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2023年03月19日

CAWモデルガン 南部式自動拳銃 大型乙 前編

CAWのモデルガン、南部式自動拳銃 大型乙の前編です。
MULE渾身のフル刻印版が発売まで秒読みですね…。


管理人的に待ちに待った一丁で、何しろ高価だしあまり見かけないので名古屋のイベントで入手できたのはラッキーでした。


噂には聞いていましたが、息をのむ再現度です。
写真は今は亡きガンマガジン2014年5月号で、かなりリキの入った記事が掲載されています。


個人の感想ですが、全体的な雰囲気はパーフェクトかと…。
木製グリップも豊かな曲面を良く再現していますが、CAW特有の眠たいチェッカリングがちょっと惜しい。


登場は1902年で、日本初のオートマチックピストルだそうですがそうは思えない程洗練されたフォルムです。
初めてだけにリコイルスプリングを片持ち式にしてしまうなど機構的にこなれていない部分はありますが、この見た目であれば許されます(笑)。


工業製品的に見れば合理的でない部分もありましょうが、それが却って優美さを醸し出しています。
ワイルド7ではチーム随一の美形キャラである八百の愛銃でもありましたが、細身でシュッとした南部式大型は彼のキャラクターに良く合ってました。


フロントストラップに設けられたグリップセフティが南部式唯一の安全装置で、トリガーのみを機械的にロックします。
ここ等辺の造形と各種インスペクションマークも南部式の見どころの一つ。


黎明期のオートマチックピストルにありがちなタンジェントサイトが装備され、必要かどうかは別として500メートルの距離まで調整できるようになってます。
過剰装備と云うなかれ、ショルダーストックが装着できる大型甲(グランパナンブ)だとナンボかは生かせた装備なんでしょうね。


プロップアップ式のロッキング機構はモーゼルC96(MGCモデルガン)からヒントを得たのではないかと云う説があります。
しかしロッキングブロックの形状は全く異なっていて、丸パクリではありません。
このタイプのロッキング機構は後年ワルサーHP(P38)にも採用されますしね。


CAWの南部式はHW製のダミーカートモデルで、8ミリ南部のダミーカートが5発同梱されています。
ダミーカートはネックのポンチカシメは再現されているのですが、ヘッドスタンプが省略されているのがちょっぴり物足りません。


マガジンと本体のシリアルNo.がマッチしており、また文字のアラインも敢えてガタつかせていてリアルです。
しかし実銃でマガジンにシリアルNo.を打つのは互換性の無さを配慮しての事だと思われるので、それは量産品として問題ありますね。
南部式は軍に正式採用はされませんでしたが、スポット的に海軍の陸戦隊には納入されたそうで錨マークはその証です。


ファイアリングピンの先っちょは金属製の別パーツで、取り外せるようになっています。
これはパーツリストにも載っていないので案外気付かない方もいるかも。


黒染めされている先端を磨いてやると良い感じになります。
実銃はこの状態だとファイアリングピンが1ミリ弱突き出した状態になります。


再仕上げにあたり鉄製のランヤードリングを外しましたが、本体に傷を付けずに元に戻す自信がなかったので外したままにしました。
気が向いたらアルミの丸棒か何かで再生ですね。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンMULE/CAW

2023年03月10日

ピーメ沼!その2 タナカガスガン コルトSAA 2nd バードヘッド ケースハードンカスタム

ピーメ沼の第二弾です。(第一弾はこちら)
タナカとサンケンのコラボによるガスガン、コルトSAA 2nd バードヘッドスチールフィニッシュDXケースハードンカスタム。
盛りに盛ったカスタムだけあり、名前も長いです(笑)。


このペガサスガスガンはケースハードン風のフレームを核にバレルとシリンダーが艶々の黒めっき、トリガーガートとバックストラップが金めっきのゴージャスな装い。
まるで西部の荒くれ男がイタリア製の洒落たスーツを纏って伊達男に変身したかのよう。


結構盛ったメーカーカスタムなので定価はお高いですが、リサイクルショップのHP店舗でそこそこ求めやすい価格で出ていたのでポチリ。
バードヘッドグリップの握り心地にも興味があったので…。


デフォルトのグリップ(下)がプラだったので、ヤフオクでメダリオン付きのローズウッドグリップを入手。
グリップ内にはウエイトが仕込まれており73gの重さがあります。


この製品の一番の見せ場、ABS製のフレームに施されたケースハードン風の仕上げ。


めっきを掛けてその上から何らかの処理をしているようですが、ABSに有りがちなヒケがなくカチッとしているので結構質感が高いです。


形状的にもバードヘッドとノンフルートシリンダーで、カスタムらしさが溢れています。
バードヘッドグリップは通常レングスのピーメだとフロントヘビー感が出てしまい、見た目ちょっとバランスが悪いかな…。
やっぱり3インチぐらいのシェリフズがベストバランスかもしれません。


ピーメ沼第3弾に(多分)続きます。

  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)エアソフトガンタナカ

2023年03月01日

お色直し!MGCモデルガン ブラックライフル先祖返り(M603→M602) 後編

MGCのモデルガン、コルトM16A1ブラックライフル(モデル603初期型)をA1以前のモデル602風にお色直ししてみました、の後編です。
前編はこちら


そう云えばいつ買ったかも忘れた(多分実物の)ナイロンスリングを持っていたことを思い出したので付けてみました。
良い感じでヤレていて、アーリータイプのM16との相性はバツグンです。


設計者のユージーン・ストーナー氏が、その装備に懐疑的だったと云われるBFA(ボルトフォアードアシスト)を取っ払ったプレーンなアッパーレシーバー。
設計者にしたらBFAのようなブザマな出っ張りで我が子のスマートさを損なわれるのが我慢ならなかったのでは…。


いざ完成すると、中学生の頃に血沸き肉踊らせながら見ていたドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」が脳裏に甦ってきました。
(反逆のテーマを口ずさんじゃったりして…)
ホンドー隊長らはコレで悪人どもをなぎ倒していましたっけ(汗)。


それは置いといて、あくまでM602「風」なので細部が実銃と異なります。
ロアレシーバー後部の水平に走っているリブはもっと細いし、マグキャッチ周りの形状も微妙に違っていたりします。
(画像は実銃です)


刻印も「M16A1」となっていたのをA1を消して「M16」にしましたが、この部分は実銃のM602では「MODEL 02」となっているようです。
まあ、あくまでも「~風」ですので…(と反逆のテーマを口ずさむ ♪)。


今回、普段は見えないハンドガード内のバレルも仕上げ直しました。


バレルはあくまで長く細く、華奢な印象さえ受けるのでA2で一回り太くされたのも宜なるかな…。


ツルッツルのスラブサイデッドなロアレシーバーは、MGC製品では一度もモデル化されていないと思います。
金属版のM16A1にもリブは付いていました。
他社製品ではTOPのM16EBBベトナムが完全スラブサイド(但しBFA付き)。
伝説のLSの1/1プラモデルおよびマルシンの初期とINT(コクサイの前身)モデルガンが一部リブありの過渡期のスラブサイドを製品化していました。


完成後BFAパーツが余ったので、捨てるのも忍びなくキーホルダー化してみました(笑)。


普段見えないパーツですが、なにげに良くできているのは流石MGC。
カットモデル風で、BFAの構造が一目瞭然ですね(棒)。


構造つってもピコピコ押せるだけ…。


VFCのMP5ボルトスタイル キーリングに続いて、1/1スケール銃パーツアクセサリーの第二弾として是非(笑)。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンMGC

