょっとアルピーヌA110を連想させるものがあります。
概ね「悪くない…」印象です。


新型車を試乗した後は、帰る時に自分の車に嫌気が差したら困るな…、といつもどきどきする管理人。
でも、今回それは杞憂でした。
乗り味が驚くほど似ていたのと、BRZと比べてもほとんどヤレを感じなかったので改めて惚れ直しました（笑）。
去年、サブフレーム締結ボルトを強化品にしたり、ダンパーやラバーマウントを交換したってのもありますが。


それと西日を浴びようがハッキリ見える物理メーターはやっぱりありがたい。
そして、先日遂に走行距離5万キロを越えました。
（18年かかった…）