2024年11月20日
コクサイモデルガン S&W M36 レディスミスと2丁のチーフ
コクサイの金属モデルガン、S&W M36 レディスミスです。
と云ってもサイドプレートとトリガーに手を入れただけのお手軽企画。
レディスミス(以下LS)とは90年代の北米で高まった女性の自衛意識に目を付けたS&W社が、それまで手薄だった女性ユーザー獲得を目的に立ち上げたブランドです。
ちょっと小洒落た装いにしているのがポイント。
実はコクサイの金属チーフは好き過ぎて2丁持ってました。
右が先日記事にした再めっきチーフで2003年に新品で購入。
今回のネタ用チーフは2018年に中古(本体のみ)で入手したもの。
2丁目のチーフも再めっき必須な状態だったので、筆めっき作業ついでにちょこっと目先を変えてLS化しました。
たまたま実銃と同じアルタモントのスムーズグリップを持っていたのもLS化を決断した理由の一つ。
LSの大きな特徴はサイドプレートの刻印です。
刻印依頼にあたり、今回レーザーではなく金属刃によるケガキ刻印を選択。
金属へのケガキ刻印はレーザーより手書きっぽい温もりを感じさせるので、LSのような筆記体ロゴに適しているかも。
LSのもう一つの特徴は、セミワイドトリガーが装着されていること。
しかし、確かコクサイチーフのトリガーは今までセミワイドの設定はなかった筈…。
たまたまメルカリでタナカチーフ用のセミワイド(右)が出品されていたのでポチって取り付けにチャレンジ。
まず、ハンマーピンの穴径が小さかったので、少し拡げて装着してみると一応トリガーは引けるし、シリンダーストップも連動します。
しかしまあ、当然と云うべきかハンマーとのコネクトが上手く行きません。
じっくりやれば何とかなりそうですが、それはまた次回の課題と云うことで…。
そのまま元に戻すのも芸がないので、セミワイドトリガーは付けたままにしました。
一応トリガーだけは引くことができますが、当然ハンマーは起きず、シリンダーも回転しないなんちゃってセミワイドです。
(最近タナカからペガサスチーフのLSが発売されましたが、せっかくセミワイドトリガー持ってるのに何故かナロートリガーのままだったのが何とも勿体ない…)
話は変わって、おっさん世代でチーフのペアときたら頭に浮かぶのは…。
むかーし、70年代終わりころのGun誌でキャラ立ちまくりなSFPD刑事コンビが記事になったことがありました。
そのコンビのひとり、ダン・ブルワーさんが常に2丁のチーフ(M60)を腰回りにアップサイドダウンでキャリーしていました。
紙面で2丁同時撃ちを披露していますが、決して取材用ではなく執行状況によっては実際に行っていたらしいです…(汗)。
ちなみにこの取材現場はSFPDのレンジで、映画ダーティハリー2での警察主催のコンバットシューティング大会の場面に使われた場所なんだそう。
映画撮影時のイーストウッドやデビッド・ソウルへの射撃指導は、相棒のビル・ラングロイさんが行ったとか…。
取材に使ったチーフはノーマルのM60ですが、実際の公務にはハンマーをデホーンド化したカスタムを使用してるとのこと。
シビれます…。
この時期のGun誌は他にも心に残る記事が多く、いま読み返しても楽しめます。
さて、2丁目のチーフは本体のみだったので保管用としてタナカチーフ(Ver.2)用のリアルな元箱をオクで落としました。
と云ってもサイドプレートとトリガーに手を入れただけのお手軽企画。
レディスミス(以下LS)とは90年代の北米で高まった女性の自衛意識に目を付けたS&W社が、それまで手薄だった女性ユーザー獲得を目的に立ち上げたブランドです。
ちょっと小洒落た装いにしているのがポイント。
実はコクサイの金属チーフは好き過ぎて2丁持ってました。
右が先日記事にした再めっきチーフで2003年に新品で購入。
今回のネタ用チーフは2018年に中古(本体のみ)で入手したもの。
2丁目のチーフも再めっき必須な状態だったので、筆めっき作業ついでにちょこっと目先を変えてLS化しました。
たまたま実銃と同じアルタモントのスムーズグリップを持っていたのもLS化を決断した理由の一つ。
LSの大きな特徴はサイドプレートの刻印です。
刻印依頼にあたり、今回レーザーではなく金属刃によるケガキ刻印を選択。
金属へのケガキ刻印はレーザーより手書きっぽい温もりを感じさせるので、LSのような筆記体ロゴに適しているかも。
LSのもう一つの特徴は、セミワイドトリガーが装着されていること。
しかし、確かコクサイチーフのトリガーは今までセミワイドの設定はなかった筈…。
たまたまメルカリでタナカチーフ用のセミワイド(右)が出品されていたのでポチって取り付けにチャレンジ。
まず、ハンマーピンの穴径が小さかったので、少し拡げて装着してみると一応トリガーは引けるし、シリンダーストップも連動します。
しかしまあ、当然と云うべきかハンマーとのコネクトが上手く行きません。
じっくりやれば何とかなりそうですが、それはまた次回の課題と云うことで…。
そのまま元に戻すのも芸がないので、セミワイドトリガーは付けたままにしました。
一応トリガーだけは引くことができますが、当然ハンマーは起きず、シリンダーも回転しないなんちゃってセミワイドです。
(最近タナカからペガサスチーフのLSが発売されましたが、せっかくセミワイドトリガー持ってるのに何故かナロートリガーのままだったのが何とも勿体ない…)
話は変わって、おっさん世代でチーフのペアときたら頭に浮かぶのは…。
むかーし、70年代終わりころのGun誌でキャラ立ちまくりなSFPD刑事コンビが記事になったことがありました。
そのコンビのひとり、ダン・ブルワーさんが常に2丁のチーフ(M60)を腰回りにアップサイドダウンでキャリーしていました。
紙面で2丁同時撃ちを披露していますが、決して取材用ではなく執行状況によっては実際に行っていたらしいです…(汗)。
ちなみにこの取材現場はSFPDのレンジで、映画ダーティハリー2での警察主催のコンバットシューティング大会の場面に使われた場所なんだそう。
映画撮影時のイーストウッドやデビッド・ソウルへの射撃指導は、相棒のビル・ラングロイさんが行ったとか…。
取材に使ったチーフはノーマルのM60ですが、実際の公務にはハンマーをデホーンド化したカスタムを使用してるとのこと。
シビれます…。
この時期のGun誌は他にも心に残る記事が多く、いま読み返しても楽しめます。
さて、2丁目のチーフは本体のみだったので保管用としてタナカチーフ(Ver.2)用のリアルな元箱をオクで落としました。
2024年11月09日
行ってみた! 窓も開けてみた! 第4回 カーフェスティバル イン 川島 2024
10月20日に埼玉県比企郡川島町で開催された「第4回 CAR FESTIVAL in KAWAJIMA 2024」なるクルマイベントに行ってきました。
主催は川島町で、鉄道がない町内での主な交通手段であるクルマたちにもっと親しんでもらおうと云う趣旨のよう。
ちなみに川島の読みは「かわじま」だそうで、初めて知りました…。
規模的に関東有数の旧車イベントとのことで、今年で4回目だそうですが迂闊にも存在を知ったのはつい最近でした。
川島町は川越の隣なので、日曜日の朝ならば自宅からクルマで1時間程度で到着。
会場は川島町の公共施設が集まった敷地内の駐車場で、それなりの広さが確保されています。
また施設内も一部開放されており、トイレや一休みするベンチにも困りません。
当日は急な国政選挙のために期日前投票所が会場内に設けられていたため、イベント見学以外の目的で町民の方々もおいでになっていたようです。
選挙当日とカチ合っていたらイベント開催は無理だったかもしれません。
前日は雨でしたが、当日はスカっとした秋晴れに恵まれました。
参加車には一応テーマが設けられており、2000年(H12年)以前に生産されたクルマやバイクだそうです。
展示は概ねメーカーやブランドごとに系統立てて並べてありました。
管理人が中学生の時に出たチェイサーのハードトップ、純正オプションのアルミホイール付き。
このトヨタ純正の14インチアルミホイールはカッコ良くて好きでした。
耐久性の問題か、旧車はホイールまでオリジナルって意外と少ないんですよね。
濃~い雰囲気が漂うスバルな一画(笑)。
しかし何の変哲もない手前の初代レガシィセダン(BC)に違和感を感じる管理人…むむっ。
その実態は、OEMによりいすゞディーラーで販売されていたアスカCXでした。
80年代後半から2000年初頭までスバルといすゞは蜜月で、合弁で北米に生産工場(SIA)を作ったり、スバルディーラーでもビッグホーンを売ったりしてましたね。
湘南ナンバーだったので、持ち主はいすゞの社員か関係者の方でしょうか…。
VWのタイプ2、21ウィンドー。
そこにあるだけで気分は西海岸…。
サンルームのような開放的な室内。
夏は暑そうですが、全ての窓を開け放って走れば風通しは良さそう。
コスモAP。これもチェイサー同様に中学生の頃に出たクルマ。
当時から気になっていたことがあり、思い切って持ち主の方に聞いてみました。
センターの小窓が開閉できるのかお聞きしたところ、「やってみてイイよ」とのありがたいお言葉。
ご厚意に甘えてレギュレータをクルクル回して開閉させていただきました。
動きはとてもスムーズで、フルオープンさせることもできます。
こういうところが開くと訳もなく嬉しくなる管理人。
また長年の疑問が氷解し、心から来て良かったと思った瞬間…。
コスモの小窓同様にいつかは見てみたい、やってみたいと思っているのがR30スカイライン(手前)のルーフアンテナの角度調整。
室内から操作出来るらしいのは知ってるんですが、周りにR30乗りがいなかったので実際に体験しないまま現在に至ります。
しばらくR30の周りで持ち主さんを待ってウロウロしてたんですが(爆)、結局お会いすることは叶いませんでした。
今後の課題ということで…(笑)。
このイベント、クルマの展示だけではなく業者さんの物販や個人の方のガレージセールなども盛んに行われており、そちらもとても楽しめました。
並べられた古いパーツがそれを必要とされている方の手に渡ればイベント開催の意義も高まろうというもの…。
幸か不幸か(笑)管理人は特に欲しいものはなかったので、お土産にステッカーを。
会場は大自然(田畑)のど真ん中にあり歩いていける距離に食堂やコンビニはないみたいですが、キッチンカーの出店が多くて食事には困りません。
お昼は秩父のカレー屋さんの巨大カレーパン(約23センチ!¥600 → イベント特価¥500)と厚切りベーコン串(¥300)を美味しくいただきました。
食べ切れるか心配だったカレーパンは見た目より脂っこくなく具もたっぷりで、ペロリとイケちゃいました。
このイベント、規模もさることながら内容的にも濃いし自宅からもそう遠くなく、会場もゆったり快適なのでリピート決定です(笑)。
スズキのX-90をこんな近くで拝める機会も中々ありません。
(あ、スズキ歴史館にあったな…)
会場を出た後は、久しぶりに川越方面のお店のチェックに向かいます。
複数のホビー系リサイクルショップは成果なしでしたが、老舗の有名トイガンショップで型落ちのメカニクスの新品グローブが半額以下だったので冬に向けてゲット。
更に中古ホルスター箱から、MGCのローカットホルスター(ロングスライド用)を2.5Kで…、さすが老舗です。
同じ日にやはり埼玉県内の「ところざわ自動車学校」でもクルマイベント「第25回 クラシックカーフェスティバル in ところざわ」が開催されたそう。
去年は両イベントは一週間の間をおいて開催されたようで、管理人は所沢の方に出向きましたが大雨にも拘らず結構賑わってました。
今回、何かの事情で重なってしまったんでしょうけど、出展車や見学人も分散してしまうし、ちょっと勿体ない話ですね。
まあ、気合の入った見学人の方はハシゴしちゃうんでしょうけど…(両会場間は車で40分/33Km程)。
画像は去年の所沢の様子(非常に寒かったです…)。
主催は川島町で、鉄道がない町内での主な交通手段であるクルマたちにもっと親しんでもらおうと云う趣旨のよう。
ちなみに川島の読みは「かわじま」だそうで、初めて知りました…。
規模的に関東有数の旧車イベントとのことで、今年で4回目だそうですが迂闊にも存在を知ったのはつい最近でした。
川島町は川越の隣なので、日曜日の朝ならば自宅からクルマで1時間程度で到着。
会場は川島町の公共施設が集まった敷地内の駐車場で、それなりの広さが確保されています。
また施設内も一部開放されており、トイレや一休みするベンチにも困りません。
当日は急な国政選挙のために期日前投票所が会場内に設けられていたため、イベント見学以外の目的で町民の方々もおいでになっていたようです。
選挙当日とカチ合っていたらイベント開催は無理だったかもしれません。
前日は雨でしたが、当日はスカっとした秋晴れに恵まれました。
参加車には一応テーマが設けられており、2000年(H12年)以前に生産されたクルマやバイクだそうです。
展示は概ねメーカーやブランドごとに系統立てて並べてありました。
管理人が中学生の時に出たチェイサーのハードトップ、純正オプションのアルミホイール付き。
このトヨタ純正の14インチアルミホイールはカッコ良くて好きでした。
耐久性の問題か、旧車はホイールまでオリジナルって意外と少ないんですよね。
濃~い雰囲気が漂うスバルな一画(笑)。
しかし何の変哲もない手前の初代レガシィセダン(BC)に違和感を感じる管理人…むむっ。
その実態は、OEMによりいすゞディーラーで販売されていたアスカCXでした。
80年代後半から2000年初頭までスバルといすゞは蜜月で、合弁で北米に生産工場(SIA)を作ったり、スバルディーラーでもビッグホーンを売ったりしてましたね。
湘南ナンバーだったので、持ち主はいすゞの社員か関係者の方でしょうか…。
VWのタイプ2、21ウィンドー。
そこにあるだけで気分は西海岸…。
サンルームのような開放的な室内。
夏は暑そうですが、全ての窓を開け放って走れば風通しは良さそう。
コスモAP。これもチェイサー同様に中学生の頃に出たクルマ。
当時から気になっていたことがあり、思い切って持ち主の方に聞いてみました。
センターの小窓が開閉できるのかお聞きしたところ、「やってみてイイよ」とのありがたいお言葉。
ご厚意に甘えてレギュレータをクルクル回して開閉させていただきました。
動きはとてもスムーズで、フルオープンさせることもできます。
こういうところが開くと訳もなく嬉しくなる管理人。
また長年の疑問が氷解し、心から来て良かったと思った瞬間…。
コスモの小窓同様にいつかは見てみたい、やってみたいと思っているのがR30スカイライン(手前)のルーフアンテナの角度調整。
室内から操作出来るらしいのは知ってるんですが、周りにR30乗りがいなかったので実際に体験しないまま現在に至ります。
しばらくR30の周りで持ち主さんを待ってウロウロしてたんですが(爆)、結局お会いすることは叶いませんでした。
今後の課題ということで…(笑)。
このイベント、クルマの展示だけではなく業者さんの物販や個人の方のガレージセールなども盛んに行われており、そちらもとても楽しめました。
並べられた古いパーツがそれを必要とされている方の手に渡ればイベント開催の意義も高まろうというもの…。
幸か不幸か(笑)管理人は特に欲しいものはなかったので、お土産にステッカーを。
会場は大自然(田畑)のど真ん中にあり歩いていける距離に食堂やコンビニはないみたいですが、キッチンカーの出店が多くて食事には困りません。
お昼は秩父のカレー屋さんの巨大カレーパン(約23センチ!