2023年02月18日

換えてみた!タナカ パイソン用ウエイト付きグリップ

タナカから発売されているパイソン用ウエイト付きウォールナット製オーバーサイズグリップを入手。
これ幸いとちょっと軽いのが悩みのタネだったペガサスのABSパイソンに着けてみました。


個人的に実物に匹敵する出来栄えと思うタナカ純正のパイソン用木製グリップ。
最近+Weightシリーズなる錘が仕込まれたバージョンも発売され、「ムムム…」と唸ったものの中々に高価で手が出ませんでした。


そんな時トイガンの神様が降臨、近所のアニメ系のリサイクルショップで半額以下だったので瞬殺。


錘無し(63g)に比べると74g程ウエイトアップしており、ABS製の軽々しいパイソンに装着するとそれなりに手応えは増します。


重くなっただけでなく、錘無しバージョン(上)と比べると木質も更にイイ感じになっています。


3rdの前期タイプをモデルアップしていますが、リリーフカット廻りがちょっぴり生硬な印象だったので少し丸みを加えました。


デフォルトのままでも我慢できない程ではありませんでしたが、実物の画像と睨めっこしながらシコシコして(自己)満足度さらにUP!


タナカの純正オプションなので、もちろんフィッティングに問題ナイッシング。


形状、品質、商品企画共満足度は高く、管理人的に実物の代替品として我慢できちゃうレヴェルです。
むしろチェッカリングは右の実物3rd後期よりシャープだったり…。
くすんでいるメダリオンがもっとキラキラしてたら完璧でしたね。


木工会社を起源に持つタナカの実力をまざまざと見せつけられた逸品でした。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)トイガンパーツグリップ

2023年02月10日

お色直し!MGCモデルガン ブラックライフル先祖返り(M603→M602) 前編

MGCのモデルガン、コルトM16A1ブラックライフル(モデル603初期型)をA1以前のモデル602風にお色直ししてみました、の前編です。


前からブラックライフルのボルトフォワードアシスト(以下BFA)を取っ払って、マグキャッチ周りのリブも削り取りフラットにすればM602っぽくなるのでは?と思っていました。
下はM603の後期型(MGCモデルガン)です。


年末年始、ヒマだったので軽い気持ちで実行に移してみたところ思いのほか大変でした(笑)。
まずBFAのバルジをダイヤモンドカッターでざっくりカット。
この惨状に「あ~あ、やっちまった…」とちょっぴり後悔してしまったのはここだけの話…。


気を取り直して、穴塞ぎ用に買ってあったマルイ電動ガンのジャンクレシーバーの一部を切り出します。


それをぽっかり空いた穴に貼って芯にしたあと、周辺にプラバンやらパテを埋めて整えていきます。


ついでにあちこちにある突き出しピン痕もパテで埋めました。


ロアレシーバーのリブも超粗目のやすりでカンナ掛けの要領でゴリゴリと削り倒しました。
2~3日掛るかなと思ったんですが、比較的加工しやすい性質のHW材だったので何とか一日で完了。
HW材の削り粉が7gぐらい出て、捨てるのは勿体ないのでビニール袋に入れて保管してあります。


ボルトキャリアに刻まれているBFA用のノッチも忘れずにパテ埋め。


M602のボルトアッシーはクローム仕上げらしいのでシルバーで塗装します。


こうしてBFAレスなアッパーとスラブサイドなロアレシーバーを持つA1以前のオリジナルM16が完成。
そのプレーンな佇まいが新鮮です。


後編に続きます
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンMGC

2023年02月01日

本日の獲物(新春竹芝ブラックホール2023/1/7&第101回ビクトリーショー2023/1/28)

2023年1月7日に開催された2023新春竹芝ブラックホールに行ってきました。


会場は例によって東京都立産業貿易センター浜松町館の2階です。
10:30開場の30分前に到着し、快適な屋内ロビーで開場まで待機。


いざ入場するも珍品の宝庫たるBWCの出店がなかったのが残念でした。
代わりと云っては何ですがタニオコバが大きめのスペースを取り、存在感を見せつけます。
12時からタニコバさんのコレクションのオークションがあるとのことで待機したものの、テーブルの上に値札を貼った商品を並べ、それを購入すると云うオークションとは違うシステムでした(笑)。
あまり触手が伸びるような物もなく見るだけにしましたが、タニコバさんから直にコレクションを購入できるのはイベントならではですね。

結局購入したのはピーメ沼のネタ用に、個人の方が作成したらしいCAWピーメ対応のワイドトリガーのみでした。
ステンレス製で精度も高そうな一品です。


そして1月28、29日に開催された第101回ビクトリーショーにも28日に行ってきました。
会場はブラックホールと同じく東京都立産業貿易センター浜松町館の4、5階です。
当日は15:30までに家に帰らないといけなくて、加えて有楽町に立寄る所用もあります。
それらを勘案すると会場には2時間ほどしか滞在できません。
このインポッシブルなミッションを達成するため、いつもは昼頃に参上するところを10:30開場の30分前に到着。
初めて知ったんですが、BHと違ってVショーは屋外のデッキで待機させられるんですね。
そんなに寒くない日だったから良かったものの、そうじゃないとキツイ感じです。


効率的に回ることを心掛け、まず5階のGUN&ミリタリーのフロアから攻めます。
まず出口付近にあったブースからメーカー純正のピンズ2点を600円で購入し、軽く肩慣らし…(コキッ)。


時間が無いので更に進むと、いつもリーズナブル価格でモデルガンのパーツを揃えるブースでWAのPPK/S用のプラグリをゲット(2.5K)。
所有の個体がデフォルトで木グリ装着だったので、これは探していました。


更に歩を進めるとMGCのプラM16モデルガンを組み立てる時に使用する治具、その名も「ハンマーエイド」を発見(0.5K)。
あると便利そうだけど持ってなかったんです。


エルフィンさんの1000円均一箱からLMTタイプのリアサイトをピックアップしましたが、LMTでもあまり見掛けないタイプです。
聞くとタニオコバ製とのことですが、詳細は不明。


過去CMCのM1カービンの30連マガジンやミニ14のカートを格安で見つけたブースで、またもや神アイテムを発見。
特に破損もないエランのバレル(チャンバー部は刻印レスでブルー仕上げ)が300円!
手持ちの非装填マッコイズ(未開封ですが)に付けられるかな…、などと妄想が止まりません。
どちらもリアルさを競っているメーカーの製品なので、多少の調整で付けられそうな気がします。
もしかしてHFのM1911A1にも…。


あっと云う間に90分が経過し、残り30分を切ったところで4階のミリタリーフロアに移動。
ここで目に止まった古いカタログ&ポスター類が4点で2K。
購入を決めて「これください」と云ったときのお店のおじさんのリアクションが笑えました。
「こんなの買うんだ…」みたいな。


どれも46年規制の前後ぐらいのもので、MGC以外のパブリッシュ物はむしろ貴重っちゃ、貴重です。
一点目は国際産業のカタログで46年規制の直後の物かと思います。


写真のモデルガンは黒染めされていますが、ページの片隅に「46年10月20日から銃刀法の改正によりゴールドメッキになっております」の但し書きがあります。
右ページの旧ミリポリは懐かしいですね、昔2インチを持ってました。


二点目も国際産業のカタログで、1976年の1月発行とあります。
あの伝説の真鍮カスタム、ルガーMk1が載っているものの、パーツの別売りは出来ないので修理の場合は送ってくださいと書いてあります。