食べ切れるか心配だったカレーパンは見た目より脂っこくなく具もたっぷりで、ペロリとイケちゃいました。
このイベント、規模もさることながら内容的にも濃いし自宅からもそう遠くなく、会場もゆったり快適なのでリピート決定です(笑)。
スズキのX-90をこんな近くで拝める機会も中々ありません。
(あ、スズキ歴史館にあったな…)
会場を出た後は、久しぶりに川越方面のお店のチェックに向かいます。
複数のホビー系リサイクルショップは成果なしでしたが、老舗の有名トイガンショップで型落ちのメカニクスの新品グローブが半額以下だったので冬に向けてゲット。
更に中古ホルスター箱から、MGCのローカットホルスター(ロングスライド用)を2.5Kで…、さすが老舗です。
同じ日にやはり埼玉県内の「ところざわ自動車学校」でもクルマイベント「第25回 クラシックカーフェスティバル in ところざわ」が開催されたそう。
去年は両イベントは一週間の間をおいて開催されたようで、管理人は所沢の方に出向きましたが大雨にも拘らず結構賑わってました。
今回、何かの事情で重なってしまったんでしょうけど、出展車や見学人も分散してしまうし、ちょっと勿体ない話ですね。
まあ、気合の入った見学人の方はハシゴしちゃうんでしょうけど…(両会場間は車で40分/33Km程)。
画像は去年の所沢の様子(非常に寒かったです…)。
2024年11月01日
ウマレックスガスガン HK416A5 エイジングカスタム 前編
ウマレックス(製造元はVFC)のガスガン、HK416A5 エイジングカスタムの前編です。
中古トイガンWeb店舗にて購入。
前オーナーによりカモフラージュ塗装と研磨によるエイジング加工が施されており、商品写真では良く出来ているように見えたのでそれを承知で購入。
見た目が小汚い(笑)からかVFCモノとしてはかなり安めの値付けだったし、豪華なおまけも多数付いてきたので飛び付いた次第。
スペアマグやガイズリータイプのM-LOKハンドガード、WARCOMPハイダーなども同梱されていて非常にお買い得でした。
ガイズリーは気が向いたら取り付けましょうかね。
激重のボルトキャリアがハードなリコイルショックを生みます。
実銃も奏でる"バイーン"と云うリコイルスプリング音もリアル。
レシーバー同士のガタ取りをすると云う触れ込みの、アキュ・ウエッジなるゴムの小片をロアレシーバー後端に仕込みました。
必要な大きさにカットして使用します。
手で押し出せていたテイクダウンピンが、押し出せない程固くなったので効いているようです。
見た目の小汚さに反して本体の程度はとても良好。
実のところ、家で開封してそのリアルなエイジング加工に少なからずショックを受けました(笑)。
エグい使用感だったんで…。
よーく目を凝らすと塗装や研磨加工により使用感を演出しているのが分かります。
砂漠地帯に派遣された部隊で応急的に吹いたカモ塗装が、連日の酷使やメンテで退色したという設定でしょうかね。
そんなストーリーが自然と頭に浮かびます。
各部のエイジングは非常に説得力があり、エッジ部なども丁重に研磨加工されています。
HK416のマーキングは刻印ではなくタンポ印刷ですが、塗り潰さないようにその部分を避けてカモ塗装されているのも嬉しい配慮。
ただし研磨により現われた金属地肌が白すぎてちょっと安っぽく見えたので、その部分はアルミブラックを塗り込んでトーンを落ち着かせました。
画像はデフォルト(アルミブラックを塗る前)の状態です。
ハンドガードはエッジ部のチッピング(微細な傷)により使い込んだ感が演出されています。
A5特有のスリムラインストックも頬付けする部分のカモ塗装の剥がれを表現。
以前どこかのイベントで買ったナイツタイプのQDサプレッサーと専用フラッシュハイダーを投入。
このサプレッサーも、前オーナーにより現地のオペレーターが鼻歌交じりでラフにスプレーしたような表現がされています。
先端はカーボンで燻された感じにウェザリング。
オプティカルサイトは行き付けのミリタリー系リサイクルショップに3K均一で並べられていたジャンク品(点灯はしました)の中から小傷ありのEotech EXPS3タイプをチョイス。
それをコンクリートに軽く擦って大傷を付けて(汗)使用感マシ。
ジャンク品だからできる荒業ですね。
エイミングデバイスは、やはり3Kでイベントで買ったB級品のAN/PEQ-15レプリカ(LED点灯のみ)をウォッシングにくぐらせてエイジング処理したもの。
フォアグリップは昔買ったマグプルPTSのAFGを引っぱり出して再度のご奉公。
全体的にKeyModやM-LOKが主流になる前の、少し古めのセットアップですかね。
ちょっと歴戦の古強者的なイメージで。
物足りなかったので追加でカーキを吹きました…。
後編に続きます。
中古トイガンWeb店舗にて購入。
前オーナーによりカモフラージュ塗装と研磨によるエイジング加工が施されており、商品写真では良く出来ているように見えたのでそれを承知で購入。
見た目が小汚い(笑)からかVFCモノとしてはかなり安めの値付けだったし、豪華なおまけも多数付いてきたので飛び付いた次第。
スペアマグやガイズリータイプのM-LOKハンドガード、WARCOMPハイダーなども同梱されていて非常にお買い得でした。
ガイズリーは気が向いたら取り付けましょうかね。
激重のボルトキャリアがハードなリコイルショックを生みます。
実銃も奏でる"バイーン"と云うリコイルスプリング音もリアル。
レシーバー同士のガタ取りをすると云う触れ込みの、アキュ・ウエッジなるゴムの小片をロアレシーバー後端に仕込みました。
必要な大きさにカットして使用します。
手で押し出せていたテイクダウンピンが、押し出せない程固くなったので効いているようです。
見た目の小汚さに反して本体の程度はとても良好。
実のところ、家で開封してそのリアルなエイジング加工に少なからずショックを受けました(笑)。
エグい使用感だったんで…。
よーく目を凝らすと塗装や研磨加工により使用感を演出しているのが分かります。
砂漠地帯に派遣された部隊で応急的に吹いたカモ塗装が、連日の酷使やメンテで退色したという設定でしょうかね。
そんなストーリーが自然と頭に浮かびます。
各部のエイジングは非常に説得力があり、エッジ部なども丁重に研磨加工されています。
HK416のマーキングは刻印ではなくタンポ印刷ですが、塗り潰さないようにその部分を避けてカモ塗装されているのも嬉しい配慮。
ただし研磨により現われた金属地肌が白すぎてちょっと安っぽく見えたので、その部分はアルミブラックを塗り込んでトーンを落ち着かせました。
画像はデフォルト(アルミブラックを塗る前)の状態です。
ハンドガードはエッジ部のチッピング(微細な傷)により使い込んだ感が演出されています。
A5特有のスリムラインストックも頬付けする部分のカモ塗装の剥がれを表現。
以前どこかのイベントで買ったナイツタイプのQDサプレッサーと専用フラッシュハイダーを投入。
このサプレッサーも、前オーナーにより現地のオペレーターが鼻歌交じりでラフにスプレーしたような表現がされています。
先端はカーボンで燻された感じにウェザリング。
オプティカルサイトは行き付けのミリタリー系リサイクルショップに3K均一で並べられていたジャンク品(点灯はしました)の中から小傷ありのEotech EXPS3タイプをチョイス。
それをコンクリートに軽く擦って大傷を付けて(汗)使用感マシ。
ジャンク品だからできる荒業ですね。
エイミングデバイスは、やはり3Kでイベントで買ったB級品のAN/PEQ-15レプリカ(LED点灯のみ)をウォッシングにくぐらせてエイジング処理したもの。
フォアグリップは昔買ったマグプルPTSのAFGを引っぱり出して再度のご奉公。
全体的にKeyModやM-LOKが主流になる前の、少し古めのセットアップですかね。
ちょっと歴戦の古強者的なイメージで。
物足りなかったので追加でカーキを吹きました…。
後編に続きます。
2024年10月19日
乗ってみた!ホンダ シビックRS
一部の車好きおじさんに話題のホンダ シビックRSに乗ってきました。
マイナーチェンジのタイミングで、従来も設定されていたMT車が専用グレードのRSとなって独立。
結論から云えば妙な電動制御が掛かっていない、昭和のクルマ的な素直さを持つ街乗りサイコーなクルマに仕上がっていました。
足回りはRS専用のセッティングで、標準車より5mmローダウンされ、ちょっと硬めのスッキリした乗り味。
1.5リッター ガソリンターボのエンジンフィールも、フライホイールの軽量化により従来比で吹け上がりや回転落ちの速さを向上させておじさんたちの心を鷲掴み。
ダッシュボードも大仰な曲面やうねりなどもなく、落ち着いた佇まいです。
シフトフィールはショートストロークかつ節度感のある味付けで、高めのシフトノブ位置も含めてトヨタMR2を想わせるところが泣かせます。
しかし、シフト操作が重めの割にはクラッチがやたらと軽く、そのバランスに違和感を覚えたのが数少ない気になった点。
途中渋滞にハマったもののクラッチ自体は扱い易く、少し年下のセールスさんと古いホンダ車やバイクの話で盛り上がりながら渋滞中も退屈しませんでした。
価格は400万円を少し超えますが、装備内容を考慮するとリーズナブルかも…。
ちなみにそのセールスさんはRSを3~4台売ったそうですが、お客さん全員がおじさん世代(4~60台の男性)だそうです。
おじさん達がホンダに期待するアレコレを見事に具現化したクルマだったってことですかね。
そんなおじさんホイホイなRSですが、引き合いも多いようで納車は早くても来年4月以降だとか…。
スタイリングもインテリア同様に奇をてらわず、基本に忠実で良い意味でややクラシカル。
今どきのCセグ車にしては直線基調かつAピラーも立ち気味で、視界も良好です。
ただプレーンではあるものの、最近のホンダらしく新鮮味が薄いデザインと云う印象(個人の感想です…)。
昨今のホンダデザインは、一時の〇ンダムチックから昔のようなプレーンなテイストに回帰しました。
しかしシビックに限らず、プレーン=退屈になってしまっているのは何とも残念(個人の感想ですよ~)。
以前のようなシンプルな中にもキラリと光るものがあったホンダデザインが戻りますように…。
むか~し2世代目のスーパーシビックに乗っていましたが、RSのシンプルかつ軽快でクルマが手の内にある感じはシビックの血統を色濃く継いでいると感じます。
考えるとMT専用チューンで、街乗りサイコー&ファミリー使いにもOKなCセグ車って現時点でオンリーワンですよね。
もしこのクルマが成功すればホンダは新たな金脈を掘り当てたと云えるし、そうなることを心から祈る管理人でした。
試乗後、例によって20年ものの愛車に嫌気がさしたら困ると思いつつ家路につきますが、しっかり感も街乗りサイコー感もまったく負ける気がしなかったのは良かったです。
(去年ゴム系を全取っ替えしたのが功奏?)
買ってから一度も重いと思ったことのないクラッチだけは、超重く感じてしまいましたが…。
マイナーチェンジのタイミングで、従来も設定されていたMT車が専用グレードのRSとなって独立。
結論から云えば妙な電動制御が掛かっていない、昭和のクルマ的な素直さを持つ街乗りサイコーなクルマに仕上がっていました。
足回りはRS専用のセッティングで、標準車より5mmローダウンされ、ちょっと硬めのスッキリした乗り味。
1.5リッター ガソリンターボのエンジンフィールも、フライホイールの軽量化により従来比で吹け上がりや回転落ちの速さを向上させておじさんたちの心を鷲掴み。
ダッシュボードも大仰な曲面やうねりなどもなく、落ち着いた佇まいです。
シフトフィールはショートストロークかつ節度感のある味付けで、高めのシフトノブ位置も含めてトヨタMR2を想わせるところが泣かせます。
しかし、シフト操作が重めの割にはクラッチがやたらと軽く、そのバランスに違和感を覚えたのが数少ない気になった点。
途中渋滞にハマったもののクラッチ自体は扱い易く、少し年下のセールスさんと古いホンダ車やバイクの話で盛り上がりながら渋滞中も退屈しませんでした。
価格は400万円を少し超えますが、装備内容を考慮するとリーズナブルかも…。
ちなみにそのセールスさんはRSを3~4台売ったそうですが、お客さん全員がおじさん世代(4~60台の男性)だそうです。
おじさん達がホンダに期待するアレコレを見事に具現化したクルマだったってことですかね。
そんなおじさんホイホイなRSですが、引き合いも多いようで納車は早くても来年4月以降だとか…。
スタイリングもインテリア同様に奇をてらわず、基本に忠実で良い意味でややクラシカル。
今どきのCセグ車にしては直線基調かつAピラーも立ち気味で、視界も良好です。
ただプレーンではあるものの、最近のホンダらしく新鮮味が薄いデザインと云う印象(個人の感想です…)。
昨今のホンダデザインは、一時の〇ンダムチックから昔のようなプレーンなテイストに回帰しました。
しかしシビックに限らず、プレーン=退屈になってしまっているのは何とも残念(個人の感想ですよ~)。
以前のようなシンプルな中にもキラリと光るものがあったホンダデザインが戻りますように…。
むか~し2世代目のスーパーシビックに乗っていましたが、RSのシンプルかつ軽快でクルマが手の内にある感じはシビックの血統を色濃く継いでいると感じます。
考えるとMT専用チューンで、街乗りサイコー&ファミリー使いにもOKなCセグ車って現時点でオンリーワンですよね。
もしこのクルマが成功すればホンダは新たな金脈を掘り当てたと云えるし、そうなることを心から祈る管理人でした。
試乗後、例によって20年ものの愛車に嫌気がさしたら困ると思いつつ家路につきますが、しっかり感も街乗りサイコー感もまったく負ける気がしなかったのは良かったです。
(去年ゴム系を全取っ替えしたのが功奏?)
買ってから一度も重いと思ったことのないクラッチだけは、超重く感じてしまいましたが…。
2024年10月10日
虫干しホルスターズ Part 13
際限なく増殖するホルスターに対処するため、ショルダー類はハンガーに吊り、その上にコートを被せて素知らぬふりしてクローゼットに忍ばせてます…。
(よい子は絶対にマネしないでね)
Part 12はこちら。
去年の4月に仙台に行った際に訪れたホビーショップノダヤ(その半年後にまさかの廃業…泣)の中古ホルスターBOXで見つけたインサイドウエストバンド。
サブコンパクトガバ対応のエイカーD.E.A. IWBホルスターです。
このプロっぽくて見目麗しいヤツが2K+税。
適度に使い込んだ感じもグーッ(死語)。
ロックシステムのないレベル1ホルスターなのでもちろんリテンション調整可能。
銃が身体に直接触れないようシャツシールドでフルカバーされるので、長時間のキャリーも快適そう。
お次はメルカリで2.7Kで購入したMGC製のMP5クルツ用ショルダーホルスター。
約30年ほど前の製品ですが、個人の方が大切にコレクションされていたようで程度は極上。
1992年度版のMGCカタログに掲載されています。
商品名は「MP5Kシステムホルスター・セット」で、定価は¥6800。
カタログ写真では本体を左に吊るクロスドローのセットアップになっていますが、購入した物は右に吊る「スリーオクロック ポジション」に変えられていました。
このホルスターの場合それもアリだと思います。
チョート(Choate)ストック付きのMP5PDW仕様(マルゼンガスガン)はちゃんと収められるか不安でしたが、杞憂でした。
それどころかドットサイトが装着されていてもシレっと受け入れてしまう懐の深さ。
装着はフォアグリップ部を鉄板入りのフックで抑え、ベルクロ付きのストラップを巻いて銃を固定。
これでほぼガタ付きなしで固定されますが、ドローは多少手間取りますね。
裏にもベルクロ付きのストラップがあります。
カタログによると、ハーネスから外して単品状態でこのストラップをウエストベルトに通せば、ヒップホルスターとして運用できるそう。
材質がバリスティックナイロンにも拘らず非常に剛性感に富んでおり、ペラペラ感が微塵もないところがこの頃のMGCらしいです。
強度的にはスチール製のVFCクルツをブチ込んでも問題ないと思いますが、安定させるためのカウンターウェイトとしてマグポーチに30連マガジンx3本は必須かと。
かなり両肩にズッシリ来そう(笑)。
もしかして…、と思って試しに入れてみたステアーTMP(KSCガスガン)も、想像以上のフィットっぷり。
むしろクルツより収まりが良いかも。
これなら似たようなレイアウトのHK MP7もイケるのではないかと…。
(KSCのMP7は手放してしまったので未確認)
古い製品にも関わらず意外と汎用性も高く、楽しいアクセサリーです。
ホビー系のリサイクルショップで2KだったMGC純正のヒップホルスター。
1987年のMGCカタログに掲載があり、商品名は「ローカット ガバメントヒップ(ストロングサイド)」です。
定価は4.8Kとあり意外と高価ですが、それだけに革は分厚く造りは非常にしっかりしています。
フォワードレイクのレベル1ホルスターで、基本的に競技用ですかね。
クロスドローも具合が良さそう。
最後はホルスターではありませんが、コンドル(CONDOR)のチェストリグ、モジュラー オペレーター プレート キャリア(MOPC) Gen. II 。
購入時、リグ本体の前後左右が隙間なくアクセサリーで埋め尽くされていました。
(マガジンは管理人の私物です)
装備品には全く疎い管理人(リグの前後すら分からなかった…)が、行き付けのホビー系リサイクルショップの装備品類が雑多にブチ込まれていたケースから拾い上げた一品。
サバゲ―で使い倒されたようなヨレヨレの装備品群の中で光輝いていたMOPCは、まさに掃き溜めに鶴でした。
持ち上げて値段を確かめると、素人にも分かるぐらいにアクセサリー満載でずっしりと重いのに3K+税。
どんなに目を凝らしてもリグにはまったく使用感がなく、それはアクセサリー類も同様。
アクセサリーの内訳はダミープレートx2、マグポーチx5、ラジオポーチ、グレネードポーチ、ワッペンx2、ダンプポーチx2など。
興味本位でリグ本体とアクセサリー類のネット実売価格を調べたところ、総額50K超えていました。
お店の人、値付けミスったとしか思えない…。
ラジオポーチは水筒入れに活用、グレネードポーチはおにぎり用のキャリアにでもしますかね。
そのままだとあまりに重くて嵩張るのでアクセサリー類は全て外し、一旦素の状態に戻しました。
ゲームする訳でもないんで、今後は必要最小限(シューティングバー用?)のセットアップにする予定。
(よい子は絶対にマネしないでね)
Part 12はこちら。
去年の4月に仙台に行った際に訪れたホビーショップノダヤ(その半年後にまさかの廃業…泣)の中古ホルスターBOXで見つけたインサイドウエストバンド。
サブコンパクトガバ対応のエイカーD.E.A. IWBホルスターです。
このプロっぽくて見目麗しいヤツが2K+税。
適度に使い込んだ感じもグーッ(死語)。
ロックシステムのないレベル1ホルスターなのでもちろんリテンション調整可能。
銃が身体に直接触れないようシャツシールドでフルカバーされるので、長時間のキャリーも快適そう。
お次はメルカリで2.7Kで購入したMGC製のMP5クルツ用ショルダーホルスター。
約30年ほど前の製品ですが、個人の方が大切にコレクションされていたようで程度は極上。
1992年度版のMGCカタログに掲載されています。
商品名は「MP5Kシステムホルスター・セット」で、定価は¥6800。
カタログ写真では本体を左に吊るクロスドローのセットアップになっていますが、購入した物は右に吊る「スリーオクロック ポジション」に変えられていました。
このホルスターの場合それもアリだと思います。
チョート(Choate)ストック付きのMP5PDW仕様(マルゼンガスガン)はちゃんと収められるか不安でしたが、杞憂でした。
それどころかドットサイトが装着されていてもシレっと受け入れてしまう懐の深さ。
装着はフォアグリップ部を鉄板入りのフックで抑え、ベルクロ付きのストラップを巻いて銃を固定。
これでほぼガタ付きなしで固定されますが、ドローは多少手間取りますね。
裏にもベルクロ付きのストラップがあります。
カタログによると、ハーネスから外して単品状態でこのストラップをウエストベルトに通せば、ヒップホルスターとして運用できるそう。
材質がバリスティックナイロンにも拘らず非常に剛性感に富んでおり、ペラペラ感が微塵もないところがこの頃のMGCらしいです。
強度的にはスチール製のVFCクルツをブチ込んでも問題ないと思いますが、安定させるためのカウンターウェイトとしてマグポーチに30連マガジンx3本は必須かと。
かなり両肩にズッシリ来そう(笑)。
もしかして…、と思って試しに入れてみたステアーTMP(KSCガスガン)も、想像以上のフィットっぷり。
むしろクルツより収まりが良いかも。
これなら似たようなレイアウトのHK MP7もイケるのではないかと…。
(KSCのMP7は手放してしまったので未確認)
古い製品にも関わらず意外と汎用性も高く、楽しいアクセサリーです。
ホビー系のリサイクルショップで2KだったMGC純正のヒップホルスター。
1987年のMGCカタログに掲載があり、商品名は「ローカット ガバメントヒップ(ストロングサイド)」です。
定価は4.8Kとあり意外と高価ですが、それだけに革は分厚く造りは非常にしっかりしています。
フォワードレイクのレベル1ホルスターで、基本的に競技用ですかね。
クロスドローも具合が良さそう。
最後はホルスターではありませんが、コンドル(CONDOR)のチェストリグ、モジュラー オペレーター プレート キャリア(MOPC) Gen. II 。
購入時、リグ本体の前後左右が隙間なくアクセサリーで埋め尽くされていました。
(マガジンは管理人の私物です)
装備品には全く疎い管理人(リグの前後すら分からなかった…)が、行き付けのホビー系リサイクルショップの装備品類が雑多にブチ込まれていたケースから拾い上げた一品。
サバゲ―で使い倒されたようなヨレヨレの装備品群の中で光輝いていたMOPCは、まさに掃き溜めに鶴でした。
持ち上げて値段を確かめると、素人にも分かるぐらいにアクセサリー満載でずっしりと重いのに3K+税。
どんなに目を凝らしてもリグにはまったく使用感がなく、それはアクセサリー類も同様。
アクセサリーの内訳はダミープレートx2、マグポーチx5、ラジオポーチ、グレネードポーチ、ワッペンx2、ダンプポーチx2など。
興味本位でリグ本体とアクセサリー類のネット実売価格を調べたところ、総額50K超えていました。
お店の人、値付けミスったとしか思えない…。
ラジオポーチは水筒入れに活用、グレネードポーチはおにぎり用のキャリアにでもしますかね。
そのままだとあまりに重くて嵩張るのでアクセサリー類は全て外し、一旦素の状態に戻しました。
ゲームする訳でもないんで、今後は必要最小限(シューティングバー用?)のセットアップにする予定。
2024年10月01日
コクサイモデルガン S&W M10 2インチ オールドモデル メガヘビーウエイト
コクサイのモデルガン、S&W M10 2インチ オールドモデル メガヘビーウエイト(MHW)です。
今年4月のBHで購入。
この画像は箱出しの状態で、M10のオールドモデル(以下アーリーM10)に相応しいエイジング感が表現されたなかなか味わい深い仕上げです。
しかし数ヵ所気になる点があったので、修正ついでに再仕上げしました。
MHWシリーズは材質はもちろん無垢の真鍮カートリッジや金属サイドパネル、グリップウエイトでも重さを稼いでいて手に取ると意外な程ズッシリ感じます。
画像は仕上げ直し後ですが、グリップをウエイトなしの木製に変えてしまっているのでデフォルトより30gほど軽くなってしまっています。
仕上げ直しついでに刻印を打ち直し。
右側のデフォルトの刻印は埋めて、"MADE IN USA"に再刻印。
S&Wモノグラムに類する刻印もオミットされていたので、これ幸いとスモールタイプを左側に入れてもらいました。
あとリアサイト廻りのフレーム角はもうちょっと丸みを帯びているイメージなので、削ってラウンド形状に。
(画像は削る前の状態)
もう少し大胆に丸めても良かったかも…。
写真はTOSHIさんのアーリーM10 (5スクリュー)です。
重さが売りだけに、HW製プラグリップ内にもコストを掛けてウエイトが仕込まれています。
グリップ表面も水圧転写でウッド感を醸し出しているものの…。
さすがに味気ないので、手持ちのスクエアバット用の木グリを3つほど引っぱり出してきました。
一つ目はS&W純正でボトムがスクエアなタイプ。
形状的に純正置換となりカッコいいのですが、デフォルトのプラグリより30gほど軽くなってしまいます。
二つ目、アルタモント製のウッドマイカルタ。
ギュっと引き締まっていて、握った感じが最も心地良いです。
ウッドマイカルタは木質が圧縮されているからか、他の木グリより15gぐらい重くなります。
最後はハートフォード製のボトムがラウンドしたタイプ。
HWSのM15に付いていた物で、少し太めですが良い出来です。
ボトムのラウンド処理がスナブノーズとの相性が最も良いと感じたのでこれに決めました。
ストレインスクリューがプラスねじ(ありえない…)だったので。
コクサイのM28から外してホカしたままになっていたテイラーのグリップアダプターで隠しました。
Nフレーム用だとばかり思っていましたが、Kフレにも問題なくジャストフィット。
カートリッジは2種類同梱されており、上は発火タイプ(108g/6発)、下は無垢の真鍮削り出しタイプ(119g/6発)。
無垢の方は重量稼ぎ用と思ってたんですが、発火タイプに比べて意外と重量に差がありません。
でも両方とも形状はリアルだし、ヘッドにもきちんと.38SPECIALとスタンプされています。
シリンダーがしっかりと38スペシャル用に短くなっているのは嬉しいポイント。
それに伴って延長された金属製のフォーシングコーンに激萌えする管理人…、しかし。
残念なことにバレルにテーパーがまったく掛ってなく、単純なストレートのブルバレルになってしまっています。
クラシカルなテーパードバレルはアーリーM10の萌えポイントなのに…。
ハンマーノーズを整形したんですが、ちょっと短くし過ぎちゃったみたい…。
トリガーとハンマーは綺麗な黒めっき仕上げで綺麗だったんですが、そのままではやはり味気ない。
なので表面の黒めっきだけを剥離して、下地のニッケルめっきにケースハードン風のブルーイングを施しました。
コクサイリボルバー特有の、トリガーとハンマーに掛った強固なめっきはいつも悩みのタネです。
3スクリューかつ、古臭い半月型フロントサイトのアーリーM10って実銃ではレアみたいで画像検索でもあまりヒットしません。
多分、短い期間で新型の3スクリュー(下、コクサイ金属M10)に移行してしまった過渡期のモデルだったんでしょうね。
中途半端に古臭いコクサイのアーリーM10ですが、やはり古臭いコクサイ純正の革ホルスターや70年代感炸裂のデイドのスピードローダーはバッチリ似合います(笑)。
今年4月のBHで購入。
この画像は箱出しの状態で、M10のオールドモデル(以下アーリーM10)に相応しいエイジング感が表現されたなかなか味わい深い仕上げです。
しかし数ヵ所気になる点があったので、修正ついでに再仕上げしました。
MHWシリーズは材質はもちろん無垢の真鍮カートリッジや金属サイドパネル、グリップウエイトでも重さを稼いでいて手に取ると意外な程ズッシリ感じます。
画像は仕上げ直し後ですが、グリップをウエイトなしの木製に変えてしまっているのでデフォルトより30gほど軽くなってしまっています。
仕上げ直しついでに刻印を打ち直し。
右側のデフォルトの刻印は埋めて、"MADE IN USA"に再刻印。
S&Wモノグラムに類する刻印もオミットされていたので、これ幸いとスモールタイプを左側に入れてもらいました。
あとリアサイト廻りのフレーム角はもうちょっと丸みを帯びているイメージなので、削ってラウンド形状に。
(画像は削る前の状態)
もう少し大胆に丸めても良かったかも…。
写真はTOSHIさんのアーリーM10 (5スクリュー)です。
重さが売りだけに、HW製プラグリップ内にもコストを掛けてウエイトが仕込まれています。
グリップ表面も水圧転写でウッド感を醸し出しているものの…。
さすがに味気ないので、手持ちのスクエアバット用の木グリを3つほど引っぱり出してきました。
一つ目はS&W純正でボトムがスクエアなタイプ。
形状的に純正置換となりカッコいいのですが、デフォルトのプラグリより30gほど軽くなってしまいます。
二つ目、アルタモント製のウッドマイカルタ。
ギュっと引き締まっていて、握った感じが最も心地良いです。
ウッドマイカルタは木質が圧縮されているからか、他の木グリより15gぐらい重くなります。
最後はハートフォード製のボトムがラウンドしたタイプ。
HWSのM15に付いていた物で、少し太めですが良い出来です。
ボトムのラウンド処理がスナブノーズとの相性が最も良いと感じたのでこれに決めました。
ストレインスクリューがプラスねじ(ありえない…)だったので。
コクサイのM28から外してホカしたままになっていたテイラーのグリップアダプターで隠しました。
Nフレーム用だとばかり思っていましたが、Kフレにも問題なくジャストフィット。
カートリッジは2種類同梱されており、上は発火タイプ(108g/6発)、下は無垢の真鍮削り出しタイプ(119g/6発)。
無垢の方は重量稼ぎ用と思ってたんですが、発火タイプに比べて意外と重量に差がありません。
でも両方とも形状はリアルだし、ヘッドにもきちんと.38SPECIALとスタンプされています。
シリンダーがしっかりと38スペシャル用に短くなっているのは嬉しいポイント。
それに伴って延長された金属製のフォーシングコーンに激萌えする管理人…、しかし。
残念なことにバレルにテーパーがまったく掛ってなく、単純なストレートのブルバレルになってしまっています。
クラシカルなテーパードバレルはアーリーM10の萌えポイントなのに…。
ハンマーノーズを整形したんですが、ちょっと短くし過ぎちゃったみたい…。
トリガーとハンマーは綺麗な黒めっき仕上げで綺麗だったんですが、そのままではやはり味気ない。
なので表面の黒めっきだけを剥離して、下地のニッケルめっきにケースハードン風のブルーイングを施しました。
コクサイリボルバー特有の、トリガーとハンマーに掛った強固なめっきはいつも悩みのタネです。
3スクリューかつ、古臭い半月型フロントサイトのアーリーM10って実銃ではレアみたいで画像検索でもあまりヒットしません。
多分、短い期間で新型の3スクリュー(下、コクサイ金属M10)に移行してしまった過渡期のモデルだったんでしょうね。
中途半端に古臭いコクサイのアーリーM10ですが、やはり古臭いコクサイ純正の革ホルスターや70年代感炸裂のデイドのスピードローダーはバッチリ似合います(笑)。
2024年09月20日
対決!グロック18C Gen.3 ガスブローバック 東京マルイ vs. KSC
久々の対決!シリーズ、今回はグロック18C Gen.3 ガスブローバック、東京マルイ対KSCです。
世間一般ではGen.5が話題の昨今、いまさら感が半端ありません。
ガスブロハンドガンの記事自体、約二年ぶりだし…。
きっかけはKSCグロック18Cのメカが入っているマグプルPTSのFPGが調子悪いので、内部メカをマルイ18Cに置換えようと格安中古を購入したこと。
マガジンが3本付属していました。
購入したものの、管理人のスキルでは置換え不可能だったので(爆)オクで売り飛ばそうとしばらくホカしておりましたが…。
ある日ホビー系のリサイクルショップでマルイのフルサイズグロック用のリアル刻印フレーム(US仕様)を2K+税で発見。
サードピン(指先)も別部品(スチール)になっていたりする、なかなかリアルな一品。
メーカーはガーダーかと思ったんですが、ネット上の画像と比較すると違うみたい。
デフォルトのフレーム(下)は元々変な色に塗装されていたので交換して、ついでにスライド面出しとかしてるうちに気に入ってきちゃったんでオク行きは中止に。
KSCの18C(上)は発表早々の2001年頃、アメ横のマルゴーで購入した初期ロット品です。
(リアサイトは純正オプションのフルアジャスタブルタイプに変えています)
マルイ18Cの発売が2002年なので、当時はバチバチのライバル関係だったんでしょうね。
両方とも未だメーカーのWebカタログに載っていますが、KSCの方は売り切れ表示になっているので現在流通していないようです。
KSCグロック(上)の初期ロットフレームはABS製でリアル刻印なのが特徴。
マルイ(下)共々、メイドインオーストリアのUSバージョン刻印ですね。
せっかくなのでマガジンのベースパッドも全てリアル刻印タイプにすげ替えました。
グロックのバックストラップのデッドスペースを見るにつけ、ウェイトを仕込まずにはいられない管理人。
以前MGCグロックの純正ウェイトをカットした残りの下半分があったので、先端をやすりで整えてマルイ18Cに装着します。
(カットした上半分はスタークアームズのグロック17 Gen.4に仕込みました)
53g重くなりました。
KSC(左)の方は10数年前に仕込み済です。
マルイ(下)のスライド側面は結構ヒケていたので、気合を入れて平面出し。
しかし削っているうちに平面部が広くなってしまい、いささかグロックの精悍さが削がれてしまったかもしれません。
スライドストップのグルーブ(滑り止め)の表現などは、マルイがスジを入れているだけに対してKSC(上)の方は実銃同様にプレス加工しており手間がかかってますね。
上から見ると、マルイ(下)のスライドはKSCに比べて3mmほど幅広です。
マルイの旧世代のグロックは実物ホルスターではきついと云われていますが、ここら辺が原因ですね。
ご参考までにロングマグに20発ほどつめて4mから指切りフルオートで実射。
マルイの方が明らかに回転が速く、集弾性も良好です。
発売から20年過ぎても、未だ現役バリバリで流通している商品だけありますね。
そんな訳で、サイズ感も含めてリアル志向のKSC(右)、実射性能ではマルイと云う何のひねりもない結論に至りました。
世間一般ではGen.5が話題の昨今、いまさら感が半端ありません。
ガスブロハンドガンの記事自体、約二年ぶりだし…。
きっかけはKSCグロック18Cのメカが入っているマグプルPTSのFPGが調子悪いので、内部メカをマルイ18Cに置換えようと格安中古を購入したこと。
マガジンが3本付属していました。
購入したものの、管理人のスキルでは置換え不可能だったので(爆)オクで売り飛ばそうとしばらくホカしておりましたが…。
ある日ホビー系のリサイクルショップでマルイのフルサイズグロック用のリアル刻印フレーム(US仕様)を2K+税で発見。
サードピン(指先)も別部品(スチール)になっていたりする、なかなかリアルな一品。
メーカーはガーダーかと思ったんですが、ネット上の画像と比較すると違うみたい。
デフォルトのフレーム(下)は元々変な色に塗装されていたので交換して、ついでにスライド面出しとかしてるうちに気に入ってきちゃったんでオク行きは中止に。
KSCの18C(上)は発表早々の2001年頃、アメ横のマルゴーで購入した初期ロット品です。
(リアサイトは純正オプションのフルアジャスタブルタイプに変えています)
マルイ18Cの発売が2002年なので、当時はバチバチのライバル関係だったんでしょうね。
両方とも未だメーカーのWebカタログに載っていますが、KSCの方は売り切れ表示になっているので現在流通していないようです。
KSCグロック(上)の初期ロットフレームはABS製でリアル刻印なのが特徴。
マルイ(下)共々、メイドインオーストリアのUSバージョン刻印ですね。
せっかくなのでマガジンのベースパッドも全てリアル刻印タイプにすげ替えました。
グロックのバックストラップのデッドスペースを見るにつけ、ウェイトを仕込まずにはいられない管理人。
以前MGCグロックの純正ウェイトをカットした残りの下半分があったので、先端をやすりで整えてマルイ18Cに装着します。
(カットした上半分はスタークアームズのグロック17 Gen.4に仕込みました)
53g重くなりました。
KSC(左)の方は10数年前に仕込み済です。
マルイ(下)のスライド側面は結構ヒケていたので、気合を入れて平面出し。
しかし削っているうちに平面部が広くなってしまい、いささかグロックの精悍さが削がれてしまったかもしれません。
スライドストップのグルーブ(滑り止め)の表現などは、マルイがスジを入れているだけに対してKSC(上)の方は実銃同様にプレス加工しており手間がかかってますね。
上から見ると、マルイ(下)のスライドはKSCに比べて3mmほど幅広です。
マルイの旧世代のグロックは実物ホルスターではきついと云われていますが、ここら辺が原因ですね。
ご参考までにロングマグに20発ほどつめて4mから指切りフルオートで実射。
マルイの方が明らかに回転が速く、集弾性も良好です。
発売から20年過ぎても、未だ現役バリバリで流通している商品だけありますね。
そんな訳で、サイズ感も含めてリアル志向のKSC(右)、実射性能ではマルイと云う何のひねりもない結論に至りました。
2024年09月10日
コクサイモデルガン スピードコンプ
コクサイの金属モデルガン スピードコンプです。
その昔、APSカップ東京本大会の併設イベント、トイガンフェスタでメーカーの直売ブースで投げ売りしていたものを購入。
24Kめっき仕様でしたが、めっきがヤレてきたので筆めっきで金色化しました。
スピードコンプ(以下スピコン)の元ネタはイチローナガタ氏愛用のスチールチャレンジ用マッチガン「ツチノコ」です。
GUN誌の2004年9月号で、TOSHIさんが持ち主から直接借りて記事にしています。
グリップはTOSHIさんの私物に換えられており、トリガーとかハンマーの形状もコクサイのとずいぶん異なっていますね。
ボブチャウスペシャル同様に、完成後にも常にモデファイを加えられたのでしょうか。
実物のトリガーはセミワイドだし、デホーンドハンマーのシェイプも若干違います。
最初のレポートは80年代のコンバットマガジン誌に掲載されたらしく、読んでみたいので古本屋さんを巡っていますが未だに出会えていません。
ドットサイトはコクサイのシャノンが載っていたそうで、ゆる~く網を張っているんですがこちらも縁がありません。
シャノンは大口径のチューブタイプですが、レンズは前面しか入ってなかったらしいですね。
取り敢えず載せているノーベルアームズ シュアヒットMRSは、シャノンに対して圧倒的に小型ですが同等の機能を発揮します。
しかし、スピコンを金属で造ろうなんて企画が良く通りましたねぇ。
バレルフィンなんて超絶仕上げですが、さぞ手間が掛ったことでしょう…。
コンペンセイターなどもご覧の通りで、素晴らしい仕上がりです。
M65ベースにカスタムバレルを取り付けた為、S&W特有のシリンダー軸固定用ロッキングボルトは廃止されています。
代わりにクレーン上部に固定用ディテントとしてスチールボールが埋め込まれており、ここら辺はスマイソンと同じですね。
トリガーとサムピースはオリジナルにより近いと思われるガスガンのスピコンから移植しました。
トップマウントもデフォルトは黒染め仕上げですが、ガスガン用のシルバーと替えています。
その後、不憫なガスガンのスピコンは内部メカもM65 3インチFBIスペシャルに移植されてしまいました。
グリップは大昔に川越のお店で見つけたホーグのレジンタイプのモノグリップ。
カッチリとしたダブルアクションのスムーズさは、コクサイの金属製Kフレームの真骨頂。
シリンダーの回転と共に「キン」「キン」と2度奏でる澄んだ金属音が心に染みわたります。
(シリンダーがエンプティの時だけですが…)
その昔、APSカップ東京本大会の併設イベント、トイガンフェスタでメーカーの直売ブースで投げ売りしていたものを購入。
24Kめっき仕様でしたが、めっきがヤレてきたので筆めっきで金色化しました。
スピードコンプ(以下スピコン)の元ネタはイチローナガタ氏愛用のスチールチャレンジ用マッチガン「ツチノコ」です。
GUN誌の2004年9月号で、TOSHIさんが持ち主から直接借りて記事にしています。
グリップはTOSHIさんの私物に換えられており、トリガーとかハンマーの形状もコクサイのとずいぶん異なっていますね。
ボブチャウスペシャル同様に、完成後にも常にモデファイを加えられたのでしょうか。
実物のトリガーはセミワイドだし、デホーンドハンマーのシェイプも若干違います。
最初のレポートは80年代のコンバットマガジン誌に掲載されたらしく、読んでみたいので古本屋さんを巡っていますが未だに出会えていません。
ドットサイトはコクサイのシャノンが載っていたそうで、ゆる~く網を張っているんですがこちらも縁がありません。
シャノンは大口径のチューブタイプですが、レンズは前面しか入ってなかったらしいですね。
取り敢えず載せているノーベルアームズ シュアヒットMRSは、シャノンに対して圧倒的に小型ですが同等の機能を発揮します。
しかし、スピコンを金属で造ろうなんて企画が良く通りましたねぇ。
バレルフィンなんて超絶仕上げですが、さぞ手間が掛ったことでしょう…。
コンペンセイターなどもご覧の通りで、素晴らしい仕上がりです。
M65ベースにカスタムバレルを取り付けた為、S&W特有のシリンダー軸固定用ロッキングボルトは廃止されています。
代わりにクレーン上部に固定用ディテントとしてスチールボールが埋め込まれており、ここら辺はスマイソンと同じですね。
トリガーとサムピースはオリジナルにより近いと思われるガスガンのスピコンから移植しました。
トップマウントもデフォルトは黒染め仕上げですが、ガスガン用のシルバーと替えています。
その後、不憫なガスガンのスピコンは内部メカもM65 3インチFBIスペシャルに移植されてしまいました。
グリップは大昔に川越のお店で見つけたホーグのレジンタイプのモノグリップ。
カッチリとしたダブルアクションのスムーズさは、コクサイの金属製Kフレームの真骨頂。
シリンダーの回転と共に「キン」「キン」と2度奏でる澄んだ金属音が心に染みわたります。
(シリンダーがエンプティの時だけですが…)
2024年09月01日
ショウエイモデルガン MP44 ダミーカートモデル
ショウエイのモデルガン、MP44のダミーカートモデルです。
アサルトライフルの始祖を精密再現したショウエイのMP44は憧れで、いつかは手にしたい一品でした。
そんなある日、赤羽にある某店のWeb店舗で中古品を発見。
まあまあリーズナブルな価格だったので、状態を見るため店舗の方に赴きました。
以前は正月セールやホワイトホール(懐かしい…)とかに良く寄っていましたが、実際に訪れるのは本当に久しぶり。
お店は場所も含めていろいろと変わっており戸惑いましたが、お目当てのブツは程度も上々だったのでそのままお持ち帰りしました。
箱の意匠から製造から20年以上は経っている初期のロットだと思いますが、サビが無かったのは幸い。
グリップはプラ製で、イベントに出店していたショウエイの人に聞いたところ初期ロットの特長なんだそう。
実銃も初期はベークライト製で、後期になるとコストダウンで木製(トイガンと逆ですね)になったそうです。
ならばベークライト風に塗装しようと思ったんですが、形状が木グリを模しているので(ベークライト製とは微妙に形状が異なる)ダメでした。
8ミリクルツのクリップ付きダミーカートリッジが2セット同梱。
下のカートリッジは、10年ぐらい前にトルピードフェスタなるイベントのショウエイブースで1Kで購入していたアウトレット品です。
アウトレット品とは云え、ストリッパークリップのサイドのリブが3つタイプで、リブ2つの同梱の物よりリアルです。
金属部の仕上げは良好で、実銃ではプレス製のレシーバーを亜鉛合金でうまく表現し、スポット溶接跡など芸が細かいです。
先日Webサイト「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ を主宰されている方の無可動実銃のMP43/44を拝見する機会がありました。
それらと比べても、操作の手応えや剛性感なども含めてもかなりいい線行ってる印象です。
黒染めが少しマダラっぽくなっている個所があったので(それはそれでリアルだったんですが…)、下地仕上げをせずにGスミスSの黒鉄を軽く吹きました。
あまりキレイに下地を整えてしまうとMP44特有の荒々しさが失われてしまう気がしたので…。
スプレーを吹いてやると、繊細に再現されたスポット溶接跡や刻印がくっきりと浮かび上がってきました。
エジェクションポートカバーは、後年ARライフルに丸パクリされます。
手動による装填 / 排莢は快調そのもので、薬莢の飛びも小気味良し。
いろいろと弄ってみて感心するのは、アサルトライフルの元祖としていきなりの完成度の高さです。
ピン一本抜けば、フィールドストリップ可能な構造は現代のライフルと遜色ありません。
但し生産性を高めるためか、ロアレシーバーはかしめられ分解不可のブラックボックスになっていて不具合があった場合はASSY交換が前提みたいです。
ちなみにショウエイのMP44も実銃同様に分解できません。
マニュアルセフティ、セレクターやマグキャッチボタンなど然るべきものが然るべき位置にあるし、操作性も違和感なく良好。
セレクターはセフティレバーと独立したクロスボルトタイプ(画像はセミオート状態)です。
実際操作してみると、セレクター位置に関わらずセフティのオンオフが出来るって意外に使い勝手が良いと感じます。
サイトの位置も含めて全体のレイアウトも適切で、コスタ撃ちの構えもまったく問題ありません。
グリップ角度やボルトハンドル位置などのレイアウトも(何なら形状も)現役ライフルの代表格であるSCAR-L(WEガスガン)とそう大きくは違わない印象。
つべでフルオート射撃の動画を見ても、直銃床デザインのためかほとんどマズルライズがなくコントロール性も良さそう。
現在の多くのアサルトライフルはMP44を雛形としてなぞり、洗練させているだけとしか思えません。
着剣装置やクリーニングロッドをオミットしているのは潔いですが、そこら辺の取捨選択も含めて用兵側の要求も明瞭かつ的確だったと思われます。
そこら辺が頼りない国では、サブマシンガンに着剣装置とか付けちゃうんでしょうね。
加えて連射すればそれなりに過熱するであろうフォアグリップ部に、木材等の断熱材がすっぱりとオミットされている事も潔いです。
射撃時、サポートハンドはマガジンハウジングの根元をホールドする、今風に云えばマグウェルグリップ前提なんでしょうね。
MKb42(H)と云うベースはあったにせよ、数年のうちにMP44という実に洗練された成果物に昇華させてしまうのは流石ドイツ人の仕事です。
ちょっと興味があるのは、前世紀の遺物Kar98kライフルに変わってMP44を手渡された当時のドイツ軍将兵はどんな感想を抱いたんでしょうか?