この頃は宍戸錠さんをイメージキャラクターに使っていたようですね。
ポーズをキメた錠さんの写真が随所にあり、本人のあいさつ文などもあったりします。


三点目はカタログではありませんが、YMC(ヤングメンズコレクション)の大判ポスター。
モデルガン以外のアクセサリー類も興味深いです。
お店は渋谷のWA本山の近くにあったようですね。


裏面にも当時扱っていた商品が掲載されています。
CMCのブローニング380ブローバック(¥5000)が載っているので、時代的には1973年以降のモノと思われます。
ハイパワーのアンクルタイプがエモいです(笑)。


そして四点目は丸郷商店の超大判ポスターで、丸郷オリジナルのウィンチェスターM73やトンプソンM1928なども載っています。
あと、小学生のころ憧れた電動シュマイザーも…。


こちらも当時の商品ラインナップが一目瞭然です。
所々セロテープで補修してありますが、そのセロテープ自体が経年劣化でパリパリになっているので綺麗に剝がれてくれて助かりました(笑)。


綿密に立案した計画より10分程遅れて会場を後にし、昼食を摂るべく会場向かいのゆで太郎へ猛ダッシュ。
しかし、注文から出てくるまで予想外の時間が掛かってしまい、そば+かつ丼セットを6分間で喰う羽目に…。
店を飛び出すや、浜松町駅まで小走りして目標の一本前の山手線に飛び乗ることができ、ミッションコンプリートと相成りました(笑)。
(画像は古代進の愛銃コスモガンです。HWSのブースは新製品ラッシュでした)
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)日常買ってみた

2023年01月20日

MGCモデルガン コルト コンバットスタリオン 後編

MGCモデルガン、コルト コンバットスタリオンの後編です。
前編はこちら。


いくつか追加加工しました。
あると嬉しいエジェクションポート前方のリリーフカット。
WAのオフィサーズACPでは再現されているのでそれを参考に。


フロントサイト基部がフラット処理されているようなので、それらしく再現。


オフィサーズ系あるあるのマガジンベースの短縮化。


マガジンベースを金やすりで地道にゴリゴリ削りましたが、モノがスチールなので結構大変でした。
お馬さん(ランパントコルト)が寸前でちょん切られなかったのが不幸中の幸い…。


これは実物のマガジンの写真ですが、下部10mmぐらいに何らかの処理(強度アップ?)がされているようで、シルバーのトーンが変わっています。


なので、そのトーンの違いを塗装で表現しました。
ブルー仕上げだったマガジンはステンレス風に白磨き。


グリップ内に仕込むウエイトを鉛板から切り出して40gほど重量を稼ぎました。


アッパー / ロアーともHWだったこともあり、まあまあ不満のない重さです。


実銃ではコルトメダリオン付きパックマイヤーのラバグリが標準みたいですが、あまりに華がないので爆裂祭で仕入れたココボロの木グリを装着。


メインフレームの刻印も打ち直してあり、それらしくシリアルナンバーを入れました。


味も素っ気もない分厚いハイプロファイルのリアサイトに萌えます…。


アッパーがスモールカート仕様、ロアーがリアルカート仕様のハイブリッドですが、スモールカートリッジでの装填/排莢はスムーズで作動に問題ありません。
(画像は45ACPホローポイントのダミーカートです)


多分問題ないと思うんですが強度を慮ってリコイルSPとメインSPはガスブロ用にしてあるので、当然各操作の手応えもガスブロ並みかそれ以下です(笑)。


オフィサーズACPのモデルガンは持っていなかったので、そのものではないにしろ取り敢えずはモノになって良かったです。


元箱がないのでメルカリで買ったエランの箱で保存。
エランやマッコイズの化粧箱はたまに出品されるんですが、2~3Kだったら迷わずポチります。

  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンMGC

2023年01月09日

ピーメ沼!その1 タナカガスガン コルト ビズリー 4-3/4インチ

タナカのペガサスガスガン、コルト ビズリーモデル4-3/4インチのHWバージョンです。
ピースメーカーやザ・イコライザー等の愛称で親しまれるSAA(コルト シングル アクション アーミー)ですが、ここではピーメで…(笑)。
何やら最近トイガン業界ではピーメ祭りの予感ですが、そんな流れに便乗した(笑)ピーメ沼の第1弾。


6~7年前に近所のアニメ系リサイクルショップで中古を発見。
安めの値付けだったので取り敢えず押さえておいた一品です。
少々外観が荒れていたので最近再仕上げをしました。


ガスリボルバーとしては頭抜けた性能を誇るタナカのペガサスシステム。
管理人的にペガサスは、スイングアウトリボルバーよりもピーメ系との相性が良いように思います。


ノーマルピーメ(下、CMCモデルガン)と並べてみました。
両方とも4-3/4インチバレルの、いわゆる(日本ローカル的な呼び名では…)シビリアンモデルとなります。
流麗なノーマルに対してずんぐりしたフォルムのビズリー(発音的にはビズレー?)。


そんなずんぐりむっくりさがまた愛らしいんですが、別にそれを狙ったわけではありません。
ビズリー(左)はバックストラップの上方への伸長とトリガーガード直後のアンダーカットにより、グリッピング位置が全体的に上方に移設されています。
つまりハイグリップさせ、ボアラインを短縮することで安定した握りを実現しています。
右はタナカペガサスのバードヘッドグリップ付きカスタムですが、これもビズリー程ではないもののノーマルよりはハイグリップで握れます。


グリッピングの自由度が高く速射に向いたノーマルピーメ(左)に対して、ガッチリ握れるビズリーは精密射撃向きと云えそう。


…と一瞬思ったんですが、サイトはノーマルピーメと変わらずプアだし、それ以前に個体差か、それとも機構的なものなのかとにかく当たりません(笑)。
つべではマックさんも手こずってましたね…。


それはともかく、各部に打たれたシリアルナンバーなども数字のアラインを(わざと)ガタガタにしたりして、見ても楽しめます。


重さに関しても元々ペガサスシステムがシリンダーでそこそこの重量を稼げているのに加え、HW材の採用やグリップ内の重りで中々のウエイトを実現。
しかもバランスの良い重量感で、これもグリッピングが安定していると感じる一因になっていると思います。


ハンマーのストロークやコッキング角度などはノーマルピーメと変わっていないようです。
ハンマーノーズが短くなってしまっているのはペガサスの数少ない残念ポイントですが、ペガサス2では改善されるようで流石タナカです。


今は無きハドソン。その名作ビズリーのDNAを受け継いだ、忘形見とも云えるタナカのビズリー。
このような形であっても良き物が受け継がれて行くのは喜ばしいことです。


ピーメ沼第2弾に続く…。  

Posted by BOたぬき at 00:05Comments(2)エアソフトガンタナカ

2023年01月01日

MGCモデルガン コルト コンバットスタリオン 前編

明けましておめでとうございます。
新年第一弾、MGCのモデルガン、コルト コンバットスタリオンの前編です。


もちろん既存品をモデファイしたもので、ベースはMGCのモデルガン、GM5系。


ある日、メルカリで興味深い物件を発見。
GM5フルサイズパーツを短縮してサブコンパクト化した仕掛りカスタムのセットで、何でもアリイのエアコキのスライドを使ってディフェンダーのモデルガン化を図ったとのこと。
スライドを加工中に破損させてしまい志半ばに放出したそうです。


パーツはスライド以外はほぼ揃っており、写真にはありませんがブリーチやバレル等のおまけパーツも色々付いていました。
各パーツは粗削り状態ですが、基本的な加工は終わっていて表面を整えてやればそのまま使える状態です。
ハンマーストラットなどは一からの削り出しみたいで、その他の加工もプロ並みの精緻さでした。
フレームとメインスプリングハウジングもフルサイズ素材をベースに短縮加工されています。