戸惑いと共に「未来からやって来たアイテム」的な捉え方をした人もいたのでは…。
バレル上のガスチューブの先端に付いたねじ込み式キャップですが、先端がアンテナ状になっています。
叉銃に使うらしいですが、否応なしに未来的な(電波を飛ばしそうな…)雰囲気を醸し出している気が…。
GW中のVショーのショウエイブースで、ショートマガジンを購入。
実際に存在したものらしく、装弾数を減らして兵士の負担を減らしたり無駄弾を撃たせないようにしたものなんだとか。
まあ、なるべくセミオートで撃ってね…、ってコトなんでしょうけど。
いかついMP44が、ちょっとユーモラスな印象になります。
マガジンにダミーカートは10発入りましたが、銃本体に装填するにはちょっときついので9発に抑えておいた方が良いみたいです。
装填、排莢は問題ありませんでした。
ショウエイさんブースにはバリエとしてMP43やMP44の刻印入りもあったんですが、管理人は刻印無しを選びました。
実物はフルサイズのマガジンを単純にカットして造るので、マガジン下部にあるMP43とかMP44の刻印が入ることはないそうです。
ショウエイさんは(演出として)敢えて刻印入りも造っているそう。
ショートマガジンにしても10発の装弾数を誇るので、当時の他国ライフルのファイアパワーと比べてもまだまだ優位性は揺るぎませんね。
スリングはオクで落とした低価格(4K)のノーブランド新品ですが、なにげに出来が良かったです。
アサルトライフルの始祖を精密再現したショウエイのMP44は憧れで、いつかは手にしたい一品でした。
そんなある日、赤羽にある某店のWeb店舗で中古品を発見。
まあまあリーズナブルな価格だったので、状態を見るため店舗の方に赴きました。
以前は正月セールやホワイトホール(懐かしい…)とかに良く寄っていましたが、実際に訪れるのは本当に久しぶり。
お店は場所も含めていろいろと変わっており戸惑いましたが、お目当てのブツは程度も上々だったのでそのままお持ち帰りしました。
箱の意匠から製造から20年以上は経っている初期のロットだと思いますが、サビが無かったのは幸い。
グリップはプラ製で、イベントに出店していたショウエイの人に聞いたところ初期ロットの特長なんだそう。
実銃も初期はベークライト製で、後期になるとコストダウンで木製(トイガンと逆ですね)になったそうです。
ならばベークライト風に塗装しようと思ったんですが、形状が木グリを模しているので(ベークライト製とは微妙に形状が異なる)ダメでした。
8ミリクルツのクリップ付きダミーカートリッジが2セット同梱。
下のカートリッジは、10年ぐらい前にトルピードフェスタなるイベントのショウエイブースで1Kで購入していたアウトレット品です。
アウトレット品とは云え、ストリッパークリップのサイドのリブが3つタイプで、リブ2つの同梱の物よりリアルです。
金属部の仕上げは良好で、実銃ではプレス製のレシーバーを亜鉛合金でうまく表現し、スポット溶接跡など芸が細かいです。
先日Webサイト「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ を主宰されている方の無可動実銃のMP43/44を拝見する機会がありました。
それらと比べても、操作の手応えや剛性感なども含めてもかなりいい線行ってる印象です。
黒染めが少しマダラっぽくなっている個所があったので(それはそれでリアルだったんですが…)、下地仕上げをせずにGスミスSの黒鉄を軽く吹きました。
あまりキレイに下地を整えてしまうとMP44特有の荒々しさが失われてしまう気がしたので…。
スプレーを吹いてやると、繊細に再現されたスポット溶接跡や刻印がくっきりと浮かび上がってきました。
エジェクションポートカバーは、後年ARライフルに丸パクリされます。
手動による装填 / 排莢は快調そのもので、薬莢の飛びも小気味良し。
いろいろと弄ってみて感心するのは、アサルトライフルの元祖としていきなりの完成度の高さです。
ピン一本抜けば、フィールドストリップ可能な構造は現代のライフルと遜色ありません。
但し生産性を高めるためか、ロアレシーバーはかしめられ分解不可のブラックボックスになっていて不具合があった場合はASSY交換が前提みたいです。
ちなみにショウエイのMP44も実銃同様に分解できません。
マニュアルセフティ、セレクターやマグキャッチボタンなど然るべきものが然るべき位置にあるし、操作性も違和感なく良好。
セレクターはセフティレバーと独立したクロスボルトタイプ(画像はセミオート状態)です。
実際操作してみると、セレクター位置に関わらずセフティのオンオフが出来るって意外に使い勝手が良いと感じます。
サイトの位置も含めて全体のレイアウトも適切で、コスタ撃ちの構えもまったく問題ありません。
グリップ角度やボルトハンドル位置などのレイアウトも(何なら形状も)現役ライフルの代表格であるSCAR-L(WEガスガン)とそう大きくは違わない印象。
つべでフルオート射撃の動画を見ても、直銃床デザインのためかほとんどマズルライズがなくコントロール性も良さそう。
現在の多くのアサルトライフルはMP44を雛形としてなぞり、洗練させているだけとしか思えません。
着剣装置やクリーニングロッドをオミットしているのは潔いですが、そこら辺の取捨選択も含めて用兵側の要求も明瞭かつ的確だったと思われます。
そこら辺が頼りない国では、サブマシンガンに着剣装置とか付けちゃうんでしょうね。
加えて連射すればそれなりに過熱するであろうフォアグリップ部に、木材等の断熱材がすっぱりとオミットされている事も潔いです。
射撃時、サポートハンドはマガジンハウジングの根元をホールドする、今風に云えばマグウェルグリップ前提なんでしょうね。
MKb42(H)と云うベースはあったにせよ、数年のうちにMP44という実に洗練された成果物に昇華させてしまうのは流石ドイツ人の仕事です。
ちょっと興味があるのは、前世紀の遺物Kar98kライフルに変わってMP44を手渡された当時のドイツ軍将兵はどんな感想を抱いたんでしょうか?
戸惑いと共に「未来からやって来たアイテム」的な捉え方をした人もいたのでは…。
バレル上のガスチューブの先端に付いたねじ込み式キャップですが、先端がアンテナ状になっています。
叉銃に使うらしいですが、否応なしに未来的な(電波を飛ばしそうな…)雰囲気を醸し出している気が…。
GW中のVショーのショウエイブースで、ショートマガジンを購入。
実際に存在したものらしく、装弾数を減らして兵士の負担を減らしたり無駄弾を撃たせないようにしたものなんだとか。
まあ、なるべくセミオートで撃ってね…、ってコトなんでしょうけど。
いかついMP44が、ちょっとユーモラスな印象になります。
マガジンにダミーカートは10発入りましたが、銃本体に装填するにはちょっときついので9発に抑えておいた方が良いみたいです。
装填、排莢は問題ありませんでした。
ショウエイさんブースにはバリエとしてMP43やMP44の刻印入りもあったんですが、管理人は刻印無しを選びました。
実物はフルサイズのマガジンを単純にカットして造るので、マガジン下部にあるMP43とかMP44の刻印が入ることはないそうです。
ショウエイさんは(演出として)敢えて刻印入りも造っているそう。
ショートマガジンにしても10発の装弾数を誇るので、当時の他国ライフルのファイアパワーと比べてもまだまだ優位性は揺るぎませんね。
スリングはオクで落とした低価格(4K)のノーブランド新品ですが、なにげに出来が良かったです。
2024年08月20日
行ってみた!ミリタリー巡り旅 後編(静岡編)
初夏のある日、静岡県内をミリタリー巡礼してきました…、の後編(静岡編)です。
前編(浜松編)はこちら。
静岡駅に到着するや、公衆電話のプラモニュメントがお出迎え。
もちろん実際に通話可能です。
南口から徒歩数分のサウスポット静岡3Fにある「静岡ホビースクエア」を訪ねました。
静岡の模型組合がタッグを組み開設した模型に関する常設展示場です。
組合各社それぞれの推しアイテムや個人の方々の作例を展示して、「ホビーのまち静岡」を体感できることを目的にしているとか。
アムロガンダムとシャアザクが仲良くゲートガードを勤めています。
バンダイブースで雄々しく立つRX-78-2ガンダム。
現在、一般的にプラモデル=ガンプラみたいな風潮もありますが、入門編としてプラモをビギナーに慣れ親しませる第一歩となるならそれもイイかなと思います。
アオシマのブースにあった、懐かしのワイルド7 両国バージョン。
このシリーズ、飛葉ちゃんバージョンもありましたが、そちらの方は現在静岡市の駿府博物館で開催されているアオシマ・プラモ展の方に展示されている模様 。
そして朗報!11月頃に1/12 CB750Four K0ベースのスケールモデルで飛葉ちゃん仕様が出るという情報が…。
高さ24センチある伝説巨神イデオンの1/450スケール新キット。
イデオンも昔からアオシマがリキ入れてやってますよね~。
(求む再放送)
アオシマに負けじとキャラクターものに力を注ぐハセガワブースにあった、アルカディア号の後期型。
キャラ物の二次元からの立体化はメーカーの腕の見せ所だと思いますが、ハセガワさんの場合は航空機モデルで培われた造形センスがモノを云ってそう。
タミヤブースの1/48 F-14A発艦セット。
スケールモデルの王道を行くこのド迫力!堪りません。
もし自分で作るならカタパルトから漂うスチームをドライアイスの煙でぜひ再現したい!
業界でも中堅どころのフジミ模型の展示が見当たらないな…、と思ったら静岡の模型組合からは90年代の初頭くらいに脱退していたとのことで、知りませんでした。
小学生が製作した、不要ランナーをリサイクルして作られためんこい茶摘みムスメのレリーフは静岡ならでは。
そして今回のミリタリー巡礼におけるトリを飾るべく、とある場所に向かいます。
それはWebサイト 「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ を主宰されているAさん(…とさせて頂きます)がコレクションを所蔵されている場所。
去年のタミヤフェア2023に伺った縁で、今回お招きいただきました。
その倉庫とされている部屋に一歩足を踏み入れるや、そこはマニア垂涎の秘密基地。
Webサイトで拝見してきた数々のアイテムが、実際に目の前に鎮座しています。
画像は床に置かれていた8.8cm砲弾(タイプ39:ティーガー1やFlak36/37に使用)の薬莢。
小林源文氏の劇画「ハッピータイガー」で欧州に派遣されていた日本軍の駐在武官が、8.8cm砲弾を見て「まるで一升瓶のよう」と独りごちていましたが、まさにその通り。
タミヤフェア2023ではMG系を堪能させていただいたので、今回はめったに見る機会のない光学機器をメインに体験させていただきました。
(まさに体験という言葉が相応しかったです…、また今回も説明や撮影等に大変なご尽力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます)
まずは憧れの1メートル測距儀(Em 1m R36)を体験。
所謂レンジファインダーで、素早く目標までの距離を読み取ることができます。
手前のジャーマングレーの物が1942年製、ダークイエローの方は1944年製。
1942年製は簡易的に距離が測れるミルスケール表示への切り替え機能がありますが、1944年製ではコストダウンの為か省かれてしまっています。
小学生の頃、タミヤ1/35 MMシリーズのドイツ88mm砲(Flak36/37)オートバイ&砲兵チーム付きフルセットは憧れでした。
(ちなみに当時の価格は¥1500で、小学生に買えるはずもなくバンダイの1/48でガマン…)
大西將美画伯作のボックスアートに描かれている仁王立ちの測距手は、子供心に砲兵チームの中でもヒーロー的な存在でした(笑)。
Flak36/37は、優れた低伸弾道で対空、対地、(時限信管の設定により)榴弾砲的にも使える万能砲でしたが、それを生かせるのも目標までの距離を正確に導き出せてこそですから。
測距儀は6kgほどで、短時間両手で支える分にはそんなに負担は感じません。
しかし万事抜かりのないドイツ軍は、長時間の保持でも安定して身体にマウントさせることができるショルダーハーネスを設定していました。
測距手はこれを使用することで測距儀と一体になり、集中して任務を遂行することができます。
覗いてみると、ぶっちゃけ異常に明るくて視野の広い6倍の双眼鏡です。
実際に対象物との距離を測るには目のピントの合わせ方など少々コツが必要ですが、管理人はついぞ習得できませんでした。
目の良し悪しも関係するようなので、それに対応できる人材が測距手に選ばれたんでしょうね。
但しコツを掴めばとてもスピーディーに目標までの距離を測ることができるので、対航空機戦などには有用かと思います。
実際にどのように計測するかに興味がある方は、是非Webサイト「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ の
「ドイツ軍光学機器」カテゴリー内「Em 1m R36 (1m測距儀)」を訪れてみてください。
ドイツ軍官給品の6倍双眼鏡の数々。
形状はほぼ一緒で、材質による重さ、視野内のミルスケールの有無などの違いがあります。
管理人が長年愛用するニコンの7倍双眼鏡ですが、形状的に官給品とほぼ同じ。
ざっくり云えば官給品のコピー品ですが、それだけにザ・双眼鏡として完成され尽くした形なんでしょうね。
ちなみに1910年代の時点で、カールツァイスにより既にこのカタチは完成されていたそう。
官給品の前期型は材質がマグネシウムで重量が380g前後と軽量なのに対し、ニコンは恐らくダイキャスト製で約560gとズッシリきます。
これだけ違うと使用者はかなり負担に感じるはずで、以前野外コンサートにニコンを持参してその重さにウンザリしたのを思い出しました。
倍率は官給品が6倍に対してニコンが7倍と僅かに勝ってますが、官給品は視野にミルスケール入りがあるので羨ましいです。
(ミルスケールがあると対象物の大きささえ分かれば、そこまでのおおよその距離を算出することができます)
双眼鏡をスケールアップして、監視任務に特化した感じの対空望遠鏡(DF10×80)。
倍率が高く(10倍)、明るくて視野も広いのでとても快適に索敵任務が可能。
実に興味深い目標(何かはヒミツ…笑)を実際に覗かせてもらいましたが、接眼レンズに角度が付いていて上から覗き込むようになるので姿勢に無理がありません。
なので長時間の索敵にうってつけだし、バードウォッチング(しませんが…)にも最適だと思いました。
上部に付いているワイヤー状の物は照準器になっており、これで目標を大まかに捉えて望遠鏡を覗くと視野の中心に対象物が来るって寸法です。
砲隊鏡(SF14Z)です。
ペリスコープ(潜望鏡)になっており、遮蔽物の陰から安全に状況を観測することが可能で、カニ目とか掩体砲隊鏡などとも呼ばれます。
対物レンズは水平(180°)まで拡げることも可能で、そうすると隠匿性は失われますが目標をより立体的に捉えることができます。
これも、初期のMMシリーズにラインナップされていた、ドイツ指揮官セットのボックスアートに印象的に描かれています。
やはり大西画伯の作で、自然なポーズと大気を感じる独特なタッチが堪りません。
突撃砲(画像はタミヤ1/35 四号突撃砲)のキューポラから突き出しているのもよく見かけます。
突撃砲は原則として砲兵が運用するので、砲隊鏡も優先的に支給されたんでしょうかね。
こう見るとまさにカニがキューポラから外を覗いているようにしか見えません。
それはさておき、さっそく覗きます。
倍率は10倍で明るいですが、視野は意外に狭いです。
索敵よりもピンポイント的に(砲撃などの)観測をするのに適した望遠鏡ですね。
対物レンズはV字に拡げられますが、意外なことに使用する人の両眼の幅でV字の角度が決まってしまいます。
任意に角度を決められると思っていたのがさにあらずで、ドイツモノにしては気が利かないな…、と思ってしまいました。
(ナマイキ云ってすいません…汗)
今回、体験やいろいろと見聞させていただいて思ったのは、当時のドイツ製品の品質の高さです。
例えば1メートル測距儀の接眼レンズ周囲のゴム製フードなど、製造後80年以上経っているにも拘らず経年劣化が見受けられず、未だゴム感を保っているのが驚異的です。
他の製品についても(細かなアクセサリー類も含めて)品質のみならず、細かな使い勝手なども考え抜かれています。
その微に入り細を穿つ工夫の数々には、Aさんと何度「ドイツって凄い…」と云い合った事か…(笑)。
まあ、これらも大戦末期になってくると価値分析(…という名のコストダウン)されていく訳ですが。
Aさんが携わっているお仕事についての興味深いお話なども伺ったりしているうちに、あっという間に過ぎ去る楽しい時間。
濃いミリタリーイオンに包まれた秘密基地を、そして静岡を再訪を誓って後にしました。
前編(浜松編)はこちら。
静岡駅に到着するや、公衆電話のプラモニュメントがお出迎え。
もちろん実際に通話可能です。
南口から徒歩数分のサウスポット静岡3Fにある「静岡ホビースクエア」を訪ねました。
静岡の模型組合がタッグを組み開設した模型に関する常設展示場です。
組合各社それぞれの推しアイテムや個人の方々の作例を展示して、「ホビーのまち静岡」を体感できることを目的にしているとか。
アムロガンダムとシャアザクが仲良くゲートガードを勤めています。
バンダイブースで雄々しく立つRX-78-2ガンダム。
現在、一般的にプラモデル=ガンプラみたいな風潮もありますが、入門編としてプラモをビギナーに慣れ親しませる第一歩となるならそれもイイかなと思います。
アオシマのブースにあった、懐かしのワイルド7 両国バージョン。
このシリーズ、飛葉ちゃんバージョンもありましたが、そちらの方は現在静岡市の駿府博物館で開催されているアオシマ・プラモ展の方に展示されている模様 。
そして朗報!11月頃に1/12 CB750Four K0ベースのスケールモデルで飛葉ちゃん仕様が出るという情報が…。
高さ24センチある伝説巨神イデオンの1/450スケール新キット。
イデオンも昔からアオシマがリキ入れてやってますよね~。
(求む再放送)
アオシマに負けじとキャラクターものに力を注ぐハセガワブースにあった、アルカディア号の後期型。
キャラ物の二次元からの立体化はメーカーの腕の見せ所だと思いますが、ハセガワさんの場合は航空機モデルで培われた造形センスがモノを云ってそう。
タミヤブースの1/48 F-14A発艦セット。
スケールモデルの王道を行くこのド迫力!堪りません。
もし自分で作るならカタパルトから漂うスチームをドライアイスの煙でぜひ再現したい!
業界でも中堅どころのフジミ模型の展示が見当たらないな…、と思ったら静岡の模型組合からは90年代の初頭くらいに脱退していたとのことで、知りませんでした。
小学生が製作した、不要ランナーをリサイクルして作られためんこい茶摘みムスメのレリーフは静岡ならでは。
そして今回のミリタリー巡礼におけるトリを飾るべく、とある場所に向かいます。
それはWebサイト 「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ を主宰されているAさん(…とさせて頂きます)がコレクションを所蔵されている場所。
去年のタミヤフェア2023に伺った縁で、今回お招きいただきました。
その倉庫とされている部屋に一歩足を踏み入れるや、そこはマニア垂涎の秘密基地。
Webサイトで拝見してきた数々のアイテムが、実際に目の前に鎮座しています。
画像は床に置かれていた8.8cm砲弾(タイプ39:ティーガー1やFlak36/37に使用)の薬莢。
小林源文氏の劇画「ハッピータイガー」で欧州に派遣されていた日本軍の駐在武官が、8.8cm砲弾を見て「まるで一升瓶のよう」と独りごちていましたが、まさにその通り。
タミヤフェア2023ではMG系を堪能させていただいたので、今回はめったに見る機会のない光学機器をメインに体験させていただきました。
(まさに体験という言葉が相応しかったです…、また今回も説明や撮影等に大変なご尽力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます)
まずは憧れの1メートル測距儀(Em 1m R36)を体験。
所謂レンジファインダーで、素早く目標までの距離を読み取ることができます。
手前のジャーマングレーの物が1942年製、ダークイエローの方は1944年製。
1942年製は簡易的に距離が測れるミルスケール表示への切り替え機能がありますが、1944年製ではコストダウンの為か省かれてしまっています。
小学生の頃、タミヤ1/35 MMシリーズのドイツ88mm砲(Flak36/37)オートバイ&砲兵チーム付きフルセットは憧れでした。
(ちなみに当時の価格は¥1500で、小学生に買えるはずもなくバンダイの1/48でガマン…)
大西將美画伯作のボックスアートに描かれている仁王立ちの測距手は、子供心に砲兵チームの中でもヒーロー的な存在でした(笑)。
Flak36/37は、優れた低伸弾道で対空、対地、(時限信管の設定により)榴弾砲的にも使える万能砲でしたが、それを生かせるのも目標までの距離を正確に導き出せてこそですから。
測距儀は6kgほどで、短時間両手で支える分にはそんなに負担は感じません。
しかし万事抜かりのないドイツ軍は、長時間の保持でも安定して身体にマウントさせることができるショルダーハーネスを設定していました。
測距手はこれを使用することで測距儀と一体になり、集中して任務を遂行することができます。
覗いてみると、ぶっちゃけ異常に明るくて視野の広い6倍の双眼鏡です。
実際に対象物との距離を測るには目のピントの合わせ方など少々コツが必要ですが、管理人はついぞ習得できませんでした。
目の良し悪しも関係するようなので、それに対応できる人材が測距手に選ばれたんでしょうね。
但しコツを掴めばとてもスピーディーに目標までの距離を測ることができるので、対航空機戦などには有用かと思います。
実際にどのように計測するかに興味がある方は、是非Webサイト「WWⅡ ドイツ軍小火器の小図鑑」 https://www.german-smallarms.com/ の
「ドイツ軍光学機器」カテゴリー内「Em 1m R36 (1m測距儀)」を訪れてみてください。
ドイツ軍官給品の6倍双眼鏡の数々。
形状はほぼ一緒で、材質による重さ、視野内のミルスケールの有無などの違いがあります。
管理人が長年愛用するニコンの7倍双眼鏡ですが、形状的に官給品とほぼ同じ。
ざっくり云えば官給品のコピー品ですが、それだけにザ・双眼鏡として完成され尽くした形なんでしょうね。
ちなみに1910年代の時点で、カールツァイスにより既にこのカタチは完成されていたそう。
官給品の前期型は材質がマグネシウムで重量が380g前後と軽量なのに対し、ニコンは恐らくダイキャスト製で約560gとズッシリきます。
これだけ違うと使用者はかなり負担に感じるはずで、以前野外コンサートにニコンを持参してその重さにウンザリしたのを思い出しました。
倍率は官給品が6倍に対してニコンが7倍と僅かに勝ってますが、官給品は視野にミルスケール入りがあるので羨ましいです。
(ミルスケールがあると対象物の大きささえ分かれば、そこまでのおおよその距離を算出することができます)
双眼鏡をスケールアップして、監視任務に特化した感じの対空望遠鏡(DF10×80)。
倍率が高く(10倍)、明るくて視野も広いのでとても快適に索敵任務が可能。
実に興味深い目標(何かはヒミツ…笑)を実際に覗かせてもらいましたが、接眼レンズに角度が付いていて上から覗き込むようになるので姿勢に無理がありません。
なので長時間の索敵にうってつけだし、バードウォッチング(しませんが…)にも最適だと思いました。
上部に付いているワイヤー状の物は照準器になっており、これで目標を大まかに捉えて望遠鏡を覗くと視野の中心に対象物が来るって寸法です。
砲隊鏡(SF14Z)です。
ペリスコープ(潜望鏡)になっており、遮蔽物の陰から安全に状況を観測することが可能で、カニ目とか掩体砲隊鏡などとも呼ばれます。
対物レンズは水平(180°)まで拡げることも可能で、そうすると隠匿性は失われますが目標をより立体的に捉えることができます。
これも、初期のMMシリーズにラインナップされていた、ドイツ指揮官セットのボックスアートに印象的に描かれています。
やはり大西画伯の作で、自然なポーズと大気を感じる独特なタッチが堪りません。
突撃砲(画像はタミヤ1/35 四号突撃砲)のキューポラから突き出しているのもよく見かけます。
突撃砲は原則として砲兵が運用するので、砲隊鏡も優先的に支給されたんでしょうかね。
こう見るとまさにカニがキューポラから外を覗いているようにしか見えません。
それはさておき、さっそく覗きます。
倍率は10倍で明るいですが、視野は意外に狭いです。
索敵よりもピンポイント的に(砲撃などの)観測をするのに適した望遠鏡ですね。
対物レンズはV字に拡げられますが、意外なことに使用する人の両眼の幅でV字の角度が決まってしまいます。
任意に角度を決められると思っていたのがさにあらずで、ドイツモノにしては気が利かないな…、と思ってしまいました。
(ナマイキ云ってすいません…汗)
今回、体験やいろいろと見聞させていただいて思ったのは、当時のドイツ製品の品質の高さです。
例えば1メートル測距儀の接眼レンズ周囲のゴム製フードなど、製造後80年以上経っているにも拘らず経年劣化が見受けられず、未だゴム感を保っているのが驚異的です。
他の製品についても(細かなアクセサリー類も含めて)品質のみならず、細かな使い勝手なども考え抜かれています。
その微に入り細を穿つ工夫の数々には、Aさんと何度「ドイツって凄い…」と云い合った事か…(笑)。
まあ、これらも大戦末期になってくると価値分析(…という名のコストダウン)されていく訳ですが。
Aさんが携わっているお仕事についての興味深いお話なども伺ったりしているうちに、あっという間に過ぎ去る楽しい時間。
濃いミリタリーイオンに包まれた秘密基地を、そして静岡を再訪を誓って後にしました。
2024年08月10日
行ってみた!ミリタリー巡り旅 前編(浜松編)
初夏のある日、静岡県内をミリタリー巡礼してきました…、の前編(浜松編)です。
浜松はうなぎやピアノ、近頃は餃子などでも有名ですが足を踏み入れるのは初めて。
物凄く都会で賑わっている街だな…、という印象を受けました。
現在「出世大名 家康くん」を推してるみたいで、あちこちで見かけました。
最初に目指すのは、浜松駅からひと駅目の高塚駅から歩いて10分ほどのスズキ歴史館です。
(ミリタリ―巡礼とか云いながら、いきなりミリタリーと関係のない場所で恐縮ですが…)
機会があれば一度行ってみたいと思ってました。
道路を挟んで向かいにはスズキ本社が建っています。
自動車の企画から製造に至るまでの工程を解説しているコーナーなどもあり、デザインのブースではスプラッシュのクレイモデルが展示されていました。
スプラッシュは15年ぐらい前の発売時に試乗して、そのカッチリした乗り味にとても感銘を受けたのを覚えてます。
スタイリングも管理人の好みで、今見てもイイと思いますね。
1/1ディオラマ風のフロンテのある日常。
ちょっと生活感が滲み出た、このような展示物にはほっこりしてしまいます。
他にも過去の製品がスズキらしく実直に展示されています。
クルマもバイクも他社のような華やかさには欠けますが、それだけ身近で親しみのある製品が多いですね。
この色のマメタンOR50は友人が乗ってて、これと管理人のヤマハMR50を含めたゼロハン軍団で日光男体山へ林道ツーリングに行ったのが懐かしい…。
マメタンはチョッパー風味でフロント荷重が軽く、すぐに前輪が浮き上がる楽しいバイクでした。
ちょっと残念だったのは、管理人に馴染みのある70年代末の小排気量バイクの展示が意外と少なかったことでしょうか。
地味な印象のスズキですが、身より実を取る堅実経営のおかげか気が付けば業界トップ3に次ぐ4位の売上高を叩き出しているのがスゴイです。
(最新のデータだと3位?)
バイクも最近カッコ良く、GSX-8とかイイなって思えますもんね。
すっかり鈴菌に感染し、お土産に限定パッケージの1/24カタナ1100(中身はエフトイズ製)を購入したあと再び浜松駅へ…。
お次は航空自衛隊、浜松広報館エアパークへ向かいます。
航空自衛隊浜松基地内にあり、「見て!体験して!楽しむ!」航空自衛隊唯一のテーマパークだそうです。
ここも一度行ってみたかったところ。
浜松駅からバスに30分ほど揺られ、更に最寄りの停留所から歩いて15分程で到着。
アクセス良好とは云えませんが、朝霞のりっくんランド(陸自の同様の施設)も公共交通機関によるアクセスについては同じようなモンです。
ゲートガードはブルーインパルス仕様のF86Fで、躍動感あふれる展示です。
1976年に入間基地で開催された国際航空宇宙ショー(下画像)を思い出します。
確か管理人がハチロクでのブルイン展示飛行を見たのはこの時が最後だったはず…。
展示物がデカいだけに、建物などの規模もりっくんランドに比べて圧倒的に大きいです。
また屋内で見る航空機(これはF2のモックアップ)は余計にデカく見えますね。
通常は天井から吊られているらしい零線52型はレストア中とのことで、分解されたまま床に置かれていました。
普段見えないようなところも丸見えだったので得した気分…。
分解された零戦とセイバードッグ(F86D)を含めた歴代の全天候要撃機たちが棲む一画。
百里にいた、大好きなカエルの部隊マークの第301飛行隊のF4EJ改もここで翼を休めていました。
その後浜松の中心部に戻り、「モデルガンショップ チトセ」と云うトイガンショップを訪問。
雑居ビルの4Fにあり、種々雑多な商品が所狭しと陳列された店内は御徒町にあったマルゴーを彷彿とさせました。
行ったのには目的があり、今では中々入手困難な10mmオートのダミーカートを仕入れに行ったのでした。
(5発で4K+税)
キャンペーン中とかで、手裏剣ダーツを投げるか(汗)、ダイスを振ってゾロ目が出ると何か貰えるそうなのでチャレンジ。
後者を選んだところ何と2のゾロ目が出てしまい、今年いっぱい有効の¥500クーポンをゲット!(今考えるとその場で使っちゃえば良かった…)
おまけに埼玉から来たことを伝えると、特別に火打石を擦って火花を飛ばしながら(笑)出口まで見送って貰えました。
なんでも厄除けや縁起担ぎの効果があるそうで…。
(頼むよサマージャンボ!)
とにかくめちゃめちゃ楽しいご主人でした。
その後、腕時計のバンドが壊れてしまったため飛び込みで入った時計屋さんにも親切にしてもらったりして、すっかり浜松びいきになった管理人。
お土産にうなぎパイを買い、電車で宿泊地である島田へ移動。
次の日は朝早く起きて、ギネスに認定されている世界一長い木造歩道橋である蓬莱(ほうらい)橋まで行ってみました。
宿から徒歩40分程で到着、まだ係員さんがいなかったのでたもとの料金箱に¥100を入れて渡り始めます。
橋の長さは897.4メートルあり、最初は渡り切るつもりで順調に歩いてましたが…。
しかし欄干が低くて橋の幅も狭く、それを意識し始めると次第に身がすくんで来てしまい途中で引き返しました。
このおまたがヒュンとする感じは、四国の沈下橋(欄干無しの簡易橋)をバイクで渡った時と同じ感覚です。
渡る直前まで大雨が降ってたんで、木の通路が滑りやすい気がしたのと、下の大井川の水かさが増してきたってのもありますね。
画像は引き返しポイントからの眺めで、もうこの頃はガクガクブルブルでした…。
いつか渡り切ってやる…、とリベンジを誓いつつ島田を後にし、今回のミリタリー巡礼の真の目的を果たすべく静岡駅へ向います。
宿のエントランスに巣作りしていた、丸々と肥えたツバメのヒナ達に見送られながら…。
後編(静岡編)に続きます。
浜松はうなぎやピアノ、近頃は餃子などでも有名ですが足を踏み入れるのは初めて。
物凄く都会で賑わっている街だな…、という印象を受けました。
現在「出世大名 家康くん」を推してるみたいで、あちこちで見かけました。
最初に目指すのは、浜松駅からひと駅目の高塚駅から歩いて10分ほどのスズキ歴史館です。
(ミリタリ―巡礼とか云いながら、いきなりミリタリーと関係のない場所で恐縮ですが…)
機会があれば一度行ってみたいと思ってました。
道路を挟んで向かいにはスズキ本社が建っています。
自動車の企画から製造に至るまでの工程を解説しているコーナーなどもあり、デザインのブースではスプラッシュのクレイモデルが展示されていました。
スプラッシュは15年ぐらい前の発売時に試乗して、そのカッチリした乗り味にとても感銘を受けたのを覚えてます。
スタイリングも管理人の好みで、今見てもイイと思いますね。
1/1ディオラマ風のフロンテのある日常。
ちょっと生活感が滲み出た、このような展示物にはほっこりしてしまいます。
他にも過去の製品がスズキらしく実直に展示されています。
クルマもバイクも他社のような華やかさには欠けますが、それだけ身近で親しみのある製品が多いですね。
この色のマメタンOR50は友人が乗ってて、これと管理人のヤマハMR50を含めたゼロハン軍団で日光男体山へ林道ツーリングに行ったのが懐かしい…。
マメタンはチョッパー風味でフロント荷重が軽く、すぐに前輪が浮き上がる楽しいバイクでした。
ちょっと残念だったのは、管理人に馴染みのある70年代末の小排気量バイクの展示が意外と少なかったことでしょうか。
地味な印象のスズキですが、身より実を取る堅実経営のおかげか気が付けば業界トップ3に次ぐ4位の売上高を叩き出しているのがスゴイです。
(最新のデータだと3位?)
バイクも最近カッコ良く、GSX-8とかイイなって思えますもんね。
すっかり鈴菌に感染し、お土産に限定パッケージの1/24カタナ1100(中身はエフトイズ製)を購入したあと再び浜松駅へ…。
お次は航空自衛隊、浜松広報館エアパークへ向かいます。
航空自衛隊浜松基地内にあり、「見て!体験して!楽しむ!」航空自衛隊唯一のテーマパークだそうです。
ここも一度行ってみたかったところ。
浜松駅からバスに30分ほど揺られ、更に最寄りの停留所から歩いて15分程で到着。
アクセス良好とは云えませんが、朝霞のりっくんランド(陸自の同様の施設)も公共交通機関によるアクセスについては同じようなモンです。
ゲートガードはブルーインパルス仕様のF86Fで、躍動感あふれる展示です。
1976年に入間基地で開催された国際航空宇宙ショー(下画像)を思い出します。
確か管理人がハチロクでのブルイン展示飛行を見たのはこの時が最後だったはず…。
展示物がデカいだけに、建物などの規模もりっくんランドに比べて圧倒的に大きいです。
また屋内で見る航空機(これはF2のモックアップ)は余計にデカく見えますね。
通常は天井から吊られているらしい零線52型はレストア中とのことで、分解されたまま床に置かれていました。
普段見えないようなところも丸見えだったので得した気分…。
分解された零戦とセイバードッグ(F86D)を含めた歴代の全天候要撃機たちが棲む一画。
百里にいた、大好きなカエルの部隊マークの第301飛行隊のF4EJ改もここで翼を休めていました。
その後浜松の中心部に戻り、「モデルガンショップ チトセ」と云うトイガンショップを訪問。
雑居ビルの4Fにあり、種々雑多な商品が所狭しと陳列された店内は御徒町にあったマルゴーを彷彿とさせました。
行ったのには目的があり、今では中々入手困難な10mmオートのダミーカートを仕入れに行ったのでした。
(5発で4K+税)
キャンペーン中とかで、手裏剣ダーツを投げるか(汗)、ダイスを振ってゾロ目が出ると何か貰えるそうなのでチャレンジ。
後者を選んだところ何と2のゾロ目が出てしまい、今年いっぱい有効の¥500クーポンをゲット!(今考えるとその場で使っちゃえば良かった…)
おまけに埼玉から来たことを伝えると、特別に火打石を擦って火花を飛ばしながら(笑)出口まで見送って貰えました。
なんでも厄除けや縁起担ぎの効果があるそうで…。
(頼むよサマージャンボ!)
とにかくめちゃめちゃ楽しいご主人でした。
その後、腕時計のバンドが壊れてしまったため飛び込みで入った時計屋さんにも親切にしてもらったりして、すっかり浜松びいきになった管理人。
お土産にうなぎパイを買い、電車で宿泊地である島田へ移動。
次の日は朝早く起きて、ギネスに認定されている世界一長い木造歩道橋である蓬莱(ほうらい)橋まで行ってみました。
宿から徒歩40分程で到着、まだ係員さんがいなかったのでたもとの料金箱に¥100を入れて渡り始めます。
橋の長さは897.4メートルあり、最初は渡り切るつもりで順調に歩いてましたが…。
しかし欄干が低くて橋の幅も狭く、それを意識し始めると次第に身がすくんで来てしまい途中で引き返しました。
このおまたがヒュンとする感じは、四国の沈下橋(欄干無しの簡易橋)をバイクで渡った時と同じ感覚です。
渡る直前まで大雨が降ってたんで、木の通路が滑りやすい気がしたのと、下の大井川の水かさが増してきたってのもありますね。
画像は引き返しポイントからの眺めで、もうこの頃はガクガクブルブルでした…。
いつか渡り切ってやる…、とリベンジを誓いつつ島田を後にし、今回のミリタリー巡礼の真の目的を果たすべく静岡駅へ向います。
宿のエントランスに巣作りしていた、丸々と肥えたツバメのヒナ達に見送られながら…。
後編(静岡編)に続きます。
2024年08月01日
M.D.N. 89式多用途銃剣
M.D.N.の89式多用途銃剣です。
89式小銃用のモデル銃剣で、刃部はプラ製です。
そのままではスカスカに軽くなってしまうためか、ホンモノではグリップ部が樹脂になっているところをダイカストに置換えて重さを稼いでいます。
89式小銃のアクセサリー三種の神器と云われて(?)いる89式多用途銃剣、入手に向けてアンテナを張っていましたが…。
89式銃剣はM.D.N.、すてんがん工廠、ウィンドラスから発売されており3択となります。
マルイの89式小銃は実物の銃剣が付かないように敢えてその部分の寸法を変えているという話。
(訓練中の事故を防ぐため?)
なのでリアルサイズのすてんがん工廠製はマルイに付かないらしいし、そもそもウィンドラス製と共に入手困難。
そんなある日、M.D.N.がマイナーチェンジして完成度を上げたという噂を小耳に挟んだので購入に至りました。
プラ製の刃部は、シェイプは良いもののヒケが目立っていたので面出し。
刃部の塗装は剣鞘からの抜き差しでハゲるだろうと思い断念し、無塗装ポリッシュ仕上げに。
最新ロット(2024年版)では刃部がゴム製に変えられてしまったようですが、ゴムはポリッシュできないので前回のロット(2023年版)を買っておいて良かったです。
グリップ部を除く金属部は明るいグレーに着色されています。
ホンモノは写真で見る限り色味がもっと黒っぽいですが、実物と区別するためとかの理由で敢えてこの色味にしたんでしょうか。
それとも現在はホンモノもこの色なのか?それを確認しに久しぶりにりっくんランド(陸自広報センター)に行ったんですが、展示ありませんでした…。
同梱アクセサリーの剣止めのフック部は今回のロットから、よりリアルに改良されたそうです。
同じく剣鞘の3つのねじも、ダミーだったのが本物のねじにされ(裏まで貫通してないのは残念ですが)、リアル感向上。
付属の靴ひもみたいな剣鞘の振れ止め?をネット情報を参考に編み上げてみました。
刃部と鉄線きょう金具の組み合わせによるワイヤーカッター。
実際にやって見る(フリにしておかないと壊れます…)とより機能が理解できます。
鉄線きょう金具の先端は缶切りとしても機能するデザインですが、缶詰もプルトップ缶になって久しいのであまり需要がないかも。
剣止めフックを引っかけるループ部は栓抜きとしても機能するみたいです。
制式化された80年代ならともかく、今だと飲み会や法事の時に瓶ビールを開けるぐらいしか使い道ないですね。
(画像の王冠は宴会でガメてきました)
小銃は20式に更新されますが、銃剣は89式をキャリーオーバーだそう。
但し、剣鞘はリニューアルされてMOLLEシステム対応になり、(当然ながら…)缶切りや栓抜きの機能は廃止されてしまうとか。
のほほんとしたコアラに見えると評判の柄頭の底部。
ちなみに耳の部分はロックをリリースする時につまむタブになっています。
89式小銃用のモデル銃剣で、刃部はプラ製です。
そのままではスカスカに軽くなってしまうためか、ホンモノではグリップ部が樹脂になっているところをダイカストに置換えて重さを稼いでいます。
89式小銃のアクセサリー三種の神器と云われて(?)いる89式多用途銃剣、入手に向けてアンテナを張っていましたが…。
89式銃剣はM.D.N.、すてんがん工廠、ウィンドラスから発売されており3択となります。
マルイの89式小銃は実物の銃剣が付かないように敢えてその部分の寸法を変えているという話。
(訓練中の事故を防ぐため?)
なのでリアルサイズのすてんがん工廠製はマルイに付かないらしいし、そもそもウィンドラス製と共に入手困難。
そんなある日、M.D.N.がマイナーチェンジして完成度を上げたという噂を小耳に挟んだので購入に至りました。
プラ製の刃部は、シェイプは良いもののヒケが目立っていたので面出し。
刃部の塗装は剣鞘からの抜き差しでハゲるだろうと思い断念し、無塗装ポリッシュ仕上げに。
最新ロット(2024年版)では刃部がゴム製に変えられてしまったようですが、ゴムはポリッシュできないので前回のロット(2023年版)を買っておいて良かったです。
グリップ部を除く金属部は明るいグレーに着色されています。
ホンモノは写真で見る限り色味がもっと黒っぽいですが、実物と区別するためとかの理由で敢えてこの色味にしたんでしょうか。
それとも現在はホンモノもこの色なのか?それを確認しに久しぶりにりっくんランド(陸自広報センター)に行ったんですが、展示ありませんでした…。
同梱アクセサリーの剣止めのフック部は今回のロットから、よりリアルに改良されたそうです。
同じく剣鞘の3つのねじも、ダミーだったのが本物のねじにされ(裏まで貫通してないのは残念ですが)、リアル感向上。
付属の靴ひもみたいな剣鞘の振れ止め?をネット情報を参考に編み上げてみました。
刃部と鉄線きょう金具の組み合わせによるワイヤーカッター。
実際にやって見る(フリにしておかないと壊れます…)とより機能が理解できます。
鉄線きょう金具の先端は缶切りとしても機能するデザインですが、缶詰もプルトップ缶になって久しいのであまり需要がないかも。
剣止めフックを引っかけるループ部は栓抜きとしても機能するみたいです。
制式化された80年代ならともかく、今だと飲み会や法事の時に瓶ビールを開けるぐらいしか使い道ないですね。
(画像の王冠は宴会でガメてきました)
小銃は20式に更新されますが、銃剣は89式をキャリーオーバーだそう。
但し、剣鞘はリニューアルされてMOLLEシステム対応になり、(当然ながら…)缶切りや栓抜きの機能は廃止されてしまうとか。
のほほんとしたコアラに見えると評判の柄頭の底部。
ちなみに耳の部分はロックをリリースする時につまむタブになっています。
2024年07月20日
「俺はワルサーが好きなんだ!」 CMCモデルガン P38再び 後編
以前ショートリコイル化したCMCのP38ミリタリー ブローバック仕様をお色直ししました、の後編です。
前編はこちら。
フィーディングランプの角度が急過ぎて、先端に絞り込みのない純正のブローバック用カート(中)だと引っかかってしまいスムーズに装填されません。
なので先端が丸いスタンダード系(ノンBLK)カートを探したところ、マルゴーのワルサーPP用(右)がぴったんこ。
左は取り外したデトネーターです。
PP用カートは装填はスムーズだったんですが、排莢がダメでした。
ここら辺は要調整ですね。
スライドの引きが無駄に重かったので、リコイルスプリングは片側外しちゃいました。
MGCのモデルガン、P38 MJQブローバックも一本しかなかったみたいですね。
手持ちのP38を並べるとイソップ物語の一編、正直なきこり(ヘルメースときこり)の話が頭に浮かびます。
「あなたの落としたP38は金のP38ですか、銀のP38ですか、それとも…」
正直に答えて3丁ともゲット(嘘)した管理人ですが、それぞれ良く出来ていると思います。
プロポーションも、ワルサー提供の図面から設計されたとされるマルゼン製をベンチマークとしても他の2社に不満はないですね。
スライドのホールドオープン位置に関しては、CMCがひと際後ろ寄りで一番カッコいいですけど。
(左からマルシンのモデルガン、CMCのモデルガン、マルゼンのガスガン)
そして各方面に熱烈な愛好者を持つP38、某三世の方は有名ですが…。
他にも映画フリックストーリーで稀代のヴィランとして描かれたエミール・ビュイッソンのP38への執着は印象的で、銃の調達人に「できればワルサーを頼む」と要望してしまうほど。
そして彼は正直にリクエストの理由を述べます、「俺はワルサーが好きなんだ」と…。
そんな人気者のP38に(無断で)あやかって大成功を収めたちゃっかり者…、それがベレッタ92F(マルシンのダミーカートモデルガン)。
一見、2丁の間にはまったく共通点があるように見えませんが…。
プロップアップタイプのロッキング機構はもちろんのこと、トリガーメカニズムなんかも随分パク 参考にされてますね(汗)。
両銃は遠い親戚同士と云って差し支えないと思えますが、そうは悟らせないように上手く伝統的なベレッタデザインに落とし込んでいるところは流石です。
(スライド閉鎖(ロッキング)状態)
P38自体はオワコンですが、そのロッキングシステムなどの基本メカニズムは(未だ進化が著しい)92F系に受け継がれて行くのでしょうね。
(スライドホールドオープン(ロッキング解除)状態)
前編はこちら。
フィーディングランプの角度が急過ぎて、先端に絞り込みのない純正のブローバック用カート(中)だと引っかかってしまいスムーズに装填されません。
なので先端が丸いスタンダード系(ノンBLK)カートを探したところ、マルゴーのワルサーPP用(右)がぴったんこ。
左は取り外したデトネーターです。
PP用カートは装填はスムーズだったんですが、排莢がダメでした。
ここら辺は要調整ですね。
スライドの引きが無駄に重かったので、リコイルスプリングは片側外しちゃいました。
MGCのモデルガン、P38 MJQブローバックも一本しかなかったみたいですね。
手持ちのP38を並べるとイソップ物語の一編、正直なきこり(ヘルメースときこり)の話が頭に浮かびます。
「あなたの落としたP38は金のP38ですか、銀のP38ですか、それとも…」
正直に答えて3丁ともゲット(嘘)した管理人ですが、それぞれ良く出来ていると思います。
プロポーションも、ワルサー提供の図面から設計されたとされるマルゼン製をベンチマークとしても他の2社に不満はないですね。
スライドのホールドオープン位置に関しては、CMCがひと際後ろ寄りで一番カッコいいですけど。
(左からマルシンのモデルガン、CMCのモデルガン、マルゼンのガスガン)
そして各方面に熱烈な愛好者を持つP38、某三世の方は有名ですが…。
他にも映画フリックストーリーで稀代のヴィランとして描かれたエミール・ビュイッソンのP38への執着は印象的で、銃の調達人に「できればワルサーを頼む」と要望してしまうほど。
そして彼は正直にリクエストの理由を述べます、「俺はワルサーが好きなんだ」と…。
そんな人気者のP38に(無断で)あやかって大成功を収めたちゃっかり者…、それがベレッタ92F(マルシンのダミーカートモデルガン)。
一見、2丁の間にはまったく共通点があるように見えませんが…。
プロップアップタイプのロッキング機構はもちろんのこと、トリガーメカニズムなんかも随分
両銃は遠い親戚同士と云って差し支えないと思えますが、そうは悟らせないように上手く伝統的なベレッタデザインに落とし込んでいるところは流石です。
(スライド閉鎖(ロッキング)状態)
P38自体はオワコンですが、そのロッキングシステムなどの基本メカニズムは(未だ進化が著しい)92F系に受け継がれて行くのでしょうね。
(スライドホールドオープン(ロッキング解除)状態)
2024年07月10日
やってみた!コクサイモデルガン ニューコルトパイソン6インチ 再めっき
コクサイの金属モデルガン、ニューコルトパイソン6インチです。
去年夏のBHで購入。
ニューコルトパイソンと称される真鍮めっき時代の金属パイソン(以下金パイ)で、購入した時点で金めっきはほぼハゲ落ちておりました。
コクサイの真鍮めっきは耐久性に難があるのか、経年劣化で下地のニッケルめっきが露出してしまっている個体を多く見かけます。
なので例のごとくめっき工房で筆めっき処理を施し、金色化を図りました。
この個体はニューコルトパイソンでも初期のロットらしく、比較的金属部の仕上げが良好だったのでめっきのノリも良かったです。
再めっき前に、下地に軽くヘアラインを施工。
これをやると見た目が上品でシャープになります。
作動については前オーナーによってコルト病(トリガーが引けなくなる謎の病…笑)は克服されていて、シングル/ダブルともアクションはスムーズで完璧。
この時代の金パイは動く事自体が奇跡と云われているので、これは助かります。
厚みのあるハンマースパーから察して、内部パーツは改良されたと云われている24Kめっき時代の物にコンバートされているようです。
そんな訳で既に6インチ(下、塗装仕様)を所有しているのも関わらず、増パイソンしてしまいました。
金めっきはホルスターの抜き差し等による塗装剥がれに気を遣わなくても良いので、いろいろと遊びの幅も広がります。
グリップは手持ちの実物の3rd.後期タイプを装着。
以前塗装仕様の方に付けていた時はスクリューの締め具合によってはトリガーのリセットを阻害したんですが、こちらは問題なし。
購入時、コクサイ純正と思しき木製グリップ(下)が付いてました。
全体的にぽっちゃりしているのを除けば、フォルムなど良く出来ています。
メダリオン廻りを少し面取りして、チェッカリングを追い掘りすればイイ線行くんじゃないでしょうか。
実物グリップのゴールドメダリオンはパイソン用の証。
筐体の金めっきとマッチしてグ~(謎)。
コクサイ製ニューコルトパイソンの6インチは圧倒的な重量感、正確なフォルム、完璧な刻印など奇跡の完成度だと思います。
アクションはまあ、アレですけど…。
筆めっき作業も慣れてくるにつれ、めっき液の消費率も減少傾向に。
チーフ(小型)、レミントンニューモデルアーミー(超大型)、パイソン6インチ(大型)の3丁を処理してこれだけ残っています。
(ちょっと分かり辛いですが、"用"の文字のあたりまで入っています)
対象物のボリュームにもよりますが、あと2~3丁はいけるかも…。
去年夏のBHで購入。
ニューコルトパイソンと称される真鍮めっき時代の金属パイソン(以下金パイ)で、購入した時点で金めっきはほぼハゲ落ちておりました。
コクサイの真鍮めっきは耐久性に難があるのか、経年劣化で下地のニッケルめっきが露出してしまっている個体を多く見かけます。
なので例のごとくめっき工房で筆めっき処理を施し、金色化を図りました。
この個体はニューコルトパイソンでも初期のロットらしく、比較的金属部の仕上げが良好だったのでめっきのノリも良かったです。
再めっき前に、下地に軽くヘアラインを施工。
これをやると見た目が上品でシャープになります。
作動については前オーナーによってコルト病(トリガーが引けなくなる謎の病…笑)は克服されていて、シングル/ダブルともアクションはスムーズで完璧。
この時代の金パイは動く事自体が奇跡と云われているので、これは助かります。
厚みのあるハンマースパーから察して、内部パーツは改良されたと云われている24Kめっき時代の物にコンバートされているようです。
そんな訳で既に6インチ(下、塗装仕様)を所有しているのも関わらず、増パイソンしてしまいました。
金めっきはホルスターの抜き差し等による塗装剥がれに気を遣わなくても良いので、いろいろと遊びの幅も広がります。
グリップは手持ちの実物の3rd.後期タイプを装着。
以前塗装仕様の方に付けていた時はスクリューの締め具合によってはトリガーのリセットを阻害したんですが、こちらは問題なし。
購入時、コクサイ純正と思しき木製グリップ(下)が付いてました。
全体的にぽっちゃりしているのを除けば、フォルムなど良く出来ています。
メダリオン廻りを少し面取りして、チェッカリングを追い掘りすればイイ線行くんじゃないでしょうか。
実物グリップのゴールドメダリオンはパイソン用の証。
筐体の金めっきとマッチしてグ~(謎)。
コクサイ製ニューコルトパイソンの6インチは圧倒的な重量感、正確なフォルム、完璧な刻印など奇跡の完成度だと思います。
アクションはまあ、アレですけど…。
筆めっき作業も慣れてくるにつれ、めっき液の消費率も減少傾向に。
チーフ(小型)、レミントンニューモデルアーミー(超大型)、パイソン6インチ(大型)の3丁を処理してこれだけ残っています。
(ちょっと分かり辛いですが、"用"の文字のあたりまで入っています)
対象物のボリュームにもよりますが、あと2~3丁はいけるかも…。
2024年07月01日
ダブルE 1/20ラジコン メルセデスベンツ アロクス コンテナトラック
ダブルEの1/20スケール電動ラジコン、メルセデスベンツ アロクス コンテナトラックです。
ある日ボッコフのミニカー売り場の棚の上に鎮座していたコヤツと目が合ってしまいました(笑)。
所謂トレーラーと云うものに昔から興味や憧れがあり、未開封で値段も4K+税とお手頃だったので勢いで連れて帰ってしまったんですが…。
それでも店頭で小一時間は悩みましたねぇ、箱デカいし…笑。
ドコに置くんだ?とか、ツレにバレたらどうすんの?(白い目で見られるのは確実)…等々、もう一人の自分との葛藤が凄かったです。
まあこのような場合、かなりの確率で興味に抗えずに買ってしまうんですけど…。
誰も居ない時を見計らってこっそり開封する背徳感がたまらない…。
子供用のトイですが、一応トラクタヘッドのスケールは1/20となっています。
ですがけん引する40フィートの海上コンテナは、さすがにノンスケールにして縮めているようです。
それでも、そこそこ場所を取るのには変わりませんが。
プロポを使用して、前後進、ステアはもちろんセミトレーラーの各機能(カプラーの連結・分離、補助脚の上下)のコントロールが可能。
エンジン音や後退時の警告音、カプラー分離時のエアリリース(プシュー)音が楽しめ、おまけにクラクション(ファーン音)まで鳴らせます。
(ミュートも可)
また、周波数をトラクタヘッドおよびセミトレーラーと同期させるためのスイッチなども付いています。
トレーラーマニアには堪らない(?)、RCによる連結操作。
一軸カプラーが再現されており、ここにセミトレーラーのキングピンが実際に結合します。
この状態でトラクタヘッドを後退させると…。
キングピンがカプラーと結合。
これは結合直前のカプラー。
結合した後にセミトレーラーの補助脚をプロポ操作で上昇させると結合は完了となります。
トイ然とした見た目より、なかなか本格的ですね。
後退時にテールランプ点灯、ステア時にはターンシグナルが点滅したりと芸が細かいですね。
また海上コンテナは取り外せますが、実物同様4隅にあるツイストロックで固定されると云うこだわりよう。
やっぱりセミトレーラーの操縦は難しいですね、特に後退操作が。
低価格RCのため微妙なステアリング調整が出来ないので(直進かフル転舵のどちらか)、なおのこと難しいです。
でも、遊んでいるうちに何となく後退時のコツが掴めてきました。
何をするにも小刻みな操作がキモかと…。
やっているうちにトレーラーの挙動は掴めてくるので、実際にけん引免許を取る人のイメージトレーニング用に良いかもです(根拠なし…汗)。
さてさて、ひとしきり遊んで気が済んだのでさっさとオクに出して亡きものにしてしまいました。
ある日ボッコフのミニカー売り場の棚の上に鎮座していたコヤツと目が合ってしまいました(笑)。
所謂トレーラーと云うものに昔から興味や憧れがあり、未開封で値段も4K+税とお手頃だったので勢いで連れて帰ってしまったんですが…。
それでも店頭で小一時間は悩みましたねぇ、箱デカいし…笑。
ドコに置くんだ?とか、ツレにバレたらどうすんの?(白い目で見られるのは確実)…等々、もう一人の自分との葛藤が凄かったです。
まあこのような場合、かなりの確率で興味に抗えずに買ってしまうんですけど…。
誰も居ない時を見計らってこっそり開封する背徳感がたまらない…。
子供用のトイですが、一応トラクタヘッドのスケールは1/20となっています。
ですがけん引する40フィートの海上コンテナは、さすがにノンスケールにして縮めているようです。
それでも、そこそこ場所を取るのには変わりませんが。
プロポを使用して、前後進、ステアはもちろんセミトレーラーの各機能(カプラーの連結・分離、補助脚の上下)のコントロールが可能。
エンジン音や後退時の警告音、カプラー分離時のエアリリース(プシュー)音が楽しめ、おまけにクラクション(ファーン音)まで鳴らせます。
(ミュートも可)
また、周波数をトラクタヘッドおよびセミトレーラーと同期させるためのスイッチなども付いています。
トレーラーマニアには堪らない(?)、RCによる連結操作。
一軸カプラーが再現されており、ここにセミトレーラーのキングピンが実際に結合します。
この状態でトラクタヘッドを後退させると…。
キングピンがカプラーと結合。
これは結合直前のカプラー。
結合した後にセミトレーラーの補助脚をプロポ操作で上昇させると結合は完了となります。
トイ然とした見た目より、なかなか本格的ですね。
後退時にテールランプ点灯、ステア時にはターンシグナルが点滅したりと芸が細かいですね。
また海上コンテナは取り外せますが、実物同様4隅にあるツイストロックで固定されると云うこだわりよう。
やっぱりセミトレーラーの操縦は難しいですね、特に後退操作が。
低価格RCのため微妙なステアリング調整が出来ないので(直進かフル転舵のどちらか)、なおのこと難しいです。
でも、遊んでいるうちに何となく後退時のコツが掴めてきました。
何をするにも小刻みな操作がキモかと…。
やっているうちにトレーラーの挙動は掴めてくるので、実際にけん引免許を取る人のイメージトレーニング用に良いかもです(根拠なし…汗)。
さてさて、ひとしきり遊んで気が済んだのでさっさとオクに出して亡きものにしてしまいました。
2024年06月20日
「俺はワルサーが好きなんだ!」 CMCモデルガン P38再び 前編
以前ショートリコイル化したCMCのP38ミリタリー ブローバック仕様をお色直ししました、の前編です。
最近入れ込んでいるめっき工房による金属モデルガンの再めっき化。
じゃCMCのP38も…、と云うことで塗装を剥離してゴールデン化を試みたんですが、金めっきが上手く定着しなかったので再び金色塗装することに(号泣)。
せめてショートパーツだけは再研磨後、腐食防止も兼ねてクロームめっき化。
せっかくバラしたので、気になっていたフィーディングランプの段差とバレルロックのタイミングもついでに調整することに。
この画像が前回の状態で、バレルとフレーム間が断崖絶壁になっており、更に3mmぐらいの隙間があります。
隙間ができる原因は、ロッキングブロックがスライドとの噛み合いを解くタイミングが想定より早いため。
いろいろ検討した結果、指先の隙間の寸法だけロッキングブロックに肉盛りしてやればOKっぽいので…。
ロッキングブロックの両脇に肉盛り用ガイドとしてプラバンを瞬着で貼り付け…。
ジーナス(金属パテ)を盛りーの…。
硬化後、ガイドに沿ってやすりで削りーの…、で形を整えます。
耐久性ですが、手動でのスライド操作くらいなら問題はなさそう。
他にもガタ取りで養生テープを貼り付けたりして…。
隙間は1mmぐらいまで詰められました。
ショートリコイルが再現されているCMCのP38スタンダード(ノンBLK)モデルもこれくらいの隙間はあるのでこれでヨシとします。
バレルのフィーディングランプは下方向に削り込んでフレーム側のランプと面一化。
そもそも実銃のランプはこんな急角度ではなく、もっとフラットでジャムも少なそうな形状なんですけどね。
後編へ続きます。
最近入れ込んでいるめっき工房による金属モデルガンの再めっき化。
じゃCMCのP38も…、と云うことで塗装を剥離してゴールデン化を試みたんですが、金めっきが上手く定着しなかったので再び金色塗装することに(号泣)。
せめてショートパーツだけは再研磨後、腐食防止も兼ねてクロームめっき化。
せっかくバラしたので、気になっていたフィーディングランプの段差とバレルロックのタイミングもついでに調整することに。
この画像が前回の状態で、バレルとフレーム間が断崖絶壁になっており、更に3mmぐらいの隙間があります。
隙間ができる原因は、ロッキングブロックがスライドとの噛み合いを解くタイミングが想定より早いため。
いろいろ検討した結果、指先の隙間の寸法だけロッキングブロックに肉盛りしてやればOKっぽいので…。
ロッキングブロックの両脇に肉盛り用ガイドとしてプラバンを瞬着で貼り付け…。
ジーナス(金属パテ)を盛りーの…。
硬化後、ガイドに沿ってやすりで削りーの…、で形を整えます。
耐久性ですが、手動でのスライド操作くらいなら問題はなさそう。
他にもガタ取りで養生テープを貼り付けたりして…。
隙間は1mmぐらいまで詰められました。
ショートリコイルが再現されているCMCのP38スタンダード(ノンBLK)モデルもこれくらいの隙間はあるのでこれでヨシとします。
バレルのフィーディングランプは下方向に削り込んでフレーム側のランプと面一化。
そもそも実銃のランプはこんな急角度ではなく、もっとフラットでジャムも少なそうな形状なんですけどね。
後編へ続きます。
2024年06月09日
本を読みましょう!温故知新 ガン関連出版物「モデルガン・チャレンジャー」
モデルガン・チャレンジャー(以下MC)とは1983年から1年半ほどMGCが発行していたトイガン雑誌です。
1983年6月発行の創刊号はリアルタイムで買いましたが、その後は近年になって一冊だけボッコフで入手したのみ。
つまり今までその2冊以外読んだことがなかったのですが、去年経年劣化のほとんどない美品を全20冊入手する機会がありました。
改めて読んでみると、モデルガンを喰う勢いのエアソフトガンの台頭に危機感を覚えた当時業界の盟主的存在だったMGCが、生き残りを図るべく情報発信源として雑誌を創っちゃった…、みたいな印象を受けます。
それをMGC一社で賄えてしまうところに、この企業の当時の隆盛ぶりが伺える訳ですが。
コンバットマガジン(以下CM)誌からメインライター2名を引っこ抜いて華々しくスタートを切ったMC誌。
モデルガンのレポート記事などは、体裁も(何ならライターも…)含めてCM誌のモデルガンテストレポートをそのまんま横展開ですね。
また先行するライバル誌と毛色を変えようとしたのか、創刊号からしばらくは車やバイク、おもちゃ、果てはミニコンポ(!)などの記事があったりします。
反面、モデルガンが国家権力により如何に理不尽な扱いを受けているか等の告発的な記事も多いです。
メイン記事はメインライターが得意としていたレースガン関連が多く、これは将来的にシューターワンを使用した銃競技の普及を目論んでのことだったんでしょうか。
それは結果的にジャパンビアンキカップ第一回大会の開催と云うことで花開く訳ですが…。
とにかく、シューターワンをモデルガン再興の切り札と考えていた節が伺えます。
1984年2月号からサイズがA4→B5にダウンされ、同時に価格も¥700→¥500に値下げされます。
ちなみに同年代のGun誌、CM誌ともB5サイズで定価¥700でした。
つまりモデルガン・チャレンジャー(以下MC)誌は、既存のライバル誌に対してサイズや価格で常にアドバンテージを保っていたと云うことですね。
まだ全て読んでないですが、MGCは規制の緩かったエアソフトガンが引き起こす社会的な事件によって、モデルガンも巻き添え的な規制を被ることを恐れていた感じですね。
そのため世論の醸成を狙ってか、エアソフトガンがいかに危険かというネガティブキャンペーン的な記事が数多く見受けられます。
ですがメインの読者層(読者投稿ページを見る限り10~20代か?)は、その記事で却って弾の飛ぶエアソフトガンに興味を抱いてしまったのではないでしょうか。
まさにその世代にどストライクの"新人類"第一世代な管理人も、エポックメイキングなエアソフトガン(BSバッファロー、タカトクSS9000、マルゼンマークスマンガバ、
マルゼンミニウージー、コクサイスーパーウェポンM700等)は興味津々で購入してましたし…。
大人(団塊の世代?)が正論を説いても、受け手がしらけ世代(または新人類)では笛吹けども踊らず…、ですかね。
モデルガン凋落の流れに贖えなかったかMC誌は1985年の1月に休刊(実質廃刊)してしまいます。
しかし、その後間髪入れずに同社よりエアソフトガンの大傑作M93Rが発売され、スーパーヒットを放ちます。
つまりエアソフトガンに対するネガティブキャンペーンを張りながらも、並行して完成度の高いエアソフトガンを開発していた訳です。
決して貶しているわけではなく、時代の趨勢をしっかり掴んですべきことをするのは企業として正しい(あるべき)姿ですよね。
MC誌は当時Gun誌とCM誌が熱い戦いを繰り広げる中に果敢に割って入った訳ですが、結果として壮大なマーケッティング活動に終わってしまったと云うところでしょうか。
1983年6月発行の創刊号はリアルタイムで買いましたが、その後は近年になって一冊だけボッコフで入手したのみ。
つまり今までその2冊以外読んだことがなかったのですが、去年経年劣化のほとんどない美品を全20冊入手する機会がありました。
改めて読んでみると、モデルガンを喰う勢いのエアソフトガンの台頭に危機感を覚えた当時業界の盟主的存在だったMGCが、生き残りを図るべく情報発信源として雑誌を創っちゃった…、みたいな印象を受けます。
それをMGC一社で賄えてしまうところに、この企業の当時の隆盛ぶりが伺える訳ですが。
コンバットマガジン(以下CM)誌からメインライター2名を引っこ抜いて華々しくスタートを切ったMC誌。
モデルガンのレポート記事などは、体裁も(何ならライターも…)含めてCM誌のモデルガンテストレポートをそのまんま横展開ですね。
また先行するライバル誌と毛色を変えようとしたのか、創刊号からしばらくは車やバイク、おもちゃ、果てはミニコンポ(!)などの記事があったりします。
反面、モデルガンが国家権力により如何に理不尽な扱いを受けているか等の告発的な記事も多いです。
メイン記事はメインライターが得意としていたレースガン関連が多く、これは将来的にシューターワンを使用した銃競技の普及を目論んでのことだったんでしょうか。
それは結果的にジャパンビアンキカップ第一回大会の開催と云うことで花開く訳ですが…。
とにかく、シューターワンをモデルガン再興の切り札と考えていた節が伺えます。
1984年2月号からサイズがA4→B5にダウンされ、同時に価格も¥700→¥500に値下げされます。
ちなみに同年代のGun誌、CM誌ともB5サイズで定価¥700でした。
つまりモデルガン・チャレンジャー(以下MC)誌は、既存のライバル誌に対してサイズや価格で常にアドバンテージを保っていたと云うことですね。
まだ全て読んでないですが、MGCは規制の緩かったエアソフトガンが引き起こす社会的な事件によって、モデルガンも巻き添え的な規制を被ることを恐れていた感じですね。
そのため世論の醸成を狙ってか、エアソフトガンがいかに危険かというネガティブキャンペーン的な記事が数多く見受けられます。
ですがメインの読者層(読者投稿ページを見る限り10~20代か?)は、その記事で却って弾の飛ぶエアソフトガンに興味を抱いてしまったのではないでしょうか。
まさにその世代にどストライクの"新人類"第一世代な管理人も、エポックメイキングなエアソフトガン(BSバッファロー、タカトクSS9000、マルゼンマークスマンガバ、
マルゼンミニウージー、コクサイスーパーウェポンM700等)は興味津々で購入してましたし…。
大人(団塊の世代?)が正論を説いても、受け手がしらけ世代(または新人類)では笛吹けども踊らず…、ですかね。
モデルガン凋落の流れに贖えなかったかMC誌は1985年の1月に休刊(実質廃刊)してしまいます。
しかし、その後間髪入れずに同社よりエアソフトガンの大傑作M93Rが発売され、スーパーヒットを放ちます。
つまりエアソフトガンに対するネガティブキャンペーンを張りながらも、並行して完成度の高いエアソフトガンを開発していた訳です。
決して貶しているわけではなく、時代の趨勢をしっかり掴んですべきことをするのは企業として正しい(あるべき)姿ですよね。
MC誌は当時Gun誌とCM誌が熱い戦いを繰り広げる中に果敢に割って入った訳ですが、結果として壮大なマーケッティング活動に終わってしまったと云うところでしょうか。
2024年06月01日
KSCモデルガン コルトMK-V キングコブラ 4in アルティミットシルバー
KSCのモデルガン、コルトMK-V キングコブラ 4in アルティミットシルバーです。
昨日(5/31)めでたくKSCよりブラックABSモデルが再販されましたが、 便乗 記念して記事をアップします(笑)。
去年の夏のBHにて購入。
黎明期のKSCを支えたキングコブラ(以下キンコ)、気合の入れ方も尋常でなくバリエーションも多岐にわたります。
アルティミットシルバーはABSにクロームめっきを丁重に施し、実銃に存在するブライトステンレスフィニッシュを再現したバージョン。
ABSと云う材質ゆえ、スッカスカに軽いのを除けば相変わらず素晴らしい再現度を誇ります。
刮目すべきはファイアリングピンのブッシングが別パーツになっていること。
普及版の価格のリボルバーでここまでリアルに再現したものは他に思い当たるものがなく、KSCキンコの売りの一つですね。
ACROタイプのリアサイトなども、分解してみると他社のACROより明らかにパーツ数が多いです。
KSCのキンコファミリーは複数のブランドの実物グリップを採用しており、バリアントによって使い分けています。
アルティミットシルバーはホーグのラバーグリップが付いていますが、右側の鏡のようなフレーム平面部を覆い隠してしまうのがもったいない…。
鏡のように美しい平面部をフルに露出させたいなら、マルベリーフィールドのサービス木グリ一択。
でもルックス的にこのグリップはないかな…。
折衷案としてキンコのレギュラー品に付いているパックマイヤーのグリッパーを装着。
やはりキンコにはグリッパーが一番似合いますね。
メダリオンはパックマイヤーオリジナルを外して、余っていたパイソンプラグリのゴールドランパントと入れ替えてやったら華やかになりました。
光と影(特に意味なし…)。
HWの4インチと。
V(ファイブ)型に並べてみました(別に意味なし…)。
昨日(5/31)めでたくKSCよりブラックABSモデルが再販されましたが、
去年の夏のBHにて購入。
黎明期のKSCを支えたキングコブラ(以下キンコ)、気合の入れ方も尋常でなくバリエーションも多岐にわたります。
アルティミットシルバーはABSにクロームめっきを丁重に施し、実銃に存在するブライトステンレスフィニッシュを再現したバージョン。
ABSと云う材質ゆえ、スッカスカに軽いのを除けば相変わらず素晴らしい再現度を誇ります。
刮目すべきはファイアリングピンのブッシングが別パーツになっていること。
普及版の価格のリボルバーでここまでリアルに再現したものは他に思い当たるものがなく、KSCキンコの売りの一つですね。
ACROタイプのリアサイトなども、分解してみると他社のACROより明らかにパーツ数が多いです。
KSCのキンコファミリーは複数のブランドの実物グリップを採用しており、バリアントによって使い分けています。
アルティミットシルバーはホーグのラバーグリップが付いていますが、右側の鏡のようなフレーム平面部を覆い隠してしまうのがもったいない…。
鏡のように美しい平面部をフルに露出させたいなら、マルベリーフィールドのサービス木グリ一択。
でもルックス的にこのグリップはないかな…。
折衷案としてキンコのレギュラー品に付いているパックマイヤーのグリッパーを装着。
やはりキンコにはグリッパーが一番似合いますね。
メダリオンはパックマイヤーオリジナルを外して、余っていたパイソンプラグリのゴールドランパントと入れ替えてやったら華やかになりました。
光と影(特に意味なし…)。
HWの4インチと。
V(ファイブ)型に並べてみました(別に意味なし…)。
2024年05月19日
行ってみた!(第3回ホンダクラシックミーティング in 朝霞の森 4/28)
4月28日に朝霞市で開催された「第3回ホンダクラシックミーティング in 朝霞の森」に行ってきました。
ガレージサイコーと云うホンダの旧車を得意とするショップ主催の、ホンダ旧車の展示がメインのカーイベントです。
7~80年代のホンダ車には個人的に思い入れがあったりするのでGWらしい晴天の中、チャリでちょこっと覗いてきました。
会場の朝霞の森は米軍キャンプの跡地に造られた多目的広場で、これまでもクルマ関係のイベントが開かれていたようですが行ったのは初めて。
敷地はかなり広々としており、クルマのイベントにも十分に対応できそうな余裕が感じられます。
会場外の路上にはクルマ関係の古本、古いカタログや模型などを扱う物販店やキッチンカーなどの出店も並んで、ちょっとしたお祭り感もあり良い雰囲気…。
80年代のホンダは商品にしてもCMにしても何もかも斬新で垢抜けていて、「欲しいな…」と思わせる魅力(魔力と云ってもいいかも…)に溢れていました。
そして80年代の幕開けと共に鮮烈なデビューを飾った初代シティ(81年デビュー)。
イギリスのスカ系バンド、マッドネスを起用したムカデダンスのCMが忘れられません。
シティはMM(マンマキシマム・メカミニマム)思想を強力に推し進めた初のクルマで大ヒットを放ちます。
しかし、乗り心地に難があったり、シンプルさが飽きられたのか後半はやや失速してしまいます。
それでもシティは、ターボ、ターボⅡ、マンハッタンルーフ(ハイルーフ)、カブリオレなど矢継ぎ早にファミリーを増殖していきます。
カブリオレ化に当たってはピニンファリーナに設計を外注したようで、その証がBピラー(ロールオーバーバー)根元に燦然と輝くエンブレム。
初代バラードスポーツCR-Xの展示も数台あり、その中の一台、無限コンプリートカーであるMUGEN CR-X PRO。
概ねオリジナルかつピッカピカの個体で、青森ナンバー(ご苦労様です…)でした。
これの1.3リッターを昔いた会社のコが乗っていて、まったくアンダーを感じないシャープな回頭性に目を見張った記憶があります。
二代目サイバーCR-Xの一群。
当時友人が3人ぐらい乗っていましたが、全員が公道でスピンを経験した(一人は田んぼに落っこちた)という結構危険が危ないクルマと云う印象があります。
パワーがあって、縦横比がストラトス並みなのでさもありなん…。
手前の3代目シビック(ワンダーシビック)Si、サンルーフ付きで新潟ナンバーでした。
これも美しいフルオリジナルの個体。
ワンダーも今ではほとんど見かけませんが、全盛時、白のSiは10分に一回はすれ違う位走ってましたね。
(全然大袈裟ではなく、当時はホントにそんな印象でした…)
80年代のホンダ車のボディは軽量でしたが、耐久性に難がある印象だったので残存数も少ないんでしょうか。
でもSiのZCエンジンはトルクが図太いのに良く回り、しかも燃費も良いという魔法のエンジン(!)だったので売れるのも納得でした。
一世を風靡したキングオブデートカー(笑)、3代目プレリュードの後期型。
後期型のバンバーで赤ボディだと案外フェラーリっぽいですな。
(実際ボンネット高は308GTBなみに低かったらしい…)
友人のに試乗した時は、やっぱり機械式の4WSが妙な感覚で馴染めませんでした。
初代アコードもピカピカのフルオリジナル車が鎮座していました。
中学生の時、その日本車離れしたバタ臭さに二度見した記憶があります。
今見ると初代シロッコにちょっと似てますが、発売時期が2年ぐらいしか違わないのでデザイン的にパク 参考にしたかどうかは微妙ですね。
(たまたま似ただけ?)
意外だったのはホンダの礎を築いたと云っても過言ではない初代シビックが二台しか居なかったこと。
でも一台はミントコンディションのモスグリーンのRSでした。
小学4年の時に新聞を見て自分でカタログ請求したのもいい思い出…。
ホロ付きでオリーブドラブだと平面ガラスも相まって軍用車にしか見えないバモス。
朝霞は土地柄、街道を自衛隊車両(16式MCVとかも)が普通に走ってるんで、隊列にまぎれても違和感ないかも…。
小学3~4年生の頃、クリーニング屋さんのお兄さんがこの色のバモス(ホロ付き)で御用聞きに来ていました。
TNⅢ360ですが、バンダイの1/20スケールでマイナーチェンジ前のTN360がキット化されており小2のクリスマスに買ってもらった記憶があります。
当然7歳のガキんちょが作るには荷が重かったです…。
他にも60年代の名車が数々ありましたが、キリがないのでクルマ関係はこの辺で終了…。
右は子供に大人気だった朝霞市の公式ゆるキャラ、ぽぽたん。
当日は結構な気温だったんですが、中の人、大丈夫だったでしょうか。
バイクも数は少ないですが興味深い展示がありました。
自慢の4in1マフラーが4本出しマフラーになっちゃっているヨンフォア、貴重な4in1は室内で保管してるんでしょうか。
4本マフラーはCB350Four用ですかね。
最も初期のゴールドウイングが2台並べてあり、左の黒いのはアメリカ建国200周年限定車のGL1000LTD(2000台限定)です。
この頃のゴールドウイングは現在のようなツアラーではなく、大排気量スーパースポーツ的な存在でした。
タンク部のサービスリッドがフルオープンされていて、内部の臓物(補機類)を一望できました(初めて見た!)。
重心位置を下げるために燃料タンクをシート下に置くなど、目的のための発想の転換はホンダのお家芸でしたね。
これも初めて見た…、と云うか存在も初めて知ったCB750Fourのプロトタイプ。
しかもナンバーが付いちゃってるっ(!)。
まあ、朝霞と云えばアサケン(本田技研朝霞研究所)があるホンダ2輪の本丸的な土地柄なので、こんなバイクの1台や2台走ってても全然おかしくないですが…(笑)。
フルノーマルのCB750Fは永遠の美。
手前は裏コムスターのFBですが、奥の軽快なFZ(かFA)に対して大型バイクらしい重厚さが増した印象です。
展示車両だけでなく、駐輪場のレベルもハンバなかったです…。
ドクロタンクのベンリイスーパースポーツCB92、ウイングGL400の後期型やMVX250Fなど、ぜひ展示場の方に置いていただきたかった逸品がずらり。
500SSマッハⅢ(H1)まであったりして…。
このレベルのクルマ系イベントがチャリで行ける範囲で開催されているのは嬉しい限り。
これからも朝霞の森、要チェックです。
ガレージサイコーと云うホンダの旧車を得意とするショップ主催の、ホンダ旧車の展示がメインのカーイベントです。
7~80年代のホンダ車には個人的に思い入れがあったりするのでGWらしい晴天の中、チャリでちょこっと覗いてきました。
会場の朝霞の森は米軍キャンプの跡地に造られた多目的広場で、これまでもクルマ関係のイベントが開かれていたようですが行ったのは初めて。
敷地はかなり広々としており、クルマのイベントにも十分に対応できそうな余裕が感じられます。
会場外の路上にはクルマ関係の古本、古いカタログや模型などを扱う物販店やキッチンカーなどの出店も並んで、ちょっとしたお祭り感もあり良い雰囲気…。
80年代のホンダは商品にしてもCMにしても何もかも斬新で垢抜けていて、「欲しいな…」と思わせる魅力(魔力と云ってもいいかも…)に溢れていました。
そして80年代の幕開けと共に鮮烈なデビューを飾った初代シティ(81年デビュー)。
イギリスのスカ系バンド、マッドネスを起用したムカデダンスのCMが忘れられません。
シティはMM(マンマキシマム・メカミニマム)思想を強力に推し進めた初のクルマで大ヒットを放ちます。
しかし、乗り心地に難があったり、シンプルさが飽きられたのか後半はやや失速してしまいます。
それでもシティは、ターボ、ターボⅡ、マンハッタンルーフ(ハイルーフ)、カブリオレなど矢継ぎ早にファミリーを増殖していきます。
カブリオレ化に当たってはピニンファリーナに設計を外注したようで、その証がBピラー(ロールオーバーバー)根元に燦然と輝くエンブレム。
初代バラードスポーツCR-Xの展示も数台あり、その中の一台、無限コンプリートカーであるMUGEN CR-X PRO。
概ねオリジナルかつピッカピカの個体で、青森ナンバー(ご苦労様です…)でした。
これの1.3リッターを昔いた会社のコが乗っていて、まったくアンダーを感じないシャープな回頭性に目を見張った記憶があります。
二代目サイバーCR-Xの一群。
当時友人が3人ぐらい乗っていましたが、全員が公道でスピンを経験した(一人は田んぼに落っこちた)という結構危険が危ないクルマと云う印象があります。
パワーがあって、縦横比がストラトス並みなのでさもありなん…。
手前の3代目シビック(ワンダーシビック)Si、サンルーフ付きで新潟ナンバーでした。
これも美しいフルオリジナルの個体。
ワンダーも今ではほとんど見かけませんが、全盛時、白のSiは10分に一回はすれ違う位走ってましたね。
(全然大袈裟ではなく、当時はホントにそんな印象でした…)
80年代のホンダ車のボディは軽量でしたが、耐久性に難がある印象だったので残存数も少ないんでしょうか。
でもSiのZCエンジンはトルクが図太いのに良く回り、しかも燃費も良いという魔法のエンジン(!)だったので売れるのも納得でした。
一世を風靡したキングオブデートカー(笑)、3代目プレリュードの後期型。
後期型のバンバーで赤ボディだと案外フェラーリっぽいですな。
(実際ボンネット高は308GTBなみに低かったらしい…)
友人のに試乗した時は、やっぱり機械式の4WSが妙な感覚で馴染めませんでした。
初代アコードもピカピカのフルオリジナル車が鎮座していました。
中学生の時、その日本車離れしたバタ臭さに二度見した記憶があります。
今見ると初代シロッコにちょっと似てますが、発売時期が2年ぐらいしか違わないのでデザイン的に
(たまたま似ただけ?)
意外だったのはホンダの礎を築いたと云っても過言ではない初代シビックが二台しか居なかったこと。
でも一台はミントコンディションのモスグリーンのRSでした。
小学4年の時に新聞を見て自分でカタログ請求したのもいい思い出…。
ホロ付きでオリーブドラブだと平面ガラスも相まって軍用車にしか見えないバモス。
朝霞は土地柄、街道を自衛隊車両(16式MCVとかも)が普通に走ってるんで、隊列にまぎれても違和感ないかも…。
小学3~4年生の頃、クリーニング屋さんのお兄さんがこの色のバモス(ホロ付き)で御用聞きに来ていました。
TNⅢ360ですが、バンダイの1/20スケールでマイナーチェンジ前のTN360がキット化されており小2のクリスマスに買ってもらった記憶があります。
当然7歳のガキんちょが作るには荷が重かったです…。
他にも60年代の名車が数々ありましたが、キリがないのでクルマ関係はこの辺で終了…。
右は子供に大人気だった朝霞市の公式ゆるキャラ、ぽぽたん。
当日は結構な気温だったんですが、中の人、大丈夫だったでしょうか。
バイクも数は少ないですが興味深い展示がありました。
自慢の4in1マフラーが4本出しマフラーになっちゃっているヨンフォア、貴重な4in1は室内で保管してるんでしょうか。
4本マフラーはCB350Four用ですかね。
最も初期のゴールドウイングが2台並べてあり、左の黒いのはアメリカ建国200周年限定車のGL1000LTD(2000台限定)です。
この頃のゴールドウイングは現在のようなツアラーではなく、大排気量スーパースポーツ的な存在でした。
タンク部のサービスリッドがフルオープンされていて、内部の臓物(補機類)を一望できました(初めて見た!)。
重心位置を下げるために燃料タンクをシート下に置くなど、目的のための発想の転換はホンダのお家芸でしたね。
これも初めて見た…、と云うか存在も初めて知ったCB750Fourのプロトタイプ。
しかもナンバーが付いちゃってるっ(!)。
まあ、朝霞と云えばアサケン(本田技研朝霞研究所)があるホンダ2輪の本丸的な土地柄なので、こんなバイクの1台や2台走ってても全然おかしくないですが…(笑)。
フルノーマルのCB750Fは永遠の美。
手前は裏コムスターのFBですが、奥の軽快なFZ(かFA)に対して大型バイクらしい重厚さが増した印象です。
展示車両だけでなく、駐輪場のレベルもハンバなかったです…。
ドクロタンクのベンリイスーパースポーツCB92、ウイングGL400の後期型やMVX250Fなど、ぜひ展示場の方に置いていただきたかった逸品がずらり。
500SSマッハⅢ(H1)まであったりして…。
このレベルのクルマ系イベントがチャリで行ける範囲で開催されているのは嬉しい限り。
これからも朝霞の森、要チェックです。
2024年05月10日
タナカモデルガン Kar98k
タナカのモデルガン、Kar98kです。
ガーランドや38式騎兵銃以来、長物沼にズブズブの管理人ですが、お次は近代ボルトアクションの祖であるKar98kと来るのは自明の理。
CMCかタナカのKar98kを狙ってあちこちに網を張ってたんですが、ヤフオクで個人の方が出品したタナカの格安物件を発見。
軽く競り合いましたが、それでも送料入れても30K以下に収まったのはラッキーでした。
未発火、スリング、取説付きで程度も上々。
但しカートリッジが付属していなかったので、上野のシカゴ連隊で8mmモーゼルのダミーカート5発セットx2を購入。
こんなコトもあろうかとストリッパークリップは去年夏のVショーで5個を購入済みでした。
クリップによるダミーカートの装填はスムーズで、この後ボルトを押し込めば装填と同時にストリッパークリップは弾き飛ばされます。
しかし排莢の調子はイマイチ。
理由はボルトヘッドと薬莢のヘッドの噛み合いが緩いため。
画像だとちゃんと噛み合って見えますが実際はユルユルです。
純正カートだと調子イイんでしょうかね。
…と云うことで、GW中のVショーでタナカ純正カートを上手いことゲット。
結果「カキーン」と調子よくエジェクトするのを確認しました。
2024年5月11日追記:
よく見ると、このカート38式/99式用みたいです。
(98k用に比べて弾頭部が若干短い)
バットプレートはCMC刻印入りなので、この個体は初期の生産分と思われます。
これはこれでCMCの忘れ形見的な趣があるので気に入っています。
金属部の仕上げは総じてCMC時代より良い印象ですが、フィニッシュが色気のない黒染めだったので軽く一皮剝いて仕上げ直しました。
こうすると、あちこちに打ってある刻印がクッキリと浮かび上がります。
ストックにもプルーフマーク(バッフェンアムト)の押印あり。
ストックで気になったのが木部の色味が妙に白っぽいこと。
おまけに光沢もなく、オイルステイン塗布でもケチったのかはっきり言って安っぽいです。
なので爆裂祭で何となく買っておいたワトコカラーオイル(ダークウォルナット)と云うオイルステインで着色しましたが、まだ白っぽいですね。
チャンバー上の"bnz"刻印はステアー社製を表すそう。
"43"の刻印もあるので、1943年製造のステアー社製と云う設定ですね。
マガジンフォロアープレートは後部の穴から弾頭の先っちょなどを差し込んでストッパーを解除しながら、後方に移動させると外れます。
ワンタッチで脱着できる38式に比べて、残弾の抜き取りは少し面倒ですね。
(38式はワンタッチ過ぎて戦闘中に外れちゃいそうな気もしますが…)
フロントバンドの構造などモデルガンなりのアレンジが有るものの、見た目は良く再現されているフロント廻り。
クリーニングロッドは38式同様ねじ込み式のダミーです。
コストの問題なんでしょうが、38式同様ボルトストップスプリングが無粋なねじで固定されてしまっているのが残念と云えば残念。
ボルトハンドルを跳ね上げることでファイアリングピンがコッキングされるコックオンオープニングが特徴の98k。
それを体験することが98kの購入目的の一つでしたが、やはりハンドル跳ね上げ時はそれなりに抵抗と重みを感じます。
細身で優雅さすら感じる38式小銃に比べると、ジャーマン的な力強さに溢れる98k。
かと言ってM1ガーランドのように手に余るほどではない絶妙なバランス感が、近代ボルトアクションライフルの先駆けと感じさせます。
Kar98kはフルサイズのGew98を短小化したカービン(騎兵銃)ですが、同じカービンカテゴリーの38式騎兵銃よりは幾分ロング。
その差は使用する弾薬によるものです。
左は8mmモーゼル(7.92mm x 59)で、右の38式実包(6.5mm x 50)より一回り大きいです。
初活力も8mmモーゼルの方が約50%ほど上回っているので、そのパワーを鑑みるとこれ以上の短小化はバランスの悪化を招くんでしょうね。
(更に短小化したG33/40、通称マウンテントルーパーとかはありますが…)
38式実包の弾頭が妙に長いのは、小径で軽くなってしまう弾頭重量を長くすることで補っているためです。
パワフルさでは劣りますが、小径のメリットもあり空気抵抗が小さいので弾道がより低伸(真っすぐ飛ぶ)するようになります。
で終了…、と思ったんですが、ストックの白さが気になってしょうがないので再び分解して数回ワトコで色付けしました。
ワトコは容量もたっぷりあり(200ml)大きな面積に塗るには適していて、買っておいて良かったです。
10回ぐらい重ね塗りしたら大分落ち着いた色味になり、加えて深みも出てイイ感じになりました。
ガーランドや38式騎兵銃以来、長物沼にズブズブの管理人ですが、お次は近代ボルトアクションの祖であるKar98kと来るのは自明の理。
CMCかタナカのKar98kを狙ってあちこちに網を張ってたんですが、ヤフオクで個人の方が出品したタナカの格安物件を発見。
軽く競り合いましたが、それでも送料入れても30K以下に収まったのはラッキーでした。
未発火、スリング、取説付きで程度も上々。
但しカートリッジが付属していなかったので、上野のシカゴ連隊で8mmモーゼルのダミーカート5発セットx2を購入。
こんなコトもあろうかとストリッパークリップは去年夏のVショーで5個を購入済みでした。
クリップによるダミーカートの装填はスムーズで、この後ボルトを押し込めば装填と同時にストリッパークリップは弾き飛ばされます。
しかし排莢の調子はイマイチ。
理由はボルトヘッドと薬莢のヘッドの噛み合いが緩いため。
画像だとちゃんと噛み合って見えますが実際はユルユルです。
純正カートだと調子イイんでしょうかね。
…と云うことで、GW中のVショーでタナカ純正カートを上手いことゲット。
結果「カキーン」と調子よくエジェクトするのを確認しました。
2024年5月11日追記:
よく見ると、このカート38式/99式用みたいです。
(98k用に比べて弾頭部が若干短い)
バットプレートはCMC刻印入りなので、この個体は初期の生産分と思われます。
これはこれでCMCの忘れ形見的な趣があるので気に入っています。
金属部の仕上げは総じてCMC時代より良い印象ですが、フィニッシュが色気のない黒染めだったので軽く一皮剝いて仕上げ直しました。
こうすると、あちこちに打ってある刻印がクッキリと浮かび上がります。
ストックにもプルーフマーク(バッフェンアムト)の押印あり。
ストックで気になったのが木部の色味が妙に白っぽいこと。
おまけに光沢もなく、オイルステイン塗布でもケチったのかはっきり言って安っぽいです。
なので爆裂祭で何となく買っておいたワトコカラーオイル(ダークウォルナット)と云うオイルステインで着色しましたが、まだ白っぽいですね。
チャンバー上の"bnz"刻印はステアー社製を表すそう。
"43"の刻印もあるので、1943年製造のステアー社製と云う設定ですね。
マガジンフォロアープレートは後部の穴から弾頭の先っちょなどを差し込んでストッパーを解除しながら、後方に移動させると外れます。
ワンタッチで脱着できる38式に比べて、残弾の抜き取りは少し面倒ですね。
(38式はワンタッチ過ぎて戦闘中に外れちゃいそうな気もしますが…)
フロントバンドの構造などモデルガンなりのアレンジが有るものの、見た目は良く再現されているフロント廻り。
クリーニングロッドは38式同様ねじ込み式のダミーです。
コストの問題なんでしょうが、38式同様ボルトストップスプリングが無粋なねじで固定されてしまっているのが残念と云えば残念。
ボルトハンドルを跳ね上げることでファイアリングピンがコッキングされるコックオンオープニングが特徴の98k。
それを体験することが98kの購入目的の一つでしたが、やはりハンドル跳ね上げ時はそれなりに抵抗と重みを感じます。
細身で優雅さすら感じる38式小銃に比べると、ジャーマン的な力強さに溢れる98k。
かと言ってM1ガーランドのように手に余るほどではない絶妙なバランス感が、近代ボルトアクションライフルの先駆けと感じさせます。
Kar98kはフルサイズのGew98を短小化したカービン(騎兵銃)ですが、同じカービンカテゴリーの38式騎兵銃よりは幾分ロング。
その差は使用する弾薬によるものです。
左は8mmモーゼル(7.92mm x 59)で、右の38式実包(6.5mm x 50)より一回り大きいです。
初活力も8mmモーゼルの方が約50%ほど上回っているので、そのパワーを鑑みるとこれ以上の短小化はバランスの悪化を招くんでしょうね。
(更に短小化したG33/40、通称マウンテントルーパーとかはありますが…)
38式実包の弾頭が妙に長いのは、小径で軽くなってしまう弾頭重量を長くすることで補っているためです。
パワフルさでは劣りますが、小径のメリットもあり空気抵抗が小さいので弾道がより低伸(真っすぐ飛ぶ)するようになります。
で終了…、と思ったんですが、ストックの白さが気になってしょうがないので再び分解して数回ワトコで色付けしました。
ワトコは容量もたっぷりあり(200ml)大きな面積に塗るには適していて、買っておいて良かったです。
10回ぐらい重ね塗りしたら大分落ち着いた色味になり、加えて深みも出てイイ感じになりました。