そしてある日、ふらりと立ち寄った大雄でMGCモデルガンらしきオフィサーズACPのアッパーセットを発見してしまう管理人。


家でチェックしてみるとHWS(ハートフォード)でフルサイズのGM5を短縮してオフィサーズACP化したショップカスタム品らしいことが判明。
分かりずらいですが、ブリーチ下に打たれたHWSの刻印。


バレル、ブッシング、プラグなども一品モノっぽいです。


ブッシングなどは、鉄の板から切り出して一から造り上げた感じ…、プロの技ですね。
ここにもHWSの刻印があります。


スライド先端のダストカバー廻りの加工はお見事で、相当ガッチリ繋いであります。
それでもモデルガン用のリコイルスプリングだと強度的に少々不安なので、ローテンションのガスブロ用に変えるつもりですが。


当然ホールドオープンノッチや分解用のリリーフカットも元の位置を埋めて、後方に移動してあります。


さて、あれよと云う間にサブコンパクトのアッパー/ロアーが揃ったので仮組みしてした所、別の方々が手掛けたカスタム品にも拘らず作動に問題はなさそう。
素直にオフィサーズACPにしようかな…、と思いつつも既にWAのガスブロ(上)を持っているし…。


ここは一ひねりして恐らく未だモデルガン化されておらず(多分…)、刻印もカッコ良いコンバットスタリオンに決定。
(画像は実銃です)
外観は刻印以外オフィサーズACPと変わらず、スライドをステンレススチールに、フレームをアルミ合金に置き換えた仕様です。


コンバットスタリオンはMGC(タイトー)のマグナガスブロでもお馴染みですね。
実銃はシリーズ80系で、1988年にデビューしたそうですけど350丁ほどしか生産されなかったレアアイテムだとか。


方向性が決まったので、早速スライドとフレームのオフィサーズ刻印を埋めて刻印依頼に出しました。
打ち上がって来たのがこちら。


めっき風塗装されていたスモールカート仕様のバレルは小傷があったので再塗装。


もちろんバレルインサート入り。
ブッシングは鉄板からの切り出しなので実物より心持ち薄い感じです。


実銃のアルミフレームは亜鉛めっきを施されているらしく、ステンレススライドに比べて白っぽい色味なのでそれらしくトーンを変えてみました。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンMGC

2022年12月19日

HWSモデルガン 九四式自動拳銃 前期型 後編

HWS(ハートフォード)のモデルガン、九四式自動拳銃 前期型の後編です。
前編はこちら


実銃の九四式はパーツ抜け止めの為、各部にポンチカシメがポチっと打たれているのでそれらしく再現してみました。


これらのポンチカシメは、フレーム加工のために開けられた開口部を塞ぐパネルの抜け止めに打たれています。
九四式はフレームの三カ所に大きな開口部がありますが、耐久性に問題はなかったのか気になるところ…。


フロントサイトのダブテール部にもポチリ…。


後部のパネルにもポチられていますが、このような処理が必要なこと自体あまり合理的な設計とは思えません。


8ミリ南部実包の威力は380ACP(9x17)と同程度か若干劣ると云われており、本来ならば構造が複雑になるロッキング機構がなくても成立するパワー感です。
ただロッキング機構があればスライドの引きが軽減され反動もマイルドになると云う利点があるので、近年の380ACPクラスは敢えて搭載する傾向にあります。


同時代の380ACPクラスの代表格、ストレートブローバックのベレッタM1934(WAガスガン)はシンプルで優れたデザインですが、やはり実銃はリコイルがそれなりにキツいみたいですね。
WAのM1934は久しぶりに手にしましたが、相変わらず小気味いいキックで精度も上々。
そしてアモの比較。
いろんな意味で諸悪の根源と云われている8ミリ南部実包(左)と現在でも護身用アモとして十分通用する380ACP。
8ミリ南部が無駄に大きな印象です。


この時代の小型ピストルのマスターピース、ワルサーPP(マルシンモデルガン)
現代でも通用する実用性、そして高度な安全性を兼ね備えた当時としては奇跡のような存在だったと思います。


そして究極の小型ピストル、ワルサーPPK(MULEモデルガン)
洗練されたデザインのPPKに対して、九四式の凸凹したフォルムは何やら工場のような建造物を連想させます。
結局それはロッキング機構を搭載して、且つ軽量化を図った結果らしいんですが、ちょっと考えすぎてしまった感は拭えません。


HWSの九四式は、ビンテージ・レプリカ・モデルガン・シリーズと銘打たれ、立体的な精密模型教材を目指して開発されたそうです。
以前取り上げたHWSのモーゼルHScもこのシリーズです。
HScは大きさに疑問があったんですが、九四式に関してはリアルサイズの写真と重ねても寸分の違いもありません。


子供の頃、拳銃図鑑に載っていた九四式は頭でっかちでグリップも妙に短いヘンテコな拳銃にしか見えず、とても握りにくそうに思えました。
ところが実際にはしっくりと手に馴染むし、全体的にスリムな事もあり銃との一体感すら覚えます。
日本人の手にフィットするようにデザインされていると云うことでしょうが、これも実際に握ってみないと分からないことですね。


九四式を語る上で避けて通れないのが、むき出し(!)のトリガーバーの前端が押されることで激発してしまう可能性があると云うこと。
いわゆる暴発ですが、HWSの九四式ではこの機能(?)をしっかり体験することができます。
昔からホンマかいな?と思っていましたが指先部をポチッと押すとあっけない程スムーズにシアがリリースされ、ハンマーが落ちてしまいました。
流石に実銃はもっとリリースに力がいると思いますが…。


それに加えてマニュアルセフティも曲者です。
日本製の銃器にしては珍しくセフティが片手で操作出来るので(笑)、それは良いとして…。
構造的には、セフティレバーがトリガーバー後部の動きを抑えるだけのシンプルなメカです。
しかし品質が低下した個体だと、抑え切れずにトリガーバーが僅かに動いてしまいハーフトリップ状態になる可能性があるそうで…。
そうなるとセフティオフしたとたん「ドカン」といってしまうこともあったようです(滝汗)。
操作している本人も危ないですが、周りにいる人たちも相当危険ですね。


上記のような欠陥は10年ほどの生産期間中に改良されることは終ぞありませんでした。
九四式はよく「自殺用拳銃(ザ・スーサイド・スペシャル)」などと云われますが、意味が良く分かりませんでした。
しかしGun誌1981年10月号のタークさんの記事で「チャンバーに装填した状態で携帯するのは自殺行為」旨の記述があり、「そう云うことか…」と腑に落ちた次第です。


良いお年を~  

Posted by BOたぬき at 23:57Comments(0)モデルガンハートフォード

2022年12月10日

タナカモデルガン コルト コンバットパイソン 3インチ 後編

タナカのモデルガン、コルトコンバットパイソン 3インチの後編です。
前編はこちら


コクサイとのダブルアクションのトリガープルの比較ではタナカの方が圧倒的にスムーズです。
ですが、トリガーを引くにつれて重くなる実銃のダブルアクションの感触に近いのはコクサイの方と云えそう。


不意のハンマーダウンによる暴発を防止するポジティブロックのバー(ファイアリングピンの下)が途中でちょん切られてしまっているのが残念。
ポジティブロック機能時に折れてしまうのを懸念したのでしょうか。


HW製で中々ずっしりしていますが、流石にコクサイの金属パイソン2.5インチ(807g)には敵いません。
しかし、もしウエイト付きグリップを装着すれば100g差ぐらいまで肉薄できますね。


昔買っておいたパックマイヤーのグリップアダプター、確かパイソン(i フレーム)用だったはず。
確認しようにも元箱に貼ってあった適用の記載シールがいつの間にか剥がれ落ちちゃっていました。


ちゃんと着いたのでパイソン用だったみたいですが、あまり似合わないのですぐ外しました。
サービスサイズの木製グリップは、アニメ系リサイクルショップで見つけたタナカパイソン用として造られたアルタモント製のココボロです。


タナカのパイソンはガス(ペガサス)版も含めてそのままでは実銃グリップが付かないことがあります。
正確に云えばグリップ本体は付くのですが、グリップ内部のシルバーのウエイトにスクリューが当たってしまい通せないことがあります。
但しこのウエイトは右側から叩けば外れるので、多少軽くなるのを我慢するか、ウエイトにスクリューの通り道を加工すれば取り付けが可能です。


いつものアニメ系のリサイクルショップ(最近トイガン系の充実ぶりがハンパない…)で発見したコクサイパイソン用のラバグリ。
しかし何故かパックマイヤーのパッケージに入ってました。


初めて知ったんですが、これパックマイヤーがコクサイの為に製造した物だったんですね。
下部にThe Pachmayr"GRIPPER"の表記と共に「KOKUSAI MODELGUN CO. 1991 PYTHON FRAME ONLY 」とあります。


コンパクトでフィンガーチャンネルのないプレーンなフォルムが昔からイイと思ってましたが、コクサイがパックマイヤーに造らせていたとは…。
タナカのパイソンだと隙間が出来きるので完全にフィットさせるには加工が必要なようです。


コクサイ用を謳うだけあり、金パイには完璧フィット!


それでも取り敢えずタナカ製コンバットパイソンに付けてみると…、あーやっぱりカッコいい(笑)。
3インチのバレル長とグリップのボリューム感がベストバランスです。


これぞ、どストライクの管理人が昔からイメージするコンバットパイソンです。
その名にコンバットを謳うだけあり、タクティカルなイメージのラバグリが良く似合いますね。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(2)モデルガンタナカ

2022年12月01日

HWSモデルガン 九四式自動拳銃 前期型 前編

HWS(ハートフォード)のモデルガン、九四式自動拳銃 前期型 前編です。


ABS樹脂製のダミーカートモデルです。
グリップは金属製で重量を稼いでいます。


名古屋のミリタリーイベント中部エアソフトガンマーケットで入手。
名古屋はHWSの地元でもあり、その為か名古屋店(または東京店)直販だと同梱されていたらしい非売品のランヤードが付いていました。


それと初回ロット特典の復刻版「九四式拳銃保存取扱説明書」(全16ページ)も付属。
HWSの九四式の構造はほぼ実銃に準じているので、分解組み立てはこの取説通りに行えます。


何にも似ていない、そして誰にも真似されない孤高の存在、九四式は非常にオリジナリティに溢れている拳銃です。
そんな九四式のユニークと云っていい構造も含め、HWSはダミーカートモデルとしてリアルに再現。
全体的に肉薄かつ複雑な構造なので、ブローバック化するには強度が足りないんでしょうか。
Gun誌表紙の九四式はTOSHIさん所有の中期型。


HWSの九四式はデフォルト状態でパーティングラインは残っているし、表面もかなり荒々しく実銃の九四式を彷彿させるような仕上げです。
表面が整えにくいABS樹脂製と云うこともあり、敢えてデフォルトの荒々しさを生かして(手抜きではなく…汗)管理人のイメージするカサカサした仕上げにしました。


九四式はホールドオープン状態だとなにげにメカメカしくなるのが魅力。
旧軍の拳銃らしく独立したホールド機構はなく、マガジンフォロアーに引っかかるシンプルなタイプです。


エジェクションポートから覗くバレルとリコイルSPスリーブのシルバーはトーンを変えてアクセントにしました。


バレルは金属で完全閉鎖されており、重量バランスの向上(フロントヘビー化)に貢献。
エジェクションポートから覗くブリーチヘッドには、ファイアリングピンがモールドされています。


8ミリ南部実包(8 x 22)のダミーカートが6発付属していますが、ケースのネックに打たれたポンチカシメが再現され、弾頭自体もねじで外せる優れもの。
但し、ヘッドスタンプは省略されています。
このダミーカートによる装填/排莢はスムーズそのものです。


後編に続く。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンハートフォード

2022年11月18日

RIDEXとカタログたち Part 7

RIDEXとカタログたち Part 7 (第13巻~18巻)です。

前口上:
「漫画コミックのRIDEXで特集されたバイクのカタログを持ってるか?」と云う趣旨で、管理人手持ちのバイクカタログをネタが枯れつつある(笑)ブログに活用しよう!と云うお手軽企画です。
忘却の彼方から蘇りました!
Part 6 (第9巻~12巻)はこちら


-第13巻-
第13巻は、P83のヤマハYSR80のみがヒット。


スズキのギャグ50が開拓したマイクロレーサーレプリカクラス(管理人命名)に対するヤマハの回答です。


スズキがシャレで始めたようなクラスですが、のほほんとした(笑)ギャグに対してもう少し大柄で遠目にはYZR250の様な佇まい。
このクラスは最後発のホンダNSR50になるとイキリきった本格的な装備のマイクロレーサーになってしまいます。
当時の熱かった(バイク業界の)世相が伺えますね。


-第14巻-
第14巻は、P109のヤマハのRZV500Rのみがヒットしました。


車体を貫く赤いスピードブロックとV4の文字が鮮烈なRZV、当時のワークスレーサーYZR500のレプリカ的な存在でした。


と同時にYSR80の元ネタ的な存在でもあります…笑。


-第15巻-
第15巻は、P161のホンダスーパーカブカブカブカブ達がずらずら~っと。


と云っても劇中で活躍する最新型のC125のカタログは持っていないので、手持ちで一番古そうなカタログを。


高校生の時分、カブで新聞配達をやっていて凍った水たまりで転倒したり、アクセル全開のまま戻らなくなったり(汗)、配達の途中でガス欠になったりしたことを思い出しました。


-第16巻-
ヒットありませんでした…。


-第17巻-
第17巻は、P146のカワサキZXR250がヒット。
今や2気筒が主流のクォーターのロードスポーツですが、80年代後半は各メーカーが当たり前のように4気筒マシンをラインナップしていました。
カワサキのこのクラスへの参入は最も遅く、1988年のワークス活動再開に合わせるように1989年に満を持して登場。


バイク4メーカーのうちでも最後発の発売だけあり完成度は高かったようですが、レーサーレプリカブームは既に峠を越えて陰りを見せ始めた時期です。
カウルからタンクに向かって洗濯機の排水パイプのような2本の蛇腹パイプ(シリンダーヘッド冷却用)が走っているのが特徴です。


そして30数余年を経た今、4気筒のNinja ZX-25Rを引っ提げてスポーツクォータークラスに殴り込みをかける漢カワサキ。
今、最も熱いバイクメーカーと云えますね。
また、他社がそれに追随するのかも興味津々です。


-第18巻-
第18巻は、P66のスズキGSX-R750とP146のホンダVFR400Rが複数ヒット。


ギョロっとした二つ目玉の初代GSX-R750(85年~)は、丸みを帯びた二代目(88年~)に比べて粗削りなスタイルで迫力があります。


そんな初代GSX-R750をハセガワさんが放って置くはずもなく、最近1/12スケールのプラモが新規で発売されました。


1986年に本格レーサーレプリカとして登場したVFR400R。
翌1987年にフルモデルチェンジ(!)され、更に2年後劇中に登場するNC30にフルモデルチェンジされます。
驚くほど早いペースで改良を加え続けられますが、造れば売れる時代だったんでしょうね。


バックトルクリミッター付きのクラッチや片持ちスイングアーム(プロアーム)が特徴のNC30ですが、究極の中免バイクと云えそう…。


最近ヒット率が思わしくありません。
ネタバイクが人気の旧車に偏っていたり、新型バイクとタイアップした作品が増えているためだと思いますが…。  

Posted by BOたぬき at 23:59Comments(0)バイクネタ

2022年11月10日

ウマレックスガスガン HK UMP45 後編

ウマレックスのガスガン、HK UMP45の後編です。
前編はこちら


今回比較の為にマルゼンクルツを引っ張り出してきましたが、古い製品にも関わらずUMPと比べてもさほど劣っていない撃ち味と質感の高さを再認識しました。
オール樹脂製のモナカ構造にも拘わらず、意外な程剛性感が高くて安っぽさを感じさせないし、UMPに比べてギュっと凝縮した感じも頼もしさを覚えます。


5mから10発、セミオートで撃ち比べ。
(云うまでもありませんが参考程度に…)
UMPはキックが段違いに激しいにも関わらず、さらに集弾性も高いです。
メイプルリーフバレルのおかげでしょうか。


フルオート(指切りあり)で25発。
こちらはほぼ互角ですが、回転数の高さはクルツがUMPを圧倒しています。
その為か的のスチロールを引き裂いてしまっていますね。
但しUMPには2連バーストと云う隠し技があります。


名機MP5の後継機と云う位置付けのUMPなので、コッキングハンドルも含めて操作系はMP5を踏襲しています。
なのでHKスラップ(フックさせたハンドルを手のひらで叩いてリリースさせる)もMP5同様に可能です。
管理人的にHKスラップできるのがUMPを購入した動機の一つですが、ハンドル自体は樹脂製なので調子に乗って叩いているとそのうち折れてしまうかも…(汗)。


UMPはMP5と違いボルトストップも付いてるし、特にディレート機構もないシンプルなブローバックなのでハンドルをフックさせる必要性は薄い気がします。
ましてやHKスラップは不要と思いますが、旧来のMP5ユーザーにとってはドアエントリー前に「ロッケンローッ!」と気合を入れる為に欠かせないアイテムなのかも…。


UMPは元々アメリカ特殊作戦軍(US SOCOM)のニーズに合わせるために45ACPの使用を前提としただけあり、MP5に比べてかなり大柄です。
それどころか全長はSCAR-L CQC(WEガスガン)などのショーティ系ライフルとさほど変わりません。
多分ボディアーマー等を装着すると、平均的な日本人にはフォアグリップが遠いと感じてしまうと思います。


UMPは大柄な割にはスカスカに軽いので、みっちり中身が詰まって頑丈そうな実銃MP5のユーザーは頼りなさを覚えそうです。
アッパーとロアーの結合部などシンプルなフック形状ですが、強度的に問題ないにしても一抹の不安を覚えますね。


先日リサイクルショップで入手したノーベルアームズのマグニファイア(3倍率ブースター)を装着。
ドットサイト(ノーベルのT1)と同じメーカーなのでデザイン的に親和性が高いです。


シューティングバーの10メートルレンジ用にでもと思って買ったんですが…。
自宅のようなショートレンジで使用する時はワンタッチでスイングアウトできますが、どのみちお座敷さんには宝の持ち腐れなのは間違いありません。


フロントの3面レールを外すと、ノーマルレングスのMP5のようにプレーンなフォアグリップ形状になります。
但しテクスチャーの類は入っていないので、滑り止めシートを貼ると使いやすいかもしれません。


ボーディさんのところからダミーカートシールを仕入れて貼ってみました。
マガジンの残弾確認用の窓から覗くカートリッジを再現できるシールです。


マガジンを分解して脱脂、位置決め(これが重要)してガスタンクに貼ります。


おおっ、中々イイ感じです。
真鍮のメタリック感が良く出ているし、うすらデカくて味気ない羊かんみたいだったマガジンに良いアクセントになりました。
更にマガジンを一度分解して組付けた為か、微妙にあったガス漏れがなくなり、更にボルトストップも良く掛かるようになった気がします。


UMP同様45ACP前提で設計されたハンドガン、HK USP45(KSCガスガン)と。
両銃とも、独自性は高いものの癖があった旧世代のHK製品から打って変わってオーソドックスな路線に変更し、そして(そこそこの)成功を収めました。



  

2022年11月01日

虫干しホルスターズ Part 10

コロナ禍も落ち着きを見せ始め、イベントに行く回数は増えつつあるのでそれにつれホルスターもまた増え始めました。
そんな当たり前の事が喜ばしいと感じる今日この頃…。
Part 9はこちら


まあ、イベントへ行かなくてもリサイクルショップの巡回は欠かしていなかった訳ですが…。
今年のお正月セール(全品10パー引き)で買ったサファリランドの#771シングルマグポーチです。


適用はSTIやパラオードなどの45ACPのハイキャップマガジンで、角度は90°まで任意に調整可。


二本のスクリューでリテンション調整も可能。
また内部にローラーが仕込まれているのでドローもスムーズです。
競技をしているカスタマーによるUSアマゾンでの評価も上々ですね。


これも最近リサイクルショップで仕入れたマグポーチ、CAAタクティカルのブレイクアウェイ・マガジンキャリア。
値段は忘れましたが格安だったはず。


角度は微調整でき、取り付けもベルトループ/パドルの両方に対応。
グロック専用らしいんですが、タナカモデルガンとKSCガスガンのマガジンは前後がきつくて入りませんでした。
スタークアームズとマルイはOKなので、マガジンがリアルサイズかどうかのゲージとしても使えます(笑)。


特定の銃専用なのでサイズの調整機能は一切なく、シンプルな形状です。
ウリの一つがマガジンを前方に押し出せばリリースできるフロントブレイク構造。
しかしガスガンのマガジンだと前面にあるBB弾の装填溝にストッパーが引っかかってしまい、スムーズにフロントブレイクできませんでした。


今年1月のBHにてBWCブースにあった1000円均一ボックスから発掘した、グールド&グッドリッチ製のPPK用アンクルホルスター。


管理人がリアルサイズと認識しているマルシンのPPK/Sを突っ込んだところかなりキツキツで、ストラップのホックを止められませんでした。
もうちょっと力づくで押し込めば何とかなったかもしれませんが、塗装に傷が付きそうだったので断念。


アンクルホルスターと云うこともあり、かなりタイトに作ってあるようです。
但し、内部は柔らかで傷付きにくそうなウレタンで覆われているので、実銃のブルーイングが剝げることは無いと思いますが。


引き続き同じボックスから発掘したコブラ・ガンスキン製のアンクルホルスター。
色々と抜き差ししてみたところ、ブローニングM1910がピッタリでした。


なのでM1910のサブコンパクト的存在のコルト25オートもOK。
もしかして…、と思ったグロック42は流石に厚みがありダメでした。


全体的にスエードのようなソフトな革質で足に優しいホルスターです。
また、足に当たる部分が空気クッションのようになっており、快適な装着感が得られそう。


やはり今年の一月に開催されたVショーで見つけた、サファリランドの#257ポケットホルスター。
ハイスタンダード・デリンジャー用で、22ショートのダミーカートが二発付いていました。


このままポケットに入れて、中で銃を安定させて携帯するデザインのようです。
しかし、単純にアクセサリーとしての魅力がたっぷりですね。
裏面はプレーンな平板となっています。


あるブログでこの#257を拝見した時は、まさかこれが後日自分のモノになるとは思いもしませんでした。
これも何かのご縁と思い、大切にさせていただきます。


そして今年4月の爆裂祭で購入したサファリランドの#77ダブルマグポーチ。


裏面に適用としてS&W M59とベレッタ92の刻印がありますが、リテンション調整が可能なのでぶっちゃけワンダーナイン系はほぼOKと思います。


装着方向は縦/横選べますが、相当ゴツイ造りなのでデューティ用途に向いてそうです。


最後は何時ぞやの爆裂祭にて3Kで入手したデサンテスの#111、インサイドウエストバンドホルスター。


念願のグロック42用のコンシールドホルスター。
クリップは高さを2段階に調整でき、360°回転させられます。


装着位置はやはりワン・オクロック(アペンディックス)ポジションで決まり!
とはいえグロックの場合チャンバーは空(コンディション3)にしておかないとチ〇コ撃っちゃいそうで怖いですけど…。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)トイガンパーツホルスター

2022年10月19日

タナカモデルガン コルト コンバットパイソン 3インチ 前編

タナカのモデルガン、コルトコンバットパイソン 3インチの前編です。


パイソン3インチ、いわゆるコンバットパイソンのトイガンについては90年代からそれとなく気に掛けていましたが、中々縁がありませんでした。


選択肢としてはコクサイかタナカになるのですが、6/12に浅草で開催されたミニミリで中古のタナカのHWモデルガンを入手。
そのお店では当初流通価格ぐらいが掲示されていて、手に取りながらもう少し安かったらなぁ…、とその場は辞去しました。
しかし、会場を一周して戻ってきたところ全商品3Kオフとなっていたので瞬殺。


立川の無料イベントとして始まったミニミリも入場料500円を取る立派なイベントに成長したのですが、装備系がメインと云うこともありいつも獲れ高が今一つなのが難点でした。
今回は行った甲斐があったと云えそう…。


お店の人が自分でブルーイングしたらしい個体でした。
ブルーの乗りが今一つだったので軽く再仕上げの後、結局塗装しました。
(再ブルーイングする根性は無いので…)


ブルーイングにあたり下地仕上げを入念に行なっていたようなので再仕上げは楽でした。
前オーナーによる仕上げが入念過ぎたのか角が丸まってバフ垂れ気味になっていますが、これもこの時代のパイソンらしい味わいかと…。


同梱されているカートリッジ(中央)は、38スペシャルのダミーカート(右)とほぼ同寸です。
なので、357マグナムのダミカ(左)は数ミリ飛び出してしまいますが、38スペシャルならばシリンダーにしっかり収まります。


一通り主要バレル長のパイソンが揃ったので(8インチのパイソンハンターは置いといて…笑)、はい、チーズ。
左から6インチ(コクサイモデルガン)4インチ(タナカペガサス)、今回の3インチ、2.5インチ(コクサイモデルガン)
実はコクサイの24金の金属ハンターは10年ぐらい前に近所の衣料系リサイクルショップに16Kぐらいでポツンと置いてあったんです。
その時何故かスルーしてしまい(あ~っ、バカバカっ)それが未だに忘れられず夜な夜な枕を濡らしています…。


パイソンと云う銃は、バレル長ごとに確固としたキャラクターを持っていると思います。
それだけクーリングホール付きのフルラグバレルの存在感が大きいと云うことでしょう。


タナカパイソンは形状的に決定版と云えるコクサイの金属パイソン(上)と比べても遜色ありません。
しかし、たった0.5インチ(約12.7ミリ)長いだけなのにコンバットパイソンは2.5インチに比べてとても伸びやかに見えます。


後編に続きます。  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)モデルガンタナカ

2022年10月09日

せかいのパトカー。後編

せかいのパトカー。後編です。
前編はこちら。


オーストリア警察のポルシェ911カレラ。
買ったのは10年以上前ですが、実はこの記事を書くまでずっとドイツ警察のPCだと思い込んでいました。


台座をよーく見るとBundes polizei österreich(オーストリア警察)の表記がありますね。
ドイツ警察でも同車をPCとして使用していますが、グリーンを基調にしたドイツ警察よりこちらの方が格段にスタイリッシュです。
ミニチャンプス製で、パンダ同様スキのない出来栄え…。


タイプ997の前期型(フェイズⅠ)です。
リアクォータウインドの"133"は警察への緊急通報先で、他にも警察、消防署、救急車共通の通報先として"112"があるそうです。


ニッポン警察のスポーツセダンベースのPC2台。


警察車両に特化したユニークな商品展開をするミニカーメーカー、RAI`S(レイズ)。
そのレイズ製の埼玉県警高速隊所属の日産スカイライン370GT TypeS(KV36)です。
VQ37VHRエンジン(330ps!)と7ATの組み合わせで、日常のパトロールもさぞや精が出たことでしょう…。


定評のあるレイズ製だけあり、PCマニアも納得の造り込み。
でもV36セダンは今見てもイイ!
当時これの2.5リッターが本気で欲しかったのを思い出しました…。


この角度からの如何にもFRらしいプロポーションは色気さえ感じますね。
三郷の高速隊に棲んでいたらしいので、ルーフ上のエアロ・ブーメランIIを煌めかせながら常磐道のマスターとして君臨していたのではないでしょうか。


同じくレイズ製、警視庁高速隊(高速Ⅱ型)のスバル・レガシィB4 2.0GT(BL5)です。
国費で賄っているからか、ディーラーOPの大型リヤスポ(約6万円)付きなのが泣かせます。
業務でふわわkm/hぐらいは出すんでしょうから、以外と有用だったかもしれません。


寒冷地仕様(電装系の容量が大きい)であれば付いているはずのリアワイパーが装備されていませんが、オプションコードがPC専用なのかもしれませんね。
リアワイパーレスに加え、大型スポイラーも確実に後方の視認性を妨げますが、そもそも高速取り締まり用のPCは業務上そんなに後ろが見えなくてもイイのかも。
"獲物"は当然前にいる訳ですから…。


ルーフアンテナに加え、トランクリッド上のTLアンテナも再現。
ルームミラーも2段式を抜かりなく再現しています。
警視庁PC特有の太ボールド体のPOLICE文字とドアミラー下のエンブレムがカッコいいです。


サイドウインドの形状などから、ベースとなったミニカーは京商のBL5前期型(アプライドA~C)だと思われます。
左は京商の前期型BL5 2.0GT。


埼玉県警の「高速10」号車は後期型(アプライドD以降)なので、ミニカーの方もドアミラーやバンパー、ランプ類など妥協なく後期型を再現しています。
わざわざ金型を改修したのでしょうけど、流石レイズですね。
で、管理人はBL5には大型リヤスポや後期型の小振りなテールランプは似合わないと思っていたのですが、PCにするとあら不思議、両方とも似合ってますね。


ぼちぼち後編の記事をアップしようかというタイミングで名古屋のボッコフで発見して連れ帰ってしまったアメリカンPC。
グリーンライトなるメーカー製の、1975年のニューヨーク市警(NYPD)仕様のプリマス フューリーで2.5K+税でした。
白黒ツートンのロサンゼルス市警(LAPD)仕様もあったんですが、華やかなNYPDブルーのこちらをチョイス。
パッケージの背景がニューヨークの街並みになっており、いい雰囲気です。


ニューヨーク市(NYC)の公式ライセンス商品を表すホログラムシールがイカしています。
市公認のPCミニカーと云うことですね。


70年代後半~80年代のニューヨークを舞台としたアクションドラマや映画には欠かせないPCです。
ドラマだと刑事コジャックや刑事バレッタ、映画だと最近プライムで見たスライのアニキ主演のナイトホークス(1981年)で活躍していました。


パトライトがバーライト以前のクラシカルな独立したタイプなのが味わい深いです。


文句のないプロポーションとツボを得た細部の再現が素晴らしく、70年代のアメリカンセダン特有の迫力と大味さを良く表現しています。
リアバンバーにビルドインされたテールランプはブタケツローレル(C130系)を彷彿とさせますね。


70年代のアメ車と云えど、フューリーはインターミディエイト(中型)に分類されるのでレガシィのPCと比べても極端にデカくはありません。
それでも6リッターのV8エンジンを収めるボンネットは卓球が出来そうなくらいに広大です。


ミニカーのPCコレクションは沼にハマるととんでもないことになるのは目に見えてますので(笑)、程々にマイペースで行きたいと思います…。
神奈川県警仕様の白カブ(確かアオシマ1/24の食玩)と。


  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(0)カーモデル43スケール

2022年10月01日

本日の獲物(第100回ビクトリーショー2022/9/25)

2022年9月25日に開催された第100回(キリ番!)ビクトリーショーに行ってきました。
会場はいつもの浜松町会場(東京都立産業貿易センター浜松町館)の4階・5階です。
開場は10:30ですが、ジャスト12:00に会場に到着した時点で入場待ちは数十人しかおらずスムーズに入場できました。


浜松町駅から産業貿易センターに直に行ける通路はまだあまり知られていないのか人通りがほとんどないし、日差しや雨も遮ってくれるので超快適です。


入場後、まず5階会場のテーブル下からサーチしていくとMGCの古いモデルガン専用カタログ(1987年度版)を発掘。


80年代後半は管理人的にトイガンの空白期間なので、その頃のMGCモデルガン用アクセサリー情報などが分かる興味深い資料です。
まだモデルガンもそこそこの勢いを保っていた時期なのでカタログの内容も充実していますね。


SAAのモデルガンを各種安めに揃えていたブースでランパントSAAが19Kで置いてあるのが目に留まりました。
「おっ」と思った次の瞬間、何故かその隣にあったハドソンのバントラインスペシャル(11K)の方に喰い付いてしまう管理人(爆)。
買ったのは良いですが、長いにも程がありすぎて箱がカバンから飛び出してしまったのは云うまでもありません。


4階に降りてミリタリー関連の本を扱っているブースで、学研の歴史群像シリーズが安値でいっぱい並んでいました。
日独の迎撃戦に興味があるので、その中からのドイツ本土防空戦を0.5Kで。
学研のこのシリーズは読み応えがあるのでこの値段なら買いです。
部下の為なら無能な上司との対立も辞さない中間管理職の鑑、アドルフ・ガランドの飄々とした表情が良いですね。


イベントの規模が大きいだけに、遅めに行ってもしっかり珍品が残っている懐の深いVショー。
今回もしっかり珍品が残っており、ミリタリーイベントとして100回(41年間!)も続いているのはダテではないと思わされます。
そして帰りはアキバの大雄へ寄ってブログネタをいくつか仕入れて帰路につきました。
  

Posted by BOたぬき at 00:00Comments(2)日常買ってみた

2022年09月19日

ACG(マルシン)モデルガン ベビーナンブ ガスデン仕様

ACGのモデルガン、ベビーナンブこと南部式小型自動拳銃の東京瓦斯電気工業(以下、ガスデン)仕様です。


ACGとはアメリカンコレクターズグループの略で、マルシンのちょっと高級なモデルガンのブランドって位置付けですかね。
本拠地は、マルシン製品の卸売と店舗販売を行っていた御徒町のレプリカ内にあったようです。
ACG消滅後のベビーナンブはマルシンブランドとなり、現在に至るまでスポット的に再販されています。


ACG版にはB3サイズの二つ折りポスターが同梱されています。


元々発火タイプを持っていたのですが、やっぱりダミーカートタイプが欲しくて10年ほど前に中古ショップで購入。
そのあと発火タイプをオクで売り飛ばしたんですが、当時発火タイプはレアだったらしく買った値段の3倍ぐらいで売れたのはラッキーでした。


高級感あふれる桐箱に収めるに相応しい造りです。
手のひらサイズのコンパクトな筐体に、精緻なメカが凝縮されています。


隅々までスキのない仕上げと、リアルにロッキングするシステムも再現し手動による装填・排莢もスムーズです。
「中に宝石がつまっている!」(Gun誌1977年12月号より)と云うバズさんの表現には激しく同意するしかありません。


端正なのに、上から見ると左右非対称なのがまたエキセントリックでシビれます。


ガスデン製を表すTGEの刻印。
戦前の総合重工業的な企業で、現在はガスデンの名は無くなったものの、そのDNAは複数の大手重工業に受け継がれているそうです。


久しぶりにベビーナンブを引っ張り出したのは、アキバの大雄で木製グリップが少し安くなっていたのを見つけたため。
管理人的にデフォルトの樹脂グリップでも特に不満はなかったんですが、この値段だったら買いですね。
二組あったのですが、色の濃い方を選びました。


店員さんによるとメーカーは不明だと云うことでしたが、確かMULEとマルゴーしか製品化していなかった筈。
ネット上の画像から判断するとマルゴー製のようです。


ベビーナンブ本体に負けないほどの精緻な造りで、フィッティングも完璧です。
手に喰い込む鋭いチェッカリングが心地良く、やっぱり木グリはイイっ。
(右列は純正の樹脂グリップ)


パパナンブ(CAWモデルガン 南部式大型乙)のサブコンパクト版とも云えるベビーナンブ。
単純なカットダウンではなく、そのまま手間暇かけてスケールダウンしてしまうのは日本人の生真面目さ故でしょうか。

  

2022年09月10日

ウマレックスガスガン HK UMP45 前編

ウマレックスのガスガン、HK UMP45の前編です。


リサイクルショップのネット店舗で購入。
以前横浜のシューティングバーで借りて好印象だったのでチャンスがあれば…、と思っていました。
0.98ジュール以下に抑えられた日本仕様で、ブルッガー&トーメタイプのサプレッサーが付属。


取り敢えずドットサイト(ノーベルアームズ コンバットT1)とバーチカルフォアグリップ(マグプルRVG)は手持ちの物を装着。


前オーナーにより各部がモデファイされており、グリップはノーマルのテクスチャーの上から追加のステップリングが刻んでありました。
非常に丁重な作業なので、どこかのショップによる施工でしょうか。


インナーバレルはメイプルリーフ製のロングバレルが付いていて、アウターバレルより突き出していました。
使用する時は付属のサプレッサーを装着するのが前提だったようです(笑)。


それでは困るのでアウターバレルに収まるように35mm程カット。
こう云う時の為に買っておいたパイプカッターが行方不明になってしまい、断腸の思いで万能のこぎりを使いました。


撃ってみると、弾けるような回転の速さと激しいキックに驚愕。
と云うのも、シューティングバーで撃った時はここまで強烈ではなかった記憶があるので…。


どうもボルトが純正オプションの軽量タイプ(アルミ製?)に換装されているためのようです。
質量がデフォルトの亜鉛製ボルト(約350g)の半分以下しかありません。


超絶キックに加えて良く当たるのにも感動。
そこで(笑っちゃうほど)良く当たることで定評のあるマルゼンのMP5クルツ(上)と比べてみました。


後編に続きます